WEBVTT

00:00:01.240 --> 00:00:05.940
はい、みなさんこんにちは。水上アワーのお時間です。

00:00:06.880 --> 00:00:08.480
水上優です。

00:00:08.940 --> 00:00:20.100
今日はゲストというか、一緒に今演劇をやらせていただいている蜂巣ももさんに来ていただきました。

00:00:20.940 --> 00:00:21.720
よろしくお願いします。

00:00:22.020 --> 00:00:24.200
はい、よろしくお願いします。

00:00:25.760 --> 00:00:26.820
緊張してますか?

00:00:26.820 --> 00:00:33.360
何しゃべればいいのか、わからなくなったところで始まりましたね。

00:00:33.720 --> 00:00:41.380
大丈夫です。大した番組じゃないんで、自由に。

00:00:42.340 --> 00:00:48.820
ネット上に残したくないことだけ話さないでおこうという、なんとなくの思いがあれば大丈夫。

00:00:49.140 --> 00:00:53.700
でも後でそれ切れるんで、基本的には自由に話してもらったらいいと思います。

00:00:53.720 --> 00:00:54.300
わかりました。

00:00:56.580 --> 00:01:08.640
何をしているかという話なんですけど、私が今演じるということをやってみたいというお話からスタートしたんですけど、

00:01:10.780 --> 00:01:19.040
それにあたって、やっぱり一人でやるのが難しいなというのを思ったし、

00:01:19.580 --> 00:01:21.660
いろいろ調べたんですよ。

00:01:21.840 --> 00:01:28.760
俳優座の講座とか、いろいろそういうカルチャースクールとかにもあるじゃないですか。

00:01:28.880 --> 00:01:35.360
演技を教えてくれるとか、シェイクスピアを一通りやってみようみたいなやつとか、

00:01:36.360 --> 00:01:41.740
あとは新国立劇場の養成講座とかもあるじゃないですか。

00:01:41.740 --> 00:01:51.000
だからいろいろ見たんだけど、新国立劇場の養成講座は2年ぐらいかかるし、

00:01:51.940 --> 00:01:54.380
めっちゃプロになるって感じだし、

00:01:58.360 --> 00:02:07.320
劇団がやっているようなところも、結構その劇団の団員になるための登竜門って感じだし、

00:02:08.680 --> 00:02:13.320
なんかちょっと違う、そこまでじゃないんだけどなみたいなのとか、

00:02:14.820 --> 00:02:20.080
そこまでのことはできたらしてもいいんだし、しようかなと思うんですけど、

00:02:23.440 --> 00:02:29.220
なんか多分やりたいことと違いそうだなという、いろいろ読んでみるという予感があって、

00:02:31.640 --> 00:02:43.520
なんかそう思った時に、やっぱりもうちょっとマンツーマン的に一緒に作ってくれる人がいた方が、

00:02:43.920 --> 00:02:48.360
多分私にとってはいいのかなという感じがあって、

00:02:49.880 --> 00:02:55.360
以前演劇系のプロジェクトで一緒にしたことがあったハチスさんにちょっと連絡してみて、

00:02:55.360 --> 00:03:04.000
そういうことなんですって話したら、開諾いただいてっていう、私の記憶なんですけど、どうですか?

00:03:11.410 --> 00:03:16.010
だからその時どう思ったかをちょっとまず聞かせてもらえるといいかもしれない。

00:03:16.330 --> 00:03:19.990
私から急に連絡が来て、話をもらって。

00:03:19.990 --> 00:03:20.990
確かに。

00:03:21.550 --> 00:03:34.570
なんかそこでユウさんが違和感に思った、こういう劇団の演じる方向性じゃない気がするなっていうのと、

00:03:35.290 --> 00:03:43.390
私のやってることとどう違うんだろうなっていうのはまず思ったかな。

00:03:44.570 --> 00:03:49.470
で、私も結構いろんなことをやってきていて、

00:03:50.990 --> 00:03:55.750
ワークショップで一般の人と作るっていうこともあれば、

00:03:57.110 --> 00:04:07.190
まさに昔の劇局を選んできて、それを演じてもらおうとして、俳優さんを集めてやるっていうこともあるから、

00:04:11.050 --> 00:04:22.810
ある意味そこは商業的にチケットを売って収入を得るためにやってきたところもあるから、

00:04:24.290 --> 00:04:31.730
どの形態が何が違うんだろうなっていうのは5つ。

00:04:35.930 --> 00:04:41.330
ただ、演じることっていうのは結構な幅があって、

00:04:42.350 --> 00:04:52.070
ものすごくキャラクターを変える系のお芝居もあれば、自分自身を使うような作品もあるし、

00:04:54.780 --> 00:05:02.980
いったい自分はどこを重要視してるんだろうなっていうのが確かめられるかもしれないなって思って、

00:05:03.920 --> 00:05:06.800
ちょっとやってみたいなって思ったっていう感じでした。

00:05:07.100 --> 00:05:08.460
面白い。

00:05:09.260 --> 00:05:09.960
なんかあれかも、

00:05:11.860 --> 00:05:14.880
自己紹介的なことをしないと、たぶん聞いてる人が、

00:05:14.880 --> 00:05:17.360
あじさんどんな人かなってなるから、

00:05:18.740 --> 00:05:21.760
じゃあ確かめたいなって思うに至るには、

00:05:22.240 --> 00:05:26.600
たぶん今ちょっとおっしゃってたけど、いろんなことをしてきたわけじゃないですか。

00:05:26.800 --> 00:05:30.600
その辺が自己紹介的に教えてもらって。

00:05:30.700 --> 00:05:31.100
そうですね。

00:05:34.620 --> 00:05:36.440
やってきたことで言うと、

00:05:36.440 --> 00:05:46.340
高校演劇から始まってて、その時は自分で台本を書いたり、演じたりをやってた時期もあったり、

00:05:47.540 --> 00:05:51.740
その後、今はもう大学の名前変わっちゃってるんですけど、

00:05:52.580 --> 00:06:02.880
京都造形芸術大学、その時呼ばれてた大学での舞台芸術コースっていうのに入って、

00:06:03.780 --> 00:06:11.540
最初は演劇やるつもりだったんだけど、なんとなく演劇が合わなくて、ダンスの方をやってました。

00:06:12.000 --> 00:06:14.660
それはもう3年間ダンスを続けてて、

00:06:17.620 --> 00:06:29.100
即興からムーブメントを作り出すとか、シーンを作ったりっていう授業もあったし、

00:06:29.740 --> 00:06:33.380
バレエの基礎みたいなのも習ったし、

00:06:35.660 --> 00:06:45.480
そこから、動きの中からセリフを喋るっていうこともあって、

00:06:47.580 --> 00:07:00.620
よく見るものとして、古典の音楽、オーケストラとかで演奏されるような曲を、

00:07:00.780 --> 00:07:11.880
現代版に振り付けて上演するみたいなものに結構ハマって、よく見たりとかっていう経緯があって、

00:07:12.740 --> 00:07:17.660
卒業制作の時に、これは演劇に戻ってきたいなと思って、

00:07:19.380 --> 00:07:24.740
劇曲を使って、でもそれは海外の劇曲だったんですけど、

00:07:25.300 --> 00:07:30.720
なんとか日本の上演、日本の私たちの上演として、

00:07:32.740 --> 00:07:45.520
演出的にいろんな仕掛けを作ったり、演じ方を変えたりみたいなことを模索する卒業制作があって、また演劇に戻ってきて、

00:07:46.220 --> 00:07:52.580
それ以降は同じような制作の仕方で演劇を続けてきています。

00:07:57.780 --> 00:08:08.660
12年ぐらい前に東京に出てきて、俳優さんとか作家さん、それまで昔に描かれた、

00:08:09.180 --> 00:08:12.980
作家さんもだいたいなくなっている作品をやってたんだけど、

00:08:14.920 --> 00:08:20.220
作家さんの生の話を聞きたいなと思って上京してきて、

00:08:20.220 --> 00:08:29.800
いろんな方と一緒に作品を作ったり、その流れの中で、そもそも、

00:08:29.800 --> 00:08:42.360
演技局を作るって大変だよね。言葉を書くことって、すごいいろんな幅があるけど、

00:08:45.340 --> 00:08:55.660
書かなくてもいいよね、とか、ワークショップで立ち上げてもありだよね、とかっていうことを模索した時期もあり、

00:08:57.100 --> 00:08:58.440
それはいつごろ?

