今回の毎ラジオは、いつもとは構成が大きく異なっております。 お友達の三塚よいちゃんとTRPGをした様子をお届けしようかと思いますが、
まずこのオープニングが終わったら、そのまま本編に入ります。 そしてゲームが一通り終わったら、その間奏線をエンディングとして流したいと思っております。
コーナーは、今回はバッサリお休みです。 普通音の墓場、AI化要塞、リバイバル、すべて、次回からまた復活という形になりますので、ご了承いただければと思います。
それでは行ってみましょう。マイマイラジオ!
毎日喰らって迷ってる 毎日なんかこじらせてる それでも毎日生きてる マイマイラジオ
当番組は、一般成人女性が日頃考えていることや、何の変哲もない日々の生活を、自由気ままに話すだけのゴッドキャスト配信です。
毎週火曜日18時配信
はい、今回はラジオとしては初めての試みなんですけど、TRPGの片城というシナリオをちょっとやっていきたいと思っております。
TRPGにずっと興味はあったんですけど、お友達の三塚よいちゃんに、このラジオのサムネ書いてくれた子なんですけど、今回協力をお願いしています。よいちゃんよろしくお願いします。
よろしくお願いします。
TRPG、片城って何?って思う方もいると思うんですよ。私も正直詳しくよく知らなくて、なのでよいちゃんに最初に軽く説明をしてもらおうと思いますので、ここからしばらく託します。
改めまして、インターネットをアルコール除菌することを目標に活動をしているような気がします。三塚よいちゃんのスマホで。
よろしくお願いします。
まず、TRPGって何ぞや?というところからなんですが、TRPGというのはテーブルロールプレイングゲームの略称になります。
ロールプレイングゲームは、皆さんよく言うドラクエとかRPG、いわゆるRPG、テレビゲームの一種として言われますけど、ここにテーブルが付くことでおしゃべりでRPGを進めていく。
アナログスタイルのRPGと言うべきですかね。
テレビゲームのRPGだとゲーム機があって、ソフトがあって、それで遊ぶ。
TRPGはルールブックというものがあって、そこに公式で用意されていたり、ファンメイドのものだったり、たくさんのシナリオがあって、そのシナリオがゲームソフトの代わりになります。
今回遊んでいく片城というのもそのシナリオの一本になります。TRPGとシナリオという関係性はこんな感じです。
なるほど。片城って詳しく話すとネタバレっぽくなっちゃうと思うんだけど、ざっくりどういう感じで話すかというあらすじを話していただけると。
舞台は現代の日本です。物によって異国だったり昔の話だったりもするんですけど、今回の片城は現代の日本が舞台。
なるほど。
今回レイちゃんにプレイしてもらうんですが、今回クトゥルフ神話TRPGというシステムを使うんですが、プレイヤーのことを探索者と呼びます。
今回はレイちゃんが探索者。なのでこの探索者はある理由で自分に関する記憶をすべてなくしてしまったところから物語が始まっていきます。
記憶をなくしてしまってどんなことが起きてしまうのかというのはこれからやっていきますので。
はい。
実はこれくらいしか言えない。
TRPGってネタバレしちゃうと面白くないみたいなのを聞いてて。前情報としてね。
だからいろんな人がこの片城っていうシナリオをプレイしている動画とかを、この人やってるんだっていうのは知ってるけど、ずっと興味があったから今までそれ全部見ずにここまで来てるんですよ。
えらい。
なので今回も前情報はほぼ入れておりません。これからプレイをするにあたって。楽しみだね。楽しみだ。
ただごめんなさい。1個だけ。今回クテルフ神話TRPGというルールビックシステムに基づいてゲームを進めていくんですが、ラジオで音だけで説明して聞いていただく分にちょっと複雑になりすぎる部分がシステム上あるかなと思いまして。
かなり進めていくゲームのシステムを簡単にしています。
ありがたい。
ちょっとお断りを。本当はいろんなサイコロを振ったりとかあるんですが、今回本当に最低限でやらせていただきますので、よろしくお願いします。
ありがとうございます。動画でやってる人とかもちょこちょこ見るけど、本当にラジオは音声オンリーなので、ある程度想像力がいつも以上に必要な回になってしまうかと思うんですが、できるだけ伝わりやすいように進めていけたらと思いますので、よろしくお願いいたします。
じゃあ早速始めていきましょうか。
私が語りとちょっと中で出てくるちょこちょこ役をやっていくので。
れいちゃんとは私がやっているキャラと会話をしながら進めてもらう、そういうスタイルになります。
わかりました。
じゃあいきましょうか。
お願いします。
では始めていきます。
TRPG片城
状況の描写から入ります。
あなたは目が覚めると美容室のベッドにいた。いや、正確には手術室だ。
頭痛がひどく体が思うように動かない。そこに一人の女が現れます。
気がついたようだね。
私は三山。
医者をしている。
君は落雷にあってここに運ばれてきたんだ。覚えているかな?
