当直中はいろいろ話します
サマリー
このエピソードでは、怒りのコントロールに関する挑戦や患者とのコミュニケーションの難しさについて語られています。また、怒りを扱うことの重要性とその方法についての考察が展開されます。さらに、怒りの感情が人々に与える影響や社会的に伝染する様子が考察されており、精神科医が怒りに伴う感情を処理する難しさや、認知行動療法を通じて感情を管理する方法についても議論されています。適切な怒りの表現についても考察が行われ、芸能人の生きづらさや精神科医の仕事の難しさが取り上げられます。特に、怒りの量やレッテルバリによる認知の偏りについて触れられ、精神科医の視点から患者との関わり方が紹介されています。さらに、精神科における電気療法の効果や精神疾患およびその治療に関する偏見や誤解について語られており、緊急時の患者対応や一般の人々が持つ精神科への不安についても触れられています。治療や入院の難しさを語りながら、日本の治安維持における精神科の重要性について考察され、怒りを上手に処理する方法や患者との関係性を深めるためのコミュニケーション技術の重要性が強調されています。
怒りのコントロールに関する挑戦
それでは放送を始めます。進行は私、刺身ちゃんですともよろしくお願いします。
2025年9月29日、月曜日23時11分、当直室から生配信です。
皆さんはいかがお過ごしでしょうか。
とりあえず、喉の調子は8割9割型は戻りましたね。
でもまだ若干ちょっと違和感があったりして大きい声出せないんですけど。
まあなんとか、体調はほぼほぼ戻りました。
ただなんというかね、今に始まったわけじゃないんですけど、気持ちはそんなに上がらないね。
ずっと多分思い続けてるんだけど。
なんかね、どれだけ仕事をしても足りない部分がたくさん見えてきちゃって。
そんなハイレベルなことやってないんですよ。
普通だったら多分研修医でささっと習得しちゃうようなことを
なんかいつまでもグルグル全然身につかなかったりとかね。
そもそも朝起きて出勤することとかも、なんか未だに慣れないね。
未だになんか辛い感じです。
働いてて患者さんが体調崩れることもしょうがないんだけどもね。
避けがたいことなんですが。
その都度なんかね、体調が崩れるたびに自分の中に足りないものがあったんじゃないかっていう
自責的な処理が始まっちゃうんですよね。
なるべくそれに気づいて早めにそれに対処するようにはしてるんだけども。
でもやっぱりね、なんか自分に原因があるんじゃないかっていう
中核的な一番コアにある信念はなかなか変えられないものですね。
以前に比べたらね、だいぶマシになってきたと思うんだけど
それでもやっぱり普通の人より余計な処理をしていかないといけない。
それがとにかく辛いね。
仕事とプライベートの境目がなくなってきちゃうんですよね。
仕事でやったミスというか、反省会みたいなのがいつまでもずるずる家で行われちゃって
なかなか気分転換しづらいとかね。
ずっとね、チャットGPTを使うといろいろ議論ができるんだけども
ずっと考えちゃうんですよね。
あれ結局どうすればよかったのかなって。
最近ちょっと僕の中でこれやっぱりすごく難しいなと思うのが
その怒りのコントロールというかね。
ものすごくなんか思い出してはイライラしてっていうのを
半数しちゃう患者さんがいるんですけれども
それに対してすでに3回ぐらい認知行動療法的な面接はやってるんですけれども
なんかちょっとね、なかなかどういうふうにしていったらいいのかなって
方向性を見出せないまま無駄に時間を使ってる感はあるんですよね。
今患者さんなんか俺の説明聞いて納得してなさそうだなっていうのがわかるんですよね。
多分僕が今伝えたことなんか多分もう本人も分かってるだろうし
患者とのコミュニケーションの難しさ
調べればいろいろ出てくるんだろうけど
だからなんかこうあんまり納得してなさそうなんですよね。
そう、分かっちゃいるんだけれどもなかなかそれができないから
先生今相談してるんですよっていう顔をするんだよね。
思いのほかそういうちょっとね、怒りを首相に持っている患者さんに何かこう
深く入り込みすぎている自分がいて
鬱の患者さんとかもね、鬱の患者さんとかよりもなんか怒りを持っていて
それによって二次的三次的に疲弊していたり
結果的に二次的に鬱っぽくなっている人の悩みに
あんまり多分ちゃんと適切な距離が置けてないのかもしれないね。
ものすごくもしかして自分ごととして捉えすぎている部分があって
それでなんかすごく苦しくなるのかもしれないね。
考えてみると僕も怒りをどう扱ったらいいんだろうかってことを
ずっと悩んできたこの30数年間だったんでね。
そんな悩み続けて結局大して答えの出ていないような自分が
そんな怒りなんかの認知行動療法なんて歌ってね
自分もできてないようなことを患者にやるなんてことが果たしてできるのかって
なんか多分そういう僕の中の反数が連動して始まってるんですよね。
それから逃れるために何かいろいろ本を手に取ってみるんだけれども
あんまり僕が知りたいような答えがそこに書いてなかったりね。
例えば怒りのぐるぐるをどうやって収められるんだろうか
みたいなことを読み進めていくと
なんかちょっとピントが違う文章にで
怒ってる人に対してこういうふうにやるといいですよみたいなさ
厄介な上司に対してこういうふうに防御しましょうみたいな
怒ってる人にいかに巻き込まれないかっていうことが
すごくたくさん書いてあるんだけどそうじゃなくて
自分がその厄介な人になっちゃった時にどうしたらいいのかっていうことについて
あんまり書いてなかったりね。
大したことがどの本にも書いてないんです。
漫画マネジメント系の本にも別に大したことは書いてないね。
なんか深呼吸しましょうとか
あんまりこれっていうのが見つからなくてね。
それにまたイライラしてきちゃったりして
怒りのコントロールの本読んでたらイライラしてきちゃうみたいな
本末転倒で非常に疲れますね。
いろいろ調べつつ、今一番しっくりきてる言葉は
怒りをいかに収めるかとかいかに我慢するか
っていうことをやりすぎると
だから怒りをあまりにも恐怖しすぎちゃうと
遠ざけようとしすぎると、かえって怒りっていうものは強くなっちゃう。
だから不安と同じ戦略なんじゃないかなって。
今なんかヒントになりそうなのはそのあたりだね。
不安も回避すればするほど大きくなる。