00:08:58.700 --> 00:09:04.160
それはまさに、優さんとご一緒した鳥公園のこと。

00:09:04.160 --> 00:09:08.760
あー、だから、3年前ぐらい?

00:09:09.420 --> 00:09:16.220
そうですね。あれはワークショップに参加した人の帰り道について言って、

00:09:16.520 --> 00:09:23.660
その人の帰り道を歩きながら思い出した話とか、好きなものとか嫌いなものの話とか、

00:09:23.660 --> 00:09:35.680
全部集約しつつ、違う人が演じてみるっていうのを八王子の街でやったっていうのがあったり、

00:09:38.340 --> 00:09:51.340
大枠の演技の構造さえ生まれれば、演劇っていうのは演じ得るんじゃなかろうかっていう試みでその時はやってた。

00:09:54.830 --> 00:09:59.630
そうそう、その時にそうですよね、私も一緒に鳥公園の八王子の。

00:10:00.850 --> 00:10:03.810
あれはアーティストインレジデンスだったのかな?

00:10:04.810 --> 00:10:09.450
で、アンチスさんがね、八王子のすごい山深いところに。

00:10:10.550 --> 00:10:12.910
不思議な学校に泊まって。

00:10:12.910 --> 00:10:17.910
寮みたいなとこにね、泊まって制作してたものの、

00:10:17.910 --> 00:10:24.290
ドラマツーグとして一応たぶん私はクレジットされたと思うんですけど、関わって。

00:10:24.750 --> 00:10:31.830
で、そのアンチスさんが八王子の彼方の帰り道をどういう風にインタビューしたらいいのかとか、

00:10:32.410 --> 00:10:38.470
あれは私は山陽観察だったと思うんですけど、山陽観察の時にどんなこと気をつけたらいいかみたいな話を、

00:10:39.030 --> 00:10:42.470
その時一緒に考えた記憶がありますね。

00:10:45.690 --> 00:10:56.270
どういう時の言葉が、他の人が演じて聞かせた時に、

00:10:57.150 --> 00:11:09.030
お客さんに何らかの像を結ぶのか、みたいなことが演劇のやってることかなっていう想像があって。

00:11:09.030 --> 00:11:23.210
で、八王子からの依頼で、その時は滞在したので、八王子の街っていうのをどうやって立ち上げたらいいだろうなっていうので、

00:11:23.930 --> 00:11:35.930
その時は帰り道を説明してもらったりとか、そこで思いついた話とかっていうのを参考にさせていただくっていうのがあった。

00:11:36.750 --> 00:11:41.390
それでそれを別の人が演じるっていうようなことでしたね、あの時は。

00:11:42.150 --> 00:11:45.570
別の人が演じて、かつ別の人が見るっていう。

00:11:47.910 --> 00:11:52.010
喋ってくれた人も見に来てくれたりとかしたんですけど。

00:11:52.730 --> 00:11:59.430
なんかまた不思議な光景で、帰り道じゃないところ、

00:12:00.710 --> 00:12:16.080
実際話を伺った帰り道じゃない場所で、違う帰り道の話を聞いて、イメージをオーバーラップさせるみたいな。

00:12:17.340 --> 00:12:20.040
いやすごかったですね、あれを思い出すと。

00:12:20.340 --> 00:12:22.000
意外といけましたね。

00:12:23.880 --> 00:12:24.900
意外とね。

00:12:26.420 --> 00:12:35.240
あとはやっぱり昼間から始まって、夜になるまで上演があったので。

00:12:35.280 --> 00:12:37.960
そうでしたね、ちょうど夕方の時間にね。

00:12:38.740 --> 00:12:42.600
八王子の街も変わっていくというか、

00:12:44.160 --> 00:12:51.740
やっぱり山深いところもあるので、闇がすごい深くなる時もあったし。

00:12:53.220 --> 00:13:00.520
そうだそうだ、なんか動きながら演じて、ツアー的にやっていましたね、思い出した。

00:13:01.120 --> 00:13:03.080
街の中歩きながら。

00:13:07.770 --> 00:13:11.050
あれで私も八王子の街になれたっていう。

00:13:12.580 --> 00:13:25.660
そっか、じゃあその時は、確かにまさに作家が何か劇曲を書いて、それを演じるっていうような、

00:13:25.860 --> 00:13:31.160
従来のフォーマットではない演劇のあり方っていうのを模索してた。

00:13:35.330 --> 00:13:45.430
街を扱った劇曲を作りたいねと、鳥公園の主催である西尾さんとお話していたっていうのもあって、

00:13:46.690 --> 00:13:54.510
ちょうどその街の話から演劇を立ち上げるっていうのを心を見てた時期でした。

00:13:56.730 --> 00:14:05.730
その後だから、2,3年ぐらいあったわけですけど、どんなことをしてたんですか?

00:14:07.770 --> 00:14:12.850
前にやった作品の再演をしたりがあったんですけど、

00:14:12.850 --> 00:14:19.070
基本的には私の健康があまり良くなくて、お休みし、

00:14:20.070 --> 00:14:30.390
かつ、一体何を作ったらいいんだろうなって、結構悩んでた時期が3年ぐらいあったようになりましたね。

00:14:32.330 --> 00:14:36.350
今はもうそのうちの1年だと思うんですけど、

00:14:38.350 --> 00:14:49.910
今はもうちょっと緩やかに水上さんとやることで見つかるものもあったりっていう日々です。

00:14:52.290 --> 00:15:03.930
何を作ったらいいのかなっていうのは、逆に言うと3年前までぐらいはずっと明確にあったんですか?

00:15:03.930 --> 00:15:08.190
いや、どんどんわからなくなっていったんです。

00:15:09.090 --> 00:15:19.290
東京来て10年を越えて、ほぼ毎年のように作品を発表してたんですけど、

00:15:21.260 --> 00:15:36.910
やりたい作品、技曲もなくなって、とにかく企画を回さないとっていう感じで何かこなしていったりとか。

00:15:38.250 --> 00:15:48.390
ちょうどコロナが来て、コロナの時期は相当その稽古場の運営もシビアな時代で、

00:15:48.390 --> 00:16:01.330
マスクを必ずして稽古しないとねとか、消毒液を必ず手につけてから稽古場に入ってきてとか。

00:16:02.090 --> 00:16:12.690
対応がかなりシビアで、劇場でいわゆるパンデミックを起こしてはいけないっていうところと、

00:16:12.690 --> 00:16:18.810
感染者を生んではいけないっていう責任もものすごく強くて。

00:16:18.830 --> 00:16:20.850
そっか、その時は劇場に行ったんですか?

00:16:20.850 --> 00:16:38.390
そうそう。自分の劇団での活動も公演中止になったりもあったりしつつ、苦しい時期を過ごしてたっていう感じでした。

00:16:41.150 --> 00:16:57.280
だんだん、毎年毎年作ってはいたけど、この先どうしようかなみたいなのがずっと高まってきたっていう。

00:16:57.280 --> 00:17:04.700
見込まれていったというか、どうしよう?どうしていったらいいんだろう?

