1. 刺身ちゃんのPodcast
  2. 2025/10/14【不安サンバ】
2025-10-14 48:10

2025/10/14【不安サンバ】

瞑想しましょう

サマリー

このエピソードでは、体調不良や病気不安症に関する感情や、コロナウイルス及び外来診療の現状について語られています。治療における患者との関係性や認知行動療法の難しさについても触れられています。このエピソードでは、不安や焦燥感が人々の行動にどのように影響を与えるのかが議論されています。また、マインドフルネスを通じて不安を観察し、対処する方法についても言及されています。このエピソードでは、不安の感情とその対処法を探求します。特に、アドラー心理学や認知行動療法に基づいた方法論が紹介され、不安に対処するための実践的なアプローチが提案されています。精神科の医療現場における資格問題や、患者の人権に対する意識の低さについても議論されています。特に、日本における精神障害者への行動制限や資格の必要性について考察されています。

体調不良と病気不安
それでは放送を始めます。
進行は私、刺身ちゃんです。どうもよろしくお願いします。
2025年10月14日、火曜日、22時10分、自宅から生配信です。
皆さんはいかがお過ごしでしょうか。
1号さんどうも、アイテムもありがとうございます。
昨日に引き続き、2晩連続の配信となり、憂鬱は続いております。
とにかく今日も疲れたね。
あと、ずっと体調が悪い。ご飯を食べるとお腹が気持ち悪くなって、非常に不安です。
こんなに体調の悪さが続くってことは、なんかあるのでは?っていう風に。
なんか、病気不安症の患者さんみたいにね。なんか患者さんの考え方が映ったような感じですよ。
なんかさすがに体調悪すぎるのでは?って思いすぎちゃうね。
昨日も結局あんまりね、あの夜寝れなくてですね、今朝結構大変でした。
6時間は寝れなかったかな。
なんとかギリギリ遅刻せずに間に合いましたけれども、朝本当に憂鬱だった。
朝起きた瞬間に、これ今日ダメかもなって。
でもとりあえずスマホでいつもね、ラジコでいつものラジオ番組をかけるんですよ。
そうすると朝のいつもの音楽がかかってくるんで、ちょっとこうスイッチ入れてね。
今日なんとか奮い立たせてやってきました。
働いてきた。
月の石3個プレゼントどうも。
まあ幸いというか、コロナのクラスターの方は、
まあ思ってたほどそんなに蔓延してはいないし、重症化もしていないし、
まあちょっとホッとしてますね。
あとは不幸中の幸いというか、クラスターが発生しちゃうともう、
いちいち診察室に呼んで診察とかせずにね、
基本的にはもう看護師さんの報告を聞いて、
軽手記載処方を済ませて終わりっていう感じで省エネモードになるので、
不幸中の幸いと言いますか、仕事の量は少し減って、
今日は割と軽めに終えられたんで、
まあとりあえず良かったなって。
認知行動療法の難しさ
まあ成せば成るだね。きっと大丈夫って自分に何回も言い聞かせて言ってきた。
サンゴさんどうもです。
コロナっていつかかるかわからない。
いやほんとそうですね。
まあもうしょうがないよね。運ゲーみたいなところがあります。
先生こんばんは。火曜日の配信嬉しいです。
サンゴさんどうも。火曜日配信は結構珍しいです。
なんでかっていうとだいたい当直明けだから。
でも昨日祝日で月曜は特に当直なかったんだよね。
っていうのもあり。
あと昨日ね、なんか相当体調悪いですっていう感じで、
なんか暗い感じで終わっちゃったんで。
なんとか頑張ってきたよっていう報告をしなきゃと思って、
とりあえずちょっと枠取ってみました。
自宅のベッドからゴロゴロ配信ですいません。
あんまりやる気ないんで。
とりあえず行ってきたぞと。
明日が一つ山場ですね。
毎週水曜午前中に外来の枠を持ってるんですけれども、
結構自分の中で最近どの患者さんもうまくいってなくてね。
自分なりにこういうもんかなと思ってやってたんだけど、
すごく満足度が低く、どの患者さんもいまいちな感じで。
認知行動療法っていうものを僕は大きく捉え間違えてるのでは?