引き伸ばしにすればするほど心の中に不安ってどんどん大きくなっていくと思うんですけど
おそらく怒りも同じことが言えるんじゃないかなって。
それを見て見ぬふりをしたり
あまり考えないようにしようって言って何か楽しい思いとかね
なんかそういうもので上書きしようとすればするほど
怒りってものすごく燃え広がっていく。
ちっちゃな火種がどんどんどんどん知らない間に燃え広がっていて
大きな火事になっていても消化できなくなってしまうみたいな。
だからいかに怒らないかよりも
いかに火消しをするかよりも
上手に怒るとかね。
火を吹くことに関してはもう止められないので
じゃあ上手にどうやって火を大きくしないように
出し続けられるか。
上手な火の扱い方だね。
火を消す消し方ではなくて
火の出し方。
そこら辺が一つヒントになるのかなと思って。
そういう言葉は本で見つけたんですよね。
怒り方が下手くそなんです。
だから上手に怒りましょうみたいなのが今一つヒントになってますね。
それをどういうふうに審査レベルに落とし込んでいくか。
既存の認知行動療法的な手法に
どういうふうに落とし込んでいったらいいかなっていうのが
ちょっとまだ見えてないんですけど。
怒りを扱う方法
怒りの認知行動療法ね。
怒りは避けがたいよね。
患者さんのセルフモニタリングしてきてくれた
怒り日記みたいなのを今つけてもらって
どんな状況でどのぐらいのレベルの怒りが出てきたのか
っていうのをいくつか教えてもらったりするんだけど
確かにちょっと強すぎるなって思う反面
これを完全にゼロにはできないなって感じもするんですよね。
同じ立場に置かれたら誰でも嫌な思いはするだろうなって。
だから怒らないとか怒りを滅するっていうのは非現実的ですよね。
怒りは湧いてくるよね。
不正があったり目の前で理不尽な対応されたり
あるいは不運があまりにも重なったり
あまりにも俺運が悪すぎるだろうみたいなことが立て続けに起こると
誰だってその不条理さに怒るものだし
最もな感情ですよね怒りってね。
そう怒りは最もな感情だが
ただその表現の仕方とか扱いの仕方を間違えると
周りから孤立しちゃったりとか自己嫌悪に陥ったりしちゃうので
ぽっと湧いて出てきてしまったその怒りをどういう風に処理していくかですよね。
抑えるわけでもなくどう上手に扱えばいいのかなって。
認知モデル、認知行動療法の認知モデルに置き換えるなら
状況を特定してそこに結びついている認知とか世界の捉え方の方ですよね。
それをなるべく具体的に特定していくっていう
自動思考を取り出すっていうやり方と
あと行動療法的なやり方ね。
深呼吸をするっていうのもそうだし
何か言いたくなってもその場では一旦こらえるとかね。
一旦相手に思ったことをわっとぶつけるんじゃなくて
紙にメモしておくとか
必ず相手に伝える前に一呼吸を置くとか
あとは自分の主治医に相談するとかね。
あとは自分が調子が悪いときは相手にその怒りをぶつけないとか
寝不足だったり空腹だったり
今日は気分が悪いな点数をつけると5点を下回ってるなって
気分の悪い日は相手に怒りをぶつけると大体いいことないですからね。
そうやって気分が5点以下だったらあんまり伝えないでおこうと
紙にメモしておくっていう
気分が上がってきたときに何かうまい怒り方っていうのを考えるとか
こんばんは今始まったの一号さんどうもです。
いやもう15分前くらいから始まってます。
あなたが初コメです。
喋ろうと思えば別にコメントがなくても別に2時間でも3時間でも喋れるんですよ。
そういう特殊な訓練を受けているのでね。
ニコ生時代は開始ゼロコメントで3時間くらい話してましたけど
誰も見てなかったけどね。
一号になっちゃった。そうおめでとうございます。
うちの配信だと誰でも撮れます。
罠にはまりました。
抜け出しづらくなっちゃったね。
変にコメント書いちゃったから最後までいないといけない雰囲気でちゃってますよね。
大丈夫です。あともう少したら枠閉じますんで。
こういう枠は早めに閉じてあげた方がいいのかもしれないね。
呪いを解いてあげないと。
30分はやるつもりないので安心してください。
とりあえずその怒りをどう扱ったらいいのかっていうことについてね。
ちょっとその精神科医として治療者として考えてるって感じだね。
僕自身が最近イライラしてるってことはないんだけど
患者さんがね結構怒りに悩んでいて
思い出してはイライラしてね。
そのせいで1日本当に疲れるんですっていう。
その人以外にもずっと1年にわたって
デイケアでね、ずっと死んだシュート目に対して
怒りを爆発させているおばあちゃんがいるんですよね。
その方も死んだシュート目に対して
殺したいんだって未だに言うんですよね。
矛盾してますよね。死んでる人に対して殺したいっていうさ。
どういうことってことなんですけど
それぐらいなんかもう怒りが収まらないと。
勝手にイカれちゃって
自分はそいつに復讐したくて生きてきたのに
勝手に死なれちゃったもんだから
どうやって復讐していいのか分かんないんだっていうさ。
そういうタイプの悩み方。
これはちょっとまた鬱病とはちょっと違うタイプのね
怒りで、怒りというか精神状態だと思いますけども。
ただ二次的にこういう方も鬱病になってしまうことありますね。
怒りの伝染力
やっぱりその怒りっていうのは
抱くだけでものすごく心のエネルギーを食い尽くすので
最終的に怒りつかれて
もう仕事が手につかないとかね。
もう生きていくのも嫌になって
ということで二次的に鬱病の状態になっちゃう人もいますよね。
だから侮れないんだよね、この状態っていうのは。
ふうさんこプレゼントどうもです。
怒りは映りませんか?映りますね。
感情はね結構感染力高いんですよ。
コロナ禍においてワクチンに対する不安とか
ウイルスに対する不安が
コロナのね、コロナウイルスそのものよりも
たくさんこう伝染してったみたいにね。
だからコロナウイルスの伝染力よりも
不安の伝染力の方が強いわけです。
僕はなんかSNSとかをコロナ禍で見てて
反枠がこんなにワーッと根拠もなく広がったのって
やっぱ不安の伝染力の
証拠だなっていうか
それを表してるなと思うんですけど。
いかにものすごく人の間で流行るかっていう。
でもね怒りもそれに負けず劣らずですね。
ある種の義憤。
だから私はこんな被害を受けましたっていうと
みんなかわいそうだななんとかならないかって