00:17:04.820 --> 00:17:16.640
もう何かを作りたくて作ってるというよりは、やらなくちゃいけなくてやってるっていう。

00:17:18.080 --> 00:17:21.840
作りたくて作ってるではなかったんだ。

00:17:24.020 --> 00:17:27.240
それが2019とか2020とか?

00:17:27.240 --> 00:17:44.440
そうですね。だから逆にコロナで強制的に中止になるとかっていうのが逆にありがたいっていう時もあって、これで一旦休める。

00:17:44.840 --> 00:17:55.240
し、他の人も休んでるから、別に何に気を置くこともなく休んでいいんだっていう状況になった。

00:17:55.240 --> 00:18:03.240
結構、他の人との競争みたいなのがある感覚があったってことなんですか?

00:18:03.840 --> 00:18:15.420
競争。そうですね。みんなもう年に2回は新作を打っていかなきゃっていう流れがあって、業界に。

00:18:15.480 --> 00:18:16.560
そんなのあるんだ。

00:18:16.560 --> 00:18:27.360
そうしないと、いろんな事情があるんですけど、例えばお客さんから見て活動できてないなっていうふうに思われるっていうところもあったし、

00:18:29.400 --> 00:18:47.180
例えば助成金に出したいと思った時に活動が明記できないと、1年間休んでるとかっていうようなことがあると、ここはどうして休んでるんですかっていうことになるとか、

00:18:48.240 --> 00:19:05.640
ある種の経営者として経営してない時期が1年あったら、これは何してるんですかって言われるのと同様のことが起こってて、もうそこは何かやらなきゃいけないっていう状況にあったと思います。

00:19:06.180 --> 00:19:07.600
大変だな、それは。

00:19:08.740 --> 00:19:26.520
それはね、名前が出ていくので有名になるっていうところがあったから、そこで得たものもあったんですけど、どんどん作りたいものがわかんなくなってて、

00:19:29.520 --> 00:19:35.880
もう休まないとフラフラの状態みたいな感じだった。

00:19:36.560 --> 00:19:55.640
結構私は多分演劇初心者だからわかってない部分もあるんだけど、演出家だと思うんですね、もくしさんは、何かを作るのにあたって決める立場に置かれることが多いってことなんですね。

00:19:55.640 --> 00:20:12.840
企画者兼演出家だったんで、大体のプロジェクトの元案を作って、稽古までに何をしてっていう、スケジューリングもそうだし、

00:20:14.320 --> 00:20:31.210
ほぼ自分で運営しているようなもんなので、座込みの人たちとのやりとり、すべて自分が間に挟まって動かしてっていうのもやってたから、大変だった。

00:20:31.230 --> 00:20:31.970
それは大変。

00:20:33.790 --> 00:20:39.510
劇局はでも既にあるやつとかを使ってたから、そこは書かなくてもいいけど。

00:20:39.510 --> 00:20:55.870
書かなくてもいいけど、でも海外の劇局だったりすると、翻訳が自分に合ってなかったりする場合もあって、これ書いてある意味がよくわからないなってなった時に相談できる人を雇ったり、

00:20:56.810 --> 00:21:12.710
あるいは上演権を取らなきゃいけないので、海外のエージェントと交渉して、どれくらいの上演料を使わせてください、みたいなことをしたり。

00:21:14.530 --> 00:21:28.930
でも大体そのやりとりをする時期には、大体上演の1年前とかだから、やりたい演出も決まってなくて、とりあえずこれで上演しようって決めて、

00:21:31.190 --> 00:21:51.750
交渉から始まって、結局上演が近くなって、やりたいことが決まってきて、もうちょっと変化させたいって思っても遅いみたいなこともあったし、ものすごくそこは難しかった。

00:21:51.750 --> 00:22:04.260
そうか、それは遅いっていうのは、何が遅いんですか?

00:22:06.660 --> 00:22:22.340
例えば台本のすべてを上演します。きちんと上演します。一言一句変えずに上演しますっていうことだったら、普通の上演権の交渉でいいんですけど、

00:22:22.820 --> 00:22:48.680
このシーンを抜粋して、こういうふうに変えて上演したいですっていうことがあったり、あるいは翻訳をこう変えたいですっていうふうになると、翻訳者にまた許可を取らなきゃいけないし、後々にそういうことが生まれれば生まれるほど、交渉は難しくなる。

00:22:48.680 --> 00:23:10.760
ギリギリに海外のエージェントに連絡しても繋がらないっていうことがあるし、実質無理なんですよね、そういう変更は。だから表現の自由も狭かった上で、何とかやんなきゃいけないみたいなこともあって。

00:23:10.760 --> 00:23:30.580
そっかそっか。これを一人でやるっていうのが大変ですよね。なんかもっと分業してるのかと思った。なんかプロデューサーとかがいるのかなとか、制作の人がいるのかなとか。

00:23:32.300 --> 00:23:37.800
出会えればいいんですけど、そうじゃないこともまあまあある。

00:23:43.160 --> 00:23:50.940
でなんか疲弊して、それがコロナ禍があって、でも八王子のやつはコロナ禍の後ですよね。

00:23:52.000 --> 00:23:53.200
騙し騙し。

00:23:53.620 --> 00:23:54.700
やってた時期なんだ。

00:23:55.080 --> 00:24:19.880
徐々に徐々にやってたし、作家さんが西尾さんっていう現代の方なので、あまりに遠く離れた時代の人ではないから、どうしてこう描きたかったのかとか、まあいろんな話はできる環境だったので。

00:24:19.880 --> 00:24:21.960
確かに作家がそこにいるからね。

00:24:22.020 --> 00:24:35.340
そう。でまた上演権とかっていうこともないし、その辺はかなりやりやすくしていただいたからできたかなっていう感じだった。

00:24:35.800 --> 00:24:40.520
逆にあんまりそういうことはしてなかったってことですか、今それまでは。

00:24:40.520 --> 00:25:10.650
たまに。2作、3作に1編くらい現代の方と一緒にやるっていう感じで、それまではやっぱり大学の頃にクラシックとかから現代のダンスを生み出したりしてるのを見て憧れがあったから、やりたいっていう、そういう方向性のものをやりたいっていう気持ちだった。

00:25:15.120 --> 00:25:34.440
なんかでも、だんだん何が作りたいのかわからなくなっていき、一旦お休みするみたいなことを経て、今じゃあ何かを模索しようとしてるってことなんですかね。

00:25:35.780 --> 00:25:38.020
どういう状態なんですかね。

00:25:39.680 --> 00:25:41.600
どういう状態なんでしょうね。

00:25:45.670 --> 00:26:14.320
なんかこう、今まで思ってきた思考の主要みたいな、塊みたいな、こうしなきゃいけないんじゃないかとか、普通企画運営ってこうするものだろうとかっていうものを外してる時期だし、

00:26:17.340 --> 00:26:23.140
純粋にやりたいことは何かなっていうことが落ち着いて考えられてる。

00:26:23.500 --> 00:26:40.140
そうか、じゃあ結構それまではこうあるべきみたいな姿が自分の中に強くあったんですかね。

00:26:40.140 --> 00:27:02.920
っていうかまあ、いろんな方が関わる企画だから、ちゃんとしなきゃねっていう、ちゃんと対応しなきゃねとか、それに要請されるようにやってたっていう感じ。

00:27:02.960 --> 00:27:07.240
なるほどなるほど。責任感があったってことだね、結構。

00:27:07.240 --> 00:27:10.720
責任感でこらえてたみたいな感じかも。

00:27:12.840 --> 00:27:26.200
別にどっかに就職して、技術があってっていうわけでもないから、そこはトライアンドエラーで何とかするっていう。

00:27:31.640 --> 00:27:32.120
なるほど。

00:27:37.120 --> 00:27:42.840
なんかさ、ゆうさんの話に戻るけど。

00:27:43.080 --> 00:27:43.700
はい、どうぞ。

00:27:46.600 --> 00:28:01.780
その、どんな違いなんでしょうね。私のとやってみたいなって思ったと、こういう界隈の演劇とは違うかもしれないなっていう。

