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突き込んだ花の先に
くすぐるのは春の香り
迷い迷い旅立ちの日
擦る目に映る私
かわすかわす人は流れ
踏み上げてく息が漏れて
言葉にはなりそうもなく
隙間風が静かに揺れる
何もいらない
当たり前のようにここにいて
夢の続きをぼやきながら歩こう
始まりはいつだって
さよならが言えなくて
蘇る微笑み
薄れゆくほどに
君が残した日々は
穏やかなままで
ありふれた午後に
変わらないままの君は僕の中