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2025-03-03 23:25

籠城作戦が成功するのは、援軍が期待できるときだけ(本の感想)


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サマリー

このエピソードでは、古谷翔人の著書『会社はあなたを育ててくれない』を通じて、若者のキャリアデザインや労働環境に関する問題が考察されています。特に、経済成長の期待がない中での我慢や努力の重要性が語られており、これが現代の日本における労働者の状況を反映しています。また、籠城作戦を成功させるためには援軍が期待できる状況が必要であるという考えが提示されています。このエピソードでは、現代の経済状況における個人の選択肢についての考察も行われています。

本の紹介と背景
こんにちは、いわみです。
3月3日の月曜日、いかがお過ごしでしょうか。
ついに3月がスタートしましたが、今日はひな祭りですね。
その代わりと言ってはなんですけど、外で子どもたちが騒いで遊んでいるので、その声が入るかもしれませんが、気にしないでやっていきましょう。
今日の話は、とある本を読んで、ちょっと面白い言い回しというか、一つのポイントを見つけたので、それをちょっとだけ広げて短く終わりにしようと思います。
まずね、何の本かの前に、何のセリフかということを言ってしまうと、そのまま読み上げてしまうと、
これだけ言っても何のことかわかりませんけど、僕ね、この言葉はすごいね、今の日本に当てはまるなということをね、思ったので、いろんなものに当てはめながら考えてみたいんですけど、
まずね、何の本かというと、これ多分キャリアの本なんですけど、
会社はあなたを育ててくれないっていうね、本を読んだんですよ。
書いたのは古谷翔人さんっていうね、変わってますね、星の北斗の県の都に、翔人さんっていう方で、
大和書房から去年の12月に出た本で、僕これ図書館で借りたんですけど、何で予約してこれを借りたのかっていうね、そのきっかけをね、もう全然思い出せないというか、
何かポッドキャストとかボイシーとかで誰か本を紹介していて、ちょっと面白そうだなと思ったらすぐにメモっておく癖があるんですね。
で、図書館であればとりあえず予約してみるっていうことをやってるんですが、買えよって話ですけど、それ全部やってるとね、
お金もかかるし、家も本であふれてしまうっていう、最近ね、本当僕ね、Kindleであんまり読書しなくなったんで、
若者のキャリアの課題
なんか紙の本の良さを最近再発見してしまって、買うんだったら紙で書いたいなってね、今。
2年前と全く逆のことをね、言い始めてますが、それは今置いておくとして、
そんな本を読んでてですね、この本に書いてあったんですよ。
まずじゃあちょっとこの本の概要をね、簡単に1分ぐらいで、1分じゃ無理だな、3分ぐらいで説明してみようと思って、
そんなときにね、すごい便利なサイトがあるんですけど、これね、フライヤーっていうね、ボイシーとかよく聞いてる方だったらご存知かもしれませんけど、
この本の要約サイトってね、あるんですよね。
このフライヤーに、この本、会社はあなたを育ててくれないっていう本の要約が書いてあったんで、
これこのまま読み上げたほうが多分あれですよね。
概要は伝わると思うんで、簡単に紹介してみると、本の要点、これ3つあって、
1つ目はゆるい職場によって時間と、時間の余白と心の余白の食い違いが生まれた。
会社は若手を十分に育ててくれないのが現状だっていうね、これが要点1なんですけど、
これね、結構面白い指摘だなと僕思いまして、どういうことかというと、
今ね、その労働環境とか労働問題とかで、あんまりその過酷な労働のね、労働時間でも指導とかでも、
すごい今の若い人たちって、腫れ者を扱うようにね、扱われる、腫れ者のように扱われるっていうね、
ことが増えてるらしいんですよ。
それでそれをね、受け取っている若い人からすると、みんながみんなじゃないけど、それが物足んないっていうのもあるし、
なんかこれね、自分の成長のね、阻害されているような危機感を感じている若手の人が結構増えてますよっていう話なんですね。
これはなんとなく想像できますよね。
例えば今僕が新卒の23歳ぐらいの若者だったとして、就職をね、どっかの企業に就職したとして、
毎日ね、定時に終わって、特に重要な業務を任されず、楽なのはいいんだけど、