00:28:03.760 --> 00:28:13.070
なんかその、カンパニーが大きいかどうかとか、スパンが長いかどうかっていうのもあると思うんですけど。

00:28:14.390 --> 00:28:19.750
もしなんかやってることでなんか違いがあるとすれば、なんなんでしょう。

00:28:21.950 --> 00:28:28.890
それはでも私もその両方を経験したわけじゃないから、明確にこうとは言えないんですけど。

00:28:30.950 --> 00:28:39.750
そもそも私がなんで演じてみようかって思ったかっていうと、なんかもっと身体性について考えたいって思ったんですね。

00:28:40.730 --> 00:28:51.750
なんかその、結構人類学をやってきて、人類学でフィールドワークをして、

00:28:53.090 --> 00:29:00.550
フィールドワークをしてるときってすごく身体的なんですよ。その場で起きることにすぐ対応しなきゃいけないとか。

00:29:01.290 --> 00:29:09.090
私の場合はエチオピアに行ってたから、エチオピアの人って全然違う身体性を持ってるから私たちと、

00:29:09.110 --> 00:29:15.650
なんかそれに対応していったり応じていったり適応していくのでもいっぱいいっぱい。

00:29:15.750 --> 00:29:20.630
でもいっぱいいっぱいって逆に言うと、すごく身体にフォーカスできるんですよ。

00:29:21.130 --> 00:29:23.590
なんか別のこと考えてる暇がないというか。

00:29:24.990 --> 00:29:32.610
だからそういう現場でいろんなことを得たりとか感じたりするっていう感覚がフィールドワークにはすごくあって、

