1. プロジェクトの秘訣を探る Project Design Room
  2. #12-2 やわらかいロボットがあ..
2024-05-22 33:30

#12-2 やわらかいロボットがある未来 | 山口周 / 安藤健 / 山口真広(番外編)

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起業家や科学者、クリエイター、新時代を導くプロフェッショナルの原動力に迫るインタビューシリーズ。「プロジェクトデザイン」の視点から5つの質問を投げかけ、プロジェクトを成功させる秘訣を探ります。

第12回は番外編。

東京・表参道に期間限定オープンした無目的室「Morph inn」の開業記念トークセッションの収録音源をお届けします。

ブリヂストンソフトロボティクスベンチャーズとKonelが共創で推進しているプロジェクトが見据える未来について、ゲストをまじえて幅広くお話を繰り広げます。

スピーカー:

・山口 周 (ライプニッツ 代表取締役/独立研究者/著作家/パブリックスピーカー)

・安藤 健(パナソニックHDロボティクス推進室室長)

・山口 真広(ブリヂストン ソフトロボティクス ベンチャーズ 創業メンバー/主幹)

司会:

・出村光世(Konel / 知財図鑑 クリエイティブディレクター / CEO)


▼YouTubeでもアーカイブ配信しています

https://youtu.be/5qmscWZNvts

▼「Morph inn」(モーフ・イン)公式サイト

https://www.bridgestone.co.jp/products/softrobotics/morphinn/

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プロジェクトの秘訣を探る Project Design Roomです。
ロボットって言われたように、いわゆるチャペックが書いた小説の中から、このロードっていうところから出てきたのはそうなんですけど、
もっともっと遡ってみたときに、最初のいわゆる自動機械と言われるようなものって、何って言われてるとかって聞いたことあります?
何だろう、印刷機とか?
もっともっと前、紀元前みたいな。
機械?石?
自動ドアなんですよ。
えぇ?
ちょっと違和感がありましたね。
これ、アレクサンドリアとか、ギリシャのあのいう時代、紀元前1世紀とか2世紀、ヘロンっていう人が作った、数学詳しい人はヘロンの公式とか言ってね。
ちょっと習ったことがあるかもしれないような人が、実は発明家としても活躍してて、
その方がやったのは、教会っていうのかな、神殿の中で、
儀式的なことをするときに、トップの方がいろいろ唱えるわけですけど、その後ろで、
そのトップが火を灯すと、ブワーッと祭壇が自動で開くっていうのを作った。
マジで神がかってますね。
そうなんですよ。今そこは神がかってるっていうのが多分ポイントで、
最初って別に自動化というか効率化したかったわけではなくて、
そういう機械ってある意味では、その信仰心を煽るって言ったら、ちょっと誤解がある表現になるかもわからないですけど、
心にどう響くのかっていう観点から生まれたっていうのが、ある種のテクノロジーの起点でもあるのかなと。
そう思うと、ソフトロボティクスっていうところに戻ってきたときには、
今、巷で言われているソフトロボティクスっていうのは、
さっき出村さんが言ったような、物理的にハードなメカニズムとか、
ハードな物体を扱うっていうことではなくて、柔らかくインタラクションしましょうねと、
フィジカルにという視点が多いんですけども、
もっと言ったら何に対してソフトであるべきかっていうと、
やっぱり人間のその中に心とか、そういうものにソフトタッチできるところまで踏み込んだ、
ブリジストさんのソフトロボティクスであってほしいなっていうのを思いましたね。
めっちゃ面白いですね。
03:00
要はヘロンさんのお話で言うと、便利うんぬんっていうよりも、
減少を起こすみたいなところから始まったっていう話で、
まさに目的はあったのかもしれないですけど、
便利っていうような軸からはずれてたんだなってすごい勉強になりました。
