WEBVTT

00:00:07.570 --> 00:00:15.190
<v Speaker 2>こんばんは、石井洋です。 モデラー、美咲です。 海人です。大人の放課後ラジオ、この番組のYouTube、ポッドキャスト、ほか各プラットフォームでお届けしています。

00:00:15.590 --> 00:00:27.390
<v Speaker 1>チャンネル登録、番組のフォローよろしくお願いします。 さあ、ということで今日は352回ですが、そうですね、これどうでしょうね、世代的にちょっと上の人になるとは思うんですが、

00:00:27.930 --> 00:00:47.210
<v Speaker 1>我が青春の門川映画ベスト9ということで、門川映画というね、10年間、70代の半ばから80代の半ばにかけてかな、黄金時代を作った、その頃本当に日本の映画のトップの中のトップだった、あの門川映画を振り返ってみたいと思います。

00:00:47.870 --> 00:01:02.830
<v Speaker 2>門川っていうと、僕はですけど、とにかく今アルファベットの大文字で門川とか、アニメとかそっちのイメージがあるんですけど、やっぱりこの門川映画っていうのが伊賀さんの中ではまずやっぱり最初、まあ書店もあるけど。

00:01:03.290 --> 00:01:27.290
いや、あの、もちろん当然門川書店の本の方が先なんだけど、でもやっぱりこの時代の門川映画っていうのはなんか独特の輝きがあったんだよね。なぜかっていうとね、この門川映画が始まる1975年って最低の時代だったの。もう日本の映画の人たちはもうみんな自信なくして、何の企画をしたらいいか、当たる映画ってどうやって作ったらいいかっていうのが全くわかんなくなってたんだよね。

00:01:27.950 --> 00:01:43.870
<v Speaker 1>ちなみに1958年に11億3億人。これ日本人がさ、この頃実は1億人いないんだよ。1億人を超えたのは61年とか2年だから。人口9000万の時に1人12回ずつ見に行ってたね、映画。

00:01:44.930 --> 00:01:47.550
<v Speaker 2>いや、それもすごいですよね、映画文化自体が。

00:01:47.550 --> 00:01:57.670
<v Speaker 1>なので、11億人を超える観客がいたのが、それから15年、17年か75年には6分の1以下の1億7500万人になるの。

00:01:57.970 --> 00:01:58.550
<v Speaker 2>それでも。

00:01:58.550 --> 00:02:09.170
<v Speaker 1>で、この時には人口1億1000万ぐらいです。だから年に1回見に行って、2回目は行かないっていうぐらいのレベルになっちゃったんだよね、12回行ってた人が。

00:02:09.750 --> 00:02:20.310
<v Speaker 1>で、この年に洋画が日本映画の興行を抜いて、もうこれ以降ずっとしばらく洋画が上位になって日本映画が低迷するっていう時代が来るのよ。

00:02:20.970 --> 00:02:35.910
<v Speaker 1>そういう最低の75年に、門川書店の創業社長、門川玄吉っていう、門川春樹さんのお父さんが亡くなって、2代目社長として門川春樹氏就任するというね。

00:02:36.990 --> 00:02:38.750
<v Speaker 2>34歳ってめっちゃ若いですね。

00:02:40.110 --> 00:02:48.950
<v Speaker 1>でも春樹さん自身は大学卒業して、他の会社に2,3年勤めた後門川に入って、結構でかいヒット企画を作ってるんだよね。

00:02:49.130 --> 00:02:49.390
<v Speaker 2>なるほど。

00:02:49.810 --> 00:02:55.390
<v Speaker 1>カラー版世界の刺繍っていうのを出して、それはね、180万部いっぱい。

00:02:56.530 --> 00:02:58.710
<v Speaker 2>いきなり今からすると桁違いだよね。

00:02:58.710 --> 00:03:10.790
<v Speaker 1>だからカラーの口絵のとこに詩の一部が入っていて、ポエムっぽく見せて、こういうのが世界では出てますよ、オシャレですよねって言って、女の子に売ったんだよね。

00:03:11.510 --> 00:03:14.270
なるほど。今までないものを売ったって感じ?