00:29:33.950 --> 00:29:40.150
それを元に日本に帰ってきて論文にするみたいなことをやってたわけですね。

00:29:41.150 --> 00:29:51.030
で、なんかだから私が、でも就職その後したから、就職した後の東京での会社員生活って、

00:29:52.330 --> 00:30:01.910
最初の仕事が例えば電話営業で、やっぱりなんか身体がすごく切り離された感覚があって、

00:30:02.790 --> 00:30:06.350
なんか言葉の世界にすごくずっといる感じがあった。

00:30:07.210 --> 00:30:17.070
で、メッシュワークっていう会社を作った後に人類学を使ったコンサルティングをするというので、

00:30:17.750 --> 00:30:22.030
実際その前の会社にいた時よりもフィールドワークに行ったりとか、

00:30:22.930 --> 00:30:29.330
クライアントの人と一緒に街を歩いたりするっていうことがあったから、

00:30:29.330 --> 00:30:32.410
もうちょっと身体的にはなったんだけれども、

00:30:33.290 --> 00:30:38.870
それもやっぱりでもすごく3ヶ月のプロジェクトの中でできることをやらなきゃいけないとか、

00:30:39.630 --> 00:30:44.890
もうアウトプットが見えている中での身体制みたいな、

00:30:45.070 --> 00:30:50.570
こういう結果を得るためのこういう活動をしようみたいな、

00:30:50.650 --> 00:30:55.550
ちょっとワークショップっぽい感じのことばかり、

00:30:55.550 --> 00:31:00.590
それにやっぱり寄っていっちゃうのがもどかしくて、

00:31:00.730 --> 00:31:05.990
もっと自分はエチオピアでフィールドワークをしていた時みたいな、

00:31:06.130 --> 00:31:12.230
身体を研ぎ澄ました状態とか、そこから新しい、

00:31:12.530 --> 00:31:14.470
そういう現場にいると、

00:31:16.530 --> 00:31:20.070
自分が本を読んだりとか書いたりしている時には、

00:31:20.730 --> 00:31:22.850
生じてこない言葉が生まれたりとか、

00:31:23.790 --> 00:31:28.930
生じてこない物の見方ができるようになる感覚があったんだけど、

00:31:29.650 --> 00:31:31.650
そういったものを取り戻していきたい、

00:31:32.290 --> 00:31:37.630
そういった時間をもっと作りたいと思って、

00:31:39.470 --> 00:31:44.210
それがやっぱりインプットの部分ですね。

00:31:44.490 --> 00:31:49.130
どっちかというと身体を使って何かを知覚するみたいな能力を

00:31:49.130 --> 00:31:53.190
もっと自分の中で育てていったり、

00:31:53.730 --> 00:31:56.550
使う時間を増やしたいというのが一方であり、

00:31:58.070 --> 00:32:02.410
それをでもそれまでやっていたみたいに論文にするとか、

00:32:03.530 --> 00:32:06.050
何かを書き物にするっていうのだと、

00:32:07.050 --> 00:32:08.690
結局同じ構造になっちゃう。

00:32:08.890 --> 00:32:12.990
何かを書くために身体のインプットを得るみたいな話になっちゃうから、

00:32:12.990 --> 00:32:19.710
そうではなくて、身体で得たものをそのまま身体で表現するとか、

00:32:20.730 --> 00:32:27.650
身体を通して他の人に伝えるみたいなことをやっていきたいなって思ったんですね。

00:32:28.370 --> 00:32:33.850
そこで、それをやっている人たちはやっぱりダンサーだったりとか、

00:32:34.770 --> 00:32:41.430
演技をする人、演劇をしている人なんじゃないかなっていうのがあって、

00:32:41.430 --> 00:32:44.730
そこで演じたいっていうのがあったから、

00:32:46.250 --> 00:32:48.830
別に演じることがゴールじゃないんですよ。

00:32:49.050 --> 00:32:51.390
そう考えると私にとっては。

00:32:55.090 --> 00:32:58.150
だから、既存の演劇講座とかは、

00:32:59.010 --> 00:33:01.790
演じることがゴールっぽく見えるし、

00:33:02.390 --> 00:33:07.850
演劇として成立させるための技術を得るみたいなところが

00:33:08.910 --> 00:33:13.830
旬なのかなっていうふうに理解したから、ちょっとずれてる。

00:33:14.870 --> 00:33:17.750
それは必要なことだし、それを経て、

00:33:18.690 --> 00:33:22.730
私が言っているような身体感覚を得るっていうことは多分できるんですけど、

00:33:26.390 --> 00:33:31.790
33歳からスタートするにはちょっと遠いかなって感覚があって、

00:33:33.590 --> 00:33:39.570
もうちょっとだから、さっき私が言った意味の身体を使う時間を増やすとか、

00:33:40.470 --> 00:33:47.510
身体を経て新しい言葉とか概念に出会うみたいなことにフォーカスして、

00:33:48.470 --> 00:33:51.610
やりたいなって思ったときに、

00:33:51.730 --> 00:33:56.810
ハチさんがやっているクリエイションとかを八王子とかで見ていたので、

00:33:58.450 --> 00:34:01.090
ハチさんだったらできそうかもって。

00:34:01.790 --> 00:34:05.270
思ったっていう感じです。

00:34:06.410 --> 00:34:08.530
今の話を聞いていて、

00:34:09.710 --> 00:34:13.530
優さんのやりたいことって、

00:34:15.670 --> 00:34:20.250
東京にいる俳優さんたちがそう思ってやっているかって言ったら、

00:34:20.370 --> 00:34:21.690
全然そうじゃないなって。

00:34:24.510 --> 00:34:28.870
俳優さんの仕事って、今の話を聞くと、

00:34:29.350 --> 00:34:33.010
よりもっと職人的で、

00:34:34.250 --> 00:34:39.150
部分的な作業の職人的だなっていう感覚があって、

00:34:40.210 --> 00:34:43.750
もちろん演じるために発声練習したりとか、

00:34:44.130 --> 00:34:46.910
身体のトレーニングしたりもあると思うけど、

00:34:47.610 --> 00:34:48.850
基本的には、

00:34:51.350 --> 00:34:58.030
クリエイション、本当に作品の核の部分を作るのは演出家で、

00:34:58.870 --> 00:35:06.270
その指示をある種忠実に要望に応えるために演技をする。

00:35:09.030 --> 00:35:24.410
そこに、俳優なりの目標とかをしてみたいんだっていうことがある人もいればない人もいて、

00:35:27.170 --> 00:35:29.850
ある種なくても許される現場。

00:35:30.790 --> 00:35:31.130
そういうのもある。

00:35:33.930 --> 00:35:38.970
大きな作品の動きの一つになりたいみたいな、

00:35:40.410 --> 00:35:45.090
そういう声が大半だなっていう。

00:35:46.590 --> 00:35:53.230
もちろん部分的にそういうことをやってみたいっていう俳優さんも周りにいるんだけど、

00:35:54.110 --> 00:35:55.890
結構やっぱり珍しくて、

00:35:56.730 --> 00:36:04.870
基本的には何かの動きのための一個、一助になりたいみたいな人が多いなって思ったから、

00:36:05.810 --> 00:36:13.250
確かに今の話、お誘いいただいた時にもチラッと聞いたんだけど、

00:36:14.770 --> 00:36:26.430
普通の俳優のための講座みたいなのではちょっと足りないような気がするなっていうのは思ったかも。

00:36:28.530 --> 00:36:42.290
どっちかというと、ある種自分で責任を持って作品を提示するっていうところまでやりたいんじゃないだろうかという感じがした。

00:36:43.250 --> 00:36:44.130
そう言われましたね。

00:36:44.490 --> 00:36:52.090
最初は私はもっとメソッド的なことを学ばなきゃいけないってちょっと思ってたところもあったから、

00:36:52.650 --> 00:36:56.750
そういうふうに実際にお願いしたような気がするけど、

00:36:58.530 --> 00:37:04.430
一人芝居をやれることをゴールにしたらどうですか?みたいな提案をしてくれて、

00:37:05.810 --> 00:37:11.070
そういう出口があったかって思ったんだけど、そういうことだった。

00:37:13.330 --> 00:37:15.530
そうだね、そう言ってたね。

00:37:22.260 --> 00:37:31.980
演劇の一個大事なところとしては、いろんな俳優さんが出演して、いろんな言葉が交わされることで、

00:37:32.600 --> 00:37:40.900
演出家の言葉だけじゃない言葉も共同体の中に吸って入っていって、

00:37:42.560 --> 00:37:46.120
素養になっていくみたいなことがあるから、

00:37:48.260 --> 00:37:58.460
今後もしかしたら誰か俳優さんを入れてやるっていうこともあってもいいのかもしれないなと。

00:37:58.780 --> 00:38:02.500
それは本当にやってみたいですね。できることなら。

00:38:02.500 --> 00:38:15.540
やっぱりキャリアが重なれば重なるほど、自分のやっていることの言語化が非常に豊かになっていく俳優さんが多いから、