みんなこう怒り始めるじゃないですか。
なんかこうわかんないけどさ
夕方のスーパーニュースとかで
万引きのシーンを何回も何回もテレビで流すとさ
万引き地面を応援したい気持ちになってくるし
なんだこのクソババアなんで自分の
マイバッグにレジも通さずに商品をバカバカ入れてんだ
っていうなんかこう義憤に駆られるじゃないですか。
あれも怒りが伝染してる証拠ですよね。
本来関係のないババアたちの盗み合いとか万引きに
なんかこっちが巻き込まれちゃってるわけですよね。
映像とか音声とかっていうのを使って結構ね
我々は簡単に感情操作されて
当事者でもなんでもないのに
その当事者の感情みたいなものを
押し付けられたり植え付けられたり結構するんですよ。
SNSは本当にその最たるものだと思いますけども
当事者じゃないのに当事者のような気持ちに
擬似的になってしまうんですよね。
で怒りっていうものを植え付けられて
なんかすごく興味関心が釘付けになっちゃうんです。
だからね結構そういうSNSって相当注意しないと
よくわかんない精神汚染が行われるんですよね。
わけわかんない人のネガティブな感情に
汚染されちゃうんです簡単に。
マスクをつけないとウイルスに感染するみたいにね。
怒りもね結構感染力ありますね。
怒って困ってるんですっていう
大沢さんの話を聞いてさ
治療者の経験と感情
最初は穏やかにこっちも聞いてるわけですよ。
それは大変でしたねとかさ
なんかそういう気持ちになるのもごもっともだと思いますとか
最初はもちろん傷口を手当てしなきゃと思って
共感はするんだけれども
でもそのやっぱり怒りが行き過ぎだっていうところに
なんか触れなくちゃいけないわけですね。
怒りは確かにごもっともなんですが
ただちょっとその言い方がきつすぎた面もあるかもしれませんねとかさ
何かこう改善すべき点はありませんかね
なんていうふうに言うとちょっとこうね
視点を移動すると急に今度その
カミソリの歯がこっちに向かってくる場合がありますよね。
つまり今先生何て言いましたって
私は被害者なのにね
私は辛い思いをしているのに
なんで私が変えないといけないんですかみたいに
今度その歯がね
治療者側に振り下ろされる瞬間があるんですよね。
怒りを扱っていて最初仲間のつもりで聞いてたら
突然敵対しちゃうみたいなことが
結構容易に起こるんです。
うつ病とか不安とかではあんまりこういうこと起こらないんだけど
ことにね、怒りっていう感情に関しては
最初仲間のつもりで聞いてたら突然敵にされちゃうことがあるんです。
診察室で患者さんが怒りだすっていうことが
まあ珍しくはないな。
他の感情に比べると怒りやすいんです。
ある程度信頼関係があるので
ものすごい怒鳴られたりっていう経験は僕はあんまりないですけどもね。
自分の患者さんからは。
初心ではあるけれども
何ヶ月も話している人に
抜け抜けと
罵倒されたりっていうことはないですけども
でもちょっと嫌悪になったり気まずくなる瞬間ってやっぱあってね
それってなんか私が変えなくちゃいけないってことですか先生みたいなさ
ちょっとチクッと来たりすると
おっとみたいな
これはなんかあんまりあれだな
ちょっと触れすぎるとね
患者さんに何かこうしたらどうですかって言いすぎると
これはなんか喧嘩になるぞみたいな雰囲気をさして
ちょっと深く踏み込めないみたいなことが結構あるんですよね。
だから怒りは結構移るし
下手すると今度こっちに向かってくる場合がある。
であとはだんだんだんだんそれに対して
この患者何が言いたいんだろうって言って
治療者側もだんだんイライラしてくるんですよね。
結局こいつの口の悪さが周りを怒らせてるんじゃないかみたいなさ
この患者のやっぱこういう部分ってなんかムカつくよなみたいに
だんだんこっちもね怒りが湧いてくるんですよね。
だから怒ってる患者さんの話を聞いてると
だんだん治療者も怒りだしちゃうというか
なんかイライラさせられるんですよね。
これがだからさっき言った感染力の強さですよね。
怒りはそうやって感染していくんですよね周囲に。
だからある程度下毒するというかね
怒りを自分の中で始末する術をやっぱり持たなくちゃいけなくて
そのヒントになるのが認知行動療法なんですけども
僕もそういうのをやっているんで分かっているつもりなんだけど
でもやっぱりいざ感染し始めると結構大変ですね。
僕のもともと持っているその部分が自信のなさとかね
ちょっとこう自己不全感とか無力感とか
割とそういうスキーマみたいなものに結構悩まされているので
患者さんが怒りだしたり治療が何週間も停滞したりすると
なんか俺まずいことしてんじゃないかなとかさ
今度僕側の問題に飛び火しちゃったりして
なんか辛くなってきますよね。
今ちょっとそういうところに入りかかっている
難しい状態です。
なんか変なぬかるみにはまり込んじゃってるような感じ。
特別な訓練を受けていますの精神科医も
いろんな感情の渦にいたら一日クタクタになりそう。
実を言うと精神科医ってそういった心理学的な
トレーニングを受けてないんですよね。
精神科医って基本的に脳をベースに考える科学者なんですよね。
サイエンティストなので。
だからおばあちゃんとか見ても
頭の中に脳の病像が思い浮かぶんですよね。
MRIとかCTの脳の切断面が見えてくるわけ。
おそらくこのおばあちゃんは前頭腰のこの辺りが
萎縮してるんだろうなみたいな。
それが精神科医のものの見方なんですね。
すごく平均的な。
だからそうするとここら辺の薬を調整してあげると
結構うまくいくんじゃないかみたいな。
割と薬物を中心にものを見る種族なので。
だから実はそういった怒りとか不安とか
鬱っていうものの心理学的な扱い方とか
トレーニングっていうのは特に受けてないんですよね。
受けてる先生がいるとしたら
それはそういう心理療法とか精神療法に
個人的に強い関心のある先生ということですね。
だからちょっと平均的な精神科医とは違う。
精神科の先生っていろんな患者さんの
感情に引っ張られずに冷静にいられるのは
本当にすごいなと思ってたけど
やっぱり苦労されてるんですね。
僕なんかまだ個人的に精神療法を
勉強してる方なのでまだマシだけど
脳しかやってない先生とかマウスとかラットとかでね
普段動物を使って実験をされているだけの
精神薬理学だけの先生はやっぱりかなり辛いと思いますよ。
目の前で怒り始める患者さんがいたらね。
