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夏の星座🌟聴くプラネタリウム🌎
2026-08-21 18:17

夏の星座🌟聴くプラネタリウム🌎

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9頁/夏ももう終わる前にプラネタリウム回。今回は夏の星座です。眠れない夜はこちらを聴いてどうぞ。

 

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ようこそいらっしゃいました。 ここは紡ぎ屋、世界中の物語を紡いでご紹介する小さな案内所です。
この店は日中には姿を見せません。 必要な時にだけあなたの前に現れます。
どうやら今夜はお客様が物語を求める方のようですね。 この子はお客様を案内する紡ぎです。
招かれたものにしか見えない不思議な猫です。 紡ぎ屋では様々な形の物語を紹介しております。
映画、絵本、漫画、ゲーム、国も時代も関係なく、いろんな物語を紡いでいきます。 本日私が担当する物語は、星を紡ぐ物語。
前回、春の星座をご紹介させていただきました。 今回は夏の星座にちなんだ物語をご紹介します。
ちょうど今からプラネタリウムのプログラムが始まりますが、お時間良ければいかがでしょうか。 紡ぎも是非にとおっしゃっております。
一見見せ構えは狭く見えるかもしれませんが、奥には広い空間がつながっておりますのでご案内します。
それでは席に座ってゆったりとリラックスしてください。 これから少しの時間、銀河の旅に出かけてみましょう。
最近空を見上げたのはいつですか? 最近空を見上げるのを忘れていませんか?
今日は夜の空を思い浮かべながら、ゆっくりと聞いてください。 今あなたがいる場所から
少しだけ遠くへ 夜の空を見上げてみましょう。
昼間は明るかった空が 少しずつ暗くなって
夜の色になってきます。 夏の夜空でまず見つけてほしいのが
3つの明るい星です。 夜空に浮かぶ3つの大きな三角形。
これが夏の大三角です。 3つの星にはそれぞれ名前があります。
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一つ目は 七夕の織姫。
織姫は 植女星とも呼ばれ、こと座にある一等星ベガを指します。
二つ目は ひこぼし。
県牛星とも呼ばれ、和し座にある一等星 アルタイルを指します。
そして3つ目がデネブ。 白鳥座の星です。
織姫のベガとひこぼしのアルタイルは カササギが翼を並べて
天の川に架けた橋を渡って会いに行きますが このカササギが
ベガとアルタイルの間にある 白鳥座。
この3つの一等星で形作られるのが 夏の大三角です。
デネブは白鳥座で最も明るい恒星。
約1200年から1600光年も地球から離れているのに
白色で 長居星のため一等星に見えます。
デネブのすぐ東にある三高星雲。
北アメリカ星雲は写真に撮ると 北アメリカ大陸に
よく似ているのがわかります。 ベガは琴座の一等星。
地球から比較的近く およそ25光年の距離にあります。
この星には塵のリングが見つかっており 惑星が存在するのではと考えられております。
M56星団 M57星雲があり
M57星雲は環状星雲で リング星雲とも呼ばれます。
アルタイルは和紙座の一等星。 数億歳であろうと言われていますが
恒星の中では非常に若い星。
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アルタイルとはアラビア語で 飛翔する和紙の意味。
対して琴座のベガには 落ちる和紙という意味があり
織姫、彦星のようにペアになっています。
夏の南の空 そこには大きなサソリがいます。
サソリ座です。 その中心には赤く輝く星があります。
これがアンタレスです。
そしてこのサソリには 一人の狩人との物語があります。
その狩人の名前はオリオン。
昔オリオンという とても腕のいい狩人がいました。
彼は自分の腕に 絶対の自信を持っていました。
俺に倒せない獲物なんて この世界にはいないさ。
その言葉を聞いていた神様は 少し困ったようにオリオンを見つめました。
そうか、ずいぶんと自信があるようだな。
もちろんだ。 俺は誰にも負けない狩人だからな。
神様はしばらく黙っていました。
そして小さく息を吐いて こう言いました。
では、お前が本当に恐れるものがあるか 試してみよう。
その夜、オリオンの足元で 小さな音がしました。
カサ、カサ。
暗い草むらから 一匹のサソリが現れます。