ありがとうございます。山本さん、何か言いたいことはありますか?
山本 ありますね。
新しい意味、その時の自動ドアは新しい意味ではなかったかもしれないですけど、
でも意味的な捉え方でいうと、今回の筋肉に関して
僕の中ですごく新しい意味が作れたなと思っているのは、
生の生物や大地の動きっていうものをインストールして再生ができるっていうことが今回できたということがすごい面白いなと思っていて、これまでの人工筋肉の開発ってどちらかというと、安藤さんおっしゃるようにどれぐらい縮むのかとか、その結果どれぐらい重たいものが持ち上げられるのかとか、
指のように曲がって何かを壊さないで掴めるのかみたいなところが中心だった中に、急に大地の呼吸が再生できるみたいなところが降りてきたなっていうところがすごい面白いなと思っていて、
なのでこの動きっていうものを筋肉にインストールして再生させるっていうことから、もしかすると動き、
記憶の中にある動きがプレミアム化するみたいな形で、動き自体に新しい意味が見出せるような関係性がソフトロボットと動きみたいな面白い経済圏みたいなのができてきてもいいかなみたいなのを妄想しているところですね。
ですよね。
実際今日ご体感いただいたその毛布は5分の期間になっていたんですけども、その中に実は30個ぐらいのデータ、30種類ぐらいのデータをミキシングして順番に時系列でつなぐような感覚だったんですけど、何のデータだったと思います?
1個、30分の1個、2個当たるとちょっと面白いかなと思ったんですけど、何の上に乗っかってる感覚でした?どうですか?
私はもうトトロの上に乗っかってるとは思いながらですけどね。
トトロっすね。
あとは波とかですか?
ああ、波感確かにありますね。波は入ってました。トトロも入れられるし入れたことあるんですけど、なんとなくおもまかって今回は入れてないという感じでして。
結構いろんな動きがあるなと思って、いわゆる周波数が低いというかゆっくりな動きから、時々ピクピクみたいな。
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ちょっと脈動みたいなものが入ってたりして。
あれも本来寝かしに行くだけだったらたぶんいらない動きだったりすると思うんですけれども、実はちょっと一緒に開発させていただいた側のインスピレーションの話をさせていただくと、
筋肉を最初触ってちょっと笑っちゃったみたいな話があったんですけど、それを何に使おうかっていうことは最初全く思わなくて、これ100本ぐらい並べてダイブしたいって思っちゃったんですよね。
その上でなんかもううにょうにょされたいなっていう、なんかそういう衝動に近いような感覚を最初持ったんですよね。
まさにトトロの上に乗っかってるめえちゃんって、すっごい目的がなさそうだし、トトロに対してもうちょっとこういうふうに呼吸してとか絶対言わないじゃないですか。
でも一方でこのマッサージチェアみたいなものとかって、今回我々はそこと真逆を行きたいと思ってるんですけど、コントロールができるんですよね。
もうちょっとこの辺を強く押してほしいとか、自分の体にフィットしていきますみたいなことってコントロールができるので、
もうずっと300円とか入れて座ってると、もうちょっとこうかなとかずっと考えながらコントロールパネルにタッチしてる自分がいて、
コントロールできるっていうことは思考から逃れられないってことなんだみたいな。
結果もみほぐされてるかもしれないけど、頭はずっと働いてるなという感覚で、やっぱりそこにめえちゃんとトトロの関係とは全然ギャップがあるなと思ったんですよね。
なので今回は毛布に関して言えば全くコントロールができなくて、そこが不便とも言えるかもしれないですけど、
逆に何の期待もできないような感覚にしたいねっていうのを山口さんと散々やりましたよね。
そういったある意味、制御不能なものと生活していくっていうのが、
意外とあらゆるスマホから始まり、いろんなものがコントロールできて働きかけてくれるわけですけども、
先週さんがおっしゃった目的の先とか、今まで人間がやれてたことの先とかじゃない部分につながっていくといいなというふうに思ったりしています。
