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生命科学の冒険者.
ようこそ、生命科学の冒険者へ。
ナレーターの金沢秀明です。
アシスタントの品見春です。
前回は、戦略として、カマジョウ石結球に対する診断を作っていくということで、
カマジョウ石結球症と、あと、生産ブロッキング法についてですね、教えていただきました。
はい、ちょっと専門の話、説明しておきたいことがですね、多すぎて、なかなかキャリーの話に進んでいかないんですけれども、
ちょっとここを説明しておかないとですね、何話してるかわかんないかなと思ったので、
いろいろと志田ちゃんにもですね、お手伝いしてもらいながら、
しゃべってきましたが、いよいよですね、キャリーのですね、DNA科学合成の日々というところで、
どういったことをやっているのかですね、お話ししたいと思います。
最初ですね、入社して、キャリーはですね、DNAの科学合成に関してはまだやったことがなかったので、
これをですね、文献を調べて学びます。
これで合成をしていくというところなんですけども、
またいつも通りですね、すぐ合成ができるようになるとですね、
ルーティンワークが特に激しいので、すぐ飽きちゃうということになります。
どんなですね、感じでDNA合成をするのかというのをですね、
ちょっとかなり調べたんですけど、かなりざっくりとお話をさせていただきます。
DNAはですね、まず当時ですね、もうDNA自体、デジタル、
ベオキシリボ拡散と呼ばれる形でですね、グアニン、シトシン、チミン、アデニンですね、
この4種類の拡散と呼ばれるものですね。
これがですね、順番につながっていって、AGAACTGGGとかというような形で並んでいるという、
一歩の長い鎖ですね。これが双補作って言いますけれども、
AはTにGはCに、水素結合という形でですね、結合してまして、
2本になってくるくるくるっと二重の螺旋構造を描いているという形のものになります。
これをですね、1本差の形で、Aをつけてその次にGをつけてその次にTをつけてみたいな形で、
人工的に合成できるようになってました。ただですね、自動で合成してくれる機械というのはなかったので、
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これ一個一個、化学反応でやっていかないといけないという形でですね、
どのようにやっていったのかというところになります。
AGCTと、例えば合成したいというふうになりましたらですね、
まず絡むというものの中に、最初はですね、AGCTの場合ですね、化学合成の場合は逆側からやっていきますので、
AGCTなので絡むにですね、まずTがついているというようなものを用意いたします。
ここにですね、このTにはですね、その次にCをつけてやらないといけないという形なので、
Cの溶液をですね、流し込んでやるわけですね。そうすると、Tのところに生えている腕にですね、
Cが引っかかって、ちょっと引っ付いてくれるということが行われます。
逆にですね、このCの方のもう片方の手ですね、
こっち側にまたもう1個のCが引っ付いてしまったら困るので、ここには保護器というものが付けられていて、
化学合成はCに対しては、片方の手は開いているけれども、もう片方の手は開いていないという状態が作られています。
キャップをはめられているという、片手はポケットに突っ込んでいるような状態を作ってやるということですね。
で、Tの次にCが引っ付きます。これでTからCが引っ付いた状態のものが出来上がるんですけれども、
それでですね、保護器を外してやるということをして、次Gを流すんですけど、この前にですね、大事なことがありまして、
Tの先にCが付いていないで、Tだけで止まってしまったやつですね。
これが次の反応の時にですね、別の遠機を引っ付けてしまうと困ったことになるので、
このTの片手、開いているやつで反応しなかったやつは、ポケットに突っ込んでもらうという形のことをします。
キャップをはめてやるんですね。反応しなかったTの片手にはキャップをはめてやって、
その後でCの方のポケットに突っ込んでいる手を出してやる。キャップを剥がしてやるという、そういうような作業をします。
それから次にまたGを流し込んで、反応しなかったCをですね、今度またポケットに手を突っ込ませて、
