00:00
- こんにちは。
- こんにちは。
- えーと、今日はですね、資料を送ってくださった方、
本当にありがとうございます。
今回は、新作特撮の
覚醒ハンター オメガホーン
これの第1話を深く掘り下げていきたいなと。
- はい、そうですね。
今回の作品、まあ従来のヒーローが敵を倒すっていう
いつものお約束から結構外れてるんですよね。
- あ、確かに。
なんか敵を倒すんじゃなくて
獲獣を集めるって方針でしたよね。
- えー、その覚醒した怪獣、
獲獣を集めるという斬新なアプローチ、
そしてその裏にあるかなり計算された
ビジネス戦略とかメディアミックス、
この辺りを紐解いていきます。
- 私これ資料を読んですぐ思ったんですけど、
これって要するに巨大版ポケモンじゃないですか?
- えー、まさにそんな感じですよね。
- ですよね。
いろんな獲獣からお気に入りを見つけるワクワク感というか、
でも特撮でこれやると毎回着ぐるみを作るのが
大変すぎて破産しちゃわないのかなって。
- そこなんですよ。
だからこそ今回は着ぐるみから
完全なフルCGへとシフトしたわけです。
- あー、なるほど。
CGなら着ぐるみを作らなくていいですもんね。
- えー、物理的な制約がないので
一度に大量の新怪獣を画面に出せるようになったんです。
制作人も表現の幅が広がりますし、
子供たちも次々出てくる獲獣に夢中になるという。
- いやでも親の立場からすると、
次から次へとおもちゃねだられて
ちょっと財布が悲鳴を上げそうというか
真顔になっちゃいますよ。
- そうですね。
親御さんにとっては少し痛い出費かもしれません。
- しぱも特撮って普通半年とかで終わっちゃうじゃないですか。
たった半年で終わるものに
親は投資続けるのかなっていう不安がありませんか?
- おっしゃる通りです。
そこが今回の最大のビジネス的課題でして。
- はいはい。
- ポケモンには30年続いているっていう
長く遊べる安心感があるじゃないですか。
- えー、まあそれはそうですよね。
- なのでこの半年という短いスパンで
どうやって親の信頼を勝ち取って
継続的なIPとして育てていくかが問われているんです。
- その短い期間でどう展開するかみたいな効率化って
おもちゃだけじゃなくて物語にも出てますよね。
- と言いますと?
- 主人公のシャウトが
いきなり最強の相棒の円画を手に入れるっていう
昔なら何話も修行するところを
まるで私がチャットGPTに相談して
一瞬で原稿終わらせるみたいな。
- あーなるほど。
確かに現代的なタイパ重視の構造ですね。
天体速度がすごく今風です。
- ですよね。
- さらに言うと背景にあるオメガ時代とか
敵のエゴルギアの誕生秘話とか
そういう重い設定って
テレビ本編で全然説明されてないんです。
- そう、それ全部YouTubeのショートアリマで
先行配信してましたよね。
- えー、複雑な設定をYouTubeに逃すことで
テレビの30分を純粋なバトルの時間
極端に言えば局上のガングプロモーションに
特化させているんです。
- なるほど。
だからあんなにテンポが良かったんですね。
- そういうことです。
特撮の文法を根本から変えるパラダイムシフト
と言ってもいいかもしれないです。
- でも映像の予算の偏りにはちょっと笑っちゃいました。
圧倒的なCGの未来都市が出たと思ったら
03:00
すぐ横に日本の普通の民家とか
のぼり旗が映ってて。
- 拡充のCGに予算を全振りした影響でしょうね。
- 絶対近所でロケ済ましてますよね、あれ。
- まあ、そういう予算の偏りも特撮の愛嬌なんですが
一方で予算を節約しつつ
ドラマを深くする賢い仕掛けもあるんです。
- え、どんな仕掛けですか?
- 相棒の遠隔が人間に変身できるという設定です。
- ああ、なるほど。
それならCGを使わなくて済みますね。
- ええ、それも大きいですし
人間サイズの俳優が演じることで
細かい感情の表現ができるんですよ。
表情の乏しい着ぐるみや高価なCGに頼らずに。
- 確かに、人間の方が見てる側も感情移入しやすいです。
- 結果的に安上がりで良いドラマが作れるんです。
それに、主人公が自分で戦わずに
遠隔に指示を出すスタイル。
これって、鉄人28号とかジャイアントロボに熱狂した
昭和世代の親たちの心をくすぐるんですよ。
- ああ、親次第のノスタルジーも狙ってるんですね。
現代っ子のタイパ十四と昭和の掛け合わせ、見事ですね。
- ええ。
- ただ私ちょっと不安なのが、
過去の特撮ヒーローのギャバンたちが
この世界に入ってきそうな空気があるじゃないですか。
- ええ、ありましたね。
- せっかくのオリジナル世界観が崩れちゃわないかなって。
でも最後に宇宙刑事のロボットの
コスモギャバリオンが出た瞬間、
もう巨大拡充体、巨大ロボへの期待で
全部どうでもよくなっちゃいました。
- 第1話にして、それだけ多角的に
視聴者を引き込んでいる証拠ですよ。
- 本当ですね。
- では最後に資料を送ってくださった方へ
思考の種を一つお渡ししましょうか。
- はい、お願いします。
- 本作はYouTubeを使った現代のスピード感と
昭和の操縦型ロボットという
過去の文脈を見事に融合させています。
果たしてこれが半年でリセットされるという
特撮の壁を越えて、数十年続く新しい
エコシステムを生み出せるのか、
今後の展開を見る上で、
ぜひこの視点を持ってみてください。
- なるほど。
オリジナルの世界観と過去の仕組みがどう絡むのか、
どんな作品に育つのか本当に楽しみですね。
次回の配信もお楽しみに。
さようなら。