オリオン。
なんだ、こんな小さなサソリが 俺に何をするって言うんだ。
そう思うのなら近づいてみればいい。
オリオンは一歩、また一歩と近づきます。
そしてサソリの毒針が静かに光りました。
その後、オリオンはサソリ座の毒によって 命を落としてしまいます。
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神様は二人を星空へあげました。
オリオンを星座に。
サソリも星座に。
けれど、二人が二度と会わないように
夜空の中でサソリが昇ってくると オリオンは沈んでいきます。
まるで今でもオリオンが サソリから逃げているように。
そんな物語が星空には残されています。
サソリ座の近くにはもう一つ 夏の代表的な星座があります。
イテ座です。
弓を引く人の姿をした星座です。
ただ、実際の星空で探すなら、
人の姿よりもジーポッドのような形を探す方が 見つけやすいかもしれません。
そして、イテ座のあたりに広がっているのが 濃い天の川。
そして、夏の大三角の一つ デガが輝いているコト座。
この星座には美しい音楽を奏でる 青年の物語があります。
名前はオルフェウス。
オルフェウスはとても美しい音楽を奏でる青年でした。
彼が献金を奏でると、
人々だけではなく動物たちも、木々も、
そして岩さえもその音に耳を傾けたといいます。
この音を聞かせたかったんだ。
オルフェウスには愛する女性がいました。
その名前はエウルディケ。
二人は幸せに暮らしていました。
けれどある日、エウルディケは命を落としてしまいます。
オルフェウスは悲しみに暮れました。
そして決めたのです。
迎えに行こう。
オルフェウスは生きている人間が生えることのできない
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死者の国へ向かいました。
そして、そこで献金を奏でます。
その音はあまりにも美しく、
死者の国を治める神の心さえ動かしました。
お前の願いを聞こう。
エウルディケを返してください。
よい。
ただし一つだけ条件がある。
条件?
地上へ戻るまで決して後ろを振り返ってはいけない。
彼女の姿を確認してはいけない。
わかりました。
オルフェウスは歩き始めました。
前を歩くオルフェウス。
その後ろをエウルディケが歩いています。
一歩、また一歩、暗い道を二人は進みます。
地上へ近づいてきました。
遠くに小さな光が見えます。
もうすぐだ、もうすぐ地上だ。
けれどオルフェウスの胸には一つの不安がありました。
本当に彼女はついてきているのだろうか。
足音が聞こえます。
一歩、また一歩、
エウルディケ、ここにいるよ。
その声を聞いたオルフェウスはほんの少しだけ振り返ってしまいました。
そこにはエウルディケがいました。
けれどまだ彼女は地上へ出ていませんでした。
オルフェウス。
次の瞬間、エウルディケの姿は暗闇の中へ消えてしまいました。
今度こそ本当に彼女を失ってしまったのです。
物語の後にもう一度夏の夜空を思い浮かべてみましょう。
空の高いところには夏の大三角、ベガ、アルタエル、デネブ、
その近くには天の川、その中を白鳥が飛んでいます。
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南の空には赤いアンタレス、そしてサソリザ、
少し離れたところにイテザ、そしてベガのあるコトザ。
先ほどの物語の登場人物たちは今も星空の中にいます。
オリオンとサソリ、オルフェウスの献金、
星はずっと昔からそこにあります。
私たちが眠っている夜も、朝を迎える夜も、
誰かが見ている夜も、静かに光り続けています。
もし今夜空を見上げることがあれば思い出してみてください。
いかがでしたでしょうか。
小さな小さな銀河の旅、最後までお聞きくださりありがとうございました。
お疲れ様でした。
本日はいかがだったでしょうか。
自分たちはあくまで案内人ですので、
毎回お客様にいろんな物語をご案内しております。
次回来る時はまた7人の案内人のうち、
別のものが案内すると思いますので、
次にお会いできるのを楽しみにしております。
その時はまたぜひ季節の星座のプログラムをご用意させていただきます。
次回のプラネタリウムはおそらく秋です。
秋の夜にお客様をご案内します。
またいつかどこかの路地裏でお会いできるといいですね。
月明かりの下でまたお会いしましょう。
18:17

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