っていうふうにすごく最近いろいろ反省の日々というか、
なんか押し付けみたいになっちゃってたかなと思っていろいろ反省してます。
だから明日はなるべく患者さんの話を聞こうと。
何困ってるのかもきちんと聞いて、
それにあった何かそのニーズに何か応える形で何かいい治療案とか、
なんか出せたらいいなと思うんですけど。
お疲れ様でした。頑張りましたね。
そんなおこちゃま扱いしないでくださいよ。それ頑張りますよ。
もうおじさんですからね。
せいせいこんばんはどうもこんばんはです。
ごごうさんどうも。
昨日は誰が悪いってわけじゃないんですが、
ちょっとねその恋愛話っての僕にとって結構辛いというか、
あんまり楽しくもないし明るくもない話題だったんで、
ちょっと昨日は疲れましたね話題的に。
今日は軽めに終わります。
絶対に11時にはもう電気を消して寝始めるって決めてるんで。
それまでには必ず終わります。
こんばんはどうも。挨拶だけでも嬉しいです。
おこちゃま扱い。
先生頑張ったねーじゃないんだよ。子供じゃないんだからさ。
えーと初めての認知行動療法1週目は正解がわからなそうですね。
いや1週目ってわけでもないんですよ。
外来で見てる患者さん一番長いともうすぐ1年ぐらいになるんですよね。
1年かけてあんまり進展してる感じがなくてね。
患者さん側の満足度が非常に低いんです。
なんか先生の言った通りやってるけどよくなってないんですけどみたいに。
最近関係性ができてると思ってたんだけど、
だんだん心が離れていってるのがわかりますね。
で、もう2週連続で来なくなっちゃって。
明日一応予約は入ってるんですけど、
明日来なかったらまあちょっと難しいかなっていう。
個人的にはね。3週連続もう来ないってなるとちょっと難しいかなっていう感じですよ。
普通の外来だとあの薬の処方のために必ず患者さん来るんだけど、
嫌でもね。
でも認知行動療法で薬処方してない場合も来る理由がないんだよね。
嫌だなと思ったらもう来なくなっちゃうんだよ。
そこら辺非常にシビアだなと思いますね。
普段薬扱っている臨床ではなかなか感じない緊張感がありますね。
えーっと先生会いたかった。
違う先生の声が聞きたかったです。
まあありがとう。
治ったって人がいたら手応えはあるのにね。
なんかね、曝露反応妨害法でさ、ピタッとこう恐怖症が治りましたみたいな例を
なんかね、積み重ねられたら僕もなんか治療者としてちょっとなんか自信がつくんだけど、
みんなそれぞれ調子が悪いんですよね。
なかなか典型的なそんな高所恐怖症とかじゃないんですよね。
何かと何かがだいたい重なっていてすごく難しいんです。
例えばまあ、例えば何でもいいんだけど、
高所恐怖症と発達障害が並存してたりとかね。
あるいはそのちょっとこう二軸といって、
まあ生育歴に何か何があってね、親子関係がうまくいってなかったりとか、
何かだいたいこう複数の問題が同時に被ってくると、
なかなか教科書通りにはいかない。
認知行動療法の本を読んで、これだったらできそうだなと思って、
治療に取り入れるとだいたいうまくいかないですね。
実例印象はそんなシンプルじゃないんで。
でもその中でも何かごちゃごちゃしたいろんな問題の中でも、
メインストーリーというかね、治療者としてはこういうふうに見立てていて、
あなたの悩みっていうのはこういうふうに整理できるかもしれないっていう仮説の下でね、
一応心理教育もしながら、本人と雑多なよくわからないものの中からバチッとね、
何か症状をつかんでいくというか。
まずね、症状をつかむっていうのが非常に難しいね。
僕もそこらへん経験が浅いんで、
会うたんびにどんどんどんどん新しい症状というか、
よくわからない不安みたいなのがポンポンポンポン出てきて、
何かもぐらたたきみたいになってきちゃうんです。
で、非常に時間を無駄にしたなというか、何か虜感がね、すごいんですよね。
だからもぐらたたきの中で、
そうならないようにその根底にある根っこをつかまないといけないんだけど、
そこがやっぱバーっとこうものすごい速さで話したりとか、
ね、常にこうアドリブみたいな感じなんで。
台本があるわけではないし。
すごく難しいね。
精神に障害があると知的能力は下がってしまうんですか?
知的能力にもいろいろあるんですけれども、
いわゆるその前頭用の機能、前頭前夜の機能が下がってしまうことがあります。
鬱病とか相鬱病とか統合失調症とかね。
それはあると思います。病気によっては。
こんばんはどうも。
症状をつかむですか?