今度Gの方のポケットに突っ込んでいる手を剥がしてということをしてという形でですね、繰り返していくという形でやるんですけれども、
これ口でパパッと今説明しましたけれども、これをもう1回1回容易を変えながらですね、
手作業でいろいろな反応を進めていくというところですね。非常にめんどくさいわけですね。
キャリーが求められているのは10円機からですね、20円機ぐらいの長さのものをおそらく合成していたと思われますので、
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これの作業ですね、10回とか20回とか、場合によっては100円機ぐらい求められたとしたら100円機ぐらいまで100回とか繰り返さないといけないというところで、
非常に大変だったみたいですね。手作業でやる場合ですね、だいたい20円機ぐらい作るのに1ヶ月ぐらいはかかったそうですね。
という形で本当にプローブを作るというのは大変でした。キャリーはですね、これをですね、何とか楽にできないかなということを考えます。
シータス社自体もですね、プローブを作る効率をですね、上げてくれというのをキャリーに要求していました。
効率を上げてもらって、量を1回で作れる量をアップするとかですね、生産スピードをアップするとかということを求めてきました。
キャリー自体はですね、そういった努力というか、自分が手を抜くための努力でもあるし、
あと何か新しいことをするということに対する取り組みもすごく好きだったんでですね、そこに対していろいろと頑張ります。
スピードアップのためにですね、非常に他の科学者、研究者たちからですね、批判を浴びることをやります。
というのがですね、出来上がったプローブ、DNAはですね、配列通りに作られているかどうかっていうのを、
DNAの配列がきちんとできているかどうかっていうのを読むため、DNAを読むことをシーケンスって言うんですけれども、
シーケンスっていう作業をして品質鑑定をするっていうのが一般的な流れだったんですけれども、それをですね、省いたんですね。
俺の作ったオリゴDNAはきちんとできているはずだということで、他の研究室に納品をするということをいたします。
その省いたシーケンスなんですけれども、シーケンスのやり方にはですね、この当時ですね、あったのがマキサム・ギルバート法っていうのと、
あと産画法っていう方式がありました。どちらもですね、非常に最初に作ったオリゴのですね、量を必要とします。
というのが当時、PCRみたいな手法がなくてですね、量を増やすということができなかったので、
もう1回だけの反応でですね、きちんと配列が見れるようにしないといけないという形で、これまた配列を見るためにはですね、
電気影動をするっていう形で、それでそのバンドを検出するっていうやり方を取るんですけれども、
このマキサム・ギルバート法も産画法もですね、どちらも異型となるですね、出来上がった異型となるオリゴの量を必要としましたので、
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せっかく使ったものをだいぶ減らしてしまうということが起こりますよというところですね。
ちょっとシーケンスの方法に関しては、ちょっともう今回はかなり調べて説明しようかなと思ったんですけども、省きます。
ただ、そういった形でですね、きちんとできてるかどうかっていうのをわからないものを納品されたと他の科学者たちは感じてですね、
実際、実験して実験進めていって失敗した場合にですね、これはマリスが作ってるDNAが悪いんだっていう形でですね、
マリスを責めるようになります。マリスはマリスでですね、お前らの実験が悪いんだろうという形で逆に罵りますという形で、
研究者間同士でですね、非常に仲が険悪になっていったということが起こりました。
マリスはシーケンスに対しての品質検定ではなくてですね、
彼独自の理論で出来上がってるDNAが正しいだろうということを開発してました。
それがですね、マリスの研究室にはですね、UVの急高度を測るための機械があって、
これには温度調節機能もついてたらしいんですね。なので、出来上がったオリゴをですね、
そのDNAのUV急高を測るためのキュベットって言われるですね、
光を透過するためのですね、キュベットと言われるところの1センチかける1センチぐらいの大きさのものなんですけれども、