ここで運ばれて、その病院に運ばれてきた。雷が打たれた。覚えているかな?という問いかけをされました。
さあ、れいちゃんは覚えているのか?
ここでサイコロを振って判定する形になります。
思い出すのにはアイディアという数値が基準になるのですが、先にキャラシートを作ったのですが、
設定したれいちゃんのアイディアの成功値は45。
今から1から100の目が出るサイコロを1回振って、45より大きい数が出ると失敗。
45以下か45より小さい数が出れば成功ということになります。
今、絶対成功と失敗の順番逆でした。
では、100目を振ります。
82、失敗かな?
失敗ですね。45より大きいので失敗です。
なので、すみません。何も覚えていません。という感じですか?
あなたは何も思い出せません。
常識などの社会的に生きるための記憶以外、すべて忘れていることに気づいてしまいます。
特に、あなた自身に関する記憶が全部抜け落ちているようです。
自分の名前は思い出せる?どこに住んでいた?
いえ、全く何も思い出せません。
どうやら、自分自身に関する記憶を失ってしまっているようだね。
雷に撃たれた時、ひどい怪我をしてしまったようでね。
体については治療したんだが、追加の検査が必要だな。
体も本調子ではないかもしれないが、まあ、しばらくすれば動けるようになるさ。
約束はできないんだが、しばらくすればまあ、記憶も戻るだろう。心配しないでいいよ。
はい、ありがとうございます。
まあ、数日は様子を見た方がいいかな。
3日間はここにいてもらいたいんだが、かまわないかい?
はい、大丈夫です。
うん、ありがとう。
見ての通り、ここは手術室なんだが、他にちょっと部屋がなくてね。
だいぶ物々しくて申し訳ないんだが、ここで過ごしてもらってもいいかい?
はい、わかりました。
うん、ありがとう。
あわい、でも、ただただぼーっとするっていうのも退屈だろう。
少し私と話をしないかい?
はい。
まあ、ちょっとした思考実験のようなものなんだがね。
記憶というのはふとしたきっかけで掘り起こされることもあるから。
まあ、思い出すための治療と見てもらってかまわないよ。
君は囚人のジレンマというゲーム理論を知っているかな?
囚人のジレンマ?聞いたことはあるようだ。
ちょっと説明させてもらうね。
共犯を働いたと見られる二人。
二人がそれぞれ別の取調室で取調を受ける。
囚人はそれぞれ自分がやったことについて黙秘するか自白するか選ぶことができる。
ここまではわかったかな?
はい。
二人の囚人をまあ、ちょっとここではABとさせてもらうね。
はい。
囚人Aが君、囚人Bが私。
お互いが黙秘したのであれば、契機はお互い2年。
Aが、つまり君が黙秘、私が自白。
この場合、黙秘をした君が10年の契機。
自白をした私は0年。
つまり無罪になる。
立場によって君が自白、私が黙秘した場合も同じ。
私が10年、君が無罪。
そして、互いに自白を選んだ場合、これはお互い5年の契機になる。
なるほど。なるほど。
さあ、君は黙秘と自白、どちらを選ぶだろうか?
ですね、私だったら…
せーので、せーのでね、同時に言おう。
はい。
決まったら教えて。
はい。
うん、決まったね。
じゃあ、せーので行くよ。
はい。
はい、せーの。
自白。
どちらも自白か。
では、お互い5年の契機だね。
まあ、とはいってもこれは設定としての話だから、実際どこかで契機を過ごさなければいけないという話ではないんだけどね。
君はどうして自白を選んだんだい?