00:38:17.120 --> 00:38:27.520
そこでああ、そういう作業をしているんだ、比較対象になるのもありかなって。

00:38:27.520 --> 00:38:32.940
見上がりだというか、しなきゃいけないとは思いますね。

00:38:38.930 --> 00:38:42.610
どうですか、私とハチスさんが多分、

00:38:44.630 --> 00:38:52.050
ハチスさんの家でミーティングした時から数えると、多分3回くらい一緒に何かをしてますけど、

00:38:52.630 --> 00:38:58.050
ここ最近は、メグロックの公民館を借りて、

00:39:00.650 --> 00:39:07.750
サンテグジュペリ、ヒベタ、人間の大地でしたっけ、

00:39:08.770 --> 00:39:15.890
朗読をしてみるっていうのを前回と今回やってきたんですけど、

00:39:16.910 --> 00:39:25.110
なんかドームなものを得始めてます、というか、何を感じているかというか。

00:39:25.750 --> 00:39:32.690
ようやくでも今日、演劇的なことをし始めたなという感じで、

00:39:34.470 --> 00:39:44.530
まだ1回目はミーティングで、2回目はもうサンテグジュペリの善用を掴むっていう時間があって、

00:39:45.110 --> 00:39:50.630
今日は実際にシーンを、エッセイなんですけど、

00:39:51.050 --> 00:40:02.130
そのエッセイの一部分を表に立ってみて、朗読してみるっていうのをやったと。

00:40:03.250 --> 00:40:04.470
面白かったですね。

00:40:05.850 --> 00:40:07.950
何が面白かったですか、ハチさん。

00:40:10.730 --> 00:40:12.950
何が面白かったんだろうね、あれは。

00:40:14.890 --> 00:40:22.000
ただ朗読する声に出すだけじゃなくて、

00:40:26.990 --> 00:40:32.970
その書いてあるものにどういう風に同化できるかとか、

00:40:34.950 --> 00:40:48.130
演じてる人がどういう体で望めば、作家の言葉に寄り添えるのか、

00:40:48.130 --> 00:40:51.570
みたいなことにも触れられたし、

00:40:53.730 --> 00:41:00.670
それを客観的に見て、ものすごい発見もあったなと思って、

00:41:04.780 --> 00:41:10.940
朗読していっては全くわからなかった必要性のあること。

00:41:13.660 --> 00:41:22.140
どういう重心で、どういう方向性に対して手を伸ばしながら発話すれば、

00:41:22.220 --> 00:41:27.020
サンテグジュペリのエッセイの言葉一つ一つに、

00:41:27.480 --> 00:41:31.100
手を抜かずに付き合えるのか、みたいなことが、

00:41:33.650 --> 00:41:39.190
そこまでできるとは思ってなかったんだけど。

00:41:41.650 --> 00:41:46.890
そこまで発見できたっていう、今日はこういう時間だった。

00:41:48.130 --> 00:41:51.230
そうでしたね。面白かったですね。

00:41:57.430 --> 00:42:00.350
前回はただ読んだじゃないですか。

00:42:00.950 --> 00:42:08.570
臨読するみたいな感じで、確か一文ずつ交代で読んだんですけど、

00:42:09.590 --> 00:42:15.910
その時はやっぱり言葉をただ音にしているだけだったから、

00:42:20.050 --> 00:42:25.070
何をこの作者は見て言葉にしているのかとか、

00:42:27.190 --> 00:42:31.050
どこに向かいたくてこのことを書いているのかっていうのは、

00:42:31.610 --> 00:42:33.930
あんまり多分意識していなかったんですけど、

00:42:34.790 --> 00:42:42.910
今回は部屋のあっち側とこっち側に座って、

00:42:43.450 --> 00:42:47.410
見る方と見られる方みたいな構造ができて、

00:42:48.430 --> 00:42:52.550
見られる方に立って自分が読み上げる、

00:42:53.170 --> 00:42:56.110
演じるっていうことをやってみると、

00:42:57.670 --> 00:43:00.510
全然違う風景が見えてきて、

00:43:01.910 --> 00:43:04.070
さっきはずさんがおっしゃったことと近いけど、

00:43:05.230 --> 00:43:11.790
このことを伝えたいから、ここでは空の話をしなきゃいけないんだとか、

00:43:15.430 --> 00:43:20.590
今日読んだところはだいたい飛行機の上に乗っているシーンが多かったんですけど、

00:43:20.590 --> 00:43:24.710
飛行機の上から下の世界を見て、

00:43:25.970 --> 00:43:33.970
木が生えているとか人の家があるとかを描写する必然性があるんだなっていうことが、

00:43:34.270 --> 00:43:38.590
まとめて読んでみたり、演じようと思って読んでみると、

00:43:39.850 --> 00:43:45.450
見えてくるっていう経験が私もできて、面白かったですね。

00:43:46.370 --> 00:43:53.570
なんか不思議と、サンテグ・ジュペリンになろうとしてやったわけじゃなかったですか。

00:43:54.990 --> 00:44:04.480
ひたすら自分の立つポジションを一緒にするぐらいの感覚で、

00:44:05.530 --> 00:44:13.870
一体どうしたら立てるんだろうねとか言って探っていった先が、結局演じるになっていたから、

00:44:15.450 --> 00:44:23.170
演じるってすごくキャラクターを変容させることって思われがちだけど、

00:44:24.250 --> 00:44:30.800
もうちょっと静かなところから始まっている感じがして、

00:44:33.030 --> 00:44:35.870
改めて面白いなって思います。

00:44:37.410 --> 00:44:39.830
そうですよね。なんかだから、

00:44:42.090 --> 00:44:45.330
なんか演じようとすると、

00:44:52.680 --> 00:44:56.260
なんか言葉を脚色するみたいな感じになるんだけど、

00:44:57.220 --> 00:45:03.120
ここを強く読んでとか、さっきの読んだところの話だと、

00:45:03.520 --> 00:45:06.500
死んだみたいな表現がいっぱい出てくるから、

00:45:06.500 --> 00:45:12.640
そこをすごく重要層に読むみたいな話に、

00:45:13.640 --> 00:45:17.080
演じるっていうマインドでいるとそうなっちゃうんだけど、

00:45:18.280 --> 00:45:27.480
でもなんか、やっぱり書かれたものを立ち上がるようにするとか、

00:45:29.940 --> 00:45:37.480
見てる人と読んでる人の間に生まれさせるために、

00:45:37.800 --> 00:45:41.580
自分の体が媒介しているだけなんだっていうふうに、

00:45:41.600 --> 00:45:44.020
今日はなんかなっていった気がしていて、

00:45:45.240 --> 00:45:48.040
それはハチさんもずっと前から言ってたんだけど、

00:45:48.900 --> 00:45:50.960
あんまり意味わかってなかったというか、

00:45:52.200 --> 00:45:55.040
そうだろうなっていうのは理解できるんだけど、

00:45:55.040 --> 00:45:59.260
やってみないとその感覚って全然つかめなかった。

00:45:59.720 --> 00:46:02.440
だから今日はその感覚がちょっとつかめて、

00:46:03.260 --> 00:46:04.680
嬉しかったですね。

00:46:05.940 --> 00:46:08.840
なんか不思議だったよね。

00:46:09.420 --> 00:46:13.180
言葉を聞いているから、

00:46:13.560 --> 00:46:18.640
その言葉から自分も想像して景色が生まれ、

00:46:19.570 --> 00:46:27.780
でも語り手・朗読者である人物の思考とか、

00:46:28.460 --> 00:46:37.860
戸惑いとかも、その景色をより豊かにするために

00:46:37.860 --> 00:46:40.200
存在もできていて、

00:46:43.710 --> 00:46:45.870
ここまで言葉にすると非常に、

00:46:45.870 --> 00:46:48.930
わーって思うんだけど、

00:46:52.770 --> 00:46:55.770
普段なら見逃している、

00:46:55.810 --> 00:46:59.470
すごいささやかな演劇っていうか、

00:47:01.050 --> 00:47:06.430
なんならみんなもやってるんじゃないかって思うような瞬間。

00:47:07.750 --> 00:47:14.360
だけどなんか、ハマるねみたいな、

00:47:14.560 --> 00:47:18.700
なんか楽しいねみたいな、もうちょっと掘り返すと。

00:47:21.470 --> 00:47:22.830
そんな感じだったら。

00:47:23.550 --> 00:47:24.050
そうですね。

00:47:25.390 --> 00:47:28.570
なんかハマってないときはわかりますもんね。

00:47:28.790 --> 00:47:29.250
わかる。

00:47:29.450 --> 00:47:32.910
聞いてる方も、やってる方もね。

00:47:33.630 --> 00:47:36.170
なんかわかんなかったよみたいな。

00:47:37.530 --> 00:47:38.030
そうそう。

00:47:38.850 --> 00:47:42.630
その感覚っていうのを得られるのもすごい大事で、

00:47:47.400 --> 00:47:49.920
なんかやっぱりこれの繰り返しなんでしょうね。

00:47:49.920 --> 00:47:53.440
やっぱり芸事というものは、

00:47:54.000 --> 00:47:58.080
さっき橋下さんに言った職人っていうのもそうだと思うんだけど、

