ライター・編集者:速水健朗。2026年8月6日収録。
ベネディクト・アンダーソン『想像の共同体』の話。ナショナリズム研究の名著。この本は印刷技術の歴史をたどり、「出版資本主義」という考え方を提示する。メディアの登場が言語を標準化し、人々の共通の話題や体験を生み、国民意識を形成していく。
これは、16年前に刊行した自著『ラーメンと愛国』の元ネタのひとつ。『ラーメンと愛国』は、ラーメンとナショナリズムについての本。ドラマなどのメディアを通じて、ラーメンが国民的な共通体験になっていった経緯をたどった。今回は、そこで漏れてしまった長渕剛の話。長渕主演のドラマ『親子ゲーム』、そして長渕剛が憧れた金子正次について。俺の世代には、あまり言い出さないけれど、長渕剛が好きな人が結構多い、という話でもある。
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