00:03:14.450 --> 00:03:18.990
<v Speaker 1>そうだね。やっぱり海外の詩ってその頃文学扱いなので厳しかったじゃん。

00:03:18.990 --> 00:03:24.650
そこに綺麗な口絵と気持ちのいい写真とかイラストとかを合わせて、詩を読ませる。

00:03:24.930 --> 00:03:33.430
<v Speaker 1>詩自体は出来はもう素晴らしくいいから、ハイネとか海外に有名な詩人にアンソロジーとして集めてるので。

00:03:33.570 --> 00:03:38.650
<v Speaker 2>でも当時も僕調べたら社内では最初すごい反対を受けたみたいに聞きましたよね。

00:03:38.990 --> 00:03:44.170
<v Speaker 1>結局さ、今までなかったものを作ろうとしたらみんな反対するんだよね。そんなの売れないよって言えば、勝てるわけだから。

00:03:44.170 --> 00:03:49.290
<v Speaker 2>でもある意味カドハかハルキデビューの時からそういう感じだったってことですね。

00:03:49.450 --> 00:03:56.690
<v Speaker 1>そうだね。だから最初からみんなの見えていないところを突いて一発デカく稼ぐっていう手腕はあったみたいね。

00:03:56.810 --> 00:04:02.490
<v Speaker 1>他にもラブストーリー、ある愛の歌っていう映画は見た?

00:04:03.130 --> 00:04:03.730
<v Speaker 2>見てない。

00:04:03.870 --> 00:04:05.490
<v Speaker 1>見てないか。いい映画だよ結構。

00:04:06.490 --> 00:04:12.510
<v Speaker 1>コピーは愛とは決して後悔しないことっていうのを松本純みたいな役者が言うわけですよ。

00:04:12.510 --> 00:04:22.890
<v Speaker 1>で、女の子の方が病気で死ぬ話なんだけど、でもそれもアメリカでヒットする前に独占翻訳券みたいなの400ドルで買うわけだからね。

00:04:23.010 --> 00:04:23.390
<v Speaker 2>安っ。

00:04:23.470 --> 00:04:27.990
<v Speaker 1>10万です。10万でその後100万部入れる本の翻訳券を手に入れると。

00:04:28.550 --> 00:04:30.170
<v Speaker 2>なんかスケールデカいな。

00:04:30.430 --> 00:04:40.750
<v Speaker 1>そう、だから結局このカドカハハルキっていうこの人物すごい強悪でさ、カドカハ書店の中でもこの人が2代目ならいけるぞっていうのはあったんだよね。

00:04:41.330 --> 00:04:45.310
<v Speaker 1>ちょっと癖が強いけど、この人だったら家事を任せて大丈夫っていう。

00:04:45.850 --> 00:04:57.850
<v Speaker 1>ということで社長になった75年で自分が社長と就任するのと同時にカドカハハルキ事務所っていう映画を作るための事務所を開設します。個人会社として。

00:04:58.390 --> 00:05:00.490
<v Speaker 1>でもこれはなんかもう会社のマンションの一室。

00:05:00.790 --> 00:05:01.750
<v Speaker 2>そう、小規模っていうか。

00:05:01.750 --> 00:05:14.710
<v Speaker 1>カドカハ書店があの辺にあるじゃん、飯田橋かなんかに。そこのそばのマンションの一室を借りて、仕事が終わったらそこに行って、映画関係者を集めたり、自分の部下を集めたりして、ドンチャン騒ぎでやりながら本でやっていくっていう。

00:05:14.730 --> 00:05:15.750
<v Speaker 2>なんか楽しい感じ。

00:05:15.830 --> 00:05:22.890
<v Speaker 1>めっちゃ楽しいよ。しかもこの会社だってこの頃の売上だって数十億円はあるわけだから、そのお金が使える。

