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253山田美妙「武蔵野」(朗読)
2026-08-04 42:38

253山田美妙「武蔵野」(朗読)

【作品】武蔵野

【作者】山田美妙(1868-1910)

【あらすじ】山田美妙の小説『武蔵野』は、南北朝時代の武蔵野原を舞台にした歴史・時代小説であり、新田義貞の敗北と武将たちの悲劇、そして現代の東京と昔の荒涼とした風景の対比を描いた作品です。国木田独歩の同名小説(自然紀行)とは異なります。


鬼むずだったでおじゃる。

今回も寝落ちしてくれたら幸いです


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#寝落ちの本



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お気に召しましたらどうかおひねりを。

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感想

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サマリー

このポッドキャストでは、山田美妙の小説『武蔵野』を朗読します。作者の山田美妙は、尾崎紅葉らと共に文学活動を開始しましたが、後にスキャンダルで文壇から孤立した人物です。作品は南北朝時代の武蔵野原を舞台に、戦乱の悲劇と現代の風景を対比させる歴史小説です。朗読にあたり、当時の俗語が混ざった独特の言葉遣いや、難解な漢字、古語の読み方が多く、読み上げには苦労が伴いました。物語は、戦で命を落とした武士たちの無念や、残された家族の悲しみ、そして生き残った武士たちの葛藤を描いています。特に、足利方の武士であるセラダ・サブローとその父、そして彼らと関わる女性たちの運命が、悲劇的に展開していきます。最終的には、娘のおしもが熊に襲われて亡くなったという悲報が母に伝えられ、物語は深い悲しみとともに幕を閉じます。この作品は、その難解さから朗読者にとっても挑戦的なものでした。

番組紹介とリクエスト作品の紹介
寝落ちの本ポッドキャスト。 こんばんは、Naotaroです。
このポッドキャストは、あなたの寝落ちのお手伝いをする番組です。
タイトルを聞いたことがあったり、実際に読んだこともあるような本、
それから、興味深そうな本などを淡々と読んでいきます。
作品は、すべて青空文庫から選んでおります。
ご意見、ご感想、ご依頼は、公式Xまでどうぞ。
寝落ちの本で検索してください。
また、別途投稿フォームもご用意しました。
リクエストなどをお寄せください。
そして、「まだしてないよ!」というそこのあたり、ぜひ番組のフォローをよろしくお願いします。
そして最後に、「お日にりを投げてもいいよ!」という方、
概要欄のリンクよりご検討いただけますと幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。
山田美妙と作品『武蔵野』について
さて、今日はですね、リクエストにお答えします。
ミナミさんからいただきました。
山田美妙さんの武蔵野です。
初めて聞く名前だよね。
山田美妙さん。
日本の小説家、詩人、評論家、辞書編参者。
尾崎紅葉らと大学予備文在学中に、
何社これ?県有社?を結成。
中大後も武蔵野や古町などの先駆的な原文一体小説を書き、
いち早く世間に名を馳せた。
しかしその後は文学方面で停滞期に入り、
女性、金銭面に関する度々のスキャンダルもあり、
文壇から孤立した。
最後の方いいね。人間。人間やってますね。
そうですか。
リクエストもらいました。武蔵野。
文字数は12000字なんで、どうですかね。
30分、40分ぐらいで終わるんですかね。
このリクエストしてくれたミナミさん、
体調が悪くてずっと横になっているしかないみたいな時に聞いてますっていう
走りだったんですけど、そのお便りの最初が。
リクエストしてくれた武蔵野が難しすぎるんだけど。
すごい難しいよこれ。
難しすぎて僕も具合悪くなるかもしれない。
いやそれは冗談ですけど。
これは。
これはすごいボリューム。
ボリューム以上に難しいと思います。
これ僕読み上げるの。
まあやろうか。
難しいな。
絶対大変なのが読み上げる前からわかるもんこれ。
遊ぶに客で浮かれよって読めないじゃん。
海辺と書いて海端って読まないじゃん。
滑稽と書いて暮らしって読まないじゃん。
そういうのが多いですね。
スカンピン。
陰善を教えて待っている人もあろう。
なんですかね。難しいですね。
使ったことのない日本語がてんこ盛りだ。
勉強になるかもしれません。
まあやっていきますか。
ではお付き合いください。
それでは参ります。
『武蔵野』の朗読開始と序盤の描写
武蔵野。
城。
この武蔵野は時代物語ゆえまだ例はないが、
その中の人物の言葉を場一種の体で書いた。
この風の言葉は慶長頃の俗語に足利頃の俗語等を混ぜたものゆえ、
大概その時代には相応しているだろう。
