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こんばんは、今夜もまた、おやすみ歴史ラジオの時間がやってきました。
ベッドに入って、一番リラックスできる姿勢で聞いてね。
本能寺の変、いよいよ第3話のお時間です。
前回は、今日の本能寺と二条五書が炎に包まれ、
織田信長と着難の信忠が倒れるという、歴史を揺るがす大事件の下中をお話ししましたね。
信長という絶大な存在を失った日本中に、すさまじい衝撃と動揺が走りました。
クーデターを成功させた明智光秀は、すぐさま京の街を治め、
朝廷への工作や周囲の大名たちへの協力を呼びかけ始めます。
自らの理想とする穏やかで秩序ある新たな天下を築くため、
光秀は不眠不休で手を打ち続けました。
しかし光秀の思惑は少しずつ、しかし確実に狂い始めていきます。
かつて深く結ばれていたはずの名優、細川富士高や辻井潤慶といった大名たちが、
光秀からの呼びかけに対して固く口を閉ざし、政官の構えを取ったのです。
信長を倒したものの、周囲からの孤立という厳しい現実が光秀の肩に重くのしかかりました。
さらに光秀にとって計算外だったのは、
遠く離れた西国の地で毛利家と戦っていた橋場秀吉の脅威的な動きでした。
信長の不法を受け取った秀吉は即座に毛利家と講和を結ぶと、
全軍をひるがえして京へと向かって猛烈な勢いで取って返してきたのです。
後に中国王会使と呼ばれるこの歴史的な大移動により、
光秀が自体を収拾させる間もなく、秀吉の大軍勢が京の目前へと迫りつつありました。
己の信念をかけた光秀の天下は、わずか数日のうちに大きな試練の時を迎えていたのです。
橋場秀吉率いる大軍勢が怒涛の勢いで駆け戻ってきたという知らせは、
京の明智光秀のもとへ稲妻のように駆け抜けました。
光秀はすぐさま兵を整え、秀吉軍を迎え撃つべくけいの南方に位置する山崎の地へと進軍します。
天正十年六月十三日、本能寺のへんからわずか十一日後、天皇山のふもと山崎の地で明智軍と橋場軍が撃突しました。
三日天下の命運をかけた山崎の戦いの火蓋が節々って落とされたのです。
雨が降りしきるぬかるんだ戦場で、光秀軍は決死の覚悟をもって挑みました。
明智の兵たちは優れた戦術と意地を見せ、一時は秀吉軍の戦法を押し返すほどの奮闘を見せます。
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しかし、主君信長の敵を討たんと熾烈な気迫で押し寄せる秀吉軍の圧倒的な兵力と勢いの前には、次第に押し込まれていきました。
激しい攻防の末、ついに明智軍の陣形は崩れ、敗色が濃厚となっていきます。
勝敗が決したことを悟った三日天は、わずかな側近とともに、自らの居場である坂本城を目指して戦場を脱出しました。
しかし、暗闇が包む落ち延びの道中、山品のオグリスの竹林において、潜んでいた地元の落ち武者狩りの手に倒れることとなったのです。
理想のよう思い描き、常識を打ち破る信長に挑んだ明智光秀の志は、ここに費えることとなりました。
明智光秀の夢が散り、京に再び訪れた静けさは、一つの時代の完全な終わりと、新たな激動の始まりを告げていました。
本能寺の炎によって打ち砕かれた織田信長の天下不武の夢、
そして、古き秩序と平穏を守らんとして散っていった明智光秀の覚悟、
二人の才能あふれる武将が衝突したこの大事件は、多くの命を飲み込みながらも、歴史の針を力強く先へと押し進めました。
信長が命を懸けて切り開いた天下統一という巨大な道筋は、
仇を討った橋場秀吉へと受け継がれ、やがて豊臣による天下統一、そして徳川家康による太平の世へと広がっていくことになります。
激しい炎の中に消えた信念も、暗闇の中に継いえた詩も、すべては現代へとつながる壮大な歴史の礎となりました。
自らの生き様を貫き通した男たちの熱い思いは、今もなお私たちの胸を打ち、深い感銘を与え続けています。
今夜のお話はこれでおしまいです。
今日の夜風に漂う静寂と、歴史を駆け抜けた勇士たちの夢に思いを馳せながら、どうか今夜は心も体もゆっくりとお休みさせてあげてくださいね。
次は一体どのような激動の瞬間があなたを待っているのでしょうか。
それではおやすみなさい。