自在のトレンドとしてはまさにそういう方向にいってますかね。
もう分かんないですよ。オムロンの創業者の縦石和馬さんでしたっけ。
サイニック理論っていう理論とかやられてると思うんですけど、
あそこの中でも2030年くらいからは自然社会に入っていくんだっていう、
要はコントロール社会とか最適化社会みたいなところからノーコントロールな時代にいくんだと。
要は自然なんて制御系がもちろん入ってるは入ってると思って、
意図的な制御系って言うんですかね。いわゆるデジタルな制御系だから何も入ってないのにずっと続いて、
09:03
今若干怪しいっていうことも言われてますけど、
そういうのができるようなノーコントロールっていうのがこれからの流行りになるかもしれないですね。
まさにノーコントロールとして環境、さっきの椅子とかに見えるみたいな話もそうですけど、
環境に馴染んで当たり前の存在化する環境化するみたいな可能性も
この柔らかいロボットにはあるかなっていうのを持っていたので、すごく共感するポイントだなと。
はい、ありがとうございます。
もう少し突っ込んでいきたくて、柔らかいロボットがあるとなんだか良さそうだなみたいな雰囲気は今あるんですけども、
今この毛布インもある意味これ結構面白くて、
プロダクトでもあり、毛布というプロダクトでもあり、そして毛布インという空間でもあり、
我々毛布インという組織でもあるというふうな形なんですね。
なので、その中でデータを収集したりとか、それを活用したりとか、
実際に来ていただける方には自分の動きのデータっていうのを体感いただけるようなものもあったりするんですけれども、
ビジネスとして捉えていくということもちょっと逃げずにやってみたいなというふうに思っていて、
こんな作りまして面白いでしょうじゃなくて、
どういう産業のプレイヤーから声をかけてもらえると、
この毛布っていうものは面白くプロジェクトとして発展するのかなみたいなのをちょっとブレストしてみたくて、
結構大喜利っぽくしてしまったんですけれども、
逆に今何でもやっていいよとか、これじゃあ1台お渡しするんで、
いいように使ってくださいって言ったら、どこに持ってきます?
お店とかどこかとかどうですかね。
なんか世知辛くなっちゃいますけど、
メディカルサービスは一つあるのかなと。
医療ですね。
日本でそういうのがあるかどうか僕知らないんですけど、
アメリカで引退してもリタイアしたおじいちゃんとかおばあちゃんがやるバイトで、
病院に赤ちゃん抱っこしに行くっていうのがあるんですよ。
これもうベストジョブインザワールドって僕は思ってて、
もうおしっこかけられたりゲロかけられたり最高なんですよね。
ひたすら赤ちゃん抱いてる。
やっぱりいろんな事情があって親御さんが面倒見れないとか、
場合によってはちょっとはぐれちゃったりしたみたいな子で、
本当にもう新生児ですね。生まれてから数ヶ月とか。
12:00
病院で保育器の中入れたりしてるんだけど、やっぱりそれなかなかケアもできない。
人間にやっぱ抱かれてるっていうことがすごい重要らしいんですよ、赤ちゃんのとき。
だからその抱き手を地元から募集すると、
暇って言っちゃあれですけれども、
そのリタイヤした方たちが、だったらもう全然いいよってボランティアでやるよって赤ちゃん抱っこしに行く。
だいたい2時間か3時間ぐらい抱っこするらしいんですけど、
これね、やっぱり抱っこされたいんですよ、大人もね。
大人、これ役に立ってんじゃねえかって話になっちゃうんですけど。
なんかその手のね、結構方向は一つあるんじゃないか。
面白いですね。まさにちょっと我々の開発会議の中でも、
多分メディカル医療みたいなところは出てきます。子育てみたいな話も出てくるんですけど。
大人育てですね。子供はちゃんと人間が抱っこしましょうって。
大人は誰も抱っこしてくれないでしょ。困っちゃうじゃないですか。
上司が抱っこしてくれないとかね。今のとき上司抱っこしたらこれもう大問題になっちゃうんですよ。
大問題ですね。
だからね、なかなかやっぱり抱っこ。抱っこでしょ。今、抱っこってないでしょ、世の中で。
大人抱っこしてくれるところってね。
特にやっぱり日本で言うとハグの文化みたいなこともやっぱりないですからね。
