盲点についての説明
はい、皆さんこんばんは。10月19日日曜日、夜10時になりました。いわみTVのお時間です。
この番組は、自動車教習所の教習指導員である私、日高が、車の運転に関するニュースを取り上げ、私の個人的見解を述べることにより、皆さんに改めて安全運転について考えていただくための番組となっております。
本日は、日曜日ということで、車の運転や道路交通法に関する雑学を紹介しようと思います。
本日紹介する雑学は、車の運転とはあまり関係ないかもしれないですが、一応、学科教本にも、ちらっと載っている内容について、触れていこうかなと思います。
本日の雑学は、盲点についてです。
皆さん、この盲点という言葉、聞いたことはあるんじゃないかなと思うんですよ。
人と話をしていて、パッと他の人から意見を言われて、自分はそんなことを考えていなかったといった時なんかに、それは盲点だったといった感じで、使うこと多いんじゃないかなと思うんですよ。
ただ、この盲点という言葉の本当の意味って、皆さんご存知でしょうか。
今日は、盲点についてお話をしていこうかなと思います。
皆さん、普段生活をしていて、当然いろんなものを見ながら過ごしていると思うんですよ。
自分の目の前にあるものって見えますよね。
ただ、この人間の視野というのが、一般的に左右それぞれ160度ずつで、重なっている部分もあるんですけど、両目で合計で200度付近ぐらいまでは見えていると言われております。
ただ、そんな人間の目も200度の範囲内でも、実は一部見えない部分があるんですよ。
これ、ご存知ですかね。
ここで、皆さんにも実際に体を動かしてもらいたいなと思うんですが、今から私の言う通りに、可能な方は体を動かしてみてください。
左手の人差し指を、左目の真正面に持ってきましょう。
そして、右目をつむってください。
左目だけで、左手の人差し指、爪のあたりを意識して見てください。
そして、その視点を動かすことなく、左手をちょっと左へずらしてみましょう。
距離で言うと、10センチ行くか行かないかぐらいです。
そうすると、あら不思議、自分の指、爪が見えなくなる点があるんですよ。
これを盲点と言います。
もう一度言います。
左目の真正面に、左の人差し指を持ってきてください。
そして、右目をつむって、視線を動かすことなく、左手を少し左へずらしてみてください。
10センチ行くか行かないかぐらいのところで、左手の人差し指の爪が消えたという感覚が分かりますか。
これが 人間の盲点と 呼ばれている部分です。
人間の目は 角度で言うと 自分の真正面を 0度として 17、8度くらいです。
そこから 外側に 17、8度くらいの角度の部分は 実は 見えていません。
ところが 日常生活においては 左目の盲点は 右目で見ていて 右目の盲点は 左目で見ています。
あたかも 目の前の景色が全部見えているようには感じますが、
片目ずつだと それぞれ見えない点が少しだけあります。
これを 盲点と言います。
これが 学科教本にも載っていますが、
教習生のみなさんがお持ちの教科書には あまり詳しくは書いていません。
われわれが使っている 教師用の学科教本には いろいろと詳しい解説が載っています。
そこで 人間の視野についてという話をする 第2段階の教習項目6番の 人間の能力と運転という項目があります。
そのページの解説部分に 実は載っています。
みなさん知っていましたか?
人間の目は 自分の目の前の視界も 一部見えていない部分があります。
運転中にどんな影響があるかと言われたら 特に何もありません。
先ほども申し上げた通り 左目の盲点は右目でカバーします。
右目の盲点は左目でカバーします。
目の前の景色は全て見えるように 人間の目はなっています。
運転中にその盲点から車が現れて とか歩行者が来てということは まずないかなと思うんですが
雑学の範囲と言えるかなと思うんですけどね。
リスナーからのコメント
紹介させていただきました。
みなさん分かりましたか?
人差し指の爪が消えたという感覚伝わりますかね?