そう。
だから、すごく絵に描いた分かりやすいパニック障害の人もいたりはするんだけど、
なんかすごく、これどういうふうに捉えたらいいんだろうなっていう難しい感じなんですよ。
例えばちょっと守秘義務があるんでね。
まるまる、今見ている患者さんのことは言えないけども、
なんか、何でもいいんだけど、
架空症例で言うと、
なんだろうな、
なんか脂っぽいものを食べると気持ち悪くなるから脂っぽいものを避ける。
そうすると体重が減ってくる。
だから内科の先生からはもっと飯食えというふうにプレッシャーがかけられているけれども、
脂っこいものを食いたくないんでどんどんどんどん痩せている。
そんな自分は病気なんじゃないかといって、たくさんいろんなことを調べたり、
いろんな人に相談に行ったりすると、
そこでたくさんのいろいろ教えてくれるんで、
それを勉強し始めると次々にわからないことがたくさん出てきてしまうんです。
どうしたらいいでしょう。
はい、これ何病でしょうか。
こんな感じなんですよ、臨床って。
今いくつの問題が出てきましたかね。
これを一言でパッとまとめるのって難しくないですか。
これが精神科医の頭の中ですね。
難しいって言うまず最初に。
接触障害のようにも見えますよね。
だって体重が減っているわけだから。
でも脅迫なんですかね。不安なんですかね。
恐怖症なのかわからない。
実臨症で実際の患者さんはこうやって悩みを訴えかけてくるんですよね。
いろんなものがごちゃごちゃっとした状態で最後投げてくるわけです。
私はどうしたらいいでしょう。何の本を読んだらいいですかって。
こういう質問でくるんですよね。
ってなると結構難しい。
実際はものすごくマシンガントークみたいなね。
あれもこれもわーって不安の人ってとにかく口は回るんですよ。
口が回っていろんなことをわーっと猛烈に話し出すんですよね。
5分間に5つぐらい訴えをしてくるので結構圧倒されますよ。
情報の濁流に飲み込まれるというか。
とにかく不安な人っていうのはパッパカパッパカ進んでいくからさ。
チャッチャカチャッチャカ進んでいって。
もうどうしたらいいですか先生。どうしたらいいの。
お、お、お、みたいな。早く!みたいな。
これが不安な人ですよね。
なんか思わずそのリズムに、チャッチャカチャッチャカしたリズムに
なんか飲み込まれていっちゃうんですね。治療者も。
なんかすごく焦るというか。
私の診断何ですか。はい。みたいな。
そんなことは言わないけど、例えるならばそんな感じ。
はい、私の治療は何ですか。はい。みたいな。
はいって言ってなんかこう答えなくちゃいけないみたいな。
そこで何でしょうねみたいに乗っかっちゃダメなんですよ。
まあそういうふうにあなたが焦ってる気持ちは非常によくわかりますみたいに。
それを崩していかないといけない。そう。
そうするとすごいテンポ悪いなとかね。
間の悪い先生だなっていう感じで不穏になるんだけど、
まあその過程がまず大事ですね。
ちょっとそのリズムで行くと、
その三羽のリズムはなかなか解決しないと思うんで。
一旦ちょっとスローダウンしてね。
不安と焦燥感の理解
ゆっくりちょっと一個ずつ整理して紙に書き出してみましょうかっていう風に。
そう、不穏三羽ね。
まあ僕は不安と焦燥感で結構近いよね。
不安な人は焦っているし、焦っている人は三羽みたいに踊ってるよね。
まあ実際踊ってないけれども。
僕はなんか口を見るとやっぱ口が踊っているように見えるな。
すごい不安な人って。
タッタカタッタカタッタカタッタカタタッみたいな。
すごいテンポで進んでいくなって。
絶対鬱病とか統合失調症と違うよね。口の動き方が。
なんか龍長にすごくパッパカパッパカ話すんだけど、マシンガンみたいに。
でも全然前には進んでいかないし。
この方はそうやって疑問を持っちゃうとまた新しい疑問が湧いてきちゃって、
そうするとまた新しい疑問が湧いてきちゃうんだなっていう。
その様子がすごく手に取るようにわかるんですが。
でもそれをずっと聞き続けてね。
あなたの辛いことを聞き続けますだと、
1個聞くと2個不安が出てきて、2個聞いてると4個不安が出てきちゃうんですよね。