確かに、かれこれあんまり抱っこされてないなとか。
大人育てみたいな話もありましたけど、
確かに、例えば僕海外に出張行ったりすると、
時差以外の理由でなんかちょっと眠つき悪いなとか、
普段なんか自分の家族とかペットとかと一緒に寝てるんですけども、
やっぱりその存在感とか息遣いとかなんかちょっと動いてる振動みたいなものを全部引き算されちゃったときに、
なんか逆にソワソワしちゃうみたいな感覚が。
静かすぎちゃってね。海外とかだとエアコンがボロいからエアコンの音だけブーンとかしてて。
ブーンってなっちゃったりしますよね。
息遣いの究極逆じゃないですか。
ですですです。一定ですしね。
そんなときに、例えば奥さんに先立たれてしまった旦那さんが寝てますと。
もし柔らかいロボットに機械的なプログラムではなくて、
当時の生きていたパートナーの息遣いみたいなものが再生されたなら、
それはどんな気分なんだろうみたいなことをちょっと想像したり、
いろんな賛否が出そうなテーマだなというふうに思いますが、
一つこの多くの人が毎日、多死社会なんて言われたりしますけど、
そんな中でもソフトロボットっていうのはもしかしたら何か活躍の余地があるかもしれないですね。
15:06
さっきメディアの方にご体感いただいた中で言うと、
昔飼ってた大型犬が大きいくせにすごい乗っかってくるんだよねと。
ただ乗っかってくるだけなんだけど、
それを何か思い出してちょっと切なくなったみたいなお話をされてたりとかして、
やっぱり柔らかい毛布っていうのは、
重量感とかも含めて面白いというか、
実は今日ご体感いただいたのって一連になってたんですけど、
全部分割できるんですよね。
下にある毛布も3分割できますし、
上にあるのも1ユニットが3連になっているものなので、
実はそういった重量感みたいなものもデザインできるかもしれない。
そういう世の中をイメージすると、
意外と生きてるうちとか、
例えば自分の地元の撤去される前の、
開発される前の原っぱみたいなもののデータを保管しておくことの意義みたいなのって、
ものすごく実はロボットを作るだけじゃなくて、
環境をデータ化しておくみたいな意義ってめちゃくちゃ出てくるかなと思うんですけれども、
やっぱり安藤さんが普段お仕事されている中でも、
この筐体をどう作るかみたいなこと以外に、
やっぱりそこにどんな指示を飛ばすかとか、
データ側の発想というのは結構求められていますか。
そうですね。
だからデータってやっぱりすごい、
データというかデジタル化ってすごいなというところで、
今出村さんが言われたように、
今はなくなりつつあるものをどういうふうに保存していくのか、
みたいな観点もあるでしょうし、
やっぱりコピー&ペーストが可能だっていうのが、
デジタルのやっぱりすごいところなんだろうなと。
だからちょっと真面目な話の後に、
ふざけてしまって申し訳ないんですけど、
例えばアイドルの握手会ならぬ、
アイドルの抱きしめ会みたいな、
それこそさっき体験させてもらったとおり、
人間の動作から動かすっていうような体験も我々させて、
いただいたと思うんですけど、
ああいうのを例えばアイドルの方がやって、
そのデータ、握手会って言ったら一対一でできないですけど、
世界同時抱きしめられ会みたいにできるっていうのは、
ちょっとそうすると価値が下がっちゃうかもわからないですけど、
本当にでも推し活動されている方からしてみたら、
もしかしたらアイドルの動きがここに再現されているのかと思うと、
なんか嬉しい人もいるんじゃないかなっていうのは、
やっぱりデータ化するっていうのは、
いろんな可能性が広がるんじゃないかなっていうのは思いましたね。
なんか新しい職業が生まれそうだねみたいな話も山口さんとしたりしてますけど、
この豊富員で働く人ってどんなことしてるんだろうねみたいな雑談もよくしますからね。
18:03
そうですね。その動きを組み合わせて作曲みたいにする筋肉マイスターみたいなのが、
我々のチームに出てきて、彼に任しとくとその30個の動きっていうものが、
まるで音楽のように流れていくみたいな新しい、
つまりその30はそれぞれ別々の存在であったんですけど、
毛布にインストールされて再生されるにあたり、