これ実は私ね この仕事する前から知ってはいたんですよ。
これね あの昔 今もやってないと思うんですけどね
あの昔やっていたね 伊藤家の食卓という番組でね 実は紹介されていたんですね。
その当時私小学生か中学生だったと思うんですけどね テレビ番組見てて
あのこうやってやると見えなくなる部分があるんですよっていうのをね その番組で紹介していて
本当だすごいってね 感じたのをね覚えておりますね。
人間の目はね 見えない部分があります。
これを盲点と言います。
その言葉の意味が転じてですね 冒頭で申し上げたような
自分が思ってもいなかったようなことをね 他の人から言われた時に
それは盲点だなと言ったね そういった表現がね 使われるようになったんですね。
ということでね 本日の雑学というのは
人間の目は見えない部分が存在するという 盲点についてのお話でした。
あんまりね車の運転とか道路交通法に関係ない話題かもしれませんけどね
参考になったかと言われたら分かんないですけどね
ためになったという方もね おられるかなと思います。
ということで本日の話題に関しては以上でございます。
ここからですね コメント返しを本日おそらく1件かなと思います。
お返事をさせていただこうと思います。
本日ねこちらの音声配信には新たなコメントというのは
おそらくないかなと思うんですが
昨日土曜日夜10時ということで YouTubeのライブ配信をいたしました。
そちらにね音声配信でもおなじみの
南区平和の車大好きYSさんよりコメントをいただきましたので
紹介させていただきます。
少し長文ですが全文紹介させてください。
日高さんおはようございます。
今回は大型車ですね。
私はトラックを経てバス運転士になりました。
私が一番感じるのは普通車とはまた違う四角の大きさです。
運転して一番緊張するときは市街地の交差点の左折です。
歩行者、自転車、二輪車の巻き込みに非常に気を遣います。
横断歩道の直前で車体が斜めになった時点で
左方向はほとんど見えません。
サイドアンダーミラー、ペリスコミラーで少し見えるだけです。
ですから歩行者の時は大型車には極力近づかないようにしています。
また自家用車で高速道路を走る時も
大型車から極力離れるようにしています。
というコメントです。
おやじさんありがとうございます。
もうおやじさんといえばYouTubeでも
バス運転手の経験
こちらの音声配信でもたびたびコメント返しで
名前を紹介させていただいておりますが
今バスの運転手として働いていらっしゃるというのは
もううちのチャンネルの常連さんであれば
有名じゃないかなと思います。
そんなおやじさんも昔はトラック運転手だったということなんですよね。
今バスの運転手をされているということなんですけど
ある意味トラックドライバーを経てバスの運転手ですから
プロのドライバーと言えると思うんですけど
そんなおやじさんでさえも
交差点の左折をするときは緊張するとのことです。
これ大きなバスを運転したことある人であれば
分かると思うんですけど
やっぱり交差点曲がる時って非常に気を使うんですよね。
左折をしている途中で
左後方から自転車歩行者でもやってこようもんなら
もうバスの車体の四角に隠れて見えないという可能性も
十分考えられますんでね。
非常に緊張するシーンというのはね
私もよくよく分かります。
私もね、大型のバスとかトラックを運転することはないんですけどね
マイクロバス、中型免許で運転できる29人乗りのマイクロバス
というのはね、繁忙期は時々運転することがあります。
やっぱり車体の大きな車ですのでね
四角に歩行者、自転車、バイクなどなどいないかなというのはね
非常に気を使って運転しております。
サイドミラーで少し見えるだけというのがね
非常に難しいところだなと思うんですけどね。
いざハンドルを切り始めるとね
やっぱり車体の角度が変わる分
その見える部分というのが大きく変わってきますんでね
歩行者や自転車を見落とさないように気をつけようというのはね
非常に神経を使う部分ですよね。
この親父さんのコメントでね
私、そうなんだっていうのは初めて知ったなっていうのが
サイドアンダーミラーの別名なんですかね、これ
格好書きをしてくださっているんですけど
ペリスコミラーと書いてあります。
私、この言葉初耳ですね。
そんな呼び名があるんですね。知らなかったな。
またね、最後の一文
歩行者の時には大型車には極力近づかないようにしているという文章と
あとね、自家用車で高速道路を走る時も
大型車から極力離れるようにしているというのもね
これもあの素晴らしいなと思います。
防衛運転の一つとも言えるかもしれないですね。
大型車を運転しているとやっぱりね
どれだけ気を使って運転していてもですね
あの四角に車が入ってしまうと見落とされるという可能性もありますんでね。
自分の車を見落とされても事故に巻き込まれないようにしようと思ったらね
やっぱり極力近づかないというのが鉄則ではないかなと思います。
ということで、親父さんコメントありがとうございました。
安全運転の重要性
はい、ということで本日のね公開部分に関しては以上にしようと思うんですが
本日もですね公開収録という形で今ライブ配信をしております。
この公開部分の収録が終わった後はですね
リアルタイムでお集まりいただいた方がもしいらっしゃいましたらね
コメントのやりとりというところをねさせていただこうかなと思っております。
このアフタートークがいつまで続くかというのはね
皆さんからのコメント次第となっております。
もしねこのアフタートーク気になるなという方は
このナンバー652か本日はね
そちらのコメント欄チェックしていただければね
アフタートークのリンクを貼り付けておりますので
気になるという方はチェックをしてみてください。
はい、ということで本日は以上で終了といたします。
最後までお聞きいただきましてありがとうございました。
ここまでのお相手は、いわみTV ひだかでした。
