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神戸金史 のCatch Up 映画「アディクトを待ちながら」
2024-10-22 12:20

神戸金史 のCatch Up 映画「アディクトを待ちながら」

RKB解説委員長 神戸金史
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00:28
この時間は、日替わりコメンテーターが独自の切り口で、多様な視点を提案するCatch Upです。
火曜日は、RKB神戸金史のBrush Upです。
先週のサムライタイムスリッパーに続いて、今週も自主映画を紹介したいと思っています。
インディーズ映画とも言いますけれども、上映や興行を前提に映画会社が作った映画ではなくて、
自分たちが作りたいと思って資金も集めて制作した映画のことですね。
依存症といえば、いろんな依存症がありますよね。ギャンブル、アルコール、薬物、ゲーム、
買い物なんていうのもありますね。
最近はスマホっていうのもありますね。
さまざまな依存症があるんですけど、依存症者のことをアディクトと呼ぶんだそうです。
今回の映画は、「アディクトを待ちながら」というタイトルで、依存症からの回復を題材とした実験映画ですね。
福岡市内でも木下忍は転陣で、先週末から上映が始まっています。
大物ミュージシャンが覚醒剤と絶え間の処置で逮捕されてから2年という設定で、
さまざまな依存症の患者、アディクトで結成されたゴスペルグループがコンサートを開こうとしているという設定ですね。
大和良容疑者を演じているのは高千上さん。
薬物事件で逮捕されたご本人たちが、実際の依存症者や家族と共に多数出演している。
監督した中村沙耶香さんは、今思えば明らかに家族に依存症の患者だったと思える人がいたと後から気づいたことから、
ギャンブル依存症問題を考える会の田中紀子代表と協力して、依存症を考える短い動画などを作ってきたそうです。
今回、さまざまな依存症を持っている人たちがゴスペルを歌うサークルという設定で演技のワークショップを開いた。
その役をみんながやってみたらどうなるだろう。それを撮影したという実験的な映画なんですね。監督のお話をお聞きください。
何かリアリティのある芝居みたいなことを学びたくて、みんなが来てくれて、役を生きるってどういうことだろうというテーマにワークショップをしてたんです。
だから33人それぞれが自分のバックボーンとか、どんなことがあったか、そしてこれからどうなりたいか、自分のお母さんはどんな人だったかとか、そういうことを全部考えて、実はワークショップに挑んでるんですね。
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この4日間の間に1本の短編を作ろうというところからこの映画の企画がスタートしました。
撮り終わったものを見て、ギャンブル依存症問題を考える会の田中紀子代表が、この映画とても素敵なので、ぜひもう少し長くして劇場で公開できないですかねって相談いただきましたので、
それではということで、その前半部分は後から書いて、1本の映画にまとめたという作品です。
まさに実験的な映画になっているのはこういう理由なんですね。
それぞれが自分たちのバックボーンを考えに考えて議論をして、そういったものが体の中にある中で、この場面を撮るときに言葉、表情、いろんなところが出てくる。演技を、役を生きるという発言をされていましたけどね。
そういうワークショップの学びの場から生まれた映画なんですね。
主演を高地昇さんがやっていますけれども、経験者をあえて寄与しているということには、今の日本の映画の中でなかなか難しいですよね。
こういったこともインディーズならではなのではないかなと思っています。
一人でも薬物とかで問題がある人が出ちゃうと上映中止になってしまって、何かそういうムーブメントがあったんですよね、映画界の中で。
そういうのがやっぱり私も田中さんもすごく不満で不服で、じゃあもう私たちが作るんだから4人出しちゃおうみたいなことね、実は出てるんです。
もしかしたらドッグもかけてくれないかもしれないけど、やってみようと。
イギリスのエルトン・ジョンとか、アメリカだとエミネムとか、例えばドラッグやアルコールの移送症になったとしても、きちんと回復のステップを踏んでリカバリーした人には必ず手を差し伸べてくれる社会があるわけですよね。
ブラッドビットが回復のステップを踏んでるんだとかっていうのは知らないと思うんですよ、なかなかね。
でも海外にはそういう文化ちゃんとあって、日本にもそういうことを広めていきたいっていうことも含めて起用したっていうこともあります。
この監督のお話は、昨日のシネマ展示で先週末から始まったので、土日に監督の舞台挨拶があったんですね。
そこを聞きながら録音させていただいたものです。
依存症っていうのは孤立の病とも言われるんだそうですね。
映画の中でのセリフで非常に印象に残ったのは、自分が自分のことを好きになれなかったからだろ、アディクトになるってさっていう言葉があって。
人の心の隙間に忍び込んでくる依存症。
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そしてそれに依存しないと耐えられなくなってしまう。
それはやっぱり孤立がもともと多くの人の原因になっているケースがあるということですね。
ですから高地さんたちは、俳優さんたちも、以前に逮捕されたという方もいらっしゃいますけれども、きちんと厚生プログラムを受けていてですね。
その上で同じ立場の人たちで助け合いながら生きている。
その様子をワークショップで描いているという感じですね。
なんとですね、実験映画なんですけど驚いたのは、映画のラスト15分、台本がなかったということを聞いてですね。
台本がないんですよ。
ここからは、自分たちがどうやるかをその場で即興でやらせた。
完全なアドリブ。台本がないまま役者の即興の反応で展開していくシナリオなしの即興芝居。
しかもそれがラスト?
