オーストラリアの緊急警報システム「オース・アラート」
Maple in Melbourne こんにちは、Mapleです。この番組は、オーストラリア・メルボルン在住のMapleが見たり、体験したり、感じたことを、ゆるりと配信する番組です。
先月7月27日、オーストラリアの携帯から一斉にアラーム音が鳴りました。
これは、山火事や洪水、サイクロン、異常気象、公衆衛生上の緊急事態、テロなどが発生した際に対応する携帯電話やタブレット、スマートウォッチへ警報を送る全国一斉の緊急警報システム、オース・アラートでした。
このオース・アラートと呼ばれるものは、日本で言うJ・アラートと同じようなものですね。
この7月27日、14時にですね、オーストラリア初の全国一斉テストが行われたんです。
この日、私はちょうど家にいたんですよね。そして急にアラームが鳴りました。
主人はですね、仕事場にいたんですけど、みんなのアラームが鳴ったそうなんですが、主人を含めて数人は鳴らなかったって言ってましたね。
今回のこのオース・アラートの全国一斉テスト、このテストの結果というのが出ていて、国内にある携帯電話の基地局、この約94%が正常に発信に成功したっていう風に発表されています。
これが問題というかね、今後の課題というのも見つかったようで、一部の古い端末とか、あとは海外製の特殊なOSではオーストラリア基準のオース・アラートという表示ではなくて、
なぜかアメリカ仕様のプレジデンシャルアラートっていうのとか、なんか違う表示が画面に出てしまったというような問題点が見つかったそうです。
今回ですね、なぜこのオース・アラートが導入されたかということなんですが、オーストラリアではですね、近年大規模なブッシュファイヤー、山火事ですね。
それとか、あとは洪水があちこちで頻繁に発生してしまっていて、従来の連絡網では対応しきれなくなっているということなんです。
そして従来の避難勧告アプリ、なんかそういうのがあったらしいんですけども、ちょっと私知らなかったんですけどね、こういったアプリだとユーザーが自らダウンロードをして設定するという必要があるので、
例えばそのアプリを知らない人だったりとか、あとは観光客とかね、そういった人たちには情報が届かないということがありました。
こういったことから、どんな人でもオーストラリアの県内にいれば強制的に届くものとして、国が連携して導入を急いだものとなります。
オース・アラートと日本のJアラートの違い
日本にあるJアラートありますね。これとオーストラリアのオーストアラートというのはどう違うのかということなんですけど、目的ですね、目的というか警戒する対象が少し違っていて、
日本では地震とか津波ですね、あとはJアラートというこのミサイルのJアラートとか、そういった突発的な天災、それから安全の保障というものを対象にしています。
そしてオーストラリアのオーストアラートですが、これはブッシュファイア、山火事ですね、それから大規模洪水、サイクロンというような気候や気象リスクに特化したものとなります。
そして日本でもオーストラリアでもこのマナーモードでもこのアラートはなるというようなものですね。ただ日本では自治体の防災メールとかそういったものはサイレントで送られるということらしいですね。
そして日本もオーストラリアも観光客が多いですけれども、日本では他言語の対応というのが進んではいるけれども、外国人向けの防災アプリ、そういったものがあるようで、これを事前にダウンロードをしてくださいというふうに推奨しているようですね。
オーストラリアはですね、今回のオーストアラートはローミング中の海外の携帯電話にも自動で届くということなので、オーストラリアにいればこのオーストアラートは届くということですね。
オース・アラートの導入背景と今後の展望
今回はテストだったんですけれども、正式の運用開始、いわゆるロンチの日ですね。これは今年の10月を予定しているそうです。
今現在オーストラリアは冬なんですよね。なので夏が来る前にですね、こちらをテストして実際に使えるようにロンチできるようにということで今対策が取られているそうです。
そして将来的にはですね、こういった携帯なんかのモバイル端末だけではなくて、固定電話とかそういったものにもシステムを統合していくような予定があるそうです。
大抵の人はデジタル端末を持っている人が多いですけれども、電波が届きにくいところとか、あとはスマホとかそういうデジタルのものがあまり使えないというようなお家にいる高齢者の方とかね、そういった人たちにもカバーができるようにというふうに今後は予定されているそうです。
緊急警報システムの機能と限界
今回はですね、先月突然なったオーストラリアで新しく始まるオースアラートテストが行われたよということと、あと日本のJアラートについてお話ししてみました。
日本でね、先月7月28日ですね、もうこのオースアラートが27日テストだったんですけど、その次の日だったんですが、熊本に地震が起きてしまいました。
この熊本地震の時もJアラートがね、揺れの数秒前になって新幹線を止めたということで被害を防げたというようなニュースも見ました。
命を守るインフラとして機能しているというふうに感じるところがあるけれども、震源の真上だったりした場合は、アラートが鳴った瞬間に揺れが来たりすると、なかなか逃げ切れなかったりとか、
あとはもう今回みたいにね、その後の爆発事故みたいな二次災害まではね、このスマホのアラートでは限界がありますよね。
システムがこれだけ完璧であっても、その後どう動くかというのは私たち人間にね、委ねられているんだなというふうに考えさせられました。
こういったアラートのシステム、オーストラリアでは先月に初めてのテストが終わったばかりという状態です。
10月の正式なロンチとか、あとはこれから迎えるオーストラリアの夏、ブッシュファイアのシーズンを前にですね、こうやってテストで課題が見つかったということは前進ということになりますね。
日本は地震、オーストラリアでは山火事や洪水。
備える災害の種類は違いますが、最先端のテクノロジーが少しでも逃げるための猶予が生まれるということであれば頼りたいですよね。
テスト結果と今後の改善
今回ですね、主人のスマホはアラートが鳴らなかったと言ってたんですけども、本当はね、Wi-Fiにつながってなかったりローミングがオフであってもアラートは鳴るはずだったんですよね。
もしかしたらOSのアップデートをしてなかったのかもしれませんね。
このテストが行われた日なんですけど、メルボルンにある美しすぎる図書館と呼ばれている綺麗な修立図書館があるんですが、ここでこのテストアラートが鳴る時間の様子をニュースでやっていました。
とっても静かなリーディングルームに鳴り響くオースアラート。
その中にもね、鳴らなかった人やっぱりいましたね。
これから10月のローンチに向けて改善していくのだと思います。
こういったね、アラートは聞かないで済むということが一番いいんですけれども、こういったシステムがあるということを知らないとびっくりしてパニックになれかねないのでね、オーストラリアにもこういったアラートがあるよということで今回はお話ししてみました。
そしてなるべくスマホのOSは最新にアップデートしておきたいですね。
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それでは今日はこの辺で、メイプルでした。