何かの一つの流れになって毛布を動かしている筋肉の動きみたいな、
この辺なんかロマンチックだなって感じますね。
そうですよね。まさに楽譜みたいですよね。
そのデータのシーケンスというか時系列を見ているとね。
すみません。ありがとうございます。
今質問を届いているところがあるので、
もし会場の方からもご質問あれば受けたまわりますけれども、
一つ来ているので読み上げさせていただきます。
Q&Aの時間ですね。
無目的、コントロールしないなどのトレンドは、
日本だけの話なのか、世界全体的に向かっていく方向なのか、
確かにこういった国民性とか文化みたいな観点から、
ご質問いただいているんですけれども、
答えがないかもしれないですけど、どう思われますか?
これね、でも難しくて、
茶道で千利休が言った言葉ですけど、
無作為の作為というのがあるわけですよね。
作為がないというところに作為をする。
だから、無目的であるということを目的にする。
メタ目的みたいなところがあって、
そこはやっぱりウェルビングとか、
あとはマインドフルネスっていうのは、
そこにつながってきちゃうと思うんですよ。
だから今、例えばアメリカでもスタンダード・パーズで500社で、
マインドフルネスのトレーニングって、
やってない会社ってないと思うんですけども、
あれって要するに就業時間中に1時間とにかく瞑想するっていうね、
言ってみればそういう時間で、
瞑想することによって、結果的に時間軸を広げてみたときには、
生産性が上がるんだっていうことですね。
短期的に見てみれば、その1時間っていうのは何か生み出せないわけですけど。
だから、本当に究極の無目的の無目的なのかっていうと、
目的ある無目的っていうことで、
それを本当に無目的って捉えるかどうかは議論になるところですけれども、
あえて日常業務の中に何もしない時間を入れるとか、
遊びの時間を入れるとかいうことは、
むしろ今は海外のほうが積極的にやってる気がします。
21:04
面白いですね。
実は開発してるときにもマインドフルネスみたいな、
ESOみたいなお話とか、
あとよく比較というかインスピレーションで出てくるのが、
サウナとか、
整うみたいな文脈があると思うんですけれども、
結構僕も好きでよく行って仲間もいたりするんですが、
ちょっとびっくりしたフレーズで、
整いスランプに陥ってますみたいな。
なるほどと。
自分を開放して、ある意味無に近い状態に溶け出していきたいけれども、
それができないとすごくがっかりしてしまうとか、
どうやったら整えるんだろうみたいなことに、
ものすごくまた工夫とか、
鍛錬みたいなことが発生していって、
目的が目的化していくみたいな流れを非常に感じてるんですよね。
ちょっと発燈をかぶってみたりとか、
暑さとか水風呂の冷たさみたいなのを分析してみたりみたいなことが始まっていくんですけれども、
それもコントロールができるから、
自分をもっともっと極限まで持っていきたいみたいな形なんですけれども、
やっぱり無目的の側にはアンコントローラブルみたいなものがあるといいのかなみたいな予感。
それは脳科学的に言うと、完全にエグゼクティブネットワークが働いちゃってる状態ですよね。
外側に向かってKPIをコントロールしようと。
本来僕はさっきモーフィンに入った時、
自分の中でサリエンスネットワーク起動したなっていう感覚があったんです。
だから、サウナもサリエンスネットワークで、
まさにサリエンスネットワークってマインドフルネスが目指す究極の脳の状態なわけですけれども、
外側のある特定の対象に向かってその注意が働いている状態って脳で、
セントラルエグゼクティブネットワークが起動しちゃってる状態なんで、
究極の反対の状態になっちゃってるわけですよね。
おもしろいですね。
そういったことにも活用していけたらなと思ってます。
質問がもう一つ来てますので、読み上げますね。
都市と地方でロボットの向き合い方は変わると思いますか?
これもまた日本外国ではなくて、
いわゆる今回都市の無目的地ということで表参道に作ってみたけど、
これが例えば薬師間にあったらどうなんだろうみたいな話ですかね。
どうですかね。
これちょっと無茶振りになりますけど、安藤さん。