ああ今の統計。昔の武蔵野。
今は霧も立てられぬほどの賑わしさ。
昔は石も立てられぬほどの広さ。
今中野町でウカレオににらみつけられるカラスも
昔は海端四五町の漁師町でわずかに暮らしを立てていた。
今柳橋で美人に拝まれる月も昔は入りべき山もなし。
極のスカンピンであった。
実に今はすぐ百万の青ひと草。
実に昔は生えていた億万の生草。
北は荒川から南は玉川まで嘘もない一面の青舞台で
草の架け屋に虫の下方
小腹の招きに連れられて寄り来たる客は
狐か鹿かまたはウサギかの鵜はばかり。
このようなところにも世の乱れとて是非もなく
このころ戦があったと見え
そこここには腐れた見る情けもない死骸が数多く散っているが
戦国の習いそれを伴ってやる御性もなく
ただ所々にばかり大人の時にでも
積まれたかと見える死骸の塚ができていて
それにはわずかに腐や土やまたは破れて血だらけになっている
人脈などがかかっている。
その墓はすべて天晒しで鳥や獣に食われるのだろう
手や足がちぎれていたり
また印にとられたが首さえもないのが多い。
本当にこれらの人々にも懐かしい親もあろう
可愛らしい妻子もあろう
親しい交わりの友もあろう
身を任せた主君もあろう
それであってこの有様
刃の口につんざかれ
矢玉の雨に砕かれて
いい気の鬼となってしまった
口惜しさはどれほどだろうか
死んでも誰にも祀られず
故郷では影膳を据えて待っている人もあろうに
故郷に今宵ばかりの命とも
知られや人の我を祀らん
露の底の松虫もろとも
虚しく恨みにむせんでいる
それならそれが生きていたうちは映画をしていたか
なかなかそうばかりでもない世が戦国だもの
武士は例外だが
ただ百姓やアキュードなど
すきくわや長面のほかはあまり手に取ったこともないものが
さあ戦だと狩り集められては
親兄弟には涙の水灰でいとまごい
仕方がないこれせがれ
死人の首でも取って誤魔化して功名しろ
と腰に弓を張る親父が
水花を垂らして軍略を改練すれば
危なかったら人の後ろに隠れて
なるだけ早く逃げるがいいよ
と兜の尾を占めてくれる母親が
涙を噛み混ぜて忠告する
でも耳の底に残るような懐かしい声
目の奥に留まるほど親しい顔をおば
さようならばの一言で聞き捨て見捨て
さて銀金や太鼓にせき立てられて
修羅の巷へ出かければ
山奥の青ゴケが初音となったり
歌手の小じゃりが襖となったり
そのうちに敵が空太鼓が
右左に大将の下痴が
そこで命がなくなって
あとは野原でこの有様だ
死ぬ時にはさぞもがいたろう
さぞ死ぬ前と歯を食いしばったろう
血は流れて草の色を変えている
魂もまた体から居所を変えている
切り裂かれた傷口からは
恨めしそうに臓腑が這い出して
その上には敵の鎧か黄金づくり
薄金の鎧をつけた
ハエ将軍が陣取っている
はや乾いた目の玉の池の中には
ウジ大将が勢揃え
息をよく吹くのは野脇の横風
変則の匂い袋
しなむ臭い
はや七つ下がりだろう
火は鋼の山の葉に近寄って
儀式通り赤根色の光線を吐き始めると
末野は少しずつ薄樺の熊をくわえて
遠山も毒でも飲んだか
だんだんと紫になり
腹の果てには夕暮れの蒸発気が
しきりに逃げ水をこしらえている
頃は秋
二人の武者の登場と会話
そこここ若葉に生えていた木も
すでに緑の上衣をはがれて
寒いか風に震えていると
旅帰りのムクドリは
慰め顔にも澄ましきって咲いずっている
ところへ大層急ぎ足で
西の方から歩いて来るのは
わずか二人の武者で
いずれも旅行の邸だ
一人は五十前後だろう
鬼ひげが戸棟を組んで左右へ立ち分かれ
目の玉が金相撲の内ぐる輪に立てこもり
眉が八文字に陣を取り
唇が大土手を厚く築いた邸
それに身の丈がやぐらの真似して
筋骨が荒れ馬から利息を取っている案外
どうしても時勢に格好の人物
自然等他の網の芽を奪わ
大地に抜けて生き残る一物と見えた
その出立ちはどんなだか
身についたのは朝根に
農茶の入った具足で
お年もようほど古びて見えるが
ところどころに残っている血の跡が
持ち主の戦慣れ下の証拠立てでいる
兜はなくて乱髪が藁でくくられ
立ち傷がいくらもある
ろいろの技物が腰へ反り返っている
手甲は見慣れる手甲だが
実は定儀服が剥がれているのだ
この体で考えれば
どうしてもこの男は戦事に慣れた人に違いない
今一人は十八区の若武者に見えたけれど
剥がれの厚兜が
大概顔を隠しているので十分には分からない
しかし色の浅黒いのと
口に力みのあるところでざっと推してみれば
これもきっとした面底のものと思われる
身の丈は広く大きくもないのに
具足が非常な太兜をゆえ
なんとなく身の横幅が釣り合い悪く太く見える
具足の脅しは濃い藁で
上なめはいかにも固そうだし
そして兜の上上りは離れ
読む道であっさり囲まれ
その中には根ざさの崩しが打たれてある
腰の者は大将ともなかなかに見事な作りで
唾には誰の作か
生き生きとした蜂が二匹ほどけぼりになっている
古いながら具足も太兜もこの通り上等なところで
見るとこの人も象標ではないだろう
この頃の習いとて
二人が歩くうちにも辺りへ心を配る様子は
なかなか大兵のように生まれた人に
想像されないほどであって
血がやの音や狐の声に耳をそば立てるのは