だってどんな薬を足そうかなって考えようが
結局すごく怒鳴ったりとかね
不手癖されたりとかして
イライラさせてくるわけじゃない。
そうすると治療者側はイライラしてくるじゃない。
その治療者側のイライラをどう抑えるかっていうのは
マウスとかラットは答えを出してくれないので
精神科医自身が薬を飲むわけにはいかないんで
だからやっぱりこちら側に飛び死してきたものを
処理するっていうのは精神薬理ではできないんだよね。
そこで結局精神分析とか認知行動療法とかね
適切な怒りの調整
そういう心理学的なある程度モデルっていうのが
必要になってくるね。
患者さんの何か感情がこちら側に
飛び死してきた時の対処法を
そういうモデルに従ってある程度仮説を立てて
自分の中で下読していかないといけない。
ハッピーマインドの感染もありそうだけど
冷静になれないのはやばい。
ハッピーマインド。
でもハッピーマインドプラス思考ポジティブシンキングっていうのも
認知の偏りなんですよね。
物事の良い面しか見ないっていうのは後々
短期的にはいいけれども長期的に見ると後々
失敗の元になっちゃう。
例えばあんまり勉強してないんだけどでも大丈夫だよね
きっと最後はうまくいくよねって言って
あんまり勉強しないでテスト受けたら落ちちゃうと思うんですよね。
だからプラス思考っていうのも実はあんまり良くないんですよ
認知行動療法的には。
プラスとマイナスを事実に基づいて公平に見れる思考
中道の思考がかなりバランスの取れた良い思考なんだよね。
だからやばいんだったらどのぐらいやばいかっていうのも
事実に基づいて認識できている状態っていうのが
一番健全で良い状態なんですよね。
だから適切に適切な分量で不安とか恐怖を持つみたいに。
怒りもだから完全に怒るのが
怒りをゼロにするのを目指すべきではなくて
適切な量の怒りまで調整するっていうのがベストな選択なんですよね。
それが心が一番整っているベストな状態。
その状況に一番バチッとはまる
適切な量の怒りを持てることがゴールだね。
最終ゴールだと思います。
だからちょっと信号で急いでいるところがたまたま赤が続いちゃっただけで
アクセルとブレーキを踏み間違えちゃうような状態やばいわけじゃん。
イライラして頭に血が昇って大事故に繋がっちゃったらやばいじゃない。
それは不適切な量の怒りを抱えちゃってるんですよね。
でももう一方で誰かを信用した結果
ものすごくお金を騙し取られちゃったりとかね。
怒りの適切な表現
信用して預けたのに全部詐欺られちゃったりした時は
結構怒ると思うんですけどそれは適切な怒りですよね。
叫びたくなるだろうし何か取り乱したくなると思うんですけど
それって状況に見合った結構適切な怒りだと思うんですよね。
だからその適切な量に調整するっていうのが大事なのかなと思う。
だいたい怒りを主祖にね
もう本当にイライラしてっていう人はその適切な量に収まってないんですよね。
やっぱり極端な見方をしちゃうんで。
こいつは死ねばいいんだよとかね。
あいつはもう本当カスなんだよ。無能なんだよみたいな。
レッテルバリっていうのは極端な認知であり
典型的な認知の偏りなんですよね。
極端な認知。白黒思考って言うんですけれども。
あいつは無能だとかね。
そういう白黒を分けたり
あとはレッテルバリをしたりね。あいつはダメだって。
そうすると認知が偏るとやっぱり感情がすごく強く出ちゃうので
結果的に怒りが増幅しちゃう。
状況に見合わない極端な怒りの量まで増えてしまうんですよね。
こんばんはどうも。
理屈はだからね、適切な量の怒りを持つために
適切なバランスの取れた認知に修正していく。
極端な見方ではなくてちょっと柔軟なね。
しなやかなバランスの取れた落ち着いた考え方を身につけましょうっていうのが答えなんだけど。
でもね、それ怒ってる人に対してそれをやると揉めるしね。
難しいなよ。
芸能人の生きづらさ
こんばんはどうも。
一般人か芸能人どちらの方が幸せなんでしょう?
芸能人も病むらしいですね。
5号さんはどう思います?
最近ね、いろいろ炎上している芸人さんとかいますけども
どっちが幸せですかね。
別に答えはないと思うんだけどね、こういうのって。
芸能人とかタレントとか人気お笑い芸人とか
めっちゃ楽そうだなって思う瞬間もありますよね。
別に大したことしてないのに
人からいろいろ評価されたりとか
医者よりも稼いでる芸能人がいたりとかさ。
人気商売って楽だなって思える瞬間もありますよね。
ただ公平に決めつけずに
極端な認知を排除してバランスを取るんだったら
その大量のCM代とか広告宣伝費で
賄われる多額の給料の代償っていうのは逆に何なんだろうと。
何かをもらうってことは何かを失うってことですよね。
だからあんだけ大量に何千万とか何億っていうCM料だとか
給料をもらっている反面彼ら何を失っているのかって。
そういうのを考えると面白そうですよね。
結局幸せか不幸せかを決定することはできないんですよね。
単純に何かを得て何かを失っているだけなんで。
ちっちゃく得てちっちゃく失うか、大きく得て大きく失うかの
どっちも幸せでもないし不幸せでもないですよね。
あとは好みじゃないですかね。
どっちを納得して自分の人生として引き受けられるかっていう。
上は上の幸せも言いますしよくわからない。
結局は最後好みの話になるけど、
僕はあんまり人前に出るのを幸せに感じない人間なんですよね。
だからそもそも誰かの期待に沿うような生き方をするっていうのが
もう一番苦痛なんですよね。
僕にとって拷問なんですよね。世界最大の。
誰かのために生きるとか誰かに言われたことを行うっていうのが
一番の屈辱であり最大の拷問ですね。
まだなんか刃物で体を突き刺される方がマシだね。
で、ある意味芸能人タレントって
みんなが望むような偶像を演じろよっていうチンパンジーじゃないですか。
とかラジコンだと思うんですよね。
よく生主は初期の頃そういう風にチンパンジーとかラジコンだって言われたけど
そんなん芸能人だってそうじゃないかと思うんですよ。
ただもらってる額のデカい高級なチンパンジーですよね。
芸を仕込まれた。
そうやってみんなが望むものを偶像を演じ続けるチンパンジーになって
たくさんのお金を得るか。じゃないですかね。
それを納得できるか。
その代わり自分自身というものを殺す必要がある。
魂を売る必要があるんでしょうけど。
精神科医の仕事
