うちの大学に来て、研究もそうだけどどちらかというと就職活動支援というのが結構大きな仕事になって。
彼らは就職活動の時に死亡理由であるとか将来の夢であるとか、やっぱりいろんなことを書かないといけないんだけど、
そういう作文がすごくみんな苦手なんですね。
その時に、そもそもどうやって考えていいか、どうやって自分の考えを言語化したらいいのかっていうのが分かってないので、
そのあたりをがっつり1時間半ぐらい1対1でカウンセリングして、僕がこうメモりながらメモって、
で、その人が考えていることの、こっちでちょっとまとめてあげて。
日本の教員はそういうことまでしなきゃいけないの?
うん、今やってます僕は。
で、じゃあ結局君がやりたいのってこれとこれとこれとこれ、こうなんじゃないの?って言って、
そうかもしれないですよって言って、じゃあこれをなんか一言で表す文章にしましょうって言って、
で、こうこうこうだっていうなんかパワーフレーズみたいに一緒に考えて、
で、これ元にじゃあ死亡理由書書きましょう、書いてごらんなさいってやると、結構いい日本語書いてきてくれるから。
彼らが赤銀と話すことで思考を整えてるんですか?
うん、そう思います。
あー、そういうことね。
聞き出してあげて、今こう言ったけど、それって結局こういうことをやりたいっていうことなの?とか、
代わりに噛み砕いてあげるというか、
この言葉、全然意味わからずこの言葉使ってるなとか、そういうのは聞いてるうちにわかってくるので、
話ししないとわかんない。メールのやり取りじゃない、わかんないんですよ。
実際に話をして。
ちゃんと理解してないことを、うまく原稿化してあげて、
綺麗な形に最終形はしてあげるというプロセスですね。
そうですね、なるべく自分で日本語を書いてもらって、最終的に多少添削してあげて、よりわかりやすい日本語にはしてあげますけど、
ベースとなるのはもう本人の思考の部分ですよね。
その時に注意してもらってるのが、なぜです。
なぜそれをやるのかっていうのを上手に言語化しなさいっていうのを言ってて、
例えば環境問題に興味がありますっていうのは、みんな言うのは簡単なんだけど、
なぜ環境問題に興味があるのか、なぜあなたは環境問題を対処していかないといけないのか、
たぶん理由っていっぱいあるので、あなたはなぜそう思うのかっていうところをしっかり書いていきましょう。
中木さん、これ僕ねブログで読んで、優しいなと思ったんです。
もうそれをね、大学生一人一人に届くように、HowとWhyのこの2つに注目して、
しかもね夢を見つけなさいじゃない、夢を見つける努力を続けてくださいって言って、優しいよ。
いやいいね、より勘がくれるね。
俺待ってたもん、こういう優しい教授がいる大学待ってたもん。
そこのWhyの部分ってあるじゃないですか。
たつさんっていうところの、恐竜が好きだったから、鳥の研究をして東北大に行った時に経営者があって、
これがこの鳥たちとなんかするんだな自分が思ったっていうその実体験ってあると思うんですよ。
そこは例えばね、医学部の面接とかなんかでも、入試で学生さんになんで医学部目指したんですかって聞くと、
大体子供の頃に経験があって、子供の頃お医者さんに優しくしてもらって治ったから医者を目指したんだとか、
たつさんの今の恐竜の話でもね、子供の頃恐竜に興味を持って鳥の研究をしたいんだと思った。
それは一見理由に見えるんですけど、それ理由じゃなくてきっかけなんですよ。
そこに興味を持ったきっかけで、そのきっかけを感じてからもう10年以上多分みんな人生を送ってるんですね。
この10年間それでもなお忘れずにそれをやりたいと思った理由は何ですかっていうところが言えるとすごく
例えばちょっと医学部の話になっちゃうけど、子供の頃お医者さんに優しくされたから、
医者になりたいと思いました。きっかけはそうなんですけれども、そういう思いで実際に高校生活が歩んでみると、
社会問題として医療格差があったり、小児科、産婦人科医が少ないっていう社会問題を目の当たりにして、
これはもう僕が解決しないといけないと思って医学部を目指しましたっていうことが言えれば、
