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2022-03-20 41:37

「サクラサク」はシャノン先生ブチギレ符号化。脳はスマホに繋ぐべき【情報理論4】#12

情報理論の最終回。「サクラサク、はシャノン先生がブチギレる符号化」「モールス信号は送る人の手間を考えていてエラい(和文モールスは偉くない)」「符号化を極めると、脳をスマホに繋ぐことになる」など、コミュニケーションすべてを包括した理論を見ていくよ。


【目次】

「サクラサク」は非効率だし、友だちは減る。

コミュニケーションの第一歩は「符号化」。ポムポムプリンは噛む。

モールス信号に関するうんちくクリシェクイズ。3文字言えれば大丈夫。

モールス信号は手間を考慮して設定されてるのでエラい。あと車のナンバーの「へ」

「サクラサク」はシャノンブチギレ符号化。情報源符号化定理とは?

情報源符号化定理は「沈黙!それが正しい答えなんだ!」も扱える

信じがたい仮説「友だちと親しくなったら、スマホの通信量は減るべき」

符号化を極めるとスマホを脳に繋ぐことになる

シャノンの修士論文のお陰でコンピュータが生まれた。すごすぎ。


【参考文献のリンク】

○『通信の数学的理論』

https://amzn.to/3taByzE

→今回のメイン種本。丸ごとシャノンの論文なので難易度は高いが、語り口は意外に堅苦しくない(1940年代の工学論文はそういうトレンドだったらしい)


○『情報理論』

https://amzn.to/3tiWcxI

→研究者によるシャノンの論文の解説。今回の参考文献の中では語り口がいちばん面白いのでオススメ。


○『シャノンの情報理論入門』

https://amzn.to/3tay4Np

→雰囲気だけ分かりたい時におなじみのブルーバックス。とはいえ、ブルーバックスの割にはそこそこ数式も出てきてそれなりに理解できる。


○『情報はなぜビットなのか』

https://amzn.to/3piB5tS

→情報理論の本だと思って読んだらそうでもなかった。「コンピュータって何ができるの?」っていうよもやま本。情報理論の話もちょっとだけある。いちばん平易。


○『教養悪口本』

https://amzn.to/3pkKS2B

→堀元の著書。シャノンの情報理論も悪口として活用しています。買ってね(ダイレクトマーケティング)


○『暗号解読』

https://amzn.to/36qDOLn

→サイモン・シンの面白すぎる本。モールス信号と符号化の本質話とかも出てくる。コンピュータ科学の最強ビッグネーム「アラン・チューリング」が活躍して嬉しいよ。


○『煙滅』

https://amzn.to/3JpeunK

→eを使わずに書かれた小説。我々はもちろんエアプ。


○『残像に口紅を』

https://amzn.to/3JGo4CV

→文字がだんだん使えなくなっていく小説。出落ちかと思いきや、小説としてハチャメチャに面白い。筒井康隆オタクもうなる完成度。


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【堀元見プロフィール】

慶應義塾大学理工学部卒。専門は情報工学。WEBにコンテンツを作り散らかすことで生計を立てている。現在の主な収入源は「アカデミックに人の悪口を書くnote有料マガジン」。

Twitter→https://twitter.com/kenhori2

noteマガジン→https://note.com/kenhori2/m/m125fc4524aca

個人YouTube→https://www.youtube.com/channel/UCYJ335HO_qLZDr7TywpI0Gg


【水野太貴プロフィール】

名古屋大学文学部卒。専門は言語学。

某大手出版社で編集者として勤務。言語学の知識が本業に活きてるかと思いきや、そうでもない。

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