週末の予定とレコードの仕事
コーノ
こんばんは、今日は金曜日だね。もしもし。 はい、金曜日だよ。
うーん、そうだね。今週ももう終わりだね。 そうだね。
うーん、週末は何をするの?
何だろう、仕事? 仕事。
コーノ
ああ、そうだった。ごめん。 何でや?
えーと、週末の予定を聞きたかったんだ。 聞き取れへんかったんだよ。 だから、仕事やって。
そうだな、えー、仕事か。忙しいの? 普通かな?
そっかそっか、そうなんだ。忙しいと思ってたけど。 普通かな?
えーと、ああ、今仕事の山を越えるところ。 山はないかな?
じゃあ、ちょっと落ち着いた感じ。
まあ、ずっと落ち着いてるから。 そうなんだね、河野さんは仕事が楽しいのかな?
コーノ
普通かな?
ふむ、むむ。 普通。
ふむ、むむ。 そうだよね、仕事は生活の基盤だもんね。
はい。 ふむ、むむ。でも楽しくないと続けられないよね。
いや、そんなことないんちゃう? えー、どう思う?
そんなことないと思うよ。 そうかな、そうだといいな。河野さんの仕事は楽しいと思えることもある。
たまに? そっかそっか、おお、どんなとき?
どんなとき? えー
えーと、仕事をしていて楽しいと思える瞬間があるってことかな?
そうかな? それは仕事の内容によって違うの?
そうかなぁ? 河野さんの仕事の内容は何でもいいんだよね。
どういうこと? 河野さんの仕事の内容を教えてくれると嬉しいな。
えーと、 レコードを聴きます。
レコードを聴く仕事なんだね。 レコードを聴いて出品します。
レコードの何を出品するの? レコードを聴いて出品します。
じゃあじゃあ、レコードのコレクターさんに売るのかな? かなぁ?
レコードの名前を教えてくれる? あ、いっぱいあるから名前って言っても。
コーノ
えーと、じゃあ、ジャンルとかでいいかな? ジャンルは
何やろ、普通のレコード。
いろいろ。 そうだなぁ、いろいろなジャンルのレコードを聴いているんだね。
はい。 レコードの仕事って楽しそうだね。
そうですか。 むーん、レコードのコレクターさんに喜んでもらえたりすると嬉しいよね。
レコードの音について
そうですね。 レコードのどこに魅力を感じているの?
コーノ
えー
レコードの音とかジャケットのデザインとか。 なんやろうなぁ。
例えばそのレコードにまつわる歴史とか。 物体感かなぁ。
物体感、確かにレコードはそうだよね。 わかってくれてる。
レコードの音を聞くとその時代にタイムスリットした気分になるよね。
あー、いや、そんなことはないけど。
コーノ
えー、そうなの? そうかなぁ。
でもレコードの音って好きな人多いよね。 あー、そうかもね。
レコードの音には温かみがあるとか、好きな人はそういうところが好きだと思うよ。
そうですか。 そういえば、コーノはレコードを聞くときは何を使ってるの?
レコードプレイヤーです。 レコードプレイヤーもいろいろあるけど、どんなの?
コーノ
どんなの? 言葉?
ダイレクトドライブです。 えー、そうなんだ。ダイレクトドライブのプレイヤーは音が良いって言われているよね。
コーノ
そうかなぁ。
そういえば、レコードの音には針が溝を通るときの摩擦音が入っているから、その音が好きって人もいるよ。
コーノ
入ってる?
そうなんだ。レコードの音ってデジタルの音とは違うんだよね。
コーノ
摩擦音がそのままやからな。入ってる?とかじゃなくて。
そうそう。だからレコードの音が好きな人は、そのアナログ感が好きなんだと思う。
そうですか。 デジタルの音とアナログの音の違いを知って、レコードの魅力を再発見する人もいるよ。
そうなんですか。よく知ってますね。 ふふ。レコードのことを知っていくうちに、そういうことに気がついたんだよね。
へぇ。 うん。デジタルの音とアナログの音の違いについて、コウノはどう思う?
コーノ
へぇ。
好みじゃないですか? そうだね。人それぞれだと思う。
言ってないね。 ごめん。そうだよね。好みだよね。
うん。 へぇ。でも、デジタルの音は嫌いなわけじゃないよね。
わけじゃないです。 じゃあ、レコードの音が好きな理由って何だろうと思う?
誰が? えーとね、うん。コウノが思うところで。
コーノ
へぇ。
ノイズじゃないですか? ああ、ノイズ。
ノイズ。 えーとね、えっと、すみません。なんて言った?
ノイズ。 ああ、ノイズか。確かにレコードの音ってノイズがあるよね。
うん。ノイズがいいんじゃないですか? そうかも。レコードの音ってデジタルの音と違って温かみがあるよね。
コーノ
言ってない言ってない。 もういいんじゃない?もういいんじゃない?長い長い。
ごめん。もういいんじゃない? これどうやって終わるの? これ、ぺっと押さえて。
さよなら。