そうですね。
例えば、えーと、だからこれは、どちらも自白をした場合は、お互い5年で。
どちらか片方が自白、どちらか片方が目標を選んだ場合は、この場合自白した方が無罪で済むと。
うん、そうだよ。
目標を選んでしまうと、2年か10年、ひどければ10年ここに拘留されることになってしまい、自白をした場合うまくいけば自分は無罪です。
もし仮にどちらか自白を選んだとしても、えー、10年いなければならないかもしれないことを考えると5年は半分で済むと。
なるほどね。
なので、そう、どちらにとっても自白をした方が、マシなのではという風に考えました。
うん、なるほど。きっと君は記憶を失う前から、そういう論理的な考え方だね、そういったのができる人だったんだろうね。
さて、こちらから話を振っておいて申し訳ないんだが、ちょっと外来の感情を見なければいけなくてね、私は今日はここで失礼させてもらうよ。
はい、ありがとうございました。
ん?
えー、そういうと医者は部屋から出て行きました。
あなたは今手術室のベッドの上にいます。どうしても体が重くて、体を起き上げらせることは難しそうです。
うん。
ただ、自分の手の届く範囲であれば、気になったものを調べることができそうです。
さあ、今見られそうなところを見終わったんですが、
ちょっと、一瞬、一瞬、ちょっと、うん。
咳を立つ、ごめんね。
うん。はい。
この咳を立つのは完全にヨイちゃんのあれだと思うので、
ちょっと戻ってきましたが。
いや、なんかあれだな。
ディスコードの調子なのか、ちょっとちょこちょこ上手くいってないところはありますが、
現状、ここから先何が起こるのか全くわからない感じがします。
囚人のジレンマは聞いたことあったけど、
ちゃんと考えたことは初めてだったから、
いや、なんというか。
いや、そう、そうだよな。
でも、2年、向こうが自白か黙秘か全くわからない状態だったら、
自分は自白をしておいたら、
10年よりは5年の方が精神的ダメージちっちゃいよなって思って、
青翼はこっちは自白すれば、無罪になれると。
絶対黙秘するから、自白するからっていう相手の証言は全く当てにならないので、
もし仮に裏で口裏を合わせたとしても、
裏切られたらどうしようもないから、
だったら長くても5年は耐えられるっていう心構え。
元からそんな口裏合わせるとかできない場合もあるだろうけど、
5年だったら10年よりはという気持ちがあり、私は自白を選びました。
この場合両方自白だから5年ずつなんだけど。
ありがとう、守ってくれて。
難しいなぁ、ラジオでこういう時話の持たせ方どうしようっていうのは今すごい考えました。
はい、じゃあ戻りましょう。
はい、戻りましょう。
モニターと機動を調べ終えたあなた。
すると隣の部屋から何か声が聞こえてきます。
そこに誰かいるの?
いるよ、あなたは誰?
私はね、アイアムっていうの。
お姉さんは?
ごめんなさい、名前を覚えていないの。
そうなんだ、もしかして記憶喪失ってやつ?
そうなのかな。
そうなんだ。
いや、私は記憶があるんだけどさ、そこの部屋に入る患者さんみんな記憶がないって言うんだ。
なんかね、そういう人が入る部屋なんだと思う。
そうなんだ。
なんか覚えてることってないの?
全く何も思い出せない。
うーん、そっか。
まあ、きっと退院できるよ。
お母さんね、すごい名医さんなんだよ。
お母さん?さっきのお医者さんってあなたのお母さんなの?
うん、そうだよ。ここのお医者さんは私のお母さんなの。
そうなんだ、すごいね。
うん、お母さんすごいからね、私のことも治そうとしてくれるんだ。
そうなんだ、私事故に遭っちゃってさ、交通事故って結構大きな事故だったからひどいことになっちゃって。
そうなんだ。
で、ずっとここにいる。だから暇なんだよね、ずっとこんな部屋にいると。
お姉さん、話し分けになってくれない?
うん、私で良ければいいよ。
ありがとう。
そう。
そうだな、なんか面白い話とかある?
面白い話?急に言われてもな。
でも、そっか。記憶がないから、そういうのも覚えてないのかな?