ある意味では異なってくるところもあると思いますし、
ただ今回みたいな自然との戯れというか、
心の忙しさレベルで言ったらちょっと誤解があるかもわからないですけど、
24:04
都市と地方というのでは若干の違いがあるかもしれないので、
今回の文脈においてその必要性みたいなところとか、
ニーズの大きさっていうのは変わるかもしれないなと。
一方で地方で行った時のロボットは、
やっぱり人手不足とか人が足りないところをどうするんだっていうような問題が非常に大きくなっていて、
それこそサービスが提供できないみたいなことがどんどん起きている中で、
違いが都市と地方で出てくるかもしれない。
ただそれは都市も多分一緒だと思うんですね。
最近のトレンドとしては遠隔型というか遠隔操作みたいなことがどんどんできてくるようになったので、
都市の人が逆に地方の仕事を遠隔でするみたいなことが、
最近はなかなか新しい仕事として出始めてたりするので、
なんか均一化されていくような気もしないではないかなという気もしますね。
おもしろいですね。まさに医療の世界からすると遠隔で手術するみたいなのは結構よく見ますけれども、
最近ある会社と企画してたときに、
ふるさと納税でリンゴが届きますと、
お金を入れて物が届くっていうところなんですけど、
そのリンゴをもぎ取る作業を遠隔で自分でできたら、
なんかよりちょっと違った価値がそこに手に入るかなみたいな、
そういったところにもロボットって活かせるんだなみたいなことを少し思い出したんですけれども、
安藤さんの今のお話を聞いてやっぱり思ったのが、
いわゆる昔語の、なんだお前ロボットと一緒に暮らすなんてそんなのおかしいだろうみたいな人が仮にいたとして、
地方にそういうことがいたとして、
それってなんかやっぱり寂しいなって思ったんですよね。
ロボットって人を楽にする生活を効率化するための存在で、
それが家の中にいるとはっていう、
そういうちょっと決めつけていくようなものも、
やっぱりロボットの定義っていうものが狭いから起こってしまうと思うんですよね。
なんで今回そういう意味では、
意味を拡張するために柔らかいロボットみたいなことをチャレンジしていくっていうのも、
ぜひ見てくださっている方とね、
理解を深めていけたらいいなと思っています。
はい、最後ですね。
もう一つ来ている質問を入れていきたいと思います。
2つ来てますね。
映像や音楽と組み合わせてさらなる浮遊感、抱かれ感みたいなものは味わえそうです、
みたいなことを言ってきていただいていて、
これ体験してないのによくこういう想像ができるなということで、
僕は今びっくりしてますけども、山下さんどうですか。
27:01
すごくあると思っていて、毛布5分で平行感覚が少しぼやけるような感覚に僕は乗っているとなるんで、
毛布乗った後に床に寝るっていう、
サウナの外気浴みたいなのを挟むっていうことをちょっと編み出した中で、
ちょっとクロートなんで、
その感っていうのは毛布がいないので、音楽と視覚情報っていうものが思いっきり体験には響いてくるかなっていうところもありながらも、
もちろんコラボレーションで毛布と音楽、
あと場所もあるかなって結構思ってますね。
どこでやるのか、目的が目的、無目的が目的になっちゃうかもしれませんけども、
そういうところの組み合わせの面白さっていうのは、まだまだわれわれ染み出していけるところはあるのかなと思ってます。
そうですね。
実際会場では、いわゆるお母さんのお腹の中にいたときのこんなこと聞こえてたのかなみたいな、
ちょっとくぐもったような音響効果っていうのをインスタレーションとして表現していたり、
光が少しお母さんの中から見ている太陽ってこんなのなのかなみたいな、
オレンジ色の光みたいなのを演出で入ってますけれども、
まさに今回一番肌に触れるこの触覚の部分、五感の中でも肌に触れる部分から起点を置いてますけれども、
他の四感に及ぶようなところは、ぜひいろんなプレイヤーとコラボレーションが起こるといいなと思いますので、
ぜひ体験もしに来ていただきたいですし、何かやりましょうという連絡はとてもいただきたいなと思っています。
目つぶっちゃいませんでした、安田さん。
完全につぶってましたね。