これ何にもね、やってる感じがしないなっていうね、と思った時に、
自分の将来をね、キャリアプランみたいなのを考えている人にとってみたら、これはやばいぞって思う人は多分いますよね。
まあ人によってはね、その空いた時間を使って自分の趣味とか、早めに復旧とかね、始めちゃう人もいるかもしれないけど、
そこでその成果、最低限の収入をね、キープして、あとは自分のやりたいことをやるっていうのもいいけど、
1日で8時間とかをやる仕事の時間で全く自分が成長できてないなって思ったら、やっぱりちょっとキャリアとか考えちゃう人はいますよね。
まあそういうのがテーマになっている本なんですけど。
これはつまり、楽でゆるふわなホワイト企業で楽でいいんだけど、
でも何者かにこの環境じゃなれないよなっていうその葛藤をね、
その2つの何者かとありのままの間で葛藤するっていう、
要点3は、キャリアデザインにおける最大の課題は、どこでどうやって最低必要量に達するべく努力を投資するかである。
その際、寄り道と力を合わせる。
キャリアデザインにおける最大の課題は、どこでどうやって最低必要量に達するべく努力を投資するかである。
その際、寄り道と近道を活用したスモールステップやキャリアキャンペーンが鍵となる。
この要約あんまりよくわかんないですね。
読んでいる僕はわかりますけど、これ読んだだけじゃあんまりこれいい要約じゃないなって思っちゃいましたけど。
つまりこれは何のことかっていうのを僕なりに説明してみると、何者かになりたいんだったらある程度の時間を投入しないといけないっていうことで、
今の若い人が企業とか職場でそれを必要最低量の時間を投入するには、昔より時間がかかるようになってるっていう話なんですね。
例えば、昔の人は1日10時間くらい働いて、それがっつり仕事して、結構ヘロヘロになってきつかったかもしれないけど、毎日10時間で1年やれば何千時間とかね。
だからよく1万時間の壁とか言いますけど、1万時間をこなすのに今までだったら10年でできていたものが、最近では企業がゆるふわになったおかげで、
1万時間の壁を越えるのに12年とか15年とかかかっちゃうってなると、今の人たちはそんだけハンデを抱えてるっていう見方もできますよね。
今までのブラック的な働き方は、それはもちろん良くない面もたくさんあるんだけど、その一方で時間の投入量は必然的に増やさざるを得ないから、
何かの技術を獲得しようとか、1万時間とかで一つのキャリアを確立させようとするときには、結果的にはそっちの方が近道になる場合が多かったっていう。
我慢と経済成長の関係
それでこの本の最初の方に僕は冒頭で言ったセンテンスが出てきたんですよ。
もう一回言いますね。
牢状作戦が成功するのは援軍が来ると期待できる場合だけだ。
これは比喩ですよね。牢状作戦というのは、戦争の城攻めの時に城を守る兵がいて、それを牢状作戦って言うんですけど、
今僕ね、アニメでキングダムを定期的に見てるんで、まさに城を攻めたりとか、城を守ったりするシーンがたくさんあるんですけど、牢状作戦って基本的に城は守るためにできてるもんだから、牢状作戦って守りは強いわけですよね。
でも城から一歩も出られないわけだから、防戦一方になるわけですね。
その時に城で守っている兵士たちの士気っていうのは、気持ちの志みたいな強さっていうのは何に影響されるかっていう話なんですね。
援軍が来るっていうふうに期待ができると、中の兵士の士気は保てるっていうことですね。
反対に援軍が全く期待できない状態で牢状作戦をすると、中の兵士の士気はどうなるのかっていうと、それはもう完全に心が折れてしまうっていう、もしくはちょっとおかしくなってしまうっていうことなんですよね。
ここで言っている牢状っていうのは何のことかっていうと、キャリア論っていうところの我慢みたいなところですよね。
石の上にも三年とかことわざがありますけど、昔の働き方だと我慢していればそれなりにいいことがあったっていうね。
それで大事なのは我慢していればいいことがあるっていうのが分かっているとですね、頑張れるんですよ人っていうのは。
援軍が来るっていうね、キャリアに例えると何になるかっていうと、それはね経済成長だと思うんですよ。
ここまでは別に本に書いてなかったんですけど、牢状作戦が成功するのは援軍が来ると期待できる場合だけ。
これを働き方とかライフスタイルとかキャリアに当てはめてみると、嫌な仕事を我慢するのに耐えられるのは経済が成長している時代だけっていう。
そんだけ言うとね、まあそうだよねと思うかもしれないけど、僕が何でこの言葉にピンときたのかっていうと、まさにこれは何て言うんだろう。