そこにですね、DNAの溶液を入れて、それでですね、UVを当ててやって、
UVのですね、260ナノメーターですね、これを当ててやって、最初に出した光の量がですね、
どれだけ1センチの光路長、UVが通ってる間に弱まるのかっていうところから、
一本差DNAの量を推測することができるんですけれども、その原理を使ってですね、
DNAを、オリゴDNAをきちんと出来上がってるかどうかっていうのを推測するということを行います。
そうは言ってもですね、配列まで分かるわけじゃない、分かるわけはないじゃないかというところで、
他の科学者たちは責めたわけなんですけれども、
マリスはですね、自分の独自理論でですね、一本差DNAの場合は、
その休耕度がですね、下がって、2本差DNAの場合は、逆か、
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一本差DNAの場合は、あんまりDNAが休耕しないんですけれども、2本差の場合は休耕するっていうことでですね、
それの休耕度の違いによってですね、
作ったオリゴDNAといえども、折り返ししたりとかですね、
他のオリゴとですね、ひっつく部分があったりとかして、
休耕度が上がったり下がったり、一本差になってる場合と2本差になってる場合で上がったり下がったりするっていうようなですね、
そういった性質を多分利用したんだと思うんですけれども、
温度をかけてやって、徐々に冷やしてやって、その間に休耕度がどう変化するのかっていうので、
キャリー独自のですね、理論で、これは配列がこうだろうというような予測を立てるというようなですね、
そういうようなことをやって、これはちゃんとうまくできてるDNAだっていうことをですね、言ってたらしいんですね。
ただ、これはキャリー独自の理論だったので、批判する人たちが非常に多かったということで、
それは自分の実験失敗したときにですね、どっかに原因を求めて、こんないい加減な検証しかしてないDNAプローブを納品した、
あいつが悪いんだっていうやり玉に上がったっていう感じですね。
確かに今もそうですけど、シーケンスをしてこそ、みたいなところがありますし、
シーケンスに対する絶対的な信頼度っていうのは、この研究分野においてはありますので、
それ以外の方法を取るっていうこと自体がやっぱり、人出なしとは言わないですが、それに近いような扱いを受けたっていうのは頷けますよね。
間違いなくキャリーがやってることはおかしいですよね。
ただ確かに、Qコード一つにとってもそうですし、シーケンス一つにとってもそうですけど、
やっぱり合成したものの大部分をそれに使わなきゃいけないというか、
試験をするためにたくさん必要だっていうのはあると思いますので、
そういう意味で、シーケンスとUVのQコードであれば、Qコードの方が少なかったからそれでいいだろうというところだったのかなとは思いますが、
なかなかそういうふうに皆さん思うのは難しいのかなと思いますね。
そうですね。ちなみにキャリーが行った独自理論っていうのは、今ではちゃんと理論になってまして、
DNAの有界曲線っていうので、メルティングカーブっていうことで使われている測定技術になります。
DNAの溶液を加熱して二重螺旋構造がほどけて一本差になるにつれてですね、
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紫外線のQコードが増加するっていう現象を測るということですね。
今だとさらに感度を上げるために、ここに二本差にだけ特異的に張り付く蛍光物質を入れたりとかしてですね、
エヴァグリーンとかって言われるものを入れたりとかして測るようになってますけれども、
これを本当に事例言ったというか、先にやってたような実験だったのかなと思うんですね。
ただ他の研究者からはそれは信じられないというふうに叩かれたわけなので、
他の研究者たちとキャリーとの対立があまりにも激しくなったので、
特にキャリーは非常に人が悪くてというか、自分の理論を疑ってくる研究者を非常に口汚く罵るのが得意だったみたいなんですね。
なので、人間関係がどんどん悪くなっていくっていうのを見兼ねたトム・ホワイトですね。
シータスにキャリーを誘ってくれた人ですけれども、この方が当時偉くなってましたので、
キャリーにちょっとお前の理論本当に正しいのかどうか、実際シーケンスをやって確かめろっていうふうに命じます。
