怪物としても、小鳥としてもその名が知られる「鵺」について取り上げます。「なぜ相反するふたつが同じ名前に?」「”鵺”が怪物になった理由を鳴き声から分析する」「鵺が鳴くと火事が起きて人が死ぬ」など鵺が小鳥から怪物になるまでを見ていきます。
【監修者からのコメント】 18:45について、『源平盛衰記』は『平家物語』の異本のひとつです。また、『平家物語』の古写本でも、「(怪物は)声が鵺に似ている」という表現と「鵺(=怪物)を射た」という表現が入り混じっています。そのため、「平家物語から源平盛衰記に至って扱いが変わった」というよりも、「平家物語の内部で、ある部分では「鵺に似た声」と表現され、別の部分では「鵺=怪物」と表現されていた」と理解するのがよいかと思います。
【目次】
鵺は実在の小鳥?それとも怪物?
オノマトペから怪物「鵺」の成立に迫る
トラツグミの悪いイメージが言葉の意味を変えた
完全に化け物として成立するまで
真の怪物は…
【参考文献のリンク】
○オノマトペの歴史1 その種々相と史的推移 「おべんちゃら」などの語史
○オノマトペの歴史2 ちんちん千鳥のなく声は 犬は「びよ」と鳴いていた
◯ちんちん千鳥のなく声は
◯象は世界最大の昆虫である - ガレッティ先生失言録
◯動物たちは何をしゃべっているのか?
33:19
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