なるほどね。なんとなくわかった。完全にわからない。でも続けてください。
数学的相追性っていうのは、すごくざっくり言うと、いろんな細かい分野によって定義の仕方があるかもしれないんですけど、
ざっくり言うと、二つの理論が等価である、いろいろあるレベルで等価であることが示せると、
あー、どっちの方が優れてるとかでもなくて、同じぐらい重要であるっていうことだな、二つのものが紐づいてるみたいな感じですね。
そうですね。
っていうのがまあ、だからちょっと意味がある。
双子のように。
そうですそうです。裏と表みたいな。そういう感じなんですけど。
かっこいいね、確かに。
そういう相追性が僕はすごい好きで、昔から。だからこの本かっこいいと思って。
当時は相追性っていう。
言葉に魅力があったの?それともやっぱその考え方に魅力があったの?
いや、当時は考え方とか知らなくて、相追性かっけーみたいな。
で、なんかかっこいい専門書をとりあえず買ってたんですよ。意味もわからず。
意味はわかるよ。
内容を読んでもわからないみたいな。
なんかすごい数学使ってるけど全然わからない。
俺がトリケラトプスかっこいいって思ってるのとそんなに変わらないよね。
そうそうそうそう。多分そうです。
それで、で、まあちょっと話は戻ってPHDになって。
で、やった時に、あれ?と思って、その本を引っ張り出したんですよ。
そしたらドンピシャで、僕がその数理物理エッセンスをかすめ取ってた論文と
すっごい密着につながってることで。
運命を感じたわけですね。
運命を感じたわけですね。
中学校の時の夢中になった本の考え方が、その出した論文とつながってる部分があった。
そうですね。っていうかその、まあ夢中というか当時はもうわけもわからず、
なんかかっこいい数学があるって思ってただけで放置してたんですけど。
おお、なるほど。
久々に。
あれだってなったんだ。
そう、あれ?と思って読んだら、もちろんわからない数学の部分もあったんですけど。
なんかデュアリティだっけ?
デュアリティですね。
デュアリティが来たと思ったんだ。
で、プラス僕、学部生の時は、ここからちょっとミクロとマクロの言葉についてなんですけど、
学部生の時は熱力学っていう授業があって、物理学があって。
うん、熱力学ね。
で、統計力学と熱力学って、違う側面で多粒子の自然現象を捉えるんですね。
違う側面で多粒子の現象を捉える。
例えばですけど、100個粒子があったら、1つ1つの動きとか情報を1個ずつ追って捉えようっていうのはほぼ難しいじゃないですか。
だけどそれを頑張ってみようっていうのが統計物理学っていうのがあるんですよ。
統計物理学。
スタティスティカルメカニクスって言われてる。
これ全部見ようってことだよね。
これは全部見よう。
1つ1つ全部見ようと。
1つ1つ、まあそうですね、なるべくなら1つ1つの自由度を追っていこうみたいなやつで、
簡単に言うとスタートポイントが何かしらの定義から始めて、
その定義に基づいて何が導かれて何が導かれないかっていうのがきちんとしていて、
この道順でいくと、
昔のやり方の熱力学ではここまでがわかる。
今のこのやり方ではこっちまでわかる。
みたいな丁寧な情報の整理と積み上げっていうのがよかったってことですね。
熱力学を僕は全く知らない人なんですけど、
熱力学を知るとこんな見え方がしますとか、こんなことがわかるとか、
今から熱力学をやりたい人がいたらおすすめですっていうポイントってあります。
その本を見たから美しさがわかったわけでしょ。
そしたらそれを誰かに勧めるときに、熱力学を知るとこんな世界が見えますよみたいなのってあります?
たぶん一番大事なところは、
みんなリダクショニズムじゃないですけど、
細かく細かく人間もすべて切っていってソリューションにたどり着いたみたいな、
結局みんなそのミクロを積み上げていけばマクロが出て、
だからマクロで見えている性質はミクロ依存なんじゃないかみたいな話があるんですけど、
そうではなくて、マクロだからこそ現れてくる特徴だったりとか、
マクロだけでしか見えない不思議な物理っていうのがたくさんあって、
いや俺すごい好きよその言葉実は。
生物は切り刻んでもわからないっていうのがあって、
だからこそ長い目で長く観察したり、大きな目で見たりするから、
その世界観っていう伝わる世界観っていうのがあったりもする。
細かく刻んで細かくしすぎたせいで見えなくなるものっていうのもあって、
だから熱力学、そこの今ね熱量っていうか言葉の意味から感じたのは、
熱力学を勉強するとマクロな世界だからこそ見える、面白い世界が見えてくるってことだよね。
確かポワンカレーの予想も、ミクロでみんな追っかけてた時に、
あのロシアの彼は熱力学とか温度とかを入れたから溶けてたっていう話だった気がするんだよね。
ああそうか僕ちょっと知らないですね。
膨張とか。
なるほど。
だからちょっとそのそこの熱力学をやると、
ミクロの世界だと逆に見えなくなるものが見えるっていうことっていう言葉を聞いて、
あ、あのポワンカレー予想が溶けたんだ、そういうことだったのかなって今ちょっとぼやかに思ったので。
学部生の時に熱力学を学んでたっていう導入のとこで。
続きをね。
すみません。
聞きたかったのは僕なんだけど。
ミクロとマクロの話に戻るんですけど、
その本を読んでから、ちゃんとそのマクロでしか現れない不思議な現象があるのだということを認識したんですよ。
それまで学部の授業でそういうことは授業であったんですよ。
多くあの相転移っていう言葉があって、