なのでどっかで区切って、
今日話したいのどれにしましょうかって一旦ターゲットを絞らないといけない。
さっきの架空症例ですけども、
具体的に体重が今減ってるのが困ってるんだったら、
体重が減っちゃうことに対して何かできることはないかっていうのを考えましょうみたいな。
まず根っこをつかむね。
それかあなたはやっぱりどういう本を読んだらいいのか私に聞きたいんですか今日はと。
だったらその不安に対して何か調べるっていうことがどういう意味なのかっていうのについて、
今日は時間をかけられてるのでその話をしましょうみたいに最初にターゲットを決めるんですよね。
全部を丸ごと扱うことはできないので。
何を捉えるかっていうのは本人と共同で決めるんですよね。
何を今日ゴールにしようかって。
行動と不安の関係
サンバのリズムに乗ってる場合じゃないんで。
そうするとあっという間に時間が過ぎて何もせずに終わっちゃうので。
結局何もできなかったねみたいな感じで終わるんで。
サンバのリズムに乗らない。
こっちの構造に落とし込んである程度崩していかないといけない。
でもそういう不安な方って鬱病とはやっぱ違って、
かなりハードワークされてるね。
僕の見たてだとやっぱ不安になるのが相当怖いのか、
とにかく行動しようっていう感じで、
なんか2つも3つもいろんなことにチャレンジしてるすごくエネルギッシュな感じなんですよね。
走ってる間は考えなくて済むっていうことなんだと思うんだけど。
なんかいろんな資格勉強したりとかさ、
なんかすげー精力的に頑張ってるんですよ。
こんな本も読んでますとかさ。
なんかロシア語も勉強してますみたいな。
なんかいろんなことやってでもよくならないんです。どうしたらいいですかみたいな。
何やったらいいですかみたいな。
不安の人はやっぱちょっと鬱の人とは違うよね。
何かをするということを通じて、何かを考えたり何か行動したり、
即行動に移すとかっていうことを通じて、この人はやっぱ不安を回避してるんだなって。
僕はそういうふうに見立てるので。
だから私に対してね、次何やったらいいですかって聞くんですけど、
何もやらなくていいです。
何かをやるっていうことが今不安を増大してしまってるので、
つまり不安のロウソクを消す行為になってしまってるので、
まず何かをしないといけないっていうことではないんだと。
何かをするっていうことが実は不安を回避し、
不安っていうのは回避するとどんどん心の中で大きくなって膨らんでっちゃうんですと。
っていう話をまず最初にするね。
でも難しいんだよね。
考えてしまうんです。
私はこうこうこういうふうに考えてしまうんですっていう人に対して、
考えないでくださいっていうのは理屈の上では正しいんだけど、
でもその考えるなって言われると考えちゃうんですよね。
あのインセプションっていうあの映画の中にクリストファー・ノーランの
じゃあ今から君は象について考えないでくださいって言われたら
まず最初に何を考えますかって聞かれたときに、
象って答えるんですよね。
だから何かを考えるなっていうと考えてしまうんですよね、人間の思考って。
だから結構その半数思考って言うんですけど、
半数思考に対してシンプルにそれを中止するように命令しても、
余計不安が増大してしまうっていう問題があって、
結構でも最近それに囚われてるなってようやく気づいた。
なんかこの人うまくいかないのなんでなんだろうなってずっと、
で毎回毎回会うたびにパッパカパッパカ進んでくから、
すごいハードワークしてるから、
先生の言われた通り日記も書いてきましたとかで、
ブワーっとこうたくさん日記書いてさ、
コラムもたくさん書いて認知最高性法のためのね、
セルフモニタリングのコラムをブワーっと書いて、
こんなに私記録してこんなに毎日頑張ってるのに
先生よくならないんですけどって言われて、
なんかこれは違うなみたいな。
宿題やってきて、1やってきてって言ったのにこの人10やってくるから、
なんかおかしいなってずっと思ってたんだよね。
その正体、その首根っこを僕はなかなかずっと掴めなかったんだけど、