00:05:23.390 --> 00:05:26.870
<v Speaker 2>だからなんかガレージで始めたような雰囲気を持ちながら数十億はあると。

00:05:27.030 --> 00:05:29.070
<v Speaker 2>そこがAppleの創業期と違うと。

00:05:29.210 --> 00:05:29.850
全然違う。

00:05:29.930 --> 00:05:31.050
<v Speaker 2>ガレージと違うと。

00:05:31.050 --> 00:05:35.330
<v Speaker 1>ちなみに、はるきさんのお父さんの源義さんっていうのね。

00:05:35.490 --> 00:05:37.570
<v Speaker 1>源の原理、正義の義なんだけど。

00:05:37.570 --> 00:05:38.610
<v Speaker 2>部署みたいな。

00:05:38.670 --> 00:05:39.790
<v Speaker 1>そう、部署みたいな名前だよね。

00:05:40.750 --> 00:05:49.910
<v Speaker 1>この人が45年に始めたカドカハ書店なんだけど、30年やるんだけどさ、結局モデルは言わない書店なんだよね。

00:05:50.870 --> 00:05:58.230
<v Speaker 1>日本の歴史書とか、国文学の本とか、俳句の本とか、国語の教科書とか作って地味な出版社だったの。

00:05:58.230 --> 00:05:59.610
<v Speaker 2>なんかイメージとは思っちゃう。

00:05:59.610 --> 00:06:02.410
<v Speaker 2>全然無情、大興味だよ。カドカハって感じじゃないよ。

00:06:02.430 --> 00:06:03.530
<v Speaker 2>華やかな感じはない。

00:06:03.530 --> 00:06:07.870
なので、モデルが岩波書店だから、この頃さ、3社しかなかったのよ、文庫って。

00:06:08.330 --> 00:06:10.570
<v Speaker 1>岩波、新庁、カドカハで。

00:06:10.690 --> 00:06:14.690
<v Speaker 1>カドカハは岩波書店の真似をして、そういう本を出していたんだけど、

00:06:14.870 --> 00:06:23.330
<v Speaker 1>岩波と新庁に有名作家とか、名前のある人とか、腕のいい文学者がみんな集まっていたので、カドカハのところにはいい本が入らなかったわけ。

00:06:23.430 --> 00:06:26.130
<v Speaker 2>ちょっと基本的な疑問なんですけど、文春は違うんですかね。

00:06:26.130 --> 00:06:28.070
<v Speaker 1>文春はこの頃、文庫を持っていないの。

00:06:28.310 --> 00:06:29.610
<v Speaker 2>めちゃくちゃ意外なんですけど。

00:06:29.690 --> 00:06:37.270
<v Speaker 1>いや、だからこれね、実は初期はなくて、文庫戦争って70年代の半ばぐらいから来るんだよね。

00:06:38.030 --> 00:06:44.530
<v Speaker 1>71年に高団社が来て、最後に76年ぐらいに衆営社が来て、

00:06:45.150 --> 00:06:49.170
ここの間に文春、中高とかが入ってくるの。

00:06:49.350 --> 00:06:54.610
<v Speaker 1>だから70年代のこの頃に関しては、3社です。文庫3社体制だったんだよね。

00:06:55.330 --> 00:06:58.350
文春と新庁は最初からあるみたいなイメージ。

00:06:58.390 --> 00:07:02.750
<v Speaker 1>そんなイメージでしょ。でも本当にこの頃は新庁、岩波、カドカハだけしかなかったのよ。

00:07:03.510 --> 00:07:09.310
<v Speaker 1>で、いい作家が集まんないんで、逆に売れ筋のエンタメに特化したんだよね、カドカハは。

00:07:10.550 --> 00:07:17.850
<v Speaker 1>で、まあ言ってみればさ、ここでミステリーとSFなんかを大量に入れるようになったわけ。

00:07:18.490 --> 00:07:23.570
<v Speaker 1>そしてまあ76年に最初のヒットが全てだったって言えば全てだよね。

00:07:23.870 --> 00:07:26.770
<v Speaker 1>イヌガミ家の一族を取る監督はイチカワコン。

00:07:27.330 --> 00:07:31.830
<v Speaker 1>で、まあ当然聞いた1は一番良かった、伊勢坂康二と。

00:07:31.990 --> 00:07:33.910
<v Speaker 2>そうですね、若かったっすね、こないだ見たけど。

00:07:33.930 --> 00:07:35.970
<v Speaker 1>いや良かったよな、これ面白かったわ。

00:07:36.230 --> 00:07:38.410
<v Speaker 1>イチカワコンってスタイリッシュな監督だよね。

00:07:39.090 --> 00:07:44.990
で、この1本目のこの原作は当然カドカハ文庫の中に入ってます、ミステリーだから。

00:07:45.550 --> 00:07:48.030
<v Speaker 1>で、横水さんの本も20冊ぐらいあったと。

00:07:48.750 --> 00:07:53.990
<v Speaker 1>で、ここでね横水さんのとこに会いに行って、横水さんこれからもどんどん書いてください。