僕はそれが僕にとっては拷問なので。
そういう選択は取らないね。
だから有名人になりたいとか
そういう願望は本当にないんですよね。
それなりに僕の話を聞いてもらいたいなと思って
配信もしてるしフォロワー数増えたらいいなと思うけど
増え方が急激だと苦痛ですよね。
今ぐらいの1月で5人とか10人ぐらい増えるか増えないかぐらいの
そのぐらいの伸び方だったら許せるけど
それ以上は苦痛だね。苦痛であり拷問ですね。
あれやれこれやれとかね。
この間の話が面白かったからもう一回話してくれとかさ
そんなことを頼まれ出したら本当にただの拷問ですね。
こんばんはどうも。
最近人気なバターって小説を読んだんですが
すごい考えました。先生にもおすすめです。
なんとか賞の田川賞だっけ?分かんないけど
一時期ニュースになってたよね。
僕はおすすめされると読まないという習性があるんで
一旦忘れます。
この間の仮止めとかフックの話じゃないけどさ
弟にね何言っても全然ツイート垂らしても何も引っかからないんだよって言ったんだけど
僕にも若干そういう部分があってさ
人から勧められたものは基本手つけないっていう
そういう習性があるもんで。
また忘れた頃に読みます。
これをふと思ったのは好きなアイドルが自話の配信で涙を流していた。
私からすれば幸せな立ち位置で何の涙かさっぱりわからなかったので聞いてみた。
その涙ちょっと僕もよくわかんないけど
でもまあそういう偶像を演じ続けることの悲哀とか
なんか虚しさとか孤独感とかそういうのあるんじゃないですかね。
その涙がそれかわかんないけど。
だからそのアイドルというものを忠実に演じるには
アイドルとしてふさわしくない要素は全部隠しておかないといけないわけですよね。
例えば過去の男性変歴とか
あるいは自分自身の身の回りのこととか
家族関係とかそういったものはアイドルにとっては不純物なんで
全部捨てないといけないですからね。
そこら辺で自分の本音を語れないとか
わかってもらえないっていう孤独感はありそうですよね。
精神科医で精神分析科の北山治先生が
そのあたりのことをすごく詳しく分析されてるね。
北山先生も在学中に医学生の頃にデビューして
もう誰もが知っている日本で一番有名な人気バンドのメンバーの一人になって
一世を風靡して
でもどんどんどんどん求められている自分と
実物の自分というものが回りしていくことにだんだん耐えられなくなって
芸能界から距離を置くようになってね
影の仕事の精神科医になっていくんだけど
そういうズレみたいなものはあるんでしょうね。
医者になったのに人生つまらないなって人って結構いますか?
いやつまらなくはないですよ。
しょっちゅういろんな問題が勃発するからね。
医者になったら結構人生は退屈にはならないよ。
退屈を与えてくれないからね。
医者という職業は。
めちゃめちゃつまるよ。
人生行き詰まります。
こんばんはどうもこんばんはです。
初めまして本物のお医者さん?
初めまして。
とても面白い質問だね。
っていうのは僕は今病院の当直室から配信してるからね。
僕の胸ポケットには今院内のピッチが入っていて
これがなったら強制的に配信が終わることになってます。
特にお別れの挨拶もせずにね。
一応当直って休憩時間ということになってるんで
その休憩時間を使って配信してます。
でもピッチで呼び出されたらすぐ病棟に行かないといけないっていう
全然休憩じゃないんですけどね。
精神科病棟。
そうですね精神科の単科病院ですね。
そんなにバリバリ救世記が来るような活発な病院ではない。
なんか裏ぶれた精神科単科病院で毎日ぼーっと過ごしてますね。
それが退屈で認知行動療法を勉強してさ
認知行動療法外来をやらせてもらってるんですよ。
そしたらそれはそれで今度大変になってきて
一応曲がりなりにもね
認知行動療法外来を始めてもうすぐ1年になるんですけど
あと1ヶ月で。
1年やってみた結果大変だなこれは。
薬を出す治療ももちろん大変なんだけど
全然また一人一人の重みが違う。
さっき言ったような感情の感染みたいなものが起こるからさ。
精神汚染みたいなものがやっぱめちゃめちゃ起こりますね。
怒っている患者さんの話聞いたらこっちも怒りたくなるし
鬱っぽい患者さんの話聞いてたらこっちも鬱っぽくなってくるしさ。
薬の話だけしてりゃいいっていうわけじゃないんで。
意外と退屈じゃないよ。結構大変ですよ。
どのぐらい大変かっていうと日常が浸食されますね。
土曜日の休みの日にさ
ぼーっとテレビ見てても
ふと患者さんのことが脳裏をよぎるんですよ。
そういえばあの人大丈夫かなって。
車とか見るとさ
そういえばこの間あの患者さん認知症検査受ける
免許更新のために認知症検査受けるって言ってたけど
あれどうなったのかな大丈夫かなみたいなさ。
患者さんの悩みだったり問題っていうのが
常にピン止めされてるんですよね。精神科医の脳の中には。
だからテレビ見てても本読んでてもドラマ見ててもね
ふとしたピン止めされてるものが
突然ヒラヒラヒラっと目の前に落ちてくるわけ。
そういえばあの患者さん大丈夫かなって。
それは精神科に限らずね。多分もうどの科の先生もそうだと思うけども。
だから厳密に言うとプライベートと
仕事とプライベートの境目はないですよね。
医者という職業なんじゃなくて
医者という生き方なんじゃないかなって気がするね。
芸人とか落語家と同じでさ。
生き方そのものに侵食してくる。
精神汚染。
僧侶性障害は遺伝的な要因があるのでしょうか。
どういうメカニズムになるのか不思議です。
うつはなんとなくわかるのですが。
遺伝的要因もあると思います。
実際家計図を取ると
その同じ家計の中に僧侶性障害っていう風に診断される人がいたりね。
あと僧侶性障害だけじゃなくて
同じ家計の中に統合失調症の人がいたりとか
そういう風に家計図を取ると
なぜか統合失調症と僧侶性障害っていうのが近いんですよね。
血栓的に。
それは歴史上、経験上知られてるんですけれども。
でもそのメカニズムに関してはまだ不明です。
だから脳の中で一体どういうことが起きているのか
何が原因なのかも不明です。
ちなみにうつ病もまだ不明です。
精神科治療の理解
原因不明の奇病ですね。
一説には神経、伝達物質
特にセロトニンの不足なんじゃないかという仮説はあるけれども
これ自体もまだ仮説ですしね。
よく分かってないんです。
印象の薄いまた印象の深い患者さんはいますか?