愚かなこと
少しでも人が踏んだような跡の見える
草の間などオーバー
かろうがろしく歩かない
生きたウサギが飛び出せば
複製でもあるかと刀に手がかかり
死んだウサギが道にあれば
敵の測り事でもあるかと腕が取りしばられる
その頃はまだ純粋の武蔵ので
欧州街道はわずかに隅田川の辺を沿ってあったので
なかなか通常のもので
ただいまの九段の辺りの内地へ
足を踏み込んだ人はいなかったが
その少し前の戦争の時には
この高みへも人が現れたと見えて
今この二人がその辺へ行きかかったと見合わすと
千切れた幕や兵笠の包みが
死骸と共にあちこちに飛び散っている
この体に旅人も首を傾けて見ていたが
やがて年を取った方が静かに幕を取り上げて
門所をよく見ると
これは実に間違いなく足かがのものなので
思わず小踊りした
見なざれ
これは足かがの縄文じゃ
はて心地よいわ
と言われて若いのもうなずいて
うーんそうじゃ
むごい有様でおじゃるわ
あの戦年の大合戦の後でおじゃろうが
後を取り収める人もなくて
ふんめめしいことなんでおじゃる
思い出しても二方
日田義兵衛と吉祥寺のお手並み
ひさずの高内鶴も身振りをしたろうぞ
あの石浜で追い詰められた時
伊藤を見苦しくあってじゃ
おおおぬし
その時の戦に出なされたか
身寄りな
語りなされよ
なあ語りもそうぞ
ただし物語に紛れて遅れては面目ながろう
明日頃はいずれも定めて鎌倉へ出回しなさろうに
遅れては
ああそれもそうじゃ
そうでおじゃる
ただ物語は後になされよ
とにかくこの敗軍の体を見れば
伊藤と心も引き立つわ
ああ引き立つわ引き立つわ
伊藤のように引き立つわ
おのしもこれから健在して
毎度手柄をあらわしなされよ
これからはまた日田の力で宮方も勢いを増すでおじゃろう
くすづきや北畑が絶えたほうが惜しいが
また二方が世に優れておじゃるから
ああ嬉しいぞや
早よ鷹王子ぞらの首を切りかけて
世を元光の昔に返したや
それはよんでものこと
いかばかりぞその時の嬉しさは
これでわかったこの二人は日田方だと
そして先年鷹王子が石浜へ追い進められたともいい
また今日は早く鎌倉へこれら二人が向かっていくというのでみると
二人とも間違いなく似た吉祥の手のものであろう
応答のうちにはいずれも武者敵の凛々しいところが見えていたが
比べ合わせてみるとどうしても若いのは
年をとったのよりまだ戦にもなれないので
血なまぐさげが薄いようだ
それから二人は今の牛ヶ淵あたりから半蔵の堀あたりを
南に向かって歩いていったが
そのころはまだこの辺は一面の高台で
はるかに野原を見通せるところから
二人の話も大抵夜もの景色から起こっている
武士たちの過去の戦いと心情
年をとった武者は北東に見える片杉を指さして若いのに向かい
まことに拾いではおじゃわんか
いずこを見ても腹ばかりじゃ
お主などはまだ知りなさるまいが
それあすこの片杉
のうあれが何聞こえる妙人じゃ
そのまた北東には浜なりたちの漢前音があるが
ここからは草で見えんのわ
噂に聞こえる宮城はあのことでおじゃるか
見れば伊東小さなもんじゃ
あのそばじゃ
俺が誰やらんたくましき敵の大将の手に突き入って
騎馬を三人打ち取ったのは
その大将めはるかは向うに栗毛の一粒にのってひっかえてあったが
俺の働きを心にくく思いつろう
あの侍を打ち取れと唐切り声を立てておった
さぞ漁艦に握りなされたろう
戦が終わって
身に傷の刃を負いなされたか
四箇所置いたがいずれも薄手であった
とてもあのような乱軍の中では無傷であろうものはおじゃらん
もちろん腹で戦うのじゃから
敵も味方もその時は大抵騎馬であった
が味方の手綱には大殿が押せられたまま金鎖が縫い込まれてあったので
手綱を敵に切り離される懸念はなかった
その時の二の大将の出立ちは目覚ましいものでおじゃったぞ
うーん一の大将もうじゃったろ
ああおじゃった
この方も同じような出立ちはおじゃったが
具足の脅しがちと濃かったゆえ
二の大将ほど目立ちなさわなかった
折から草木を激しくゆって野はきの風が吹いてきた
野原の急な風
それはなかなか想像のほかで
見る間に草の茎や木の小枝が砂と一緒にさながら鳥の飛ぶように
幾万となく飛び立った
そこで話もたちまち途切れた
途切れたか途切れなかったか
風の音に呑まれてわからないが
まずは確かに途切れたらしい
この間の応答のありさまについて
またつらつら考えれば
夕暮れの武蔵野と敵の襲来
補償を取った方はなかなか経験に勝る体があって
若いのは少し慎み深いように見えた
そうでしょ?読者諸君
そのうちに日は名残なくほとんど暮れかかってきて
雲の色も薄暗く
野杖もだんだんと霞んでしまう頃
変な雲が富士の裾へ腰をかけてきた
腹の広さ
空の大きさ
風の強さ
草の高さ
いずれも恐ろしいほどにいかめしくて
陣下はどこか少しも見えず
時々遥か向こうの方を馳せてゆく馬の影がちらつくばかり
夕暮れの寂しさはだんだんと脳を噛んでくる
宿るところもおじゃらんの
今宵は野宿するばかりじゃ
急ごうぞ
急ぎやれ
これだけの応答がいくたびも試験を受けた
馬が走るわ
捕らえて乗ろうわ
おろしはこの皆さんなんか?