まあ、そうかもしれないね。
そっか。
でも、みんなね、そこの部屋に来た患者さん、ちょっとするとき、治ったって言って出ていくからきっと大丈夫だよ。
そうなんだ。
うん、私ね、お母さんみたいなお医者さんになりたいの。
だから、早く体治して、いっぱい勉強して、いっぱい遊んで、それで立派なお医者さんになるの。
あゆめちゃんならきっとなれるよ。
ありがとう。頑張るね。
一通り話が終わると、あなたは強烈な眠気に襲われます。まだ体力が戻りきっていないようです。泥のように眠りに落ちる直前、隣の部屋から、「おやすみ?」という声が聞こえた気がする。
で、1日目はここまでになります。
おー、はいはいはいはい。
子供のあれが恥ずかしいね。頑張ります。
いやいやいやいや。あー、なるほど。なんか、ちょっとこう、不穏でいいですね。
これが1日目と。
はい。
はいはいはい。
では、続きをちょっとやっていくんですが、大丈夫?
うん、大丈夫。
はい。目が覚めた。探索者は相変わらず手術室にいる。
だが様子がおかしい。視界が白黒になったり、ちらついたり、正常ではない。
一体どうなっているんだと心配していると、医者がやってきます。
ところが、医者の顔もうまく認識できない。
声は確かに、医者三山のものなんですが、見た目では判断がつかないくらい視界が悪くなっています。
おはよう。調子はどう?
目の調子が悪くて、はっきりよく見えないんです。
そうか。そしたら、後で検査しようか。心配しなくても、きっと良くなるから。
はい、ありがとうございます。
じゃあ、今日も記憶を取り戻すためのおしゃべりをしよう。
君はテセウスの船というパラドックスの話を知っているかな?
テセウスの船?聞いたことあるような気はするんですけど。
うん。テセウスが乗っていた船がある。とても立派な大きい船だ。
ところが年月が入って、古いパーツが徐々に置き換えられていく。
結果、最初の船から全てのパーツが置き換えられてしまった。
その時、その船は同じテセウスの船と言えるのだろうか?
こういった趣向の話なんだが、君はこの話を聞いてどう思うかな?
そうですね。その船を見た人が同じ船だという気持ちさえあれば、それは同じ船なのではないかと私は思います。
パーツが全て変わっていても、見る人からこれはテセウスの船だと思われているのであれば、それはテセウスの船であると。
テセウスの元の船か、元の船であると。
はい。
なるほどね。では、これを元の船、テセウスの元の船ではないというものが、人にでも現れたらどうかな?
それは、その人にとっては別の船なのではないかと思います。
その船を同じ、以前と同じテセウスの船だという人もいれば、これは全く別の船だという人もいるのではないかなと。
なるほどね。
見る人によって、元の船か同じ船かというのは変わってくるということかな?
私はそう思います。
うん、そういうことね。
ありがとう。また君のことが少しわかったよ。
どうだい?こういう話をしてみて、ちょっと記憶が戻っているなとか、そういった感覚はあるかな?
いえ、まだ自分のことは全く思い出せそうにはありません。
うん、そうか。まあ、きっと明日には記憶が戻るはずだ。無理せずゆっくり考えていくといい。
わかりました。
では、ちょっとこれからまた外来の感情を見なければならなくてね。君の目の検査がちょっと夜になっちゃうんだが、大丈夫かな?
はい、わかりました。大丈夫です。
うん、ありがとう。では、ゆっくりしてね。
そう言って、医者は部屋を出て行きました。
今あなたは手術室のベッドの上にいます。
相変わらず体は重いが、昨日よりも動けそうです。
少し部屋の中を歩いて、気になったものを調べることができる。
今日調べられるものは、ベッドから少し離れたところの過温装置。
そして、棚に入っている資料になります。
その2つから調べられると?
どちらもね。
なるほど。じゃあまず、過温装置でしたっけ?
うん、過温装置。
それを調べたいと思います。
はい。ベッドから少し離れた位置に、音符で体温を適温に維持するための装置がある。
ここでアイデアか、目星か知識を振ってもらうと、追加の情報が得られます。
うーん、そうね。じゃあ、知識で振ります。
はい、どうぞ。
30でした。
30?
はい、60だね。
あ、じゃあ成功ですね。
はい。
えー、この機械、本来であれば音符を出すはずなんですが、どうも霊気を出していることに気がつきます。
ほう。
また、霊気と一緒に何か別の機体も走っているようなんですが、それが何なのかは分かりません。
うーん、なるほど。何なんだ?
赤いもの、温かいのはずなのに、冷たい風が吹いています。
そんな自動販売機みたいな。
壊れた自動販売機みたいな状態ですね。
はいはいはい。なるほどね。
えーっと、この装置についてはこのぐらいですか?