00:07:54.870 --> 00:07:58.130
<v Speaker 1>で、今300万部だったんです、その時、20冊で。

00:07:58.750 --> 00:08:03.050
<v Speaker 1>で、来年までこれからの1年間で500万部にします、これを。

00:08:03.270 --> 00:08:06.710
<v Speaker 1>だからこれから1年で200万部売りますからもっと書いてくれって言うのよ。

00:08:06.870 --> 00:08:13.570
<v Speaker 1>で、横水さんはそれを聞いて、いやそんなにあんまり無理はしないでね、できるはずないよっていう風にカドカハに答えるんだよね。

00:08:14.030 --> 00:08:16.670
ところが500万部どころか数千万部になってくる。

00:08:17.510 --> 00:08:18.330
<v Speaker 2>数千万?

00:08:18.570 --> 00:08:21.130
<v Speaker 1>そう、本ですよ、そう、文庫本が。

00:08:21.230 --> 00:08:26.090
<v Speaker 1>要はイヌガミ家の一族が当たった、なぜかといえばこれです。

00:08:26.550 --> 00:08:33.690
<v Speaker 1>大量のテレビコマーシャルを流し、書店ではポスターや文庫の広告をたくさんに並べ、

00:08:34.130 --> 00:08:38.150
<v Speaker 1>まあ一番最初のメディアミックスをした、それがこのカドカハ商法っていう。

00:08:38.150 --> 00:08:43.930
<v Speaker 1>でもこれ以降、映画の広告のスタンダードになる形を作るんだよね、カドカハはるきが。

00:08:44.230 --> 00:08:48.450
<v Speaker 2>カドカハ商法ってなんかすごいですね、ちょっと一瞬怪しい感じがしますね、名前だけで。

00:08:48.750 --> 00:08:53.430
<v Speaker 1>でもこの頃さ、本当に評判悪かったんだよ、この映画ジャーナリズムの間では、マスコミとか。

00:08:54.050 --> 00:09:00.610
カドカハは文庫本をティッシュペーパーみたいにばら撒いて売る、あんな汚い手を使う奴らはいない。

00:09:01.010 --> 00:09:02.230
<v Speaker 1>映画の宣伝もそうじゃん。

00:09:02.230 --> 00:09:07.190
特にほら、映画業界の人たちがここに追い込まれたのはテレビのせいだから、

00:09:08.330 --> 00:09:11.830
<v Speaker 1>テレビでコマーシャル流すってことはさ、テレビに儲けさせるってことじゃん。

00:09:12.310 --> 00:09:18.310
<v Speaker 1>なので映画界のお金は1円もテレビには使いたくないっていう、頭がカチカチで行き詰まってたのよね。

00:09:18.510 --> 00:09:21.070
そういう混ぜ方を禁忌だったわけですね。

00:09:21.190 --> 00:09:24.590
<v Speaker 1>そうそう、だからそれを出版社は関係ないからね、映画にもテレビにも。

00:09:24.970 --> 00:09:27.890
<v Speaker 1>第三者として、いや役に立つならテレビでコマーシャル打つよ。

00:09:28.170 --> 00:09:31.230
で、映画が当たればいいし、本も売れるからいいじゃんみたいな感じで、

00:09:31.710 --> 00:09:35.730
<v Speaker 1>全部の常識をぶっ壊してスタートした門川映画の第一作が、

00:09:36.030 --> 00:09:39.530
<v Speaker 1>制作費2億2千万で15億当たるんだよね。

00:09:40.170 --> 00:09:41.630
<v Speaker 1>当然超大儲けです。

00:09:41.970 --> 00:09:42.170
<v Speaker 2>そうですね。

00:09:42.830 --> 00:09:46.910
<v Speaker 1>ちなみに今の僕たちの目からすると15億ぐらいって大したことないじゃん。

00:09:47.190 --> 00:09:54.050
<v Speaker 1>でもこの時、この公開の時、工業公開1週間の世界記録です。

00:09:54.670 --> 00:09:55.430
<v Speaker 2>世界記録?