最近やっぱ反数思考に対して、
反数思考をうまく僕は扱えてなかったんだなって。
だから最近ね、ちょっと僕マインドフルネスをこの人にやっぱしてあげたらいいのかなと思ってね。
さっき言った頭の中でぐるぐる回っちゃう。
調べ続けちゃう。
何かをし続けちゃう。
反数思考。
反数する。
マインドフルネスの実践
ぐるぐるしちゃう。
それを中止する。
やめなさいっていうと、
余計考えちゃうっていう問題ありましたよね。
じゃあどうしたらいいかっていうと、
瞑想するっていうね。
マインドフルネスっていうのは、
まあ座禅とかね、瞑想に近いものなんですけれども、
頭の中でぐるぐるぐるぐる回できちゃう。
疑問とか解決策とか、
自分なりの解決策が5つも6つも出てきちゃうんですと。
何か昔聞いた話を思い出しちゃって、
それが気になってまた調べたくなるんですとか。
ポンポンポンポン出てくると思うんだけど、
それを何もせず、
ただ観察するっていう。
瞑想して観察する。
僕最近その反数思考で今行き詰まってる何人かの患者さんに、
明日もし来てくれたらね、
マインドフルネス的な話にちょっとつなげられたらいいなって。
なんとなくそういうイメージを持ってます。
ぐるぐる回っちゃうものを、
そのぐるぐるを心の中に置いちゃうというかですね。
何かどうこうしようとしない。
ぐるぐるさせときゃいいじゃんっていう発想だね。
別に何か呼吸を整えたりして落ち着かなくていいじゃん。
リラックスする必要もない。
もう頭の中にポンポン浮かんできちゃうんだったら、
そのポンポン全部観察しようよ、一旦。
どうにかしようとしなくていいよって。
っていう風に、
僕手動でやるとまた押し付けられた感じになっちゃうので、
患者さんがこれどうしたらいいかなっていう風に、
聞いてきたタイミングでちょっとね、
そっと何か提案してみたいなと思うんですけどね。
僕も結構そういう系があるんです。
その患者さんだけじゃなくてね。
あれは何でああいう風に言われたんだろうとかさ。
どうしてこうなんだろうとか。
全然答えのないような問題に対してずっと原因を考えたり。
なんかね、考え癖があるんですよね。
それって頭がいいねっていう風に言うこともできるし、
でも答えのない問いに対して考え続けるのって
やっぱり結構回避なんですよね。
何か不安とか、
罪悪感とか恥とか怒りとか、
そういう一時感情って言うんですけども、
そういうネガティブな一時感情から逃げ、遠ざけるための
回避行動なんだよね。内面で取っている。
だからパニック障害の人が
何で自分はバスに乗れないんだろうって言って、
たくさん脳について勉強したりとかね、
脳科学の本をたくさん読み始めるのは
それは回避行動だね。
それをやり続けるとやっぱパニックはどんどん
酷くなっていっちゃうと思いますね。
何でかっていうと結局パニックの原因って
よく分かってないから。
答えがないから。まだ研究段階だし。
精神科医も本当のところの原因はよく分かってないし。
考えの観察っていうのは
今自分はこれを考えているなっていう感じ。
あー今自分はすっごくあの本読みたくなってきてるなー
っていう風に観察する。
今めっちゃ不安になってきたわーとかね。
それをどうこうしようとしない。
不安が今どんどん強くなってきた、強くなってきた。
おーこれはやばいなーと。
10段階でいうところの9ぐらい来たぞと。
これはやばいなーって言いながら
それをあんまり抑えつけようとしない。
マインドフルネスってのはそういう感じですね。
自分にとって正の感情、プラスの感情もマイナスの感情も
等価に扱う。平等に扱う。
自分の人生を彩る味としてね、色彩として
どんな色も平等に扱うっていう。
だから等感覚になる。
過度にネガティブな感情にあまり交わらない。
そういうのを脱融合って言うんですけどもね。
あんまりネガティブな感情に融合しすぎない。
自己をね、自分というものを。
そこから一旦引き離して、距離を置けるように訓練していく。
脱融合ですね。
これは口で言うと簡単なんですけれども
実際に実践するのはかなり難しくて