うん、このぐらいです。
はい、じゃあ次は資料も調べようかな。
はい、えー、資料。
少し歩いた先にある棚には、以下のような患者の名簿と思わしき資料が収められています。
一番上には、医者の名前と思わしきものがあり、適正率1、適正率2と横の見出しがついていて。
はいはい。
次に書いては、適正率1、94、適正率2、13という数字が書かれています。
おー、何の数字だ?
ここから下もずらっと人の名前と適正率1が13%、15%、33%、適正率2が5%、96%、24%など数字がずらっと書かれています。
うーん。
この適正率というのが何を示すのかどうかはわかりません。
はい、なるほど。
ただ、えー、ここもまたその調べる機能を振っていただいて、成功すれば追加の情報が得られます。
はい、まあじゃあそうだねー。目星で振ろうかな。
はい、目星が40なんですが、お、22です。
お、成功ですね。
はい。
えー、ではその資料の隅に走り書きを見つけます。
両方の適正を持った人間が見つからない。
引き続き患者から高い適正率を持った人間を探す。
と、読み取れます。
おー、高い適正率。
何に対してね。
ここの資料で調べられるのはこのぐらいですか?
うん、ここまでです。
なるほど、はいはいはい。
はい。いやー、うーん、そうだね。ちょっといろいろ言いたいことがあるんだけど、これ今言っていいのか分かんないんだよな。
いや、一日の時も思ったんだけど、全部終わってから言うか。全部終わってから言うわ。
じゃあ、三日目に移らせていただきますね。
はい、お願いします。三日目大事そう。
目が覚めた。探索者は相変わらず手術室にいる。視界はクリアになっている。
体の調子も昨日より良くなっている。そこへ、医者がやってきます。
おはよう。目は、目の調子はどうかな。
よく見えるようになっています。
うん、良かった。私が行った時、君はもう寝てしまっていたからね。ちょっと寝ている間に検査をさせてもらったよ。
そうなんですね。ありがとうございます。
うん。さあ、目の調子も戻ったから、あとは記憶を戻すだけだよ。
そう言うと、彼女はちょっとご機嫌が良さそうにこんな話を始めます。
君は同期苦事という、また倫理観の話になるのかな。こういった話を知っているかな。
同期苦事ですか。
うん。ちょっと説明させてもらうね。
はい。
ある人間を一人、積極的に殺したとする。そして、それより多くの人間を助けることは良いことだろうか。という思考実験のことなんだよ。
うんうんうん。
まあ、ちょっと次のようなルールがあってね。ちょっと説明させてもらうね。
はい。
まず、健康な人たちを集めて公平なくじを引いてもらう。
当たりが出たら、その人は殺して臓器を取ることになる。
で、その殺された人の臓器を全て取り出してしまう。
ところが、それらは全て臓器移植が必要な人々に配っていくことになる。
そして、この臓器を配っていくとき、この移植手術は必ず成功するものとする。
で、この最初に引くくじに不正はないものとする。
で、移植に使う臓器は、このくじで人を殺す以外に得られないものとする。
あー、なるほど。
まあ、こういったものなんだけどね。
うんうんうんうん。
一人の犠牲で多くの命が助かる。
この臓器くじについて、君はどう思うかな?