何個かのオリゴをUVで測ってメルティングカーブを描かせたものと、シーケンスの情報と、
シーケンスでの検証を行ってみたところ、キャリーの理論が結構正しいということが証明されちゃったみたいなんですね。
キャリー自身は単にシーケンスめんどくせえからしたくないということで、一生懸命その理論を作ったわけですけど、
これがやっぱり彼はなかなか頭が良くてですね、他の研修級者では理解できなかったけれども正しかったということが証明されたためにですね、
この問題に関しては一応の決着を見たようです。
かつですね、トム・ホワイトからのキャリーに対する信任が非常に厚くなったようです。
本当にトムさんの理解があるというか、英談というか。
そうですね、英談のおかげというか、全体的には嫌われるけれども、こいつはできるやつだから置いとくっていうですね、その考えはなかなか面白いなと思いますね。
なんかよくあるのが、組織だとどうしても感情論で、こいつ嫌われてるし、自分も嫌われたくないから追い出そうみたいな発想になることもあるのかなと思いますが、そこは科学者としてフェアにというか、理論を証明してみるようにっていうふうに言うっていうところはやっぱりちょっとこう、
研究者としての意地というか、プライドみたいなのがあったのかなっていう気もしますね。実際そのトムさんがキャリーさんを誘ったわけなので、その能力自体も評価をもともとしてたっていうところはあるのかなと思いますね。
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そうですね、やっぱり、誘った以上は守ってやらないといけないっていう男気が働いたのかもしれないですね。
ちょっとそのあたりはわかんないですけど、結果としてマリスの理論が正しかったというところですね。一応の決着を見て、トムホワイトもほっと胸を撫で下したのではないかなと思います。
本当こういう手抜きじゃないですけど、そういうのって良くないよねっていう風潮って日本もありますよね。
料理も手抜きしちゃダメとか、時短料理とかちょっとあれは邪道だみたいな話とか。でも最近はそういうの結構受け入れるような風潮があるのかなと思いますけれども、やっぱり手をかけてでも正確にやることの方が大事だみたいなところって文化というか。
そういうのが根付いてしまっていると、なかなかこのもっと題外で簡単にできるような方法があったとしても、そういったところになかなか移行していかないっていうのはあるのかなと思いますね。
実際その研究の現場でもそういったことってやっぱり起こってしまっていて、それはもちろんサンガーさんとかもそうですし、そういった素晴らしい手法を開発された先生方に対する敬意ももちろん必要だと思うんですけど、やっぱりそのサンガー、サザンブロッティングとかもそうですが、
その時代時代でやっぱり技術って移り変わっていくものですよね。私たちの生活もそうですけど、だからやっぱりそこが頭を固くするんじゃなくて柔軟に考えないといけないんだなっていうのは改めてお話を聞いてて思いました。私自身もやっぱりこの方法がいいよねみたいに思ってしまうところはありますので。
本当その通りですよね。なんせ手抜きのおかげでいろいろ発展してきている部分もあると思うので。
PCRも手抜きでっていうところですもんね。
そうですね。キャリアですね。この後ですね、シーケンスを省くっていうようなところでの手抜き技術を一つ確立した後ですね、これ本当彼の人脈のおかげかなと思うんですけれども、大学時代の友人でロン・クックっていう方がいたそうなんですけれども、
この方は元々ですね、ケプチド合成の専門家でですね、ケプチドの自動化機械とかを作っているような人だったらしいんですね。
このロン・クックがですね、バイオリサーチ社っていうところでですね、DNA合成器を自動のDNA合成器ですねっていうのを開発してたみたいで、
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その原型をですね、キャリーに見せて、かつキャリーのラボにですね、この原型の機械を持ち込んでくれたらしいです。
で、キャリー自身はですね、今まで手作業でやってたことが結構これこいつで自動化できるっていうところに非常に喜びまして、で、無中になります。