それ面白や
乗ろうぞや
そばやこのあたり近づくぞよ
二人は馬に乗ろうと思って近づく群れをよく見れば
これは野馬の群れでなくて大変だ
足かがの騎馬武者だ
向かった
気がつかなかった
馬じゃ
敵じゃ
敵の馬じゃ
敵は多勢じゃ
セラダ殿
味方は無勢じゃ
チチブ殿
さても思わぬ
敵は間近く近寄った
動くな落武者
知らぬか
ニッタヨシオキはきのう矢口で殺されてじゃ
何?二の君が?
今更知ったか
覚悟せよ
秋の山里の寂寥とした情景
あとは降った
鶴木の雨が
草はもらった
赤絵の具を
淋しそうに生まれてる
新月の影
悔しそうに吹く
野の夕風
山里は
冬ぞ淋しさまさりける
一芽も草も枯れぬと思えば
秋の山里とてその通り
酔いながらすごいほどに淋しい
着物を剥がれたので
痩せひじに小分を立てている柿の小杖には
嘲笑い顔の月がかかり
青じろく栽渡った地面には
冴枝の影が割れ芽を作る
遥かに狼が凄みの遠吠えを打ち込むと
谷間の山彦がすかさずそれを送り返し
望む限りは
さぎりが猛狼と立ち込めて
ほんの特挙に
越した闇から灯の影を惜しそうに漏らし
そして山の木は
山卸の相方となって
意地悪く人の肌を噛んでいる
寂しさ凄さはこればかりでもなくて
曲がりくねった
さも悪戸らしい古墓の烏炉には
福郎があの小晴らしい両目で月を睨みながら
寝取りを引き裂いて
生地をぽたぽた
崖下にある人構えの屋敷は
豪主の住みかと見え
よほど古びてはいるが
骨太く飾り少なく
夕顔の着物を着物とした
小芝柿がその周りを取り巻いている
西向きの人間
その前は植え込みで
いろいろな木が決まりなく
勝手に茂っているが
その人間は
ここの家族が常にいる間だろう
屋敷に住む母娘と会話
今もそこには
二人の夫人が
けれども
まず第一に人の目に留まるのは
嫁にも鮮やかに若いで見える一人で
言わずと知れた
年頃の乙女
灯火は下唐の密道で作られた
一里一室の松明の小さいのだから
あたりどころか
灯火を中心として
半径が二尺ほど隔たったところには
一切闇が行き渡っているが
しかし顔立ちは水着が立っているだけに
十分若い人と見える
年頃は確かに知れないが
目鼻や口の吊り柄がまた
よく締まっていないところで考えれば
ひどく長けてもいないだろう
そのくせに
座り勢がなかなかあって
そして乙女の頼りにいりず
腕首が体操を太く
その上に人を見る目指しが
目は晴れまぶちを持っていながら
何を言えばすごいでもない
優しくない
ただ肉が濃えて
顎に柔らかいダウンを立たせ
眉が見事で自然に顔を引き立たせたので
やや見どころがあるように見える
その少し前までは
白着をすり白にした上衣を着ていたが
今はそれを脱いで
ただガマの薄綿がすいて見える
クズの着物ばかりでいる
これと向かい合っているのは
四十前後の老女で
これも着物はクズだが
かき染めの古ぼけたので
どうしたのかとの子にまみれている
顔形
それは老若の違いこそはあるが
弟と前の夫人と売り二つで
ちと軽率な判断だが
だからこの二人は多分親子だろう
二人とも何やら浮かぬ顔色で
今までの話が途切れたようなせいであったが
しばらくして老女はきっと思いついた体で
傍のあゆ口を手に取り上げる
もしも
おことの物思いも断るいじゃが
この母とていとう心にはかかるが
サイトで小屋そのように
もしも吐息をつくようでは
吐息のみ吐いておるようでは
ものの不
誠よ
セラダサブローのトネのない君には
聞けよこの母の言葉を
見よこの母の絹を
おことは世も忘れはせまい
おことには誠の親
俺には実の夫の
あの民めのトネが
こたび二の君の群に加わって
あっぱれ世を
原稿の昔に返す
忠義の中に入ろうとて
セラダのトネもろとも
門出したとき
俺は
小屋おしも
俺は何して何言うたぞ
俺が手図から
本時に研ぎ上げた
南武鉄の矢の根を
五十筋
おのおのえ二十五筋
のを
門出の祝いとして
差し出して
おしも聞けよ
二方の中の
どなたでも
マイヤグラで
敵を引き受けなさるなら
この矢の根に
花油ひいて
兜の金具の目星を
つけおるを
打ち止めなされよ
また
心狩りで
敵に迎えなさるなら
影か
足毛か
月毛か
栗毛か
馬の太く
高ましきに乗った
大将を
討ち取りなされよ
女子の甲斐なさ
それよ
忠義の志ばかりで
おじゃるわ
とこの眼から
張り切り寮ずる
お涙を抑えて
おお
俺は今
泣いてはいるぞ
おしも
俺も
もののふの妻
あだに
夫を励まし
無効制たぞ
そう
おこと
おしもも
見ておじゃったろうぞ
もののふの妻の
心得ばえは
かほどに
能手は
ならぬわ
さやばこそ
今日までも休まず
夫と
向ことは
家にはおらぬが
俺が
矢の根を
日々
研ぎすまして