完全につぶっちゃいましたね、あれ。
視覚はあんまり意味ないんじゃないかという気がしますよね。
そうですね。音もすごい大事だなと思いましたね。
この辺はやっぱり全てのデザイナーみたいな話が出ましたけれども、
これをトータルデザインするのは結構レベル高い。
そうですよね。今回はコントロールができないということを基軸にしているので、
あんまり個人に寄せるパーソナライゼーションみたいなことは考えていないんですけれども、
もしこの業態がものすごく普及した場合、無目的質というのがたくさん出てきた場合に、
うちはもうめちゃめちゃ全部載せますよとか、
嗅覚トッピングしますかみたいなものが出てきてもおかしくないような気がしていて、
ちょっと最後に時間の関係も来ているので締めていくんですが、
今この右上に写っている毛布のロゴですね。
山口さんの頭の上にも今ありますけれども、
これは新たな地図記号みたいなものをイメージしていて、
30:00
グーグルマップなり地図なりを開いたときに、
ここ無目的質あるんだみたいなことがあるといいなと思っていますので、
我々としてはこれをいわゆる1000倍特許的にクローズドにやっていくというよりも、
より同じような文脈でチャレンジする方が増えても面白いと思いますし、
もちろんコラボレーションもしていければと思っておりますので、
ぜひご覧いただいている方の中から何か思い当たる方がいれば
連絡をいただければなと思っています。
最後にお問い合わせをたくさんいただいているので、
説明だけして終わらせていただきたいんですが、
毛布委員は明日から開業というふうになっておりまして、
5月25日までやっております。
一部予約枠、まだ残があれば予約もいただける状況なんですけれども、
結構埋まってきていまして、
増枠がこの後させていただく予定になっていますので、
ぜひ公式のXやウェブサイトをチェックいただきたいなというところが1点ございます。
もう一つ、体験自体は予約制になっているんですけれども、
場所に来て見学しに来ていただけるということは
どなたにも閉じていませんので、
どうしても見たいという方はぜひ来て、
我々に話しかけていただきたいなと思います。
毎日午後6時15分から一般開放というような形で、
体験はできない、いわゆる乗っかって
しっかりとした5分間の体験はできないんですけれども、
毛布を見に来ていただけるようなオープンタイムも作っていますので、
その時間帯も狙ってお越しいただければなというふうに思います。
ちょっとあいにく全ての質問に答えができなかったですけれども、
非常にアクティブな視聴者の方に聞いていただけて
嬉しく思っております。
時間も来ましたので、一旦こちらで締めさせていただきますが、
ゲストの皆さん、今日はありがとうございました。
どうもありがとうございました。
プロジェクトデザインルーム第12回番外編となりましたが、
お楽しみいただけましたでしょうか。
未来の話だったり、人間の話、ロボットの話、
企業のコラボレーションの話、
全くもって予定不調和なお話の展開ではあったんですが、
いろんな観点が織り混ざった時間で、
司会をしながらもたくさん勉強させていただきました。
特に印象に残ってるのが、パナソニックの安藤さんがしてくれた、
世界で初めてのロボットはリーダーの威信を高豪しく表現するための
自動ドアだったというお話、あれはめちゃくちゃ面白かったですね。
もともと自動化っていうのは便利のためだけではなくて、
むしろ人間の精神に訴えかけるような、
感性に訴えかけるようなものからスタートしたと考えると、
なんだかワクワクしてきますし、
もっとロボットの定義が広がって、
33:01
いろんなアイディアが出てくる、
そんな世の中になったらいいなというふうに感じました。
ということで、初めての番外編でしたが、
今後も一対一のインタビュー形式にとらわれず、
いろんなプロジェクトの現場に飛び込んでいくようなことも
やっていきたいなと思っております。
それではまた次回をお楽しみに。
お相手はコネル地財図鑑代表の手村光雄でした。
33:30

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