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夕焼けひとりきり 始まりました。
昭和 二桁生まれのパーソナリティ
ミッキーロンリーがご案内します。 昭和レトロ
今は懐かしい思い出 明日の心配もせず駆け抜けた昭和の時代
暖かく優しい昭和の情景
心を思うままにお話しできればと思っています。 どうぞお付き合いください。
今日は 昭和レトロのお話
テーマは 夕焼け駅のストーリー
昭和の世代の皆さん 現代に生きるリスナーの皆さん
学校生活、社会人生活において 幾度となく
一生に残る出会いと別れ それは私たちを成長させてくれた
糧となるようなもの そんな
記憶の方も多いことでしょう。 私ミッキーが一つのエピソード
交えてお話したいと思います。 どうぞお付き合いください。
時は 昭和50年代
ある昭和の駅のストーリー その小さな駅と小さなロータリー
公衆電話 あって郵便ポスト
隣には 夕焼け商店街
入り口のポール アーチを描くその文字は
夕焼け商店街、お馴染みの 丸みのかかった看板だ
そして 円盤の形の
03:04
伝統 その商店街を
今日も多くの人が 各近道あふれて
交差する 学校帰り
仕事帰り ある人は
喫茶でブランチタイム そして
自転車屋さんで修理を頼む人 おもちゃ屋さんで
玩具屋 プラモを眺める子供たち
上校で店頭本屋では 活気にあふれた学生たち
学生服 セーラー
お馴染みの光景だ そんな中
2人の仲睦まじく
体をぶつけ合いっこしながら 駅に向かう
学生 高校を卒業して
駅に向かう 少女は
大きな 旅行カバンを持っている
そして 若い
男の 学生
高校を卒業するかどうかの年齢だろうか 駅を微笑み交わしながら
そのロータリーを抜けて 駅舎に入る
もちろんなじみの売店の人 駅員さん
そしてホームで たった今
走り出した駅を後に 列車の交通を見せながら
夕日に車両が
遠ざかっていく その
カップルは たった今行った
06:03
列車 その
遅れたことをもしろ喜ぶかのように 木のベンチに座った
それは 牛乳の会社の
ロゴマークがある木の やや口かけたようなベンチだけれども
座り心地が良い そして次の列車まで時間がある
その駅は 自然にも
囲まれて
流れる雲 夕日にやや染まるその雲が流れるのを見ていた
そして 鳥のさえずりも聞こえる
二人は ただ
黙ってベンチに座る そして
一緒にこれまで過ごした二人の時間を思い出すかのように
そうだ 今日はその少女が
田中へ入学する その別れに
この 駅を別れのステージに選んだ
しばらくの間 会うことができない
その彼女はある夢のために 夕焼けの中に
見た翼 彼女は
時よ そして見送る彼は秋風だ そして
この季節外れに 寒い空
雪が なぜかちらつく
この街で見る雪は最後かもね 彼女は言う
彼らは
幼い頃から 約束の場所でいつも
飛行機グライダーを飛ばした仲だ それが
09:02
今日一つの別れになる 雪が風に舞いその
夕焼けのオレンジに混じった なぜか
オレンジの 雪が舞いながら
季節外れの雪なような気がする まもなく旅立ちの
列車が 駅に入ってくる
彼女は乗り込んだ そして窓に光を
近づけて 窓に息をかけて指で
何か描いている そうだ
紙飛行機を描いて 飛ぶ
絵を描いている 彼も
同じように手首を前に押し出すポーズして
その姿を
目に焼き付ける 列車は走り出す
夕焼け列車だ そして
雪が舞うホームに残った仲 秋和くん
彼は ただ
ホームで 雪を見ていた
話は変わります
ある昭和の駅のストーリー
彼らカップルが通い慣れた
その夕焼け商店街と 昭和のある駅のストーリー
夕焼け列車で 入学のために
少女は旅立ちました そして
それを見送る彼 その
ホームで雪をただ眺めている その
歌は 皆さんわかりましたでしょうか
夕焼けひとりきりこのあたりで本日終わりたいと思います お付き合いしていただき
ありがとうございます 次回の番組お楽しみに