同じ忠義の
兎根たちに
与うるのじゃ
黄金は
戸の声に濡れても
なかなかに
嬉しいぞい
さすれば
まことよ
大将は
断りにおじゃる
おしも、父サブローの面影を追う
我は
とてなど
ああ
心からさなら
この母も
嬉しいわ
見よ
濃厚の
相口よ
門のとき
せらだの兎根が
おごとに
甲を残して
再会の
固みと
なされたろうよ
それを見たら
よしない
眠しい心は
兎根に
対して
出されまい
おこととて
人あたりは
武芸音を
なろうたのに
近くは
井金の壺で
何度
お鏡と
なされよ
人の噂には
いろいろの
偽りも
まじるものじゃ
軽々しく
行ければ
後に
悔ゆることも
あろうぞ
言い切って
母は
返事を
間違おうに
お下の顔を
見つめるので
お下も
仕方なさそうに
挨拶したが
それも
わずかに
一言だ
ふさもそうず
母も
おぼつかない
挨拶だと
思うような
顔つきを
していたが
さすがに
名を
敷いて
とも
いいかね
やがて
やや
傾いた月を
見て
ふん
夜も
ふけた
されば
俺は
これから
監禁しようぞ
おことは
思いの
まにまに
いねよ
お下が
うなずいて
礼を
したので
母も
それから
座を
立って
縁側
の立ちや
身の上がやや
つまびらかに
述べられなくては
ならない
実にお下は
おしもとサブローの過去と現在の状況
この老女の
実施で
父親は
父部
民上
とて前回
武蔵野を旅行していた
旅人の中の
年を取った方だ
そして旅人の
若い方は
すなわち
セラダ
サブローで
母親の話でも
大抵分かるが
お下には
すなわち
夫だ
この
サブローの
父親は
煮った
吉佐田の
馬の口取りで
宇治島の合戦の時
主君とともに
戦死をしてしまい
後には
その時
二つになる
身なし後の
サブローが
残っていたので
民辺も
それを見て
不便に思い
引き取って
育てるうちに
二年の後
お下が生まれた
ところが
サブローは
成長するに従って
武術にも
長けてきて
なかなか
見どころのある
若者となったので
両父母も
大きに喜び
そこで
それをついに
娘の無婚にした
その時
サブローは十九で
お下は十七であった
今から見れば
あまりな相婚だけれど
昔は
そのようなことは
少しも構わなかった
それで
若夫婦は
仲良く暮らしていたところが
ふと聞けば
煮った吉佐田が
足利から呼ばれて
鎌倉へ入るとの
噂があるので
血気盛りの
サブローは
家へ引きこもって
戦の話を
過激にはしていられず
首都の民でも
南朝へは
心を傾けていることゆえ
難なく
まず相談が整って
それから二人は
一緒に
吉岡を手に
加わろうと
出発し
ついに
武蔵野で
不思議な機難に
遭ったのだ
その機難に遭ったことが
精密ではないが
うずうずは
お下にも
聞こえたので
さあそれが
お下の心配の種になり
母親を捕まえて
塞ぎ出すので
そこで前の通り
おしも、父の死を案じ家出
母親も
それを悟して
励ましていた
門前の小僧は
習わぬ経を読む
鍛冶屋の娘は
次第に
鉄の産地を知る
サブローが
お下の常とて
大抵の者が
武芸を収める
習わしになっているので
お下も自然
太刀や薙刀のことに
手を出してくると
従って挙動も
幾分か
重しくなった
手首の太いのや
目指しの鋭いのは
全くそのためだろう
けれど
あからさまに
その性質を言おうなら
なるほど
お下はかなり
武芸に達して
一度などは
足に掛かっている
蜘蛛を生贄にしたとて
毎度自慢が出たから
心も十分
たけたけしいかというに
全くそうでもない
その大しく見えるところは
ただ時々の身のこなしと
言葉のありさもに
あったばかりで
その婦人の固有の性質は
ことに
心の教育のない婦人に
固有の性質は
後を絶ってはいない
確かになくなってはいない
母が立ち去った後で
お下は例の藍口を
手に取り上げて
抜き放し
しばらくは
氷の光を見つめて
きっとした風情であったが
またその下から
すぐにため息が出た
藍口
この藍口
先にも母上が
仰せられたごとく
あの鳥の傾じゃが
さてもこれを見れば
糸戸なお
そも鳥たちは
鎌倉まで行きつかれたか
無難に
糸を無限に
たけておじゃるから
思いやるも
めめしいけれど
心にかかるは
先ほどの人々の噂よ
狭い胸には
持ちかねて
母上に言いずれば
あれほどに
心強おじゃるよ
関金も時によるわ
この湧き堅い
もなかに
何事ぞ
心のどけく
そもこの身の
夫の身の
御身の上ではなくて
現在母上の夫さえも
母の不安と祈り
同じ様で
おじゃるのに
さてもさても
もののふの妻は
かほどのお手は
とおすられても
この身には
いかれかいかれか
一旦の君は
足かがにはかられて
矢口とやらんで
殺されて