最低でも8週間かかるって言われてるんですよね。
正規のプログラムでマインドフルネスを実践していくと
毎日30分。
最短で8週間かかるって言われる。
まあ最低でも週6日かな。
週5日か週6日で
1日30分くらい時間をかけて毎日トレーニングをしてね。
どんな姿勢でも構わないんですが
実際に座禅みたいにアグラを書いちゃう人もいるし
あとは椅子に座って目を閉じる人もいるし
まあ姿勢はね結構
本当の座禅に比べて自由なんです。
マインドフルネスって。
でもとにかくなんかこう
ガヤガヤしたところではなくて
一人で落ち着いた空間で
軽く目を閉じて
姿勢を固定して、楽な姿勢を固定して
呼吸をしっかり整えて
頭の中にポンポン浮かんでくるものに対して
一つずつこう丁寧に観察していく。
嫌だなとかクソだなとかヤバいな
って言っちゃう言葉って
言っちゃう感情っていうのをもう少し丁寧に見ていくとさ
実はちょっと罪悪感が入ってたりとかね
人に対する怒りの中に
実は何パーセントか罪悪感がスパイスで入ってたりするんですよね。
そうやってまず徹底的に観察対象にしよう。
不安との距離を置く
徹底的に脱融合、きちんと距離を置こうと。
過度に負の感情に対してベタベタしない。
そうやって距離が置けるようになると
ようやく決断というか選択ができるようになるんですよね。
ここからはアドラー心理学だね。
つまり今怒ることもできるし
今逆に相手を慰めることもできる。
どっちの感情を使った方が最終的に自分にとって得か
とか相手にとって得かっていうのを
選択できるようになるんですよね。
等間隔にある程度感情を置けるようになると。
アドラー心理学はこのマインドフルネスの段階を省略したり
あんまりあえて言わないので
だいたい結構問題が起こるんですよね。
まずは感情に気づくとか観察するっていう訓練をしないと
アドラー心理学がうまくいかない。
まあこれは僕の理解ですけどね。
あと認知行動療法も時にはやっぱりうまくいかない。
いきなり認知再構成法で
あなたの考え間違ってるかもしれないので検証しましょうみたいなさ。
どのぐらい間違ってるか検証しようみたいなやると
すごく具合が悪くなるんで。
まずは自分の考えというものに気づくとか
きちんと距離が置けるようになることが
なんかまず最初に大事なのかなって。
僕最近1年間認知行動療法外来やって
それが一番大事なんじゃないかなって気づいた。
意外と距離が置けてないんですよね。
だからやっぱ不安な人ってどうしたらいいですかって聞くんですよ。
もう今こういう状態なんですけどこれどうしたらいいですかって。
まずそのどうしたらいいですかっていう
即行動に移そうとすること自体が実は不安を強めてるんだっていうことを
まずやっぱりね理解する必要があって
実感する必要があると思うんですよね。
不安に対して即行動は逆効果なんですよね。
不安に対して大事なことは不安であり続けることですね。
そうすると自然に不安というものはなくなっていくんだよ。
それをなんか概念としてではなくてやっぱ
体感として実感してもらうには瞑想してもらうとか
呼吸法を意識してもらうとかそういうのが大事だよ。
でも呼吸法を意識するあまりね
なんとか呼吸で回避しようとしちゃうことがあるじゃない。
嫌なことが頭に浮かんできたら
とりあえず息を吸って吐くことに集中しようみたいに
それ自体が今回避になっちゃってるので
そうするとやっぱり良くならないね。
不安が強くなっちゃう。
瞑想を回避の手段に使っちゃうと
やっぱ不安がどんどん強くなっちゃうので
瞑想っていうのはリラックスしたり
リフレッシュすることではなくて
不安であり続ける方法なんですよね。ニュートラルに。
結構それは序盤に心理教育しないと
間違った方法でずっと瞑想し続けちゃうんで。
こんばんはどうも。
不安を強める書き出し
数%のスパイス。
僕も異性に対する好きっていう感情の
実は70%ぐらいは罪悪感でできてるんですよね。
僕の場合はね。
そういうのもだんだん経験を重ねてくると
気づいてきます。
こんばんはどうも。
考えていることをノートにばーっと書き出すのは
良いことですか?