うーん、そうだなあ。
うーん。
でも、このくじで選ばれた一人を殺さないことには、他の人は臓器を移植してもらうことはできないわけですもんね。
そうだよ。
なるほど。
そうだなあ。
自分がくじを引く側だったらどうか、というのも考えるところの一つにはなるかな。
このくじで選ばれた人、臓器の移植を待っている人が、それぞれどのような人であるかで、私は考え方が変わってしまうと思います。
なるほど。
例えば、くじを引く対象の人が囚人だったり、殺されてもいた仕方ないと思う人であれば構わないということかな。
まあ、そうかもしれないし、この臓器の移植を待っている人が逆に、とんでもない殺人犯だったり、何らか社会にとって良くないことをしでかした人たちであれば、
この人たちは別に、誰か一人を殺してまで助かる権利はないと思ってしまうでしょうし、
逆に、このくじに当たった人、臓器を移植される人が、社会にとってすごく良い影響をもたらした人、影響力の大きい人であれば、
このくじでそのような人が当たった場合は、臓器を移植するためにこの人一人が死んでしまうのはどうなのかと思ってしまうし、
逆に臓器移植される側の人がそのような立場の人であった場合は、
くじで一人の臓器を全部出してそれをもらうことには、それで助かるのならと思ってしまうかもしれないんですが、
だとしたらどっちもその影響力のある人、どっちも良くない影響のある人だった場合どうなるのかとまで考えだすと、
今だいぶ都合の良いことばかり考えているのであれですが、難しい。
一概に答えが出るものではないからね。確かに悪人を生かすべきか、良い人を殺すべきかという問題は出てくる。自然な話だよ。
難しいな、これが。
例えば、どちらも良くも悪くもない一般の人だったらどうかな。
であれば、私は一人が死ぬことで他5人の人が助かるのであれば、
くじに当たった人には申し訳ないけど、だったらその方がいいのではないかと思ってしまいます。
そうか。ありがとう。難しい話だからなかなか考えるのにも時間がいっただろう。
それでも答えを出してくれたことに感謝するよ。
さて、私はちょっと今日も外来が入っていてね。
ちょっとここで失礼させてもらうよ。
明日には退院できるだろう。記憶もきっと戻るはずさ。
そう言って医者は部屋から出て行きます。
さて、探索の方なんですが、今日調べられるのは一つ。扉です。
扉。
はい、この扉は娘、あゆむの部屋に続いています。
おお。
今の調子なら扉を開けて、あゆむに会いに行くことができます。
なるほど。
えー、いやー、会いに行きたいな。
行きますか。
じゃあ会いに行きます。
わかりました。
隣の部屋は薄暗い。部屋の中央がぼんやりと光っている。そこにはベッドがあった。
そしてそのベッドに横たわっていたのはあなた自身だった。
もちろんあなたはベッドの傍に立っている。
で、横たわる自分を眺めている。
ではベッドで寝ている自分は誰なんだろうか。
どうして自分が二人いるんだろうか。
異様な光景にあなたはひどく動揺します。
そんなあなたに、どこからかあゆむの声が聞こえてきます。
お姉さん来てくれたんだ。もう動けるようになったんだね。よかった。
動けるようになったってことは、明日には退院できそうなの?
よかったな。私も早く外に出たいな。
あゆむちゃんは今どこにいるの?
ん?私は部屋にいるよ。
え、でもここに横たわっているのはどう見ても自分なんだけど。
え?そうなの?
どういうことだ、どういうこと。
ねえお姉さん、約束覚えてる?私も元気になったらさ、絶対遊ぼうね。
うん。
そのようなあゆむの声が聞こえてくるのは、ベッドの脇に置いてある機械が付随したシリンダーからだった。
そのシリンダーは緑の液体で満たされており、中には脳みそが浮かんでいた。
あゆむの声は、このシリンダーに付随した機械から聞こえてきています。
そこに、そこに、医者、医者が、ミヤマがやってきます。
あゆむ、起きていたんだね。ちょっとお姉さんと大人の話をしたいから、少し眠っていてくれないかな。
そう言って、シリンダーに付いているスイッチのようなものを切ると、そこからあゆむの声は聞こえなくなります。
驚いたな。もうそんなに動けたのか。体を自由に動かすには、まだ調整が必要と思っていたんだがね。
いうことか。娘は3年前に事故にあってね。体の原型が留められないほど重症だったんだ。
なんとか脳だけでも保存できたら。そう思って、たくさんのことを試した。
幸いにも、私はそういった脳だけの保存、そういった高度な技術を持つ種族と交流があってね。
なんとかこの状態で保つことができた、というわけだよ。
驚かせてすまなかったね。ベッドで横たわっているのは、君自身の元の体だ。