その手の者は
一人も残らず
ああ
胸ぐるしい噂じゃわ
サブローの種は
そうよ
父上もそこを
逃れなされたか
かぞでの時
この相口を
この身に下されて
のお氏も
おこととおれとは
人形なるえにして
やがておれが
こうみょうして
かえろう日は
いつぞとは
よう知れんが
おことも
なみなみの女に
立ち越えて
心ざまも
めめしゅう
おじゃらぬから
よしないもの
思い
おば
なさるまい
その時までの
かたみに
おれが
ひぞうのこの
相口
これには
おれの魂も
こもうるわ
相口を残せば
おことも
これで
煩悩の
きずなおばの
涙はむやくぞ
と日ごろから
この身は
われながら
大しくしているに
今日ばかりは
いかにして
こう胸が
たちさわぐか
別れの時の
お言葉は
耳にとまって
抜きはなせば
このすごい
わざもの
はし
涙の顔が
うつるわ
この涙
あら
この身の
心は
まださほど
ようはなるまいに
涙ばかりが
ようあって
ゆえみた
こわい夢は
ああ
思い入れば
いとどなお
むねは
むねは
わきたつわ
やぐちとや
やぐちは
いずくずぞ
つばささえあれば
かほどには
思い入っては
こらえかねて
そぞろに
涙を
もようした
むろん
こうたんのことを
信ずる世の人だから
夢を気にかけるのも
むりではない
思えば思うほど
考えは遠くへ走って
それでなくても
なかなか強い想像力が
ひとしょうばっこを極めて
判断力をもそいだ
はやくここで
その熱度さえ
低くされるなら
別になんのこともないが
なかなか通常の人には
そのように自由なことは
たやすくできない
不思議さ
おしもの眼の中には
サブローの面影が
大地にあらわれて
次に父親の姿が
あらわれてくる
青ざめた姿が
あらわれてくる
血にしみた姿が
あらわれてくる
垣根に吹き込む山下し
それも
サブローたちの声に
聞こえる
ぼーん
のおとなる
エンデラの鐘
それも
無情の兆しかと思われる
人に見られて
平田の訪問と悲報
物思いに沈んでいることを
悟られまいと思って
それからおしもは
手近にある
古金集を取って
いい加減なところを開き
そやへ向かって
呪をば読まずに
いよいよ胸の中に
物思いの虫を養った
大知らず
三つ根
すらゆき
使わしける
女のもとへ
余つ借り金
おお
我知らず読んだか
それにつけても
未練らしいかは知らんが
門出なされた時から
今日まで
はや七日じゃに
七日目にこう胸が騒ぐとは
打ち出せば
口めいたと言われ
おお
借りを
借りを見て
嘆いたという話は
誠に
借り
借りは翼があって
おお
だが未備期で
なお幾分か
内心の内心には
このような
毒語の中でも
まさか殺されば狭い
の垂札が
虫の息で生きている
それなのに
類船は無理に
門を開けさせられて
熱い水の咳を
通わせた
このままでは
ややしばらくの間
おしもは全く
無言に支配されていたが
そのうちに破裂した
次の一声が
武芸はそのため
その途端に
灯火はふっと消えて
後へは闇が行き渡り
燃えさした後の
火皿が
しばらくは
一人できらきら
夜はねじろを
おしも、熊に襲われ死亡
明け渡した
竹矢部に
複製を張っている
村雀は
新たに軍儀を
開き始め
寝屋の隙間から
切り込んでくる
暁の光は
次第に辺りの
闇を追い抜け
遠山の角には
茜の幕が渡り
おちこちの谷間からは
浅雲ののろしが
立ち上る
夜は早明けたや
おしもは特に
おきつろうに
まだ声をも
いださのは
いぶかりながら
とこをはなれて
おしもの母は
水黒いし
てばやく
口をそそいて
顔を洗い
杖のおぐしで
しばらく髪をくしけずり
それから部屋の
朗読後の感想と作品の難しさ
蝉にかかっている
竹筒の中から
木籠を取り出して
火にあぶり
しきにそれを
髪の毛に塗りながら
おしも
いざ早おこよ
籠をとけたぞや
おこともぬらずか
けれど
一言の返事もない
おしもよ
おしもよ
どこにいたのや
秋の夜中に
こやおしも
にっこり笑って
口のうち
ゆべは
いとう戦のことに
むね悩ませていたてえじゃ
さてもここぞ
まだわらわじゃ
いまは
かほどまでに
うまいして
さばれ
いざ呼びおこそ
おしもの部屋の
襖をあけて
母ははっと驚いた
投げしにあった
投げなたも
とこにあった
鎖かたびらも
むろん
さぶろうがくれた
あいくちもあたりには
影もない
すばや
おれがぬかったよ
つねより
ものに
こうるならい
いかにもあやしい
てえであったが
さても
おれは
こころつきながら
こころすなんだ
おろかさよ
なぐさめことを
きかせたが
なおもなお
思いをあびて
ぬけいでたよ
あらゆゆしや
ゆゆしいことじゃ
こころの水は
にえたった
それ
あさがれのかまどを