00:48:00.340 --> 00:48:01.620
なんかだから多分、

00:48:03.340 --> 00:48:08.300
こうやってはいけないみたいなのを知らないと、

00:48:09.080 --> 00:48:12.920
なんか良い部分、良い例もあんまり理解できないというか、

00:48:16.360 --> 00:48:20.680
なんか下手なものもちゃんと知っておかないと、

00:48:21.480 --> 00:48:26.220
上手さがよく理解できないみたいなのがあるなって、

00:48:26.380 --> 00:48:27.280
今日思いました。

00:48:27.840 --> 00:48:29.140
それは面白いね。

00:48:30.600 --> 00:48:35.420
本当は演劇って今全然見られてないし、

00:48:35.720 --> 00:48:37.920
見るの大変だよねって思うんだけど、

00:48:39.060 --> 00:48:41.920
やってみたら面白いよっていう。

00:48:42.880 --> 00:48:47.300
やってみて、これは難しいわとか思ってから見ると、

00:48:47.300 --> 00:48:53.700
めっちゃ俳優さんの上手さがわかったりするっていうのがあるのかもしれないよね。

00:48:53.800 --> 00:48:54.620
あると思う。

00:48:55.380 --> 00:49:01.700
それはだから小説とか文章は結構みんな書いたことがあるから、

00:49:02.540 --> 00:49:06.820
わかるんだと思うんです。人口が多いんだと思うけど、

00:49:08.640 --> 00:49:13.120
演じるとか楽器やるとかの、

00:49:14.480 --> 00:49:18.520
人々の経験がギュッと少なくなっちゃうから、

00:49:19.300 --> 00:49:22.540
楽器弾くとかは音楽の人間でもちょっとやるのかなとかあれだけど、

00:49:22.840 --> 00:49:26.200
でも演劇するってやっぱほとんどないから、

00:49:30.020 --> 00:49:31.940
だから難しいんだろうなっていう。

00:49:32.400 --> 00:49:36.240
やったことないことを見るって難しいんだと思う。

00:49:36.360 --> 00:49:40.240
目の前で起こっていることがどういうものなのかっていうのも、

00:49:41.200 --> 00:49:47.240
やっぱり今回ちょっと時間をとってやったことで、

00:49:48.160 --> 00:49:53.440
今のはこうだったよ、ああだったよっていう感想の交換を結構したから、

00:49:55.260 --> 00:49:58.400
そこの言語もすごい深まったっていう。

00:49:58.960 --> 00:50:03.760
そうだね。普段全然言語化しないようなことを言語化した。

00:50:04.220 --> 00:50:09.380
さっきねはちさんが言ってた文章に重心があるって。

00:50:10.240 --> 00:50:12.160
思って読んだことなかったし。

00:50:13.600 --> 00:50:16.500
それはでも、なぜそれがあるかっていうのは、

00:50:16.900 --> 00:50:18.780
自分で発話するからなんだよね。

00:50:19.360 --> 00:50:22.660
目読するときは別に重心がなくても目読できる。

00:50:23.080 --> 00:50:24.580
理解ができるんだけど、

00:50:25.180 --> 00:50:34.240
でもそのテキストを自分の口から出して他者に届けるように発話しようとすると、

00:50:34.820 --> 00:50:37.940
必ず重心のことを考えなければいけない。

00:50:37.940 --> 00:50:41.140
考えるというか捉えないといけなくて、

00:50:42.140 --> 00:50:47.480
っていうことがわかってなかった、やる前は。

00:50:48.020 --> 00:50:49.600
それは発見だったよね。

00:50:51.040 --> 00:50:54.440
私もその自覚は全くしてなかったけど、

00:50:56.500 --> 00:50:59.180
読むにつれなんか合わない。

00:50:59.600 --> 00:51:04.360
なんかアンティーグ・ジュピリーの言葉と自分のテンションが合わないし、

00:51:04.360 --> 00:51:07.460
気が付いたら疲れ果てて、

00:51:08.640 --> 00:51:12.220
全て終わってたみたいな状態になって、

00:51:12.360 --> 00:51:15.040
何が必要なんだろうって考えたら、

00:51:15.160 --> 00:51:16.840
アンティーグ・ジュピリーの場合は、

00:51:17.840 --> 00:51:20.400
ちょっと前のミリ重心だったっていう。

00:51:21.220 --> 00:51:22.660
気づきがありましたね。

00:51:23.380 --> 00:51:25.660
それはちょっとね、わかんないよね。

00:51:28.200 --> 00:51:30.260
確かに言われてみると、

00:51:30.780 --> 00:51:35.440
人間の内地っていう本で書かれているアンティーグ・ジュピリーの言葉は、

00:51:36.980 --> 00:51:38.620
若々しくて、

00:51:41.460 --> 00:51:44.380
光をいつも見てるみたいな。

00:51:44.520 --> 00:51:47.040
この後疾走感がありますよね。

00:51:47.780 --> 00:51:48.940
軽やかで、

00:51:51.310 --> 00:51:53.390
サラサラって書いてるように見える。

00:51:54.810 --> 00:51:57.630
それにある種の良さを感じてたんだけど、

00:51:58.730 --> 00:52:03.590
それをやってみるとなると、

00:52:03.770 --> 00:52:05.550
俯瞰しててもダメだし、

00:52:06.970 --> 00:52:08.550
のめり込んでもダメだし、

00:52:09.710 --> 00:52:11.370
一歩先を見ないと、

00:52:12.930 --> 00:52:16.690
全然ついていけないようなことがわかった。

00:52:18.550 --> 00:52:19.790
そうなんですよね。

00:52:21.610 --> 00:52:22.470
不思議だった。

00:52:22.470 --> 00:52:23.490
それが、

00:52:24.330 --> 00:52:28.130
その作品に何で必要かとかまではわかんないけど、

00:52:30.410 --> 00:52:33.290
この人はこういう、

00:52:33.290 --> 00:52:36.710
ノリ、ノリって言ったらちょっとカレスっていうか、

00:52:37.310 --> 00:52:41.650
そういう状況で書き進めてたんだ。

00:52:46.870 --> 00:52:49.770
私はそれがテンポだと思っていて、

00:52:50.650 --> 00:52:54.170
自分が文章を書くときとかもそうなるんですけど、

00:52:56.410 --> 00:52:59.610
テンポが良いときは書けるんですよ。

00:53:01.830 --> 00:53:04.030
ノリが良いってことだと思うんだけど、

00:53:05.290 --> 00:53:12.410
リズムが合ってるときは文章っていくらでも書けるんだけど、

00:53:13.570 --> 00:53:17.370
リズムが起きてないときは全然書けない。

00:53:19.010 --> 00:53:21.870
だからやっぱりそのリズムが、

00:53:23.910 --> 00:53:27.030
自分の中にちゃんと振動としてあると、

00:53:28.550 --> 00:53:31.010
それが文章に入ってきて、

00:53:32.710 --> 00:53:36.330
良い文になるなっていう感覚があるんですけど、

00:53:37.890 --> 00:53:42.030
多分それがあるんでしょうね、その人固有のリズムがね。

00:53:43.870 --> 00:53:49.570
確かに自分が本当に文章を書くの苦手なんだけど、

00:53:50.750 --> 00:53:55.150
そのリズムがまず見出せないっていうか、

00:53:55.470 --> 00:53:59.950
何を書いたらいいんだみたいなときもめちゃくちゃあるし、

00:54:02.310 --> 00:54:05.650
人にこれじゃ伝わらないよみたいなところで、

00:54:05.750 --> 00:54:09.990
ものすごく迷走する感覚があって、

00:54:13.010 --> 00:54:18.670
この文章いいねって周りに言ってもらえるときは何か、

00:54:21.590 --> 00:54:24.230
説明的言葉とか、

00:54:27.850 --> 00:54:34.610
大前提に成立してないといけない構造みたいなのが乗り越えた先にある、

00:54:36.230 --> 00:54:41.430
軽やかさみたいな感じはあるから、

00:54:41.430 --> 00:54:47.050
文章構造としても必要なんだろうね、このノリみたいなもので。

00:54:47.470 --> 00:54:48.390
そうだと思います。

00:54:49.330 --> 00:54:53.550
それが自分の身体とフィットしてると、

00:54:54.410 --> 00:54:58.270
良いものができるし、遠くまで届くんだと。

00:54:59.390 --> 00:55:04.650
それの逆をしてるっていうことをよくわかったというか、

00:55:05.450 --> 00:55:09.430
文章にはノリとかテンポとかリズムがあって、

00:55:10.510 --> 00:55:16.290
それを自分の中にちゃんと落とし込んで、

00:55:17.110 --> 00:55:23.890
それを理解しないと、発話したときにチグハグになるというか、

00:55:26.690 --> 00:55:34.090
そういう意味では、前半にやった発声練習でそういう大事さがあるんだなって私は思ったんだけど、

00:55:34.910 --> 00:55:44.270
発声練習をするときに、頭で響かせるとか胸で響かせるみたいなことをアジスさんは言ってくれたじゃないですか。

