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            ラジオ演芸 金サイ亭 「ギフテッドと呼ばれる驚異の才能がある子どもたち」
2021-11-05 07:38

ラジオ演芸 金サイ亭 「ギフテッドと呼ばれる驚異の才能がある子どもたち」

立川流真打の落語家・立川生志が1週間のできごとを題材に創作する新作落語。

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00:24
いよいよ、ラジオ演芸 金サイ亭開演です。
「ねえねえ、今日来る転校生ってさ、ギフ〇〇つってさ、なんか天才みたいなやつらしいぜ?」
「おい、けんちゃん、ギフ〇〇じゃわかんないよ。なあ、ナオキ?」
「うーん、わかんないけど、ギフ〇〇信用金庫?」
「なんだそれ?信用金庫はさ、どの町にもあるからさ、さすが幼稚園の年少さんから今日まで、毎年転校を繰り返してきただけあってさ、ナオキは小学校4年生で信用金庫なんて言葉が出てくるって、世界が広いよな、お前。いやいや、それほどでも。」
「あ、先生来たぞ。えー、今日からクラスメイトが一人増えることになった。えー、ヤナギ、ヤタロウ君だ。」
「えへへへ、ヤタロウ?えへへ、ヤタロウだってさ。え、ヤタロウ?あははは、変な名前。おいおいおい、みんな、静かにしなさい。人の名前を笑ったりするんじゃないよ。ん?すまんなあ、ヤナギ君。」
「いや、先生、ようこそよ。あしはね、なれっ子なんでね、ちっとも気にしちゃいませんからね。」
「どの分野において才能があるんですがね、どれか一つでも桁外れの才能があれば、ギフテッドなんですね。」
「で、ヤナギ君は、何の分野の才能が?」
「あしは、芸術性創造性。小学校2年生の時には、プロの話しかの真打ちも舌を巻くほどの落語の腕前で。」
「おお、君の席はあの窓側の後ろから2番目の空いてる席だ。」
「はいはい、ちょっと通してくださいよ。」
「え、どう。」
「ヤナギヤタロウでございますよ。」
「クラスメイトのみなさん、どうどう。」
「いや、どうでもいいけど、ここはセコタレばっかりだね。」
「おいおい、ナオキ、セコタレってなんだ?」
03:01
「いや、俺にもわかんない。」
「よ、お三方。」
「え、あしの前後、隣の席は路線ででしたか?」
「はあ、イロケがないね。」
「あの、え、ヤナギ君。」
「さっきから言ってる言葉の意味がわかんないんだけど。」
「そりゃそうだね。」
「小学校4年のトウシロウどもには、無理でしょうよな。」
「タレってのはね、女子。」
「路線は男子。」
「ね、これあの、話し家の副長。」
「うん、セコタレってのは、ブスばっかりってこと。」
「ちょっと先生、ひどい、あんなこと、あんなこと言って、クラス中の女子にバカにしてますよ。」
「こら、ヤナギ君。」
「そういうのは、いけないぞ。」
「いけないって言われてもね。」
「事実だからしょうがねえやな、こら。」
「え、コチとらはね、幼稚園の年長さん昇進のお祝いに行って。」
「おだんとこぞって、中へわーっとくり出した、お兄さんだからね。」
「そんな小学4年生から見たら、え、そういう気持ちになるぐらい。」
「大人の先生なら、オンパ買ってもらいたいね。」
「おい、幼稚園の年長でお前、吉原行ったのかおい。」
「俺だって久しく行ってねえのに、ああ。」
「先生、何泣いてるんですか?」
「吉原って何ですか?」
「ああ、いやいやいや、なんでもない。」
「こら、ヤナギ。」
「なあ、いくらそのギフテッドだ、なんだか知らないけど。」
「これ以上お前クラスを混乱させることは、先生が許さんぞ。」
「よっ、さすが先生。」
「大統領。」
「何が大統領だい。」
「え、んー、じゃあね、あのー、今日は、あしは顔見せってことで。」
「ええ、とんやりで、けいりますんで。」
「あの、ヤナギ君、とんやりって?」
「短めでって、これも不調だ。」
「ははは、ねえ、あのー、お三方とは、これ席が近いのも何かのご縁ですから。」
「え、今度寄ったりでもって仲良くやりましょうやね。」
「仲もいいけど、品川の方へ、うわーっと繰り出すってのはどうです?」
「品川?」
「いのこりさへいじって落語聞いてくださいよ。」
「じゃないとわからないからね。」
「あのー、じゃあ、吉原にも行けない、悲しい先生。」
「じゃあ、あっしゃ、けいりますよ。」
「おいヤナギ、お前先生をバカにすることがある。」
「いいが、この学校はな、セキュリティが厳しくて、警備の怖いおじさんたちに守られてるんだぞ。」
「え、怖いおじさん?」
「そうだ、お前帰れるもんなら帰ってみろ。」
「拷問で縛られや。」
「って、これね、あのー、あのー、今日は落語に特化した少年の話なので。」
「落語がわからないと、キョトンとしてしまうオチなんですよ。」
「ね、なんか、タレなの?路線なの?ってことなの?なんか結構ね、難しい。」
「なにメモしてんの、タレとか路線を。」
「え、あの、まあ、あの、これ、明けガラスって話を聞くと、オチが。」
「あっ、なるほど。」
「吉原の大門っていうところがあって、そこで若旦那が初めて吉原連れて帰りたいって言ったら、怖いおじさんが大門にいる。」
「で、若旦那は結局吉原で、楽しくなって。」
「で、連れてった奴らが先に帰るよって、帰れるもんなら帰ってご覧なさい。」
「大門で縛られや。」
06:00
「っていうオチが、ここに来てるってことを、一応ご説明だけさせていただいて。」
「ぜひみなさん、落語をよろしくお願いします。」
「の、一石でございました。」
×少女隊の春野キーナと
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