そうですね。
考えていることを、例えば不安だと
いうことをノートに書き出す。
ほんとね。
結構どういう風に使うかによりますね。
例えばちょっと分かりやすく
高所恐怖症にしようか。
やっぱ不安の中でも高所恐怖症って
一番多分世界で一番メジャーですよね。
とか併所恐怖症とか
不潔恐怖症とか。
じゃあ高所恐怖症の不安の方で
高いところに登るのが怖いから
とりあえず紙に書き出そうと。
自分の思いの丈を全部ノートに書き出そうとするじゃない。
それは長期的には間違いですね。
短期的には不安は下がるかもしれない。
それでとにかくなんかを
吐き出すとちょっと楽になるじゃないですか。
でもそういう短期的な不安に対する
効果っていうものは長期的に見ると
やっぱ不安を強めてしまうので
おすすめはしないかな。
実際、短期的にでも
なんとか苦難を乗り越えなくちゃいけない
局面ってあると思うので
例えば分かんないけどもね。
自分の息子とか娘の保育園が
この建物の頂上にあったと。
ビルの頂上までエレベーターに乗って
行かないといけないっていう時もあると思うので
その時は仕方ないので
そういう短期的に不安を取り除くような
呼吸法とか瞑想とか
そういうものを使ってなんとか乗り越えることは
大事だと思うんですけど
でも長期的に見るとそれを続けてると
やっぱ良くならないので
別の方法を考えないといけないね。
例えば
高所恐怖症の方に対してね
高所にいない時
例えば平地にいる時に
えー
なんだろうな
いかに高所が怖いかっていうのを文章に書き続けるとかね。
平地にいる時に
頭の中で
今から高いスカイツリー登るぞっていうことを
イメージしながら文章を書くとか
うわーすっごい怖い
こんなものを
なんで人間は作り出したんだ
とかっていうのをただひたすら文章に書き続けるのは
良いと思いますね。
それは内部暴露っていって
実際に頭の中でイメージの中で
高いところに登るっていう
不安を強めている状態になるので
そういう暴露療法は
すごく効果があると思いますね。
だから不安を下げる方法ではなくて
不安を強める方法として
ノートに書き出すっていうことを
やると良いと思いますね。
例えば脅迫性障害の人に対してね
なんか
数字の6を見ると
例えば死ぬ気がするっていう人がいるとするじゃない
何の根拠もなく
そういう人に
じゃあ今から数字の6を
ノートにたくさんできる限り隙間なく
全部書いてくださいっていうことをやるのは
結構治療としてありだね
だってあなたはね
死ぬって考えて怖いわけですよね
数字の6を見ると怖いんだよねと
じゃあ今から数字の6を書き続けてください
先生なんでそんなこと言うんですか
私はそれを治したくて来たんですよ
わかります
でも数字の6を見ると怖いんだったら
やっぱ数字の6をしっかり書いて
頭の中でどれだけ不安になるかをね
きちんと味わって
その数字の6というものを見続けること
その数字の6が
あなたにとって実はそんなに害がないんだ
っていうことを
確かめていくことが大事なんですよ
そのためには
とりあえず
ありったけの数字の6を
ありったけの数字の6を
書き続けて
目に入れ続けて
頭の中で充満させておく必要があります
これは別に数字の6じゃなくてもいいです
私の手は汚い
っていう風に
不潔恐怖症の人に
紙に書き出すっていう方法もあるんですよね
私の手は汚い
私の手は汚い
100回くらい書かせるっていう
そういう曝露療法もあります
私の手は汚くない
っていう風にやると回避になっちゃうので
私の手は汚いっていう風に書かせるんですよね
私の手は汚い
私の手は汚いっていう風に
無限に書かせるっていう
それが頭の中の曝露になるので
不安を強める方向に進むので
それをある程度
長時間毎日やってもらうと
正直
バカバカしくなるというか
まあ教科書的にはね
書いている自分がだんだん
バカバカしくなってくる
別に手は汚くてもいいじゃないか
っていう究極の開き直りみたいになっていって
最終的に不潔恐怖を
まあ恐怖を克服していく
っていう感じですね
具体的な対処法
ノートはいろんな使い方がありますね
今言ったのは不安に対する曝露療法なんだけど
あとは
外在化って言ってね
自分が感じていることをきちんと
まずノートに整理するっていう
今自分はどんな考えがあって
どんな感情があって
どんな体に変化が起こって
それに対して自分はどういう対処法を
とってしまっているのかっていうのを
日記に書かせるっていう
なんか自動運転
しちゃってるところを
手動運転に切り替えるみたいにね
マインドフルネスの一環として
ノートに書かせる
ってやり方もありますね
記録を
回避行動って結構根が深いんですよ
僕もね典型的な回避行動が
オナニーなんですよね
すごく不安を感じたり
初めの話ですごく
明日やだなとかね
あれは明日の試験やだなっていうとき
めちゃめちゃオナニーしちゃうんですよね
なんかエッチなサイト
とりあえず見て
しこって賢者タイムに入るみたいな
回避行動として結構オナニーを
使ってる人ってかなり多いんじゃないかな
世の中に