で、まさに今まで1ヶ月かかってた仕事がですね、1日で終わるっていうところで、これをですね、商品化するためにはどういうプログラミングをかけばいいのかというようなところをですね、
かなり色々と積極的にですね、提案をしたそうなんですね。
そのおかげでですね、この自動化装置はですね、自動化されたDNA合成装置ですね、商品化されてもすぐにタリウムマリウスのラボにですね、設置されまして、
そのおかげでですね、シータス社はですね、他の業界に、バイオ業界の中で先駆けてですね、DNA合成が自動化できる研究室となりました。
で、これがですね、合成技術がどんどんどんどん、その後もうなぎ登りに上がっていったおかげでですね、キャリーの仕事っていうのはDNA合成でしたので、それがほとんどなくなります。
で、キャリー自身はですね、そのおかげでですね、時間ができて、コンピューターをいじくりまわすですね、日々になっていったそうですね。
で、そのおかげでですね、できた時間でコンピューターをいじくりまわしたおかげでですね、研究室のですね、仕事の管理をですね、どんどん単純化していくような、コンピューター管理をするようなプログラムっていうのを考案したりとかしてたそうです。
で、最終的にはですね、研究室のありとあらゆる実験などの管理をコンピューター化してですね、自宅の端末で研究室の様子を見れるようにまでしてしまったそうなんですね。
おー、じゃあもうあれですね、リモートで仕事ができちゃうってことですね。
そうですね、もうなんか実験室の管理をリモートでできるようになっちゃったっていう感じで、出社もしなくていいようなぐらいな感じにしてしまったみたいで、なんかこの時代にそんなことできたのかなってすごい不思議なんだよね。
そうですよね、いつの時代だったかなみたいな、ちょっと錯覚を起こしてしまうような感じがしますけど、だって50年以上前ですもんね。
そうですね、40年ぐらいは前かな。
40年か、40年ぐらいか。
そうですね、ぐらいは前っていう感じですので。
スカイプあったかな、ないな、多分ないなって感じですよね。
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インターネットもないですよね。
ですよね、コンピューターって本当に機械を動かすための頭というか。
コンピューター通信とかが出来上がったぐらいの時代じゃないかなと思うから、普通に電話回線で文字を送ったりとかして楽しんでた程度の時代だと思うんですよね。
確かに。
なのでその時代にそんななんか、多分大したこの機械はここまで動いているとか、そんな程度なんだとは思うんですけれども、ある程度いろいろ見れるようにしちゃったのかなっていう感じですね。
すごいですよね、発想がもう会社にすら行きたくないというか、そういうことですよね。
そういうことですね、本当に。そこまで何でも自宅で見れるようにしちゃうという、もう怠け者の極みというか。
確かに。
もう何でもかんでも自動化しちゃって、自分が関わるところはなるべく少なくしていくっていうのが、まさにこの先にPCRを発明するヒントになったのかなと思うんですけれども。
このコンピューターを当時いじくり回してたおかげでですね、DNA合成機もそうですけれども、ループする作業っていうんですかね。
DNAの化学合成もキャップをはめたり外したり、次のキスを流し込んだりっていうのを繰り返すような仕事ですので、こういうループする仕事っていうのはコンピューターが非常に得意とするところで、
そこにマリスは触れたおかげですね。
あと、先ほどのミルティングカーブですね、DNAの2本差と1本差で急高度が違うというようなところがヒントとなってですね、
その後、PCRの開発というかアイデアを思いついて、それで今後のPCRの開発に進んでいくというところになります。
PCRの原理を思いついたのがですね、非常に有名というか面白くてですね。
1983年の5月なんですけれども、金曜日の夜にですね、週末キャリーはですね、自分が持ってた山荘でですね、週末を過ごそうと思って、
助手席にですね、当時付き合ってたシータス社の同僚で恋人のジェニファーを乗せてですね、田舎道をですね、ホンダのシビックで何時間もドライブしてたそうですね。
ちなみに僕の弟もですね、シビック、ホンダのシビック乗ってたんでちょっと懐かしかったんですけれども、