そりゃいますよ。
それは学校の先生と同じでさ。
手のかからない子っていうのは
たぶんスルーっと忘れてっちゃうんだからけど
手のかかった子はずっと覚えてるんじゃない?
いろんな問題をしでかした患者さんのことは
忘れないですよね。
忘れないどころか顔とフルネームを思い出せますね。
精神科で働くんですけど心配になってきました。
周りにとにかく聞いて
一から教わることじゃないですかね。
先生の声が寝落ちに心地よいです。
よかったです。
僕は勝手に音波療法って呼んでるんですけど
僕の話の内容はね
みなさんたぶん明日には忘れちゃってると思うけど
なんとなく周波数が心地よかったなっていう感覚は
ずっと覚えてると思うんですよ。
それが大事。
なんとなく聞き流すことが大事。
精神科で脳に電気ショックを与えて
治す的な治療法ありますけど
あれって効くんですかね?
効きます。
ただうちはやってないけどね。
麻酔会がいないので。
あれ全身麻酔をかけてやるんですけれども
修正型の電気系電療法っていうんですけど
うちは麻酔会がいない関係でやってないが
前行った病院では普通にやってましたね。
人工的に転換発作を起こすイメージ。
人工的に転換発作を起こして
体にギュッと全身に力が入った時に
一定の確率で肩甲骨が骨折しちゃう
っていう事故があったみたいで
それで麻酔をかけてね
菌歯管剤をかけて
全身を歯管させると
筋肉を歯管させるっていうことで
その骨折を防いでるんです。
ただ菌歯管剤を投与すると
呼吸も停止するんですよね。
呼吸菌も歯管しちゃうので。
だから電気系電療法をかけてる間
麻酔会の先生が呼吸管理するんです。
マスク換気をするんですね。
よく道端で倒れてる人に対して
人工呼吸ってやったと思うんですけど
あれをやるわけです。
マウスとマウスではやらないですよ。
ちゃんと機械があって
手で揉むとその分空気が送られるっていう
マスク換気って言うんですけど
それをやりながら脳に電気をかけて
脳というか米紙のあたりにね
電気を流して
人工的な転換発作を起こしますね。
精神科での実務体験
1回では良くならないね。
だいたい8回目とか10回目くらいから
重度のうつ病の患者さんがかなり良くなるね。
劇的に。
なのでかなり起死年齢の高い
緊急性の高い患者さんに対して
かなり信頼を持って使われていますね。
そんな危ないことって思うかもしれないけど
結構安全性が担保されていて
割と1930年代の後半くらいから
世界中の精神科で行われている治療なんですよね。
これもはっきりと理由は分からないんだけれども
ただ劇的に効果がある。
統合失調症の幻覚妄想にも効くし
うつ病の起死年齢にもよく効く。
薬とかよりも最も確実に効くので
精神科医としてはやっぱり
切り札として持っていたいんですよね。
電気系電療法。
内容を聞いたりそれだけ見たら
ちょっとえ?って思うかもしれないけど
でも今も日本で普通に行われているし
世界中で行われています。
いずれそういうのを目にする機会があるかもしれないけど
何でもそうですけれども
想像を膨らませると恐怖って出ちゃうんですよね。
でも実際に見てみて
患者さんも良くなっていくのを見ると
怖いも何もないですね。
これはちゃんと患者さんのために
使ってあげた方がいいなっていう風に
多分ちゃんと見た人は全員納得できると思うんですよね。
患者さん自身も納得するし
ロボトミーとかとは違うね。
でも効果は永続しないんですよね。
だから一時しのぎとしてはとても有効なんですが
またしばらくすると
うつ病の患者さんがうつっぽくなってくるので
定期的にメンテナンスで電気をかけないといけない。
しましょうかと言われたら怖くて拒否しちゃう。
そうですね。僕も嫌ですよ。
急に歯がいじめにされたらそれは嫌ですよ。
精神疾患とか精神科についての知識が
ほとんどないですからね。
一般的な市民というか国民の間でさ
精神科病院で何が行われているのかとか
いい意味でね。
どれだけ悪かった、ひどかった患者さんが
精神科治療によって
社会生活を営めるようになっているかっていうのを知らないからね。
全部極端で怖くて
あるいはある特定の患者さんの
自分はこんな嫌な思いをしましたみたいな
偏った情報をやっぱり摂取しちゃうじゃない。
告発本みたいなものばかり。
ものすごいバイアスがかかってるんですよね。
良くなった人は良くなりましたって本を書かないからね。
悪くなった人が悪くなったって本を書くので
義憤に駆られてね。
だから世の中のパブリケーションバイアスっていうんですけども
本になるものは大体悪いことが書いてあるんですよね。
そればっかり読むと自分は公平に読んでるつもりでも
大体思想が偏っていっちゃうんですよね。
その精神科医療へのスティグマというかね
すごく偏った情報摂取っていうのは
どうにかならないものかなって思うんですけども
まぁちょっと難しそうだね。
結局はもう百聞は一見にしかずで
来て見てもらうしかないね。実際に。
刺身ちゃんの患者さんに電気治療処方したことありますか?
