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この放送は、農業の常識を超越する、Metagriをキーワードに活動する、Metagri研究所がお届けする、Metagri Voicesです。
みなさん、こんにちは。月曜担当の富山みかんです。
FarmersVoices🍊第74回目の放送になります。よろしくお願いします。
いやー早いもので、3月も今日で終わりで、明日から4月に入りますね。
昨年の配信で、3月中に剪定を終わらせたいという話をしましたが、結局終わっていません。3分の1ぐらい残っています。
どうしても3月中に終わらせないといけないというものではないのですが、ちょっと作業がゴテゴテになるのは嫌です。
ところで、先日の28日、29日と、インターン生のトモヒロさん主催で初めまして会があったのですが、なるべく僕、初めまして会に参加するようにしてるんですけど、
今回は今までで一番人が参加してくれたんじゃないですかね。トモヒロさんがコツコツ声をかけてくれた成果が出てるなぁと。
今まで初めまして会だけど、初めての人が入らなかったってことも何度かあったので、とても成果が出てていいなと思いました。
初めまして会の中で、川上牧場さんから継ぎ木NFTについて説明してほしいというご依頼を受けまして、
そういえば配信で触れたことがなかったなと思いまして、今回のテーマは継ぎ木NFTについてというテーマでお送りしたいと思います。
まず継ぎ木とは、違う品種に違う品種をくっつけることです。
柑橘だと空立ちという品種、日本の場合ですね。
日本の場合、空立ちという品種を、空立ちの種を植えて1年ぐらい経つと多少芽が出て少し大きくなるので、そこでパチンと切っちゃって収穫する品種をくっつけるので、
根っこは空立ちで、そこから上は収穫する品種になります。
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なぜそんなことをするかと言いますと、根っことなる部分、根っことなる品種のことを台木と言います。
台木が病気だったり害虫への耐性が強ければ、収穫する品種もその病気や害虫への耐性を持つことができます。
また、台木が樹勢が強ければ収穫する品種も強くなるので、植物が大きくなったりたくさん収量が取れるようになります。
次木の方法としましては、切り継ぎ、割り継ぎ、原継ぎ、芽継ぎ、根継ぎもあります。
根継ぎは特殊かな。今言った4種類ぐらいがあります。
次木の方法によって多少違いはありますが、理屈としては台木と収穫する品種のホギの形成層をしっかり合わせて、
継ぎ木テープというか、今はパラフィンテープがあるので、パラフィンテープで巻いたりして、乾燥しないように、中にはビニール袋をかぶせたりする方法もあります。
次木としましては春から梅雨あたりまでですかね。
秋にもできるそうです。
この次木NFTで何をするかと言いますと、日本の柑橘は95%以上カラタチという台木で生産されています。
これをカラタチではなくシークアサを台木にして継ぎ木をしてみたら、一体どんな品種や果実ができるのだろうという実験的な試みです。
日本の柑橘の95%以上がカラタチを台木にしているというのは、それだけカラタチが優れた台木だからです。
柑橘トリステザウイルスというウイルス病があるんですけれど、このウイルスは全世界の柑橘に多大な被害をもたらしているのですが、カラタチはこのウイルスに対病性があります。
柑橘グリーニング病、植物病理学は明日の君を願うという漫画があるんですけれど、これにも柑橘グリーニング病が出ました。
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カラタチは柑橘グリーニング病にも抵抗性があるみたいで、抵抗性があるだけで実際に感染するらしいんですけれど、有名な漫画にも出てきた病気にも多少抵抗性があるみたいです。
カラタチは体幹性もあり果実品質も良くなるということで非常に優秀な台木なのですが、弱点としては樹勢が弱いんですよね。
さらに乾燥にも弱いので、ここ数年夏場が非常に暑く乾燥するので、この乾燥に負けて木が弱ったり最悪の場合枯れてしまうこともあります。
そこで目をつけたのがシークワサを台木にしたらどうだということで、シークワサは沖縄や鹿児島では台木として普通に使用されているそうです。
ポン管だったりタン管はカラタチよりシークワサの方が相性が良いんじゃないかという説もあるくらいです。
シークワサを台木として利用した研究結果も出ていて、カラタチに比べて樹勢が強いので木が早く大きくなります。果実も大きくなります。
果実品質で糖度はカラタチに比べて低くなるのですが、山岩流量が低く出るので食味が良くなります。
もしかしたら果実の香りも変化するのではないかという説もあります。
今回のNFTはアスミとアスキという2品種をシークワサに追記します。
両方ともまだ品種登録されたばかりで市場に出回る量が少ない貴重な品種ですが、この2品種とも非常に糖度が高いので、
カラタチではなくシークワサに台木が変わって糖度が低くなったとしても、そんなに味に影響はないのではないかと思っています。
高品質になる可能性が高いのであれば、多少品質を落としてでも収量が多くなった方が良いのではないかという、
今回の取り組みの趣旨ですが、シークワサにすることで山岩流量が減るということは、もしかしたらカラタチよりも美味しくなる可能性もなきにしもあらず。
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本当は苗からやりたかったのですが、苗からやると実際果実収穫できるまでに5年ぐらいかかるので、そこまでは待てないでしょうね。
なので今回はシークワサの西木に高継ぎ、大きくなってから継ぎ木をすることを高継ぎと言うのですが、
高継ぎをして年をまたぐ品種なので、再来年収穫できるようになるのではないかと。
高継ぎが成功したとしても、来年花を付ける可能性がないので、何とも言えないですね。
あんまり足られ葉を言っていると何もできなくなってしまうので。
でも本当にうまくいけば、日本の柑橘業界のカラタチ一辺倒だったものにシークワサという風穴を開けることは可能かもしれません。
シークワサを代金するというのは今まで何度か言ってきていて、概要欄にリンクを貼っておくのでよかったら見てください。
それでは今回は以上になります。
今日もメタグリボーシーズを最後までお聞きいただきありがとうございました。
あなたと一緒に新しい農業の世界を創造する旅を続けていけることに感謝しています。
次回もお楽しみに。みんなみかん食べてね、牛乳飲んでね。バイバイ。