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ジェニファーはですね、助手席で寝ていまして、キャリーは運転しながらですね、カマガタ摂血球病を引き起こすそのβグロープリンですね、異常なβグロープリンの遺伝子配列が
たった違うですね、あの天変異を起こしている部分を、やっぱりどうやったらサザンブロッティングとかしないでですね、簡単に検出すればいいのかなっていうのをずっと無双してたらしいんですけれどもね。
でですね、ちょっと本だったりとかネットだったりとかでですね、色々と調べてみたんですけれども、キャリーが言ってることが一貫してないのでですね、
多分彼の思考回路はこうだったんじゃないかなっていうのを僕が想定してちょっと説明をしていきたいと思います。
まずですね、βグロープリン遺伝子はですね、サンガーシーケンスの方法で直接読むっていうのを試行実験で試したみたいなんですね。
ただ、この当時はですね、このサンガーシーケンスは、サイクリング、PCRがまだ発明されてないので、サイクリングしてバンドの量を増やすっていうことがまだ実現できてない。
一回だけの実験となりますので、非常に異型となるDNA量を必要とするという形で、感度が悪くてですね、変異が正確に見るっていうことは無理だろうというようなところで、
これは手間としてはですね、Southern Blotting法よりもさらに大変そうだっていう形で、ちょっと一回その部分は試行実験として諦めます。
このシーケンスをですね、片側から読むのではなくて、プログをですね、上端側と下端側でデザインして、それからですね、伸長をさせてシーケンスをしてみてはどうだろうか。
こうすると、上側から読むのと下側から読むのとでですね、一応感度としては2倍になるっていうふうな形になるのかなと思うんですけれども、
それで、そういったことができないかなっていうふうに考えたというところですね。ただ、もともと相当に感度が低いので、2倍になったとしても全然感度足りないというか、
結局のところは補完し合えないなっていうところで、この考えも諦めます。
それでですね、サザンブロッド法もシーケンス法もどちらも手間で感度が低いので、
あと、かつ放射線同位元素も使わないといけないというところで、ちょっと一回それは脇道に置いとこうというようなところですね。
次に考えたのが2つのプローブですね。
フォワード側とリバース側っていうんですけど、その点変異を起こしているところの上端と下端でデザインしてですね、
これをそれぞれ違うプローブの長さ、フォワード側とリバース側でですね、プローブの長さを変えてやって、
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ポリメーラーゼで伸長反応させて、そのDNAを伝経度をしてみて、バンドの長さの違いで点変異が見分けられないかなとかっていうのも考えてたみたいなんですけれども、
これちょっと僕はさっぱり、プローブの長さを変えたらなんでバンドの長さが変わるのかとかっていうのもちょっとさっぱり意味が分からなかったんですけれども、
そんなことも無双してたりとかしてたみたいなんですね。
というような形で、PCRの最初のところでどうすればいいのかっていうところでですね、
そもそもはベータグローブリンの異常型を検出する方法をとにかく無双してたというところになります。
ちょっと今ですね、DNAポリメーラーゼっていうのがポロッと出てきたので、DNAポリメーラーゼについて紹介しますけれども、
これはですね、アーサー・コーンバーグという博士と彼の研究チームによって、1955年に大小菌から初めて発見された酵素になります。
当たり前ですけども、細胞が分裂するときにですね、DNAの量を2倍に増やしてから分裂しないとですね、
DNAっていうのは生命の設計図が書いてある基本ですので、必ず増やしてやらないといけないというところなんですけれども、
このDNAがどうやってコピーを作ってるのかっていうところが当時は分かってませんでした。
で、それをですね、アーサー・コーンバーグという博士はですね、酵素によって行っているんだということを発見したということになります。
で、これはですね、この功績を称えられて、ノーベル生理学医学賞を受賞してますよというところになります。
で、キャリーはですね、この辺りのことをですね、サザンとかプローブを使ってそこから新調…プローブじゃないですね、