00:09:55.430 --> 00:09:59.290
<v Speaker 1>そう、世界記録。6千万稼いだのがこの時の世界記録になるんだよね。

00:09:59.550 --> 00:10:00.710
集まった人が多くて。

00:10:01.210 --> 00:10:08.350
<v Speaker 1>そう、なのでこれで日本中の映画の関係の人たちがもうびっくりするんだよね。

00:10:08.990 --> 00:10:15.330
<v Speaker 1>そうか、今ある面白い原作をちゃんと映画にして腕のいい監督が、

00:10:15.490 --> 00:10:20.530
<v Speaker 1>それでちゃんと宣伝をすれば日本映画もまだまだいけるぞっていう感じになるわけ。

00:10:21.930 --> 00:10:27.510
<v Speaker 1>だからまあはっきり言って門川春樹、この超落ち込んだ日本映画の救世主だよ。

00:10:28.030 --> 00:10:31.270
<v Speaker 1>いきなり飛び込んできてさ、プロデュースも何も全部やって、

00:10:31.770 --> 00:10:35.770
<v Speaker 1>で、公開したらいきなり映画の仕上がりもいい上に15億当たる。

00:10:36.090 --> 00:10:37.790
<v Speaker 1>で、工業の世界記録を立てる。

00:10:37.970 --> 00:10:38.730
<v Speaker 1>そんな人いないの?