もちろんありますよ。
めちゃめちゃありますよ。
統合失調症とかそれで良くなったんだけど
でもなかなか良くなりきれなかった人もいますね。
結構前にいた病院がかなり激しめの病院だったんで
病院が激しいんじゃなくて患者さんが激しいんですよね。
もう警察官が何人も臨場して
やっとのことで運んでくるみたいな
大暴れするタイプの患者さんでしたからね。
夜間の救急も受けられてるんですが
前にいた病院はね
今いる、今到着している病院は
夜間の救急はもう受け付けてないので
基本的にはその臨盤性を取っているので
その地域の臨盤の病院に
受診をお願いしますという風に
促して終わり。
今僕が到着しているのは救急車対応ではなくて
今ここ院内にいる患者さん対応ですね。
偏見と情報の受け取り方
病院に入院している患者さんが突然何か起こす
ということに対応するための到着です。
見たら余計恐怖だよ。
いやそんなことはないですよ。全然。
死体とかもホラー映画とか見ると怖いけど
実際に人が死んだ場面とかそんなに怖くないですよ。
だから見なかったり想像を膨らませちゃうと
人間って極端になっていくんですよね。
不安は強くなるし恐怖は強くなるし
怒りは増していくんですよね。
ショート動画とかSNSとかもそうですけど
現場にいない人ほど声がでかくなったり
怒りが増していくんですよね。
ちゃんと実物に触れるとか
現場にいるっていうことがすごい大事な気がしますね。
病院が激しいのはちょっと困りますね。
たまに病院が激しくて内部枯渇されたりしますよね。
ここの病院で虐待が行われてるみたいな。
ラミクタールっていう抗天管薬なのに
僧侶性障害にも使われていると知って
結構衝撃だった。
夜間不穏になって手がつけられない状態まで
行くことはありますか?
もちろんありますよ。
僕は指定医じゃないので
胴体、脂肪を拘束する権利がないんですよね。
権利というか権限がないんです。
その時は非常に困りますね。
指定医という精神保険福祉法指定医という
国家資格が医師免許と別にあってね。
その国家資格がないと患者さんを脂肪、胴体
拘束することができないんです。
ベルトで縛ることができないんです。
精神科の場合ね。
内科は別に自由に縛ったりしちゃうんだけど
精神科は厳しいんですよ。
資格がないと縛れない。
一回アルバイトで行った病院で
その日に入院した方が認知症の方なんだけれども
病棟で暴れてね。
病室に椅子とかベッドとかを積み上げて
バリケードを作っちゃったんですよね。
で、その同じ病室にいる患者さんを
殴ったり蹴ったりしちゃったんです。
その時結構悩みましたね。
とりあえず隔離は指定医の資格がなくてもできるので
とりあえず12時間の隔離を指示して
それだけでしたね。
拘束は本当はしたかったんだけどもできなかった。
だから結構不安ですよね。
指定医を持っていない状態での精神科当職って
やれることが限られるんで。
その中で最善種を打ち続けないといけないので。
何歳ぐらいまで当職勤務ありますか?
それとも病院辞めるまで当職ってあるものですか?
よごよごじいさんになったら当職つらそう。
いや別に80でも90でも当職はありますよ。
あと病院辞めるまでというか
医者に定年はないので
僕の前任の先生がね
僕が来る前まで働かれていた先生が
76歳とかだったかな。
の精神科医の先生だったんですよね。
で、ご自身が癌になって
もう働けないということで辞められて
その後がまで入ったのが私です。
だからすごい世界だよね。
74歳とか5歳までさ
普通に働いているってことはどういう世界?
シギラカンスだよね。
今の時代は死体アンチ状かっこ霊案室みたいなものあるんですか?
あります。
それは大変すぎる。
死体じゃないと自分の持ち子まで戦わないといけないのでつらそうで。
もう隔離だけなんですよね。12時間の隔離と
あとはその菌虫ですね。
基本的にもう暴れてる人は
薬を飲んでくれないので口から取れないので
だいたい肩とかお尻にね
大電筋とか三角筋にも筋肉注射して眠らせちゃいますね。
それは医師の指示があればできるので
もうそれで人生かけるしかない。
嫌だけどね。
先生の武器だね。
だから医者は心理学のこと何も知らないじゃないかっていう風に
結構得意げにね。
まるで鬼の首を取ったみたいに
得意げに批判してくる心理師の方がいるんだけど
でもこれが精神界の日常だから。
目の前で噛みついてきたり
精神科の現場
あるいは殴ってきたり
他の患者さんにひっかえちゃったりとかさ
あるいは切っちゃった人がいるんですよね。
そういう人たちをどう取り押さえていって
治療していくかっていう世界なので
精神科って。
要するに警察も手に負えない人たちが
最後担ぎ込まれてここに運ばれてきて
捨てられるので
それを扱う仕事なんですよね。
ちょっと極端に言うと。
もちろん普通のというか
心理療法で何とかやっていけるレベルの人もいるけど
入院ってなるとかなり重いです。
結構精神科に意外と命がけですね。
だし結構怖いよ。
身の危険を感じたり。
夜勤は怖すぎる。
まあね。
命張ってると思うと給料が安い。
精神科病院に関しては
結構治安維持に役立ってると思いますね。
日本の治安が維持されていることと
日本の精神科病床が世界で一番多いことは
僕はなんか関係あると思うんですけどね。
アメリカとかだと精神科があんまり機能してないからさ
普通に麻薬中毒者とかわけわかんない人たちが
路上でこうもうなんか
布切れみたいに横たわってるわけじゃん。
でなんか物を盗んだり人を刺したりとかするわけじゃん。
強姦したりとか。
まあそういう感じで精神科病床を減らしていくと
そうなっちゃうのかもしれないし。
結構難しいですよねこの精神科って。
日本は病床数が多いんだから減らせと。
社会保険料費も今高騰してるんで
病床数どんどん減らせっていう風に言うと
それはそれで副作用みたいなものもあるんじゃないかなって。
治安は間違いなく悪化するだろうしね。
そんなポンポンポンポン別途減らしていいのかなっていうのは
夜勤の苦労
結構疑問ですけどね。
夜勤になす一人だけだけど大丈夫なのかな。
いやダメじゃないですか。
基本的に何かが同時に2箇所で起こるみたいなことは
もう想定してないので。
結構やばいんじゃないですかね。
この間も別のアルバイトの当直で
一人が痙攣補佐で泡吹いて倒れて
で頭打って血流して。
まあもうちょっとどうしようもなかったんで
すぐにもう救急車呼んで
搬送したんですけど
その時ももう人手が全然足らなくてね。