あとにみて
あとをおいに出る
くりやの水しめ
さあ
つきをてんにとったまま
たずねにとびだす
はたけのしもべ
いえのなかは
だいそうどう
みるまに
ふどうみょうおうのまえに
あかしがつき
たちまち
きとうのこえが
おこる
おおしくみえたが
さすがはおんな
ははは
いまさら
とほうにくれた
なまじいに
こころせぬからだで
なぐさめたのが
おれのぬかりよ
さても
あのまま
かまくらまで
もしは
おうていでゆいたか
いかに
ぶげいを
ひとわたりは
こころえたとて
このちなまぐさい
ようなかに
ただのおんなの
ひとりみで
ただのおとめの
ひとりみで
よるをおもいとわず
ひとりみで
思えば
にくいようで
かわいそうなようで
またからしいようで
くやしいようで
きょうはまた
ははが
ゆうべの
おしもになり
とりのこえも
おしものこえで
だれのかおも
おしものかおだ
おしものへやへ
はいってみれば
おしものみの
かおりがするようだし
おしものてばこ
へめをとめれば
お下がそばにいるようだ 胸は騒ぐに何事ぞ早く大将犬王の御手に頼りて祈ろうに
走って祈ろうと心を抜かしてもなおすかし甲斐もなく 心はいとどあれにやれてお下のことを思い出すよ
心は人のものではない母の心は母のもの それで制することができない
目を眠って気を落ち着け一心にダラニキを読もうとしても 口の上にばかり声は出るが脳の中には漢字がない
うにあらず無にあらず同にあらず上にあらず 尺にあらず白にあらず
そのくもお下の身に似ている 人の顔さえそばに見えれば母はそれと相談したくなる
それと相談したとて戦法が神でもなければ恩養子でもなく つまり何もかなんとは知っていながらなおそれでもその人と膝を合わせて
我が子の身の上を判断したくなる それでまた例のミビーキ内心の内心の内心に多分は無難であろうぞ
と思いながら変なものでまたそれを口に出さない ただそこで戦法の答えが自身の考えに似ていれば実にそうとは信じるながら
不完全にもそれでわずかに妄想を透かしている ようにいじらしいものはいくらもあるが集団の玉子ほどいじらしいものはない
すでに集団とことが決まればいくらか集団に行く息ができるが まだ精進の集団が立ち起こらのその前に今にそれが起こるだろうと想像するほど嫌に胸
苦しいものはない このような時には涙なども穴がち出るとも決まっていず時には自身の想像でわざと涙を
模様しながら決して心でそれを好むのではないがなお涙が出ることを集団の種として いろいろに心を苦しめることがある
だから母は不動明王とにらめくらで教文が一句妄想が一段 教文と妄想とがミドローシャンを争っている
ところへ外から訪れたのは居残っていたこの母の言葉を借りていえば 怠け者不忠者の下なんだ
番組の締めくくり
誰やらん見知らぬもののふがただ一人ずさをもつれずこの絵に申すことあるとて 来ておじゃる
いかに呼び入れそうろうか もののふとや
いでたちは 道復に人越し座し
無屈系あら男で戦を経つろう手を負うて 聞くも今足このも中に何とて人に会う人間が
ひとたびは言い話してみたが思い直せば夫や無婚の身の上も気にかかるので再び 言葉を改めて
さばれいな呼び入れを少しく問おうこともあれば かしこまって下部は立っていくと入り変わって入ってきたのは30前後のものの
ふだ 音名にかかるは今が初めてこれは大内平田とて元は北畑の手の者じゃ
父ぶーと音とはかねてより人中で親しゅうした会に申し残されたことがあって 申し残されたの一言が母の胸には釘であった
をいかに日田の君はめでとう鴨倉に入りなされたか まださては伝え聞きなさらぬか
高広に欺かれなされて会えなくもそこの木ずと 矢口でそれさらば誠でおじゃるかそれ偽りでおじゃらぬか
何を など偽りでおじゃろうぞ
よむやと思い固めたことが全く違ってしまったことゆえ今さら母も行転したがさすが にもはや日田のことよりは夫や無婚の身の上が心配の種になってきた
さてはその時に民たちは そのこと誠にそのことにおじゃるわ
俺がこれから鎌倉へ行こうぞと派生ゆいった道 武蔵野の中ほどで見れば父分のトネたち二方はさて父分たち二人は
端なくも
もどかわしや いざいざいざ端なくも敵にさくられてそうじゃそのまま斬り倒されて
こわそぞろ斬り倒されて端そのまま斬り倒されて その驚きは断りでおじゃる
俺も初めはそうとも知らずなんやらん草中に埋めいておるものがあるわ 熊に噛まれた鹿じゃろうかとゆいてみたら驚いたはそれが彼の二方でおじゃったわ
母は早その後を聞いていられなくなった 今まではしばらくこらえていたがもはやすむにすみきれずたちまちそこへ泣きふして