00:10:39.830 --> 00:10:40.370
<v Speaker 1>すごいよね。

00:10:40.390 --> 00:10:41.650
<v Speaker 2>すごいスケール、1年目から。

00:10:41.950 --> 00:10:42.510
<v Speaker 1>ねえ。

00:10:42.830 --> 00:10:44.990
<v Speaker 1>で、翌年には人間の照明。

00:10:45.530 --> 00:10:47.450
ここは横溝、精子だよね。

00:10:48.030 --> 00:10:50.830
で、ここも森村精子さんもう亡くなっちゃったね。

00:10:50.870 --> 00:10:52.250
<v Speaker 1>森村さんっていい人だったんだよな。

00:10:52.890 --> 00:10:54.070
なぜか知らないけどさ、

00:10:54.630 --> 00:10:57.450
<v Speaker 1>そのショーのパーティーとか来て、森村さんいつもカメラ持ってて、

00:10:57.490 --> 00:10:58.890
<v Speaker 1>いろんな人がパシャパシャ撮るのよ。

00:10:59.450 --> 00:11:02.590
<v Speaker 1>で、後で森村さんからお手紙が来て、

00:11:02.710 --> 00:11:05.290
<v Speaker 1>その中に僕と森村さんが写ってる写真とかが入ってた。

00:11:05.670 --> 00:11:06.970
なんかお茶目な人ですかね。

00:11:06.970 --> 00:11:09.450
<v Speaker 1>そう、お茶目な人。石田くん元気?とか言いながらさ。

00:11:10.650 --> 00:11:11.970
<v Speaker 1>森村さん面白かったよな。

00:11:12.770 --> 00:11:15.650
<v Speaker 1>で、翌年の人間の照明ね、森村さんのこの。

00:11:16.590 --> 00:11:20.610
<v Speaker 1>これはね、何か親子もの、母と子ものっていうのかな。

00:11:20.910 --> 00:11:22.410
<v Speaker 1>そういうミステリーだったんだけど、

00:11:22.890 --> 00:11:27.510
<v Speaker 1>これも翌年4億5千万で作って22億当たり。

00:11:28.570 --> 00:11:29.690
<v Speaker 1>すごい人だな。

00:11:29.690 --> 00:11:32.270
<v Speaker 1>だからこの頃さ、映画は本当にいいよね。

00:11:33.150 --> 00:11:35.630
<v Speaker 1>だからこれ、なかったのかな、人間の照明はさ、

00:11:36.070 --> 00:11:38.790
<v Speaker 1>文庫本この後映画化で300万部売れたって言うんだよ。

00:11:39.590 --> 00:11:40.670
<v Speaker 2>売れてますね。

00:11:41.090 --> 00:11:44.690
<v Speaker 1>300万部ってことは、まあ億単位で儲かったってことです、森村さんが。

00:11:45.530 --> 00:11:48.830
で、門川はその4、5倍儲かってるという。

00:11:49.330 --> 00:11:54.890
<v Speaker 1>ちなみに僕の原作で、文庫本でドラマだった時に一番動いたのは、

00:11:55.590 --> 00:11:58.550
<v Speaker 1>門川書店の三岡っていう小説なんですけど、

00:11:59.170 --> 00:12:02.610
<v Speaker 1>吉坂由里子ちゃんがやったあのドラマで、僕の時には30万部でした。

00:12:02.850 --> 00:12:03.170
<v Speaker 2>すごい。

00:12:03.370 --> 00:12:05.670
<v Speaker 1>だから10万部、10部が違うんだよね。

00:12:06.070 --> 00:12:07.170
<v Speaker 2>計算しちゃいますね、ちょっと。

00:12:07.570 --> 00:12:12.750
<v Speaker 1>だからね、その時でまあ、確か2千4、5百万だったと思うんだけど、

00:12:13.430 --> 00:12:15.610
それを三角図で2千万入ったら嬉しいけどさ、

00:12:16.110 --> 00:12:18.570
<v Speaker 1>でも2億とか3億とか、桁が違うじゃん。

00:12:18.570 --> 00:12:21.350
<v Speaker 1>だからやっぱ森村さんの時代は良い時代だったんだよね。

00:12:21.610 --> 00:12:23.670
<v Speaker 2>すごい世界だわ。

00:12:23.890 --> 00:12:24.670
<v Speaker 2>すごいですね。

00:12:25.210 --> 00:12:27.910
<v Speaker 2>それだけの夢見させてもらいましたけど、

00:12:28.250 --> 00:12:30.210
<v Speaker 2>これだけでもね、結構話つきませんけど。

00:12:31.990 --> 00:12:34.550
<v Speaker 2>続きはね、本編で行きたいと思います。

00:12:34.690 --> 00:12:36.830
<v Speaker 2>お便り、ご質問来てますかね。

00:12:36.890 --> 00:12:38.130
<v Speaker 2>はい、じゃあお便りから行きます。

00:12:38.510 --> 00:12:40.310
<v Speaker 2>30代男性の方からです。

00:12:40.570 --> 00:12:43.050
<v Speaker 2>海外から毎回楽しく拝聴しています。