ちょっと他の病棟から看護師呼んでみたいな感じで
大騒ぎですよ。
人手が足らないよって。
他の病棟からも応援来てもらってみたいなさ。
で結局後日談というか
搬送してそれで終わりかなと思ったら
結局あの後深夜にまた僕2回ぐらい電話で起こされて
あの日。あの金曜日の日ね。
で結局なんか搬送先の救急車の先生から
すごいなんか文句言われたって。
文句言われたんですよ先生っていう風に。
深夜に看護師からなんか愚痴を聞かされた。
いやまあそれはいろいろちょっとね
個人情報的なことがあるんだけど
要するになんかこう患者家族と結構揉めたみたいで。
そんな知らんがなじゃん。
俺からしたらそんなの知らないなんだけど。
緊急性のある状態だったんだから。
まあなんかいろいろね。
向こうの先生と家族が揉めたみたいで。
でその愚痴を聞かされるというね。
っていうのであの日は金曜の夜の到着はね
結構大変だったんですよ実は。
まあなんかいい勉強になりましたわみたいなさ。
ああいう患者さんがいるんで僕は医者になれるんですみたいな。
医者にね自分を医者にしてくれるんですよ患者さんはみたいな。
ちょっと余裕ぶっこいてたんだけど。
あの後2回夜中に起こされて深夜に。
本当にあのブチギレそうになりましたね。
でそっからだからあんまり一睡もできないまま
都内に行ってで焼肉の誕生日会ですよ。
だからあの日は結構ハードだったんだよね。
寝ない状態で行って
怒りの処理方法
まあ誕生日会やってね。
ほんとお疲れ様ですどうも。
フリーで寝てたんですよ。
フリ幅がすごいそうね。
年に1回ぐらいですそういうのがあるのって。
でも年一のね
当直を
その誕生日の日にね
時に引き当てるかなっていう。
まあ色々だから最近不運も重なり
なんかねちょっと僕も機嫌が悪いわけです。
患者さんも機嫌悪いし。
なんで重なるかなみたいな。
怒りの処理が大変なんですよ不条理に対しての。
まあすいませんちょっと愚痴りました。
というわけでもう0時も超えてるしちょっと僕もそろそろ一回寝よう。
今日はさすがに呼び出されないと思うけどね。
この後いいですよ愚痴聞くの。
いやもう十分今日は話しました。
まあ怒りというのは非常に厄介だということですね。
でも怒りを消すことよりも上手に怒ること。
上手に怒ること。
怒りを安全に表現すること。
相手に伝えること。
その技術が結構大事なんだなっていうのが最近の思うところですね。
我慢するんじゃなくて上手に怒る。
上手な怒り方を研究すると。
また愚痴いたくなったらどうぞどうも。
伝えるのは難しいそうね。
こんばんは初コメですどうも。
また次回来てください。
お疲れた。月曜が一番疲れますね。
週末の溜まった仕事がドカッと来て。
おまけに今日いない月曜休みの先生がいるんだけど。
その先生の患者さんも全部僕に回ってくるんですよ。
自分の患者プラスその先生の患者さんも
自分月曜に見ないといけないので。
なおかつ病棟の診察日なんですよね。
なおかつ当直もあるので。
一週間で一番月曜が辛い。
一番無力感を感じるね。
俺ってやっぱり何もできない人間なんじゃないかみたいな。
すごく自己不全感を感じる。
自信を失いますね。
またお待ちしてます。
チュールさんがいないのは寂しい。
スマホからだと映せないんですよね。
当直中は人間だけで頑張るしかない。
仕事もりもりですね。
お疲れ様でした。
相談したいことがありますので後日よろしくお願いします。
今ちょっと軽く話して。
後日お願いしますって言われてもその時の気分次第なんで。
今簡単に聞いてそれでも聞いたってことにしたいんだけどさ。
なんか簡単に教えてください。
いや嫌なんだよね俺そういう後で持ち越すの。
宿題みたいで嫌じゃない?
今日聞いちゃったから今日処理して終わりたい。
仕事を持ち越したくない。
友達が不安症になってしまいました。
どうしたらいいでしょうか?
質問としては。
不安症群の中に社交不安とか全般性不安症とか、
あと恐怖症とか、
あと僕が今見ている患者さんの広場恐怖症とか、
パニック症とか入ってきますよね。
あと不安症群ではないんですが、
病気不安症っていうのもね、
健康不安っていうのが中核にある病気不安症っていうのもあります。
夏休みの宿題はササッとやる派ですか?
いや、8月31日まで持ち越す派でしたね。
8月31日に絵日記とか全部書いてた?
泣きながら。
人に会いたくもないし何もしたくないそうです。
最終的にはお友達がね、そのご友人が抱えるべき問題だからね。
そこにしっかり線を引いて、
あなたとしては今まで通り普通に友達として接するのが正解じゃないですかね。
だからスタンスとしては、
病気のことはちょっと専門家じゃないし分かってあげられないけれども、
でも何か話したいことがあったら話し聞くよみたいなスタンスがいいんじゃない?
ご家族にせよ、ご友人にせよ、
その取るべき態度はもう全肯定です。
お前のこういうところが良くないんじゃないとかね。
もっとこうしたらなんていうのはもう近畿ですね。
理事国家試験だったらそれ近畿、近畿だね。
もう全肯定ですよ。
頑張ったじゃん、良かったじゃん。
まあ辛いことあるかもしれないけどでもよく頑張ってると思うよ。
もうこれが正解ですよね。
現実の直視とかね。
いやでもお前これやんないとまずいんじゃないとか、
そんな話はしたくないわけです。
そんな話はきっと親とか会社とかから耳にタコができるぐらい言われてるだろうから。
もう友人とか家族に求められた役割っていうのはもうそれですよね。
もう基本的にはもう話を聞いてあげて大変だったね。
無理ないよね。
そういう病気っていうのは本当あるんだね、辛いねって。
これでしょ。
あとは好きな話だよね。
治療は専門家に任せよう。
不安症の治療はね、なかなか共感とか、あるいは肯定するだけでは良くならないので、
治療は治療として専門家に任せましょう。
そういう話を聞いてあげて、
やっぱりね、
自分の気持ちとか、
自分の気持ちとか、
自分の気持ちとか、
自分の気持ちとか、
自分の気持ちとか、
自分の気持ちとか、
自分の気持ちとか、
自分の気持ちとか、
自分の気持ちとか、
自分の気持ちとか、
自分の気持ちとか、
いい感じで治療は、
肯定しましょう、
精神否定、
そういう治療として専門家に任せましょう。
どうもお疲れさまでした。
お送りしましたのは、
sashimiちゃんでした。
はい、どうも ありがとうございます。
じゃあ、失礼します。
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