色研究で偶然発見された衝撃の法則とは?「”白”と”黒”しか持たない言語」「98言語から導いた色の派生法則」「ヒトはどの色から認知する?」など、バーリン&ケイの「基本の色彩語」について話しました。
【目次】
色研究での意外な発見
古代人は色をどう見ていたのか
「基本の色彩語」の条件
色のイメージは文化で変わる
『基本の色彩語』への不満
『基本の色彩語』の認知的な裏づけ
多様性と他者理解
色の語彙が乏しい言語は劣ってる?
工学の発展で語彙が増える
おすすめの本を紹介
【監修者より】
紫色の語源の話は、「根が紫色だから」というよりも、「根が紫色の染料を取る原料として使われたから」とする説が有力ではないかと思います。根が紫色の植物ってわりかしいっぱいあるし、そもそも根は普段見えないものだから、それが語源になるというのは直感的には疑わしい。一方染料由来の色名はいっぱいあります。
【アガバビアン先生より】
英語のbl-で言うと、blondも関連しているという説もあります。でこの語根から由来する他の語のお話もされていますが、ラテン語では*flavus* という「黄色、小麦色、ブロンド」という意味の単語も繋がっています。ただこの印欧祖語の語根に関して学者は統一した意見を持たないようです。英語のblack, blue, blond、ラテン語の *flavus*、ギリシャ語のφαλός (白い)、ウェールズ語の *blawr*(灰色)など、全て同一語源だとする考え方もありますが、「諸説あり」としてもいいかもしれません。
◯アガバビアン先生
https://www.skidmore.edu/classics/faculty/aghababian.php
【参考文献のリンク】
◯基本の色彩語 普遍性と進化について
◯ことばと思考
https://www.valuebooks.jp/bp/VS0017071389
◯言語が違えば、世界も違って見えるわけ
https://www.valuebooks.jp/bp/VS0082806835
◯ホメロスと色彩
https://www.valuebooks.jp/bp/VS0085730746
◯朝倉心理学講座5 言語心理学
◯入門 ことばの世界
https://www.valuebooks.jp/bp/VS0021501063
◯色のコードを読む なぜ「怒り」は赤で「憂鬱」はブルーなのか
◯プロジェクション・サイエンス 心と身体を世界につなぐ第三世代の認知科学
◯永久保存版 「知の巨人」 立花隆のすべて
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https://www.valuebooks.jp/bp/VS0063352236
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【堀元見プロフィール】
慶應義塾大学理工学部卒。専攻は情報工学。理屈っぽいコンテンツを作り散らかすことで生計を立てている。
【水野太貴プロフィール】
1995年生まれ。愛知県出身。名古屋大学文学部卒。専攻は言語学。本業は雑誌編集者。著書に『会話の0.2秒を言語学する 』(新潮社)などがある。Podcast「神保町で会いましょう」のパーソナリティも務める。
Twitter→https://x.com/yuru_mizuno
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