00:12:43.050 --> 00:12:46.850
<v Speaker 2>日本では9月公開のクレストファー・ノーラン監督最新作

00:12:46.850 --> 00:12:48.990
<v Speaker 2>オデュッセアを一足先に見ました。

00:12:49.310 --> 00:12:51.330
以前衣良さんがオッペンハイマーの回で、

00:12:51.550 --> 00:12:53.610
ノーランは好きな映画が自由に撮れる、

00:12:53.770 --> 00:12:55.490
<v Speaker 2>華麗な監督とおっしゃっていましたが、

00:12:55.610 --> 00:12:57.690
<v Speaker 2>今回もまさにそんな作品だったと思います。

00:12:58.130 --> 00:13:00.250
<v Speaker 2>ただ、年賀のオスカーも撮れたし、

00:13:00.470 --> 00:13:04.230
<v Speaker 2>今回のノーランは改めてエンタメ対策に仕上げてきたなと感じました。

00:13:04.510 --> 00:13:05.950
<v Speaker 2>3時間の長尺ですが、

00:13:06.150 --> 00:13:08.410
<v Speaker 2>客席は老若男女はそれなりに入り、

00:13:08.490 --> 00:13:09.370
<v Speaker 2>みんな楽しんでいました。

00:13:09.630 --> 00:13:11.730
<v Speaker 2>また皆さんのご感想をお聞きしたいです。

00:13:11.730 --> 00:13:13.090
<v Speaker 1>なるほどね。

00:13:13.470 --> 00:13:14.850
<v Speaker 1>どうなんだろうね。

00:13:15.310 --> 00:13:18.010
<v Speaker 1>正直嫌な予感しかしないんだけど。

00:13:18.530 --> 00:13:21.090
これさ、ノーランにとってオデュッセイってさ、

00:13:21.250 --> 00:13:23.410
<v Speaker 1>黒澤明の影武者じゃん。

00:13:23.810 --> 00:13:26.630
<v Speaker 1>影武者ってね、ちょっとアートフィルムっぽくなっちゃって、

00:13:26.830 --> 00:13:28.810
<v Speaker 1>見てて動きのないしんどい映画だったじゃん。

00:13:29.150 --> 00:13:30.050
<v Speaker 1>なんかそんな気がするんだけど。

00:13:30.250 --> 00:13:32.430
<v Speaker 2>そうでなくても、どちらか好きですけど、

00:13:32.510 --> 00:13:34.470
<v Speaker 2>ノーラン自体がアートフィルムだから、

00:13:34.870 --> 00:13:38.850
<v Speaker 2>そこにさらにテーマもちょっとそっちに寄ってる感じがするし、

00:13:39.090 --> 00:13:40.470
<v Speaker 2>日本人には馴染みがない。

00:13:40.470 --> 00:13:42.250
<v Speaker 1>芸術写真はだからね、だいたい。

00:13:42.290 --> 00:13:43.510
<v Speaker 2>3拍子揃っちゃってるから。

00:13:43.730 --> 00:13:44.190
<v Speaker 1>そうね。

00:13:44.430 --> 00:13:46.030
<v Speaker 1>まあちょっとね、面白くて、

00:13:46.150 --> 00:13:48.730
<v Speaker 1>日本でもヒットしたらやっても全然いいけどね。

00:13:48.810 --> 00:13:49.830
ちょっと可能性あり。

00:13:50.090 --> 00:13:51.690
<v Speaker 2>個人的にちょっと見に行きたいなと思います。

00:13:52.330 --> 00:13:52.670
<v Speaker 2>ありがとうございます。

00:13:53.670 --> 00:13:56.530
<v Speaker 2>そしたらご質問もいかせていただきます。

00:13:56.770 --> 00:13:58.610
<v Speaker 2>りりぃさん、41歳の方からです。

00:13:59.130 --> 00:14:02.350
<v Speaker 2>家での映画鑑賞がネット配信メインになったので、

00:14:02.430 --> 00:14:03.450
遠藤くなりましたが、

00:14:03.690 --> 00:14:07.050
<v Speaker 2>皆さんDVDに収録されていたメイキングを見るのは好きですか?

00:14:07.050 --> 00:14:11.550
<v Speaker 2>見ていた当時はメイキングの中に創作の秘密があると思い楽しんでいたんですが、

00:14:11.690 --> 00:14:15.430
<v Speaker 2>表に出している以上、あくまでも提供されているコンテンツなんだと思うようになり、

00:14:15.510 --> 00:14:17.110
<v Speaker 2>関心が薄れていきました。

00:14:17.270 --> 00:14:19.370
<v Speaker 2>オーディション番組なども最近多いですが、

00:14:19.530 --> 00:14:21.130
<v Speaker 2>ある作品の出来上がる過程や、

00:14:21.350 --> 00:14:22.010
<v Speaker 2>アイドルグループや、

00:14:22.110 --> 00:14:27.610
<v Speaker 2>サッカー日本代表などの選抜過程を見せるコンテンツとの距離感についてお話が聞きたいです。