そして、今の君の体は作り物だ。
人形にね、君の脳みそを映し替えたんだよ。
そういうことね。
本当は、娘に、あゆむにこう、人形に入ってもらいたかったんだが、うまく接続できなかったんだ。
どうしても機械の体に映し替えるには時間が経ちすぎていたようでね。
うまく順応してくれないんだ。
でも、君の体なら、適正率98%の君の体なら、きっとこの子になじんでくれる。
そして、その人形の体も君になじんでいるだろう。
ちょっと調整は必要だったが、適正率は97%だったからね。
まあ、混乱するのも無理はないだろう。
こちらも勝手にこういったことをやっているのは申し訳ないと思っているよ。
ただ、君がその機械の体を使うことで、直ちに主張が出るようなことはないから。
ただ、何分ここまで適合率が高かったのは初めてのことでね。
完璧に寿命を終えられるか、そこの保証はできないんだ。申し訳ない。
ここまで説明させてもらって、改めて頼みがある。
はい。
君の元の体を娘に、あゆみに、あゆみに譲ってもらえないだろうか。
もちろん、君が機械の体で生活するためのサポートはできるだけさせてもらう。
になることだったら何でも聞いてくれ。
あゆみちゃんがもし助かったら、
あなたはあゆみちゃんが私の見た目だったとしても、
あなたの娘のあゆみちゃんとして今後一緒に生活していくんですか。
そういうことになるね。
ただ、見た目が違っても中身、脳から脳とそこに残っている記憶はあゆみのものだから。
ただ、この子が体を持って、自由に動いて、遊んで、勉強して、
そういったことができるようになるのであれば、それに越した喜びはない。
もちろん断ってくれてもいいんだ。
今は君の脳みそはその人形の体に入っているけど、
その脳みそを元の体に移し変える、戻すことは100%成功する。
必ず元の体に戻ることはできる。
ここまでして3日間キンとしてきた囚人のジレンマ、テセウスの船、草木くじ、
それらの話も踏まえて考えてほしい。
いや、やっぱりそういうことだよな。
でも、これであゆむちゃんが本当に助かるんだったら、私の体は差し上げてもいいと思っています。
本当にありがとう。
あゆむと勉強して、遊んで、時に怒ったりもして、普通の暮らしを送ることができる。
ありがとう。本当にありがとう。
膝から崩れ落ちる医者を、その姿を見た刹那、あなたの視界は安定します。
あなたが気がつくと自分の家に戻っていました。
失われていたはずの記憶も戻っていて、あなたが自分がお前だ例であることをはっきりと思い出しています。
病院での出来事もしっかりと覚えています。
あれが夢だったのか、現実だったのか。
体のある一部分が、よく見るとわかることだが、他の部分とは違う色になっていることに気がつきます。
果たしてその体は本物なのか、偽物なのか。
それがはっきりするのは、もう少し後のことになるでしょう。
ここまでで、おしまいになります。
好きな色のカラーコードは、4C、6C、B3です。
まあ、確かにインキャコミュ障オタク喋りの典型ではある。
ゲットオブコトラキだったんですけど、またこいつはこじらせとるな。
推しに対しては愛と憎悪が常にあるやろ、みんな。
金とバイタリティが欲しすぎるかも。
恥の多い生涯を現在、進行形で送っています。
とりあえず、生きてたらなんとかなるからね。
すげーシナリオ、なにこれ。
すげー話。
うわー、ほんとにすごい。
いや、あのね、これ、うーんとね。
いやー、まず、めっちゃ楽しかった。
あ、よかった。
いや、あのね、すごい面白かった。
なんだろう、いろいろ考えることが多くて、楽しかったね。
でさ、途中に出てきた囚人のジレンマ、憎き口テセウスの船ってさ、結構全部聞き覚えあって。
うんうんうん。
特にテセウスの船は、1個ね、それを題材について結構ガッツリ考えるみたいな回がラジオであったから。
あ、そうなんだ。
うん。だから、おーって思ったんだけど。
だから、そこは割とスムーズにスラスラ出てきてたんだ。
いや、そうそうそうそう。
だし、他のに関しても、結構私、試行実験的なの好きで調べてた時期があったから。
私だったらこうだよな、みたいなのが一応あるにはあって。
ただ、憎き口は迷ったねー。
いや、そうなんだよね。
いや、トロッコ問題とかもあるけどさ、ガッツリ人の精神が関わってくるとさ、なかなか簡単に考えられないガチじゃん。
そう、そうなのよ。
そう、だから、ちょっとここだけ迷ったけど、
いや、なんか、あれだなー、そのー、やっぱそのテセウスの船とか憎き口とかその辺がものすごい綺麗に最後回収されてて、
うわーってなったね。
うまいよなー。
