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今晩は、今夜もまた、おやすみ歴史ラジオの時間がやってきました。 ベッドにはいって、一番リラックスできる姿勢で聞いてね。
静ヶ岳の戦い、第2話のお時間です。 前回は、キヨス会議を経て小田家の実験をめぐる対立が深まる中、
柴田克家と橋場秀吉が大見の静ヶ岳周辺で対峙し、 克家の老いである佐久間盛政が大岩山砦への奇襲を成功させたところまでお話ししましたね。
大垣の陣中で大岩山砦の落城を知った秀吉は、 後期とみて命じた下針を逆手に取り、即座に行動を起こしました。
大垣から千ヶ岳までの距離は、およそ富里約50km。 普通に歩けば1日はかかる道のりを、秀吉は夜道を照らす松明を兵たちに持たせ、
給食用の握り飯を道々に用意させて怒涛の強行軍を開始したのです。
身の大返しと呼ばれるこの大移動は、 わずか5時間余りという驚異的な速さで駆け抜けられました。
翌21日の未明、まだ薄暗い千ヶ岳の戦場に、 突如として無数の松明の明かりが広がります。
絶対に戻ってくるはずがないと考えていた佐久間守政の陣営に、 秀吉の大軍が押し寄せてきたという知らせが届き、
明智軍以上の動揺が勝家陣営を襲いました。
退路をたたれかけた森政は慌てて撤退を開始しますが、 秀吉軍の怒涛の猛攻の前に部隊は崩壊へと追い込まれていきます。
この絶対絶命の危機において、 秀吉の側近として若き武将たちが怒涛の活躍を見せ始めました。
後に千ヶ岳の七本槍と称えられる、 福島政典や加藤清政といった勢いのある若者たちです。
彼らは前線を駆け抜け、花々しい武功を競い合いながら、 勝家軍の勢いを完全にひしいていきました。
戦況は瞬く間に逆転し、勝家側の防衛戦は次々と崩れていくこととなったのです。
福島政典や加藤清政ら、千ヶ岳の七本槍と呼ばれる若き将たちの波蓄の勢いにより、
佐久間守政の部隊はついに壊滅的な打撃を受け、 戦場は混迷を極めていきました。
戦況の急変を受け、前線で踏みとどまっていた柴田勝家の本体にも動揺が広がります。
勝家は陣立てを立て直し、総力を上げて秀吉の大軍を押し返そうと試みました。
しかし、この決定的な局面において勝家陣営を揺るがす最大の敗進が起こります。
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勝家軍の有力な一翼を担っていた青美の豪族や、越前の前田利家らの部隊が、
戦況の悪化を見て次々と戦線から離脱を始めたのです。
特に、長年共に戦い、固い絆で結ばれていたはずの盟友、前田利家の撤退は、勝家軍の士気を根本から打ち砕きました。
都市家としても、時代の潮流が秀吉へと傾いていることを察し、一族の存続を懸けた苦渋の決断だったと言われています。
戦列にぽっかりと開いた巨大な穴から秀吉軍が怒涛のごとく流れ込み、勝家軍の陣形は跡形もなくがかいしていきました。
もはやこれまでか、味方の崩壊と敗進を目の当たりにした勝家は、深く静かに天を仰ぎました。
凄まじい武勇で、鬼柴田と恐れられた老将は、無念の思いを押し殺しながら、残された僅かな側近と共に、越前北の省城への退却を決意したのです。
静が田家の山々に響き渡っていた戦列の怒涛は、次第に遠ざかり、後には敗残の静けさだけが残されていました。
前田利家らの撤退によって陣形が完全にがかいした勝家軍は、怒涛のごとく押し寄せる橋場秀吉の大軍を防ぐ術を失ってしまったのです。
勝家は落ち延びる道中、退却戦の最前線で命を壊して敵を食い止め続けた中心、免除勝家らの犠牲によって、かろうじて本拠地である越前の北の省城へとたどり着きました。
しかし、その城を建て直すだけの兵も時間も、もはや勝家には残されていませんでした。
追撃の手を緩めない秀吉の大軍勢は、すぐさま越前へと流れ込み、北の省城を重々しく包囲します。
織田家最高峰の武勇を誇り、時代の頂点に立とうとした老将の夢は、静が田家の山々で完全に費え去ったのです。
敗北を悟った勝家は、無駄な流血を避けるため、城内に残った者たちへ退場を促しました。
そして信長の妹であり、自らの妻となった老子の方と共に、武士としての誇りに満ちた最後の時を迎えようと静かに覚悟を決めたのです。
勝敗を分けたのは、秀吉の驚異的な決断力と機動力、そして時代の潮流を読み切る巧みな人心掌握術でした。
天下の平定へと向かう挙動が、今まさに決定的な瞬間を迎えようとしています。
今夜のお話はこれでおしまいです。
激戦が繰り広げられた近江の山々と、己の誇りを懸けて戦い抜いた武士たちの息吹に思いを馳せながら、
どうか今夜は心も体もゆっくりとお休みさせてあげてくださいね。
次は一体どのような激動の瞬間があなたを待っているのでしょうか。
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それではおやすみなさい。