今日本が停滞している中で多くの人がね、味わっている感覚を端的に表しているんじゃないかって思ったからなんです。
働いたりキャリアを蓄積させていくのに我慢していくっていうね、その戦略があると思うんですよ。
我慢っていうのは多少嫌なことがあっても会社を辞めないとか、もうちょっとね続けてみる、そういう選択ってね、誰しもあると思うんですけど、
その時に心を保てる、心が折れないように意識を保てるのはどんな時かっていうと、これ我慢していれば多分報われるよねって思っていると頑張れるじゃないですか。
狭い範囲で言うと、3年ぐらい頑張ってたら会社の中で昇進できるとか、別のポジションに行けるとか、そういうのはありますよね。
受験勉強だったら1年頑張れば行きたい学校に合格できて、次のキャリアに進めるっていうね、そういうのは見えているときは頑張れるけど、見えてないと頑張れない。
今は目先の会社の中とか学校のことで言いましたけど、これもっと広いスパンで考えるときの方が深刻だなと思って、そのもっと長いスパンっていうのが国の経済の成長っていうことだと思うんですよ。
別に言うまでもなく、日本っていうのはこの先成長しないわけで、むしろ衰退していくわけじゃないですか。
分かっているのは人口が減っていくっていうのと、若い人がね、労働人口が減っていくっていうのは、これはもう100%見えてるわけで、順当にいくと経済もシュリンクっていうか縮んでいくわけですが、
そういうときにね、働いている人はね、我慢すればこの先良くなるって思えるかっていうともちろん思えないわけで、
それでね、今までわりと当たり前のことを何分か10分ぐらい喋ってしまいましたけど、これを聞いた人も、もしここまで聞いてくれたら、としたら、わりと今僕が言ったことって当たり前だと思うんですよね。
別にそんなことわざというか、牢状作戦とかそういう例えを持ち出さなくても、頑張れば報われると思っているから頑張れるけど、そうじゃなかったら頑張れないよねっていうのは普通じゃないですか。
それは別にそこにいる人が不真面目とか頑張っていないわけじゃなくて、普通の正常な判断ですよね。報われるところで頑張りたいって思うのは当たり前だと思うんですけど、
その時にあれって思うことが僕にはあって、今の特に会社で働いている人の多くの人はですね、この我慢を結構しているように僕には見えるんですよ。
つまりこの先反映するってことは基本的にはないと思っているけど、でもそこでね、踏みとどまっているっていう。牢状作戦の例えで言うと、待っていても援軍は来ないのに、でもずっとそこに戦ってなきゃいけないっていう、そういう状態ですよね。
一応その城はね、強固で壁も高いし、まだ兵力もいっぱいいるからすぐにやられることはないんだけど、でも外から攻めてくる敵はだんだん増えてきたりとか、しかも向こうはね、好きに動けるわけだから、好きに攻められてしまうわけだけど、
籠城作戦の条件
こちらはそれを守ることしかできないっていうね、結構きつい状態だと思うんですよ。それで企業とかでね、もうその仕事しかしないっていうふうにしている人は、僕にはですけど、僕にとってはこの報われない牢状作戦を続けている人に見えてしまうんですよ。
これを聞いている人の中でもしかしたら、企業にずっと勤めてて、このまま定年まで働くって決めてる人もね、決めてなくてもそうするしか方法がないっていう人も、もしいたらですね、結構不快な思いをしているかもしれませんが、でもその時にね、じゃあどうしたらいいんだよって思うじゃないですか。
僕はね、それを割と思ってたんですけど、その会社員をしている時にね。
これはね、ちょっと残酷なようですけど、答えは一つしかないと思っていて、それはね、城を出るしかないんですよね。
高い壁に守られて、一応安全な場所にいることはできるけど、そこにいるとどんどんすり減っていくってことは目に見えてるんで、ちょっと危険を犯してでも外に出ていくしかないっていうね。
これね、先進国とか発展途上国で元気があるかないかっていうのは、これに影響してると思うんですけど、これっていうのは経済発展ですね。
経済発展の見込みと言えばいいのか、発展途上国っていうのは先進国に比べると、今のところは貧しいけど、でもこのまま頑張れば俺たちはもっと豊かになれるって思うと、みんな一生懸命働くし。
なんとなく明るくなるじゃないですか。
多分日本はね、1970年代とか80年代、頭ぐらいは多分そういう国だったと思うんですよ。