いや、ほんとにうまい、ほんとに。
これさ、ちょっと最後までよくわからなかったことが一個あってさ、
うん。
これ囚人のジレンマってどこにどうかかってきてたんだろうかっていう。
うん、そう。
これは、まあ、どちらかというと医者の真理を示すものになっていて、
あら。
実はこれ、シナリオのこういう風に進めてくださいねっていうのに、
うん。
医者は基本自白と答えてくれってなっているんですよ。
あ、そうなんだ。
これは、えー、自分が行おうとしていることの後ろめたさ。
うん。
全然その、囚人のジレンマの話をしてる中でも、
この人の体を娘のとっかえてしまおうって思ってるわけだから。
はいはいはい。
その行動に対する懺悔の心から、ここは自白を選ぶ。
なるほどねー。
これも意識についての話なのかな。
あー、はいはいはいはい。なるほどなるほど。
まあ、なるほどな。
まあ、でもそうだな。囚人のジレンマに関しては本当に私は、
まあ、喋った通りで。
私もだからあれだわ。
普段もだってちょっとした隠し事とか全然できない。
しようとしても結局こうこうこうだったんだよねって喋っちゃうことが結構あるから。
そういうことしないのは良いことだよ。
うーん、良いことかもしんないけどね。
なんかそれで結構損しがちなところもあったりするから、
なんか上手いことやれねえもんかなと思いますが、
お前だ例において上手いことやるというのは、
もうなかなか奇跡的な確率でないと難しいことなのでな。
わかりやすすぎるんだよな。
難しいねー。
難しいねー。本当に。
いやー、途中でちょっと気になったことが、
1日目に初めてあゆむちゃんと喋った時、
私どういう部屋なのか全く想像つかなかったんだけど、
勝手にね、壁を隔てた別の隣の部屋にいると思ってて、
実際そうだったんだけど、
なのに、私が眠りに落ちる瞬間にお休みって聞こえてきてるのってどういうことですか?
あれは、えっと、あれです。
医者があゆむのシリンダーのスイッチを切っている。
あ、私が寝るタイミングと、
その向こうの部屋で行われていたことのタイミングは奇跡的に一致していたからですか?
そういうことだったはず。
そうなんだ。こっちを見てるからとかじゃなかったんだ。
そういうことね。はいはい。
2日目でさ、目が見えないのになんでお休みって言ってきてるのって思ってたけど、
全然こっちは関係なかったんだ。
そう。
納得。なるほどね。
いやー、いい話でしたね。
いや、あのさ、私ね、前このシナリオを書いたディズムさんっていう方でしたっけ?
うん、そう、ディズムさん。
ディズムさんと、私が好きでよく見てるVTuberさんのコラボ配信みたいなのを見てたんだけどさ、
なんかディズムさんが結構、TRPGのシナリオにしては全然ダイス振らないし、
結構考えることが多いから、なんか不思議なシナリオなんですよみたいなこと言ってたけど、
まあ、だったら私は結構こういうやつの方が好きかなと思ったりはしたね。
本当、もうダイスでドキドキ成功失敗チャレンジよりは、しっかりお話を楽しむタイプ。
いやー、そう、実際になんか、もっといろいろTRPGもやってみなきゃわからないと思うんだけど、
まずこの私のラジオがそういうラジオだから、なんか一個のことに対して結局いろいろ考えるんだけど結局答えが出ないかったり、
まあ一応出るは出るけど、うんみたいなことが多いから、まあだとしたら合ってるかなという気はするよね。
そうなんですよ。私そのロゴの話、ラジオを始めようと思ってタイトルがこうでって話を聞いた時に、
ああ、じゃあこの人にはいずれ片城をやらせないとなっていう思いがあって。
いや、そう、だからこれも結局よいちゃんに勧めてもらって誘ってもらってて、実は結構前にも一回。
なんだけど、いつかやりたいねと言ってたんだけど、私が最近ちょっとその話を思い出してやりてえってなったら、まあ結構とん拍子にやることになると思う。
ありがとう、マジで面白かったわ、めっちゃ。
よかったですよ。
これで安心して他の人の片城の動画も見ることができます。
そう。個人的には、小竹正義館さんがやってるやつがいいよ。
ああ、小竹正義館さんね。あれでしょ、小竹正義館さんとそうさんごちゃんのやつでしょ。
そうそうそう、あゆむ役がごちゃんですよ。
相性めっちゃ。
いや、だってさ、これやる人によって全然話変わってくるよね、これ。
そうそうそう、結局ここで出される手法実験の話も全部考え方が違ってくるし、最後に出す手法になって違ってくるし。
そう、だからあゆむに体をあげない人だっているだろうしね。
そうそうそう。
いやー、ありがとうね、楽しかったわー。
よかったです。
はーい。