平田がいう物語を聞き入れるたえもない いかにもゆうべおしもに教訓していたところなどはあっぱれ豪奇なように見えたがこれとて
その身は木でもなければ石でもない 今朝おしもがいなくなった心配の矢先へこの教員が伝わったのはさすがに心を乱されて
しまった 今その口から愚痴ばかりが出発する
せいぬしをぬしたちをああ おしもが心苦しめたも虫虫が知らせたか
大将犬をもせい日頃の新人をおので こわこわ平田のトネ
などその時馳せついてすけすけ立ちしてはたもらんだぞ 恨みがましく言いながらなおすぐにその言葉の下からいじやし手でさしまねいで涙をすすり
聞きなされああ何の不運ぞや おっとやむこは死に果てたにこや平田のトネ聞きなされ
娘のおしももまたおしももまた平田のトネ おしもはまた出たばかり昨夜
さしなされよ平田のトネ 昨夜そもいかになされた
母は十分に口が聞けなくなったので仕方なく手招で司祭を告げ知らせた 告げ知らせると平田の顔はたちまちに色が変わった
さらばあの鎖肩びらの 言いかけたが発動を持って言葉を止めた
けどこのあたは聞きとがめたお主はそもいかにしておしもの鎖肩びらを 鎖肩びらとは何でおじゃる
なんでおじゃるとは平田のトネ 娘おしものいでたしや今もその口から覆せられた
平田も今は罪かね
すべない いたわしいけれどさらば司祭を申そうぞ
嘆きに枝をそうるがいたわしさに包もうとは勤めたれど 何を隠そう姫小勢は鎖肩びらを付け出されたまま手に薙刀を持ち出されたまま
母小勢必ず強気に嘆きなされな 獣に追われて殺されつろ
萩のあたりを噛み切られて北の山井に倒れておじゃった 母は目を見張ったままであった平田は再び言葉を継いだ
俺はここへ来る道じゃ はからず今のを認めたのは
思えば不思議な縁でおじゃるがその時には姫小勢とは通知らず いたわしいことにはなったぞやわずかの間に見たりまで
母はなお目を見張ったままだ唇は物言い丈に動いていたがそれから言葉は一つも出ない 檻から角にはドヤドヤと人の音
お下子は熊に喰われてよ ついでながらこの頃神田明神は柴崎村といった村にあってその村は今の駿河
台の東の折り口の辺であった それ上2人の武士が普段から眺めてもすぐにその矢代の頭が見えた
もしこの時その位置がただ今のようであったなら決して見えるわけはない 1970年発行中央討論社日本の文学77名作集1
より独領読み終わりです
おじゃる丸以来のおじゃるだね むずいってこれ
あっはぁ すごいむずい
知らない文法知らない読み方漢字は知っているのに知らない読み方 難しかった
2人のもののふが 身形に仮成しようとしてなくなってしまい
その嫁が身を案じて 家を飛び出し
もののふは実は二人とも倒れていて 娘も熊に噛まれて死んでいたその秘宝をお母様が受けた
という物語ですねそうですか むずかった
リクエストくれた人誰だっけ ちょっと寝ている時に気が悪い時に聞いてますって方だったと思うんだけど
みなみさんねはい 読み上げましたよ
もう一個リクエストもあった泉強化さんの荒野肥二も僕は読み上げるの得意じゃないからね 合わない手が合わない
あの人とダンスをしたく踊りたくない なんかね次に来るだろうなという言葉と裏切る言葉が次に来るからなんか読み上げて
てつらい あーそっち話が行くのかみたいな話は行くとか文法が来るのか
文章としては美しいのかもしれないんですけど読み上げの僕の僕のスタイルの読み上げ には泡でなという感じがしますね
また今回のその武蔵野について単純難しいね 鎌倉の知識なさすぎるし
女の子の名前を下って書いてあった 読み上げましたけど
あの 一元じゃ読めませんからね忍者のに
忍に あのもマリモノも
階層のそうですねで押しも でこれが1回目に振りガンが振ってあってそれ以降二度と振りが出てこないから
覚えてなきゃいけないわけね
はい大変でしたすごく大変でした 読み上げたぞい
大雨ください 30分20分30分ぐらいで終わる予定だったんだけどな40分かかりましたね
大変だった 山田美妙さんでも
えっと青空文庫には武蔵野この1本しかないので もう2度と触れることはなくて
よかったという気持ちです 別の作品もお願いしますと言われたらもう
やだなぁって思っちゃうぐらい大変だったから 泉強化も大変だったんだよ
はい これでこれにしてリクエストにお答えしたということで無事に寝落ちに使っていただければ幸いです
はいよしおいしょ 無事寝落ちできた方も最後までお付き合いいただけた方も大変にお疲れ様でした
と言ったところで今日のところはこの辺で また次回お会いしましょう
おやすみなさい
42:38

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