僕はね、その時に生まれてるんで、ほぼその記憶はないんですけど、でもなんとなくね、うちの親世代を見ると、その時の名残みたいなのはね、肌で感じることはできた世代なんですよ。
たぶんギリギリですよね、僕の世代が。
でも今の20代とか、もしかしたら30前半ぐらいの人たちは、生まれた時からその下り坂というか、それは国の話ですけど、
国の経済状態が下り坂の中で生まれ育つと、普通にレールに乗ってやっていても、基本的に最高でも現状維持しかできないよなっていう状況で育つと、やっぱりね、なんか元気がなくなるというか、
少なくとも昔みたいに、本当に人を蹴落としてでも自分が成り上がってやろうっていうね、気概のある人は、やっぱり全体的には減ってくるのが自然だと思うんですね。
老上していてもすり減ることが分かっている場合に対処法として、僕はその城から打って出るしかないって言ったけど、一応ね、たぶん現実的に考えるともう一個ね、方法はあると思うんですよ。
それが何かというと、そのまま踏みとどまり続けるっていうね。
企業とかで言うとね、戦略的撤退とか言いますけど、勝ち目がないと分かったら、とっとと店じまいして別の方に行くっていうね。
企業はそれができるというか、企業も大変でしょうけど。
でもなんかね、個人というか、社会人でそれをやっている、特に日本人ってあんまりね、僕のバイアスは結構入ってますけど、僕がそれをしたっていうね、たぶん自負があるからだと思うんですが。
あともう一個ね、僕は今その完全にその縮小していくというか、衰退しきっているぐらいの田舎に住んでいるっていうのもね、結構このポイントが響いたところだと思うんですが、やっぱりこの錆びれた都市というか町っていうのは住んでいる人たちがね、やっぱり若干元気がないんですよね。
子どもたちはね、別に変わらず元気だけど、大人のね、僕くらいの世代の人たちは割と元気がなく見えるんですよ。
これはね、土地柄とか、僕はそういう人たちはあんまり深い付き合いがないからっていうのもあるかもしれないけど、やっぱり基本的にはすごい保守的だし、守りの姿勢の人が多いんですよね。
多分それは今までのその記憶みたいのが残っていて、結構それをなぞっているだけなことも割とあるような気がしていて、かつては無理にやり方を変えないっていうことが一番正解だった時期がね、あるわけですよ。
それは本当にね、今から50年くらい前の話だったと思うんですけど、その時の成功体験みたいなのが大きすぎて、多分もうそれがね、文化みたいな感じで多分日本に染み付いちゃったんでしょうね。
年功上列でひたすら我慢して頑張っていれば、豊かになって、いろんなものが変えて、家族がモテてっていう時期がね、あまりにもそのインパクトが大きすぎて、これが世界の普遍的な正解なんだって思っちゃった人がね、思っちゃった人っていうか、多分国全体外に育ってね、勘違いしちゃったわけですよね。
でも今は全くね、それは動かないことっていうのは、完全に最善どころか最悪の手段になるっていうのはちょっと考えればわかると思うんだけど、
個人の選択肢
でも僕の目からすると、状況に目を向けてない人が本当に多いなっていう気がしていて、これ喋りながら僕の着地点を見つけてるんですけど、あんまりその前向きな着地点が見当たらなくて、これなぜ見当たらないのかっていうと、
これを聞いてる人の中で、やっぱりね、会社員の人はどのぐらいいるのかわかんないけど、なんか僕の中で動けない会社員の人たちを想像してしまって、そういう人たちってね、僕がどんなに言っても、響かないどころか傷をぐりぐりやってるような気すらしてくるので、あんまりその解決策が思い浮かばないんですけど、
なのでちょっと頭を切り替えて、これを聞いてる人たちの中でも割ともう打って出てる人に向かって話してみると、やっぱり組織の中でうまくやっていく能力をつけるよりも、個人として動ける知識とかスキルを身につけていくのがやっぱりどう考えても重要だなと思うんですよ。
でもこの動くのはやっぱり早ければ早い方が良くて、僕は本当にね、もっと早く動いとけば良かったなっていつも思うんですが、でもね、それでも40歳過ぎてからですけど動くことができたので、本当に良かったなと思っているわけですが、やっぱりあれですね、前向きな解決策というかアドバイスが僕には思いつかないんで、
次の回までに考えておきたいと思います。
はい、今日はこれで終わりにします。ごきげんよう。また。
23:25

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