00:14:28.190 --> 00:14:28.830
<v Speaker 1>なるほどね。

00:14:28.930 --> 00:14:30.090
でも僕考えたらさ、

00:14:30.650 --> 00:14:33.550
<v Speaker 1>DVDの特典映像のメイキングって見たことないわ。

00:14:34.610 --> 00:14:36.290
<v Speaker 1>ただその手の物の中で、

00:14:36.630 --> 00:14:38.570
<v Speaker 1>ああ、あれは面白かったなっていうのは、

00:14:38.910 --> 00:14:43.730
<v Speaker 1>宮崎駿さんのプライベートライフを横から覗いているやつだよね。

00:14:43.850 --> 00:14:44.670
<v Speaker 1>ああ、あれ面白いですよね。

00:14:44.670 --> 00:14:45.850
<v Speaker 1>作品がどうこうっていうよりは、

00:14:45.950 --> 00:14:48.530
<v Speaker 1>宮崎さん自身があまりにも変な人だから、

00:14:49.110 --> 00:14:50.810
<v Speaker 1>横から見てて面白いなっていう。

00:14:50.970 --> 00:14:53.230
<v Speaker 2>ラジオとか聞いてましたけど、確かにな。

00:14:53.730 --> 00:14:54.950
<v Speaker 2>私も見ないかもしれない。

00:14:55.010 --> 00:14:57.770
<v Speaker 2>でもちょっと思ったら、厳密に言うとメイキングと違うんですけど、

00:14:58.010 --> 00:15:03.490
<v Speaker 2>DVDで、昔のもうDVDしか出てないような名作を海外の見てた時に、

00:15:03.630 --> 00:15:04.710
<v Speaker 2>金曜ロードショーで、

00:15:05.090 --> 00:15:06.930
<v Speaker 2>ヨドバーさんの金曜ロードショーでしたっけ?

00:15:07.270 --> 00:15:07.550
<v Speaker 1>日曜。

00:15:07.610 --> 00:15:08.070
<v Speaker 2>日曜か。

00:15:08.990 --> 00:15:11.670
<v Speaker 2>その解説が、メイキングのためじゃないんだけど、

00:15:11.770 --> 00:15:13.770
<v Speaker 2>それがメイキング扱いでDVDに入ってて、

00:15:13.850 --> 00:15:15.190
<v Speaker 2>それで見た時は面白かった。

00:15:15.410 --> 00:15:16.970
でもちょっと意味合い違うけど。

00:15:17.250 --> 00:15:20.970
<v Speaker 1>いや、考えたらさ、今のマイケルとかさ、クイーンの映画とかさ、

00:15:21.450 --> 00:15:24.330
<v Speaker 1>あれって、ロックスターができるまでのメイキングだよね。

00:15:24.690 --> 00:15:25.550
<v Speaker 2>ああ、言われてみれば。

00:15:25.770 --> 00:15:29.050
<v Speaker 1>メイキング的な面白さを独立させて作り上げたって感じなんじゃない?

00:15:29.410 --> 00:15:30.890
<v Speaker 1>音楽、電気モノはみんなそうだよ。

00:15:30.910 --> 00:15:32.770
<v Speaker 2>そういうのいっぱいね、ストリックスとかね。

00:15:32.770 --> 00:15:34.230
<v Speaker 1>今はいっぱいあるね。

00:15:34.970 --> 00:15:36.970
<v Speaker 2>昔はそういうわけではなかったのか。

00:15:36.990 --> 00:15:37.470
<v Speaker 1>そうだね。

00:15:37.630 --> 00:15:39.410
<v Speaker 1>スティービーワンダーのやつ誰か作ってくれないかな?

00:15:39.410 --> 00:15:41.490
<v Speaker 2>確かに。ありそうだね。ないかな?

00:15:41.830 --> 00:15:43.090
<v Speaker 1>いや、スティービーワンダーは生きてるからね。

00:15:43.150 --> 00:15:44.530
<v Speaker 1>でも全然いいと思うな。

00:15:44.570 --> 00:15:46.730
<v Speaker 1>スティービーだったらすごく面白い電気モノになると思う。

00:15:47.130 --> 00:15:49.010
<v Speaker 2>エルトン・ジョンのはちょっと個人的にイマイチだったな。

00:15:49.030 --> 00:15:50.030
<v Speaker 1>いや、イマイチだったね。

00:15:50.450 --> 00:15:52.750
<v Speaker 1>僕でもクリーマーも面白くなかったよ。

00:15:53.230 --> 00:15:55.870
<v Speaker 1>ああいうものの中では、そうだな。

00:15:55.990 --> 00:15:59.130
<v Speaker 1>レイと今回のマイケルの出来がややいいんじゃないかな。

00:16:00.210 --> 00:16:01.810
<v Speaker 2>まあ、なