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サマリー
今回のゲストは、ヨクト株式会社代表取締役の河野孝文さんです。ヨガインストラクターとしての経験と26年のシステム開発経験を活かし、ITとヨガを掛け合わせたプロダクト開発を行う同社は、今年で10期目を迎えます。2年前に紹介されたセンサー内蔵ヨガマットは、生徒のバランスや重心を可視化する画期的な製品ですが、当初の予想ほどの売上には至っていないとのことです。しかし、その技術は行政のシニア向けエクササイズプログラムにも応用され、足立区での導入実績を経て、現在ではシニア層への展開にも力を入れています。 昨年はアメリカ・ラスベガスで開催された世界最大級の家電見本市CESに出展し、海外メディアからも注目を集めました。ブースでは実際にヨガを体験してもらうなど、大きな反響を得ましたが、現在はBtoBを中心に事業展開しており、パートナー企業や販売箇所の開拓を進めています。マットは見た目は一般的なヨガマットと変わらず、TPE素材で厚さも標準的ですが、内部にセンサーやBluetooth回路が内蔵されており、専用アプリと連携してデータを記録・分析します。このデータは、インストラクターが生徒への指導をより具体的に行うのに役立ち、オンラインレッスンでの課題解決にも繋がっています。 今後はAI開発にも注力し、個々の生徒に最適なレッスンを推奨したり、間違ったフォームを指摘したりする機能の実装を目指しています。また、ピラティス業界での需要も高まっており、ヨガマットだけでなくピラティスマットとしての展開も視野に入れています。河野さんは、カメラを使った計測が主流のフィットネス・ヘルスケア分野において、マットの設置面から得られる重心データという独自の視点で戦いを挑み、カメラ技術とも連携しながら、心とテクノロジーを融合させたヘルスケア分野を福岡から全国、そして世界へと広げていきたいと語っています。