オナニーが好きなんじゃなくて不安なんですよね
不安から目を逸らすために
何か頭の中でとりあえず
興奮する
脳内物質でとりあえず
ガツンとさ
一発ぶち込んで
忘れたいみたいな
その瞬間つかのまま
不安から逃れられるじゃないですか
短期的には不安を下げる方法なので
成功するんですけども
二つの意味でね成功するんですけど
でも長期的には失敗してる
ダブルミーニングです
二重で成功しちゃいます
どういうことっていう人は忘れてください
そんな深い意味はないんで
分かんない人は分かんなくて結構です
14号さん私は憂鬱です
でもさしみちゃんの配信を聞いた内容と
リアルで負に落ちることがあって
少し前に進めたような気がします
良かったです
基本的にご自由にお取り下さい形式でね
普段僕が思いついたことをとりあえずバーッと話して
そこから皆さんがなんか拾ってくれればいいやって
なんかご自身の人生に置き換えてね
解釈して都合よく
なんか役立ててもらえればなと思いますんで
まあでも緊張するだろうね
最近特に合格率落ちてるんで
最近の受験者は特に緊張するだろうね
しかも指定医の口頭諮問の場合は
あの過去問とかないんで
Amazonとかで調べても
過去問売ってないんですよね
こんばんはどうもこんばんはです
2日酔いで調子悪かったから優しくしてもらえたって
言ってて爆笑しました
まあ今の時代はちょっとね厳しいかもしれない
指定医って昔は結構
誰でも取れたんですよ
ってか精神科医じゃなくても取れたんですよね
でももう今あの
指定医を減らしていこうっていう
国の方針になってるので
めちゃめちゃ狭き門になってます
そう昔は
精神科医療の資格問題
内科医の先生とか下科医の先生とかも
実家が精神科だったりすると
とりあえず取っとくかって言って
指定医取ったんですよね
だから精神科の薬なんか1ミリも分かんないんだけど
指定医を取ったんですよね
それぐらい結構
馬鹿みたいなというか
結構誰でも取れる
雑なざるな時代があったんですよ
今国際的に
行動制限を患者さんに加えるのは
人権の問題で
良くないんじゃないかと
いうことが
国連から直々に
日本に対して結構勧告があったんですよね
日本は特に
精神障害者に対する人権意識が低すぎると
それを受けて
政府も結構さすがに動いて
その流れの中で
指定医を減らそうってことになってるんですよね
今後まず
こういうのを増やしていくことはやめようと
行動制限を加える国家資格は
もう減らしていこうと
大きな流れの中で
僕も今だから
患者の人権と社会の影響
正直もう取らなくてもいいかな
って気持ちもあるんですけどね
投資で一発当ててさ
あとはもうまったり
堂楽で医者やりながら
別に指定医とかもいらねえかなって
本読んでコーヒー飲んでさ
たまに映画見て
オナにして
こうやって配信できたら
もうそれで十分なんですよね
そんな金かかんないしさ
さしみちゃん頑張ってどうも
ホームレスにしたり
刑務所にぶち込むよりいいと思うけどな
アメリカの場合は
精神科に入院するっていうより
全部ホームレスになっちゃいますよね
取れない方が
患者の利益になりそうな医師もいますよね
僕から見ると結構ベテランの
指定医の先生はかなりデタラメだけどね
めちゃくちゃな処方されたり
ずっと隔離してたり
ずっと拘束してたり
一番よくわかんないのが
24時間解放観察可能
拘束指示っていうのがあるんですよね
だから
病棟のナースサイドで
自由に拘束したり縛ったりできるんですよね
その指示を使って
それ俺なしなんじゃないかなと思うんだけど
ずっとそういう指示をね
出し続けているベテランの
指定医の先生がいて
マジ適当だなと思いますね
監査で指摘されないのかな
ああいうのって
結構ザル資格なんですよ
実力があって取ってるわけではない
患者の妄想に間違いしている部長を
見たことがある
よっぽどムカつくこと言われたのかな
アメリカのホームレスって
精神的な方も多いんですかね
やっぱりあれ
薬物中毒とかじゃないですかね
うーん
覚醒剤とかじゃない
わかんないけど
覚醒剤を扱うかっていうと
やっぱ精神科になっちゃうんで
やっぱ精神科にきますよね
覚醒剤
シンナー
日本で一番多い薬物は
やっぱアルコールですかね
アルコール依存
名古屋ならフェンタニル
今日もなんだかんだで
結構話しちゃったわ
11時にはもうね
寝ようって今日はもう目標立てたんで
そろそろ終わります
一旦時間で区切りましょう
明日外来はね
ちょっとどう転ぶかわからない
また患者さん来ないかもしれないし
でも来た時はまずはね
きちんと
何に困ってるかっていう
基本に戻ってそこをベースに
考えたいと思います
きついですね周りが
日本はねアルコールとか
パチンコとか
依存症に対してオーラかというかね
海外に比べると
規制が緩いですからね
とりあえず終わります
どうもお疲れ様でした
お送りしましたのは
さしみちゃんでした
どうもお疲れ様でした
おやすみなさい
48:10

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