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毎週月曜日のこの時間は、松尾潔氏のブラッシュアップをお送りしております。
さあ、松尾さん、今日のテーマは何でしょう?
はい、今日はお隣、韓国のお話をしたいんですが、そこからもちろん日本のことも考えてみたいんですが、
これ、ソースはNHKの国際ニュースでございまして、僕も番組の方は見ることができなかったんですが、
番組スタッフが問題提起の意味合いも強い記事をネットに出してたので、そこから感じたことをお話ししていきたいと思います。
まずね、今年の4月、韓国政府がいじめ対策というのを打ち出したんですね。国を挙げてね。
これ、いじめの総合対策というのの見直しで、韓国の中では11年ぶりの大きなものだったらしいんですが、
大きく3つその中で打ち出されたことがあって、まずは被害者の保護強化、あと学校の対応力の向上。
これはみなさんもわりとスムーズに受け入れられるんじゃないかと思います。
被害者の保護強化、学校の対応力向上、いじめあってもなくても大切なことですが。
もう一つこれが波紋を呼んでるのが、加害者の厳罰化ということなんですね。
どういうことかと言いますと、加害生徒にはいじめの責任というのを必ず負わせる。
いじめをやった以上、いじめの対価は必ず払う。
それが社会だということを学校現場に根付かせるように、国として挙げていきたいと。
これは韓国大統領制度ですけども、国でいうとNo.2にあたる首相、ハンドクス首相が公式見解として発表したんですね。
もうちょっとわかりやすくお話しますと、厳罰化ってどういうことかというと、
この人はいじめをしましたという加害記録を、学生生活記録簿という韓国の学生の皆さんが必ず付けられている記録簿があるんですけども、
そこにきちっと記録して、それを超学歴社会なんて言われますが、
大学入試に、いわゆる日本における内進書のような形で、マイナス評価として反映させるってことなんですよ。
どんなにいい点数を取っても、いじめが過去に加害側としてあったならば落ちてしまうこともあるってことですかね。
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そうなんです。
この処罰っていう、処分っていうのも、9段階。
かなり細分化されてる印象ありますよね。
最も軽いもの、1号というのはどういうものかというと、
被害者の方に対して、書面で謝罪しましたよっていうのは、いじめでも反省してるというふうにみなして、1号になるということなんですけども、
じゃあ一番原点対象として高いもの、9号にあたるものは、退学ですね。
つまり高校生のときなんかに退学をして、
変な言い方ですけれども、学校を変わることである種、加害の記録をロンダリングするっていう人もいるかもしれないんだけれども、
それは許さない。
退学ということ自体が、9段階の9号になっちゃうってことなんですけど。
現時点でも、2026年からは、もう韓国のすべての大学入試で加害記録に反映するように義務付けられるんだって。
2026年ってもうそんな先のことじゃない。今の高校生が現のときぐらいかな。
少なくとも中学生以下はもう、このことを常に意識して、なるでしょうけど。
現時点でも、この記録をすでに重視してる学校っていうのは、大学ってあるわけですよ。
現状は、加害記録っていうのは、大体卒業後2年とかになってるらしいんですけど、
今回の4月、改正されたことで卒業後4年で、
あとは退学なんていうか、さっき話した9段階の9号ってことだけど、その加害記録っていうのは永久保存される。
永久保存?
はい。これだから処分重すぎんじゃないのかという話も当然出てきますよね。
これは被害を受けた方、そして加害した人。加害した上で公正したいと思ってるけど、この処分ちょっときついなっていう人。
いろんな意見が今、韓国で論議されてるらしいです。
なるほどね。
これね、原罰化すると即効性はあるとは思うんですね。
日本でも出帰予備運転というものを、僕が子供の頃から社会問題化して、福岡なんかでも本当に大きな問題になってましたよね。
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これが、罰金も高くなりましたし、
罪も重くなりますからね。
罪自体が重くなったことで、ずいぶん減ったことは確かだと思いますよ。
人間、そこまで整善説に立っていられるほど、よくできてないなってこともある中で、
やっぱり処罰っていうのは効果があるなとは思うんですけども、
もちろんながら、そういうのに縛られた社会っていうのを好む人ってそんなにいないと思うんですが、
俺、今韓国の話しましたけれども、
もちろん韓国のこういうふうになったのは、背景として学校での暴力がこの10年間で3倍に増えたってのがあるんですって。
なもんで11年ぶりの見直しってことになったらしいんですけども。
国としても何かしら対策をしなければっていう、やっぱり技術問題があったっていうことですよね。
これフランス、アメリカの例っていうのがあるんですけども、
フランスは刑事罰の対象になって、禁錮10年以下とか、アメリカとかは定額、退額とかっていうのがある中で、
日本は割と学校内での話で片付けられることが多い。
そうですね。
だけどご存じのようにいじめの問題ってあれじゃないですか。
スマホを使ったものであったりだとか。
もはや学校のことだけ。
SNSとかですね。
そうなんですよ。
だからちょっとその学校内でうちうちにっていう、いわゆる日本社会的な組織内で収めるっていうのも、
まあこのいじめに対する来年のグローバルスタンダード化っていうと変ですけど、
あと時代と国際社会の中における位置づけって、
あといじめの定義自体もね、日本の中でも違うぐらいですからね。
どこどこの人たちはちょっと言葉きついよねなんて話をよく普通にしますが、
我々、改めてそういったものをなくすために必要なものは何かっていうのを、
まあ日本でも考えていいイシューかなと思って今日お話しさせていただきました。
そうですね。
やっぱりいじめは加害者、被害者が出てきてしまうわけですけど、
その被害者を守ろうという気持ちはわかるんですけど、
逆に加害者に対してはペナルティっていうのは少ないなっていうのは日本での印象なんですよね。
そうですよね。
韓国でもやっぱりそれが、被害者の心の傷に比べて加害者はその罪さえ忘れているっていうような、
そこがやっぱり今回の原罰化の一つの大きな理由になっているみたいですね。
なんで学校を休まなきゃいけない側が被害者で、加害者は普通に学校に来てるんだとかですね。
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本当にね。
なんかこう不公平感というのは感じますよね。
許されるべきじゃないのはやっぱりね、いじめの加害者側だと思うんですけど、
でもあとはその事情をどうジャッジするかっていうのがやっぱり難しいですよね。
そうですね。
その不公平というものも本当に立っているところによって違って見えるでしょうし、
抱く理不尽っていうんでしょうか。
そういったものも人によるってことを前提にはしたいですが、
それでもやっぱりみんなの公約数的なところを探る努力を休んじゃいけないなと思いますし、
これ結構喫緊の問題じゃないかなと思います。
いや本当そうだと思いますね。
若い人たちがこの国に失望しないようにもね、思いますね。
そうですね。
この時間、韓国のいじめ対策を機にですね、いろいろこのいじめについて考えてみました。
8時40分過ぎのキャッチアップでは、松尾さんどんなお話を。
はい。
ご存じの方も多いと思いますけれどもね、フランスフレンチポップの巨人と言われるミシェル・ポルナレフさんという方がいらっしゃいますね。
シェリーに口づけとか言います。
あの方が本日お誕生日でございますんで、その奇跡をたどりたいと思います。
お楽しみに。