こいつすごいなっていうふうになる。きっかけときっかけから今の人生までの10何年の間で、
それを自分の人生にしていこうと思った理由をしっかり言えるっていうのが大切だと思います。
そのあたりを結構学生さんにも言ってます。
高校生とか大学生とか聞いてほしいね。
最後の4つ目をもうちょっと深掘りしたかったです。
4つ目がセルフブランディングっていうのがあって、やっぱり人に教える人を育てるだけではなくて、
自分自身もブランド化していって、じゃあ赤着がいるから復興大行こうかなみたいな、
そういうレベルまでいったらいいなっていうのをずっと思っていて。
日本の自己紹介のときって、福岡工業大学の赤着ですとか、
肩書き言ってから自分の名前じゃないですか。
そうじゃなくて、赤着と申します、今は復興大にいますみたいな言う順番をね、
自分の名前が先になることで、赤着さん今ここにいるんだみたいな、
赤着っていう名前のブランド、そういう社会的な仕組みができたらいいんじゃないかなと思うんで。
僕の中ではもうずっとそうですよ、赤着さん。
福岡工業大に行った赤着さんがすごいんじゃなくて、
赤着さんをちゃんと連れてきた福岡工大がすごいと思うぐらい。
それは言い過ぎですけど、恐縮です。
そういうのを作っていけたらいいなと思っていて、
そういうのがちょっとでもあれば、学生さんたちも赤着研でやってるからっていう、
なんとなく自己肯定感が高くなったりとか、そういう風になったらいいなと思って。
その一つがやっぱこういった、結局全部繋がってるんだけど、
情報発信することによって、赤着っていうのがここにいてこういうのをやってるんだよっていうのを、
ちゃんと発信していって、記憶に残ってもらえるようにロゴを作ったり、
こういうグラレコみたいなのを作ったりして、
とにかく印象に残って自分自身をセルフブランドをしていく。
多分もう今そういう時代だと思うんですよね。
もう会社も大学もいつ潰れるかわかんないから、
とにかく自分で個人で活躍できる時代だと思うので、
どんな社会にもなっても大丈夫なように、
セルフブランディングっていうのは進めていきましょうと思ってます。
よくわかります。これは本当に大事になってくると思います。
たつあんの奏でる細胞はさ、どうセルフブランディングになってるの?自分としては。
僕?
僕はセルフブランディングのきっかけは、UJっていう海外の研究者の地位が下がってる。
科学界全体が下がってるから、科学界の地位を上げる、
かっこいい研究者をいっぱい作っていくっていうところで、
研究者がもうちょっとセルフブランディングしていかなきゃいけないよと思ったのね。
すごい若い、本当に幅広い人たちがめっちゃ活躍しててすごい研究してるのに、
なんか世の中のイメージが変わらないから、
これ変えなきゃいけないなって思ってたところから出てきたのね。
僕はこれは別に、なんか自分がこの年齢になってきて、
論文数とか自分の知識とかを、学会とかっていうのは少し強く見せなきゃいけないんだけど、
そうじゃなくて自分の心の中のもうちょっと柔らかい部分っていうか、
一般の人たちと同じ気持ちでいるようなところの中で、
細胞の中に広がってる美しい世界をみんなに伝えるって思った時に、
一回そういうのを壊して、柔らかい自分としての発信みたいなのをしたいっていうのが
ここにつながってるから。
やっぱ子供みたいな気持ちで研究ってしてて、
どこかで夢を広げながらやってるところがあって、
それと学会での発表とかっていうのは、僕はなんか一致しないのね。
もう完全に別の人格を作って、別のものを出してって言って、
そして学会のプレゼンの練習っていっぱいやってやるんだけど、
それって子供たちに会った時に自分の研究の面白さを伝える時に、
全然育てたはずのスキルセットは効かない。
効かないですよね。全くその通り。
その時に、子供たちにこの楽しさ伝えられないのばっかり鍛えてて、
そこの世界で勝ち続けるみたいなことに行ってたら、
ちょっとバランス崩すなと思ってそっちに近づいていったっていう感じかな。
すごい。
面白い。今ようやくわかったんだ、私は。