プローブとプライマーってちょっとややこしいんですけど、プライマー同じなんですけど、DNAオリゴから起点にしてですね、
DNAポリメラーズを使って新調反応させるっていうことをですね、使って何ができないかっていうところですね、
もう頭の中でぐるぐるぐるぐる考えながら、手間もなくてRNA、RIも使わないでいい方法っていうのを、
とにかくいろいろ考えて試行実験を繰り返してたみたいなんですけれども、
このプローブを使って患者のDNAを医学端にして、ポリメラーズで新調反応を行うっていうことをしたら、
あれとDNAの量が倍に増えてるじゃないかってことに気づいたんですね。
もともとのあったものから新調反応させることによって、2本差のものがまず1本差になって、そこにプローブっていうものが張り付いて、
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そこからDNAで新調反応させてやると。
そしたら、1本差のものが2本差になってるってことですので、これ倍になってんじゃんってなったわけですね。
あれ、これもしかしたら、もう1回繰り返したらさらに倍になるんじゃないと思って、ここで非常に興奮します。
もう即、車を道の脇に止めて、車の中にあったレシートに色々と計算を書き込んでいくっていうことをしたんですけれども、
もともとあったDNAの量を1000個あるとして、1回目の反応で倍になったら2000個になるよな、次4000個だな、次8000個だなっていう形で、
次々繰り返しやって、10回やればどうなるだろうっていう風になると、これは100万倍に増えると。
100万個にまで増えると。1000個が100万個まで増えるぞと。
で、これ20回繰り返したら、もうとんでもない数になるなということを思いつきます。
ただ、これはただDNAの量を増やしているだけで、伸ばしていった先で反応が止められないとダメだよね。
じゃないと、電気経路で検出したいんだから、同じ長さのものだけができるようにするっていうことはどうすればいいんだろうっていうのをまたくるくる試行実験を繰り返すということをします。
さっき、上端と下端からβグロブリンを2つのプローグで挟み打ちして、DNAを増やすということ、伸長させるということを考えていたんだから、
これ両方、最初は1つのプローグ、プライマーだけで伸長反応をさせようとしていたのを、2つのプライマーを使って伸長反応をさせるとどうなるだろうっていうのを今度は図解で考えてみます。
そうすると、ほとんどの産物が何回も繰り返していくうちに、プライマーとプライマーで挟まれた間の配列だけが増えていくということになるなということに気づきます。
その後、酸素にたどり着くわけですけれども、酸素にたどり着いてから、酸素にある紙という紙をひっくり返して、何回も何回もこれを図解して書いてみて、
これはうまいこといくかもしれないぞということで、頭の中でブラッシュアップを繰り返していって、ベータグローブリンを簡単に検出してやろうということは忘れてしまって、
DNAを簡単に指数関数的に増やせると、しかもそれを電気鋭度で検出できるぞというところで、彼は非常に興奮していたというところになります。
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この試行実験では、週末の間はわかってくれるのは同僚であり恋人であるジェニファーだけだったみたいなので、ジェニファーにアイデアとして話してみるんですけれども、
ジェニファーはうまくいきそうねって言って、近くの後半で密交浴をするのに一生懸命だったみたいで、大して相手にしてくれなかったみたいですね。
話し相手がいただけ良かったかなっていうところですかね。
そうですね。とにかく思いついたのが、ドライブ中、隣に恋人を寝かせている間に、夜中の道を運転しているときに原理について思いついたというところになります。
正直ですね、言葉だけで説明するのかなり難しいですね。PCRの原理は僕自身もYouTubeで説明してたことがありますけれども、
いろんな方がPCRの原理を説明しているので、YouTubeなんかで図解を見ながら再度僕の拙い解説を聞いていただけるとありがたいなと思いますけれども。
こんな感じですね。
こういったところで、PCRの原理を思いついたよというところで、今回は終わりにさせていただきたいと思います。
ありがとうございました。
ありがとうございました。