ラスト。
どう終わるかというのは全くわからないまま撮影しちゃったんだ。
その緊迫感は結構息を呑んだんです。
監督はこんなふうにおっしゃっています。
全てみんなのアドリブですね。即興劇です。
今回私この映画を監督するということになったときに、
何か今まで日本映画でやったことないことができないかなと思って、初めてのことをやってみました。
だから実験的な映画なんですよね。
そうですね。すごいな。
それで成立するかどうかなんてわからないわけですよね。
でもやってみたら極めてすごい迫力のあるシーンが撮れています。
極めて長いセリフが即興だったと知ったときは驚きました。
まさに役を生きているからできたのかもしれませんね。
本当にそうだと思いますね。
映画館には依存症の家族を持つ人たちがたくさんいたんですよ。
いっぱいいてびっくりしたので、上映後にお話を伺ってみました。
ギャンブル依存症って本当に病気で根性論では治せない。
そういう病気になってしまった。でも回復はできるんだよっていうところを知ってもらいたいし、
うちの夫もものすごく優しいんです。
とっても良き父親であり良き夫であり、仕事もちゃんとやってる。
そういう人でもやっぱりなる病気なんだっていうことを
世間の方には知っていただきたいと思っています。
長男がいるんですけど、その子と一緒に映画をもう一回見たいなって思っています。
私よりも本人の方が苦しかったし、今も苦しんだと思うんだけれども、
そういうのがやっぱり認知されてない。
ただうちの息子は金遣いが荒いっていうだけで日常が進んでいた。
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非妊の病だよって聞いたから改めて分かったんですけど、自分で認めない。
でもここに会に入って、周りのものの対応の仕方を教えてもらっているので、
こっちがずっとお金を渡し続けていると、
依存症っていう病気は本当にどんどん重症化するっていうのも教えてもらったので、
本当に同じ悩みを持っている人がこんなにいるんだよっていうのを知らせたいし教えたい。
薬物問題を引き起こした俳優さんたちに対してもう見たくないとか、
作品も放送してはいけないなんて批判する人もいらっしゃるんですけど、
しかし映画の中で出てきたのは、
あなたたち人生で一回も間違ったことないんですか。
そんなことないですよねっていうセリフも非常に胸に残りました。
ただ単に突き放すだけの行為はやっぱり無理解で罪深いんじゃないかなと思いましたね。
誰しもが孤立して依存症的なものに逃げざるを得ない状況に追い込まれることはあり得るとは思います。
中村監督に依存症をどう捉えたらいいんですかって聞いてみたんですよ。
これ病気なのかどうなのか。
こんな例をあげましたね。糖尿病にかかったらまず医者に行って治療を受けますよね。
だけど糖尿病って完全には治らないので病状をコントロールする必要があるんですよ。
依存症も感知しない病気なのでまず医者に行って診断を受けてほしいんだと。
そして病状をきちんとコントロールしていくことで生きていける。
なるほどなと思いました。
そういった人たちに病院に行くなとか二度と出てくるなとか
そういうこと言ってもしょうがないわけで
薬物のせいにするなとか言う人もいますけれども
かなり多いことは会場を見ていても明らかでしたね。
そういう問題を僕らの真横にある問題
僕らの家族にもこれより問題として考えなければいけないんじゃないかなっていうのが
この実験映画を見て考えさせられちゃって驚きました。
映画のアディクトを待ちながらという映画ですけれども
福岡市の木下忍天神で上映中です。
ということでここまで神戸金文のキャッチアップをお送りしました。
卓語家の立川翔子です。
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