00:55:45.170 --> 00:55:50.490
だから、そういうポイントが文章の中にもあって、

00:55:52.310 --> 00:56:03.790
この文章は頭で響かせる文章なのか、胸で響かせる文章なのかを調整していくというのが、

00:56:05.270 --> 00:56:11.250
演じるってことなんだなっていうのは、発声練習から思ったことでしたね。

00:56:12.110 --> 00:56:15.250
なんかすごいヨガっぽいっていうか、

00:56:16.570 --> 00:56:30.230
今の状況下で呼吸を落ち着けて、自分の中心軸を探すみたいな感じのトレーニングに近いなって思うんだよね。

00:56:36.900 --> 00:56:43.060
これやって、あれやってっていう、難しいな。ちょっと待ってね。

00:56:45.900 --> 00:57:05.310
自分はどこに行っても、この足はついてるみたいな、

00:57:08.260 --> 00:57:16.880
その上で大きく伸びもできるし、縮まることもできるし、緩むこともできるみたいな、

00:57:18.440 --> 00:57:27.180
そういう、発声練習の時はその姿勢をニュートラルって呼んでるんだけど、

00:57:28.020 --> 00:57:35.340
ニュートラルを探す時間でもあるっていうか、朗読をしながらも。

00:57:36.380 --> 00:57:46.040
なんかこう、自分を変容させつつも、そこにいつの間にか確信ができてるみたいな、

00:57:47.080 --> 00:57:49.840
そういう作業でもあるような気がして。

00:57:52.630 --> 00:57:59.710
だから結構意図的に、今回朗読をやるから発声練習をやろうっていうのは思ってた。

00:58:01.670 --> 00:58:09.350
自分の体を脱力して、脱力した状態でもスッと立てる地点を見つけつつ、

00:58:09.770 --> 00:58:15.090
体を震わせて大きな声も出せるよっていう地点を、

00:58:15.830 --> 00:58:25.490
段階的に発声練習は踏んでいくから、あれは序盤にいいんじゃないかなと思ってた。

00:58:26.330 --> 00:58:34.870
そうですね。段階的に体を震わせるっていう経験がやっぱり日常だとないので、

00:58:37.110 --> 00:58:47.930
そういうふうに動かせないというか、普通はね、何もしないでやっちゃうと。

00:58:55.600 --> 00:59:05.430
そうだね。もしかしたら扱う作品が変わったら全く違うワークをやるかもしれない。

00:59:05.430 --> 00:59:07.290
まあそうでしょうね、きっと。

00:59:16.840 --> 00:59:24.340
それこそあれですよね、だって八王子の時の稽古とかはコンタクトワークみたいなのをしましたよね。

00:59:24.700 --> 00:59:26.640
コンタクトとインプロビゼーション。

00:59:28.900 --> 00:59:35.300
相手の動きをキャッチしてほしいってその時は多分思ってたんだと思うんだけど、

00:59:35.300 --> 00:59:44.500
インプロやったってことは、その場にある相手の体の押し引きみたいなのを、

00:59:47.300 --> 00:59:52.480
自分の動きを発掘するっていうワークだったから、

00:59:53.420 --> 01:00:00.300
どっちかというと、自分で演じよう演じよう発しようとかっていうんじゃなくて、

01:00:00.300 --> 01:00:06.920
その場にある環境をいかにキャッチする、耳を持てるかみたいな。

01:00:07.720 --> 01:00:20.360
体も動かすから、その分柔軟もできて、表現の幅として広がるよねっていうところを使ったんだろうね。

01:00:21.020 --> 01:00:24.360
ちょっともう私は覚えてないけどね、あの時のこと。

01:00:24.360 --> 01:00:31.500
その辺のやり方がやっぱり八木さんは丁寧だなっていつも思うんですよね。

01:00:38.580 --> 01:00:43.900
ゴール地点は八木さんの中で多分見えていて、

01:00:44.940 --> 01:00:49.980
そこにたどり着くためにどんな準備が必要かとか、

01:00:51.080 --> 01:00:54.520
どんな体になっていなきゃいけないかみたいなのが、

01:00:54.520 --> 01:00:58.220
多分逆算している八木さんの中では考えていて、

01:00:59.220 --> 01:01:07.260
それを適切に準備しておくというのがかなり上手なんだと思う、八木さんは。

01:01:07.480 --> 01:01:14.180
だからそうではない人はどうするかというと、多分言葉で説明するんだと思うんですよ。

01:01:15.020 --> 01:01:19.000
こういうゴールがあるから、あなたたちはこうなっておいください。

01:01:19.680 --> 01:01:31.520
そのためにはこうしたこうやって、このステップを組めばこのゴールに行けますよって説明する人が多分多くはそうで、

01:01:34.480 --> 01:01:41.720
それを聞いてできる人もいるし、できるんだけど、

01:01:43.100 --> 01:01:47.520
でもなんか身体的ではないですよね、先に言葉があるから。

01:01:49.100 --> 01:01:52.220
でも多分八木さんのやり方は身体から作っていく。

01:01:52.920 --> 01:01:59.980
身体が、さっきおっしゃっていたみたいに、相手の気配を感じるみたいな身体をまず作る。

01:02:00.520 --> 01:02:09.980
身体を作った後にセリフとか状況とか演技とかが入っていくから、自然とそれができる。

01:02:11.380 --> 01:02:17.860
状態を整えるっていうことを多分やってらっしゃるんだと思う。

01:02:17.900 --> 01:02:22.060
多分それあれだね、自分で書いてないからそうなんだろうね。

01:02:23.420 --> 01:02:30.180
だって常に違う人の文章をどうしたら立ち上げられるかって考えてきたから、

01:02:30.900 --> 01:02:37.460
そこでは目読している自分の身体制なんだけど、

01:02:38.320 --> 01:02:48.360
そこからもしこんなイメージの、例えばすごい動きのある作品にしたいってなったら、

01:02:49.280 --> 01:02:54.200
その動きがあるとこまでどうやってみんなと一緒に行くか。

01:02:55.760 --> 01:03:03.320
今回だったら朗読だから、とにかく丁寧に言葉に向き合えるために、

01:03:05.480 --> 01:03:16.580
まずは自分の身体の響きだとか、ある種のノイズみたいなものに気が付けるようになれるかっていうところを、

01:03:18.160 --> 01:03:27.120
自分もまだやってないけど、そういうののトレーニングがあったら近づけるかなーみたいなのがあったんだと思う。

01:03:29.190 --> 01:03:36.350
実際私も今日やってみて、大変だこれ、とか言ってあったけど、

01:03:38.050 --> 01:03:41.850
まあ確かに良かったかもね、初練習。

01:03:42.250 --> 01:03:44.310
うん、と思いましたね。

01:03:46.240 --> 01:03:47.620
なるほどね、そっか。

01:03:48.020 --> 01:03:56.020
自分で書ける人は言葉の力を信じているから、言葉で全部やろうとしちゃうんだろうね。

01:03:58.660 --> 01:04:08.720
かつあと、ここまでは決めるけど後は任せるみたいな感じで、文行作業をしていくんだと思う。

01:04:11.060 --> 01:04:17.480
悪く言うと私は、そこの文行作業がまだよくわからないところもある。

01:04:19.360 --> 01:04:25.100
結果的に舞台に立つ人は俳優さんですよねっていうそこでの区切れ目はあるけど、

01:04:26.020 --> 01:04:34.740
じゃあどこまで発想するかとか言語化して次に進めていくかみたいなところで、

01:04:35.180 --> 01:04:39.780
ある種私も責任を結構持っちゃってるところもあって、

01:04:41.420 --> 01:04:47.880
割と俳優さんと同じようなところからスタートするような稽古場が多かったかもしれない。

01:04:50.410 --> 01:04:53.810
それがね、一個しんどかったポイントでもあるんだけど、

01:04:55.530 --> 01:04:57.950
いつまでもそうしてたいんだけれども、

01:04:59.370 --> 01:05:04.510
演出家としてはスケジューリングがあるから次に進めないといけないし、

01:05:05.810 --> 01:05:10.750
焦っちゃうしとか、いろいろあったし、

01:05:11.450 --> 01:05:17.370
その俳優さんの中で何が起こってるかなんて結局のとこはわからないし、

01:05:18.670 --> 01:05:20.670
嘘つかれてることだってあるから、

01:05:23.790 --> 01:05:30.780
そこはどっかで切らなきゃいけないはずなんだけどね。

01:05:30.780 --> 01:05:31.440
そうね。

01:05:37.940 --> 01:05:45.840
割と嘘ついてないんじゃないかって不直に進んでいくもんだから私。

01:05:47.800 --> 01:05:54.980
みんなそういう流れになるんじゃないかなと期待してやってきてるっていう。

01:05:54.980 --> 01:06:02.460
まあでも期待しないとね、やれないからしょうがないと思う。

01:06:14.450 --> 01:06:21.730
私はだからすごい毎回いろんな発見があって面白いんですけど、

01:06:22.710 --> 01:06:24.450
アーティストさんはどうですか?

01:06:26.170 --> 01:06:27.450
いや発見ですよ。

01:06:28.550 --> 01:06:30.330
あと久々にやってるから、

01:06:31.570 --> 01:06:34.810
ああそうだったこれ楽しいよねっていう。

01:06:36.310 --> 01:06:38.650
思い出したみたいな。

01:06:39.570 --> 01:06:46.130
そういうところで非常に楽しいし、

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最初に言ってた専業の俳優じゃないあり方からのアプローチでの作品制作っていうところで、

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どういう風にお題を組むかっていうのもすごく面白いなって。

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そう思っていただけたら嬉しいです。

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じゃあ今後も何卒よろしくお願いします。

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どこまでいけるかやってみましょう。

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いってみようという感じでした。

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ありがとうございます。

01:07:30.120 --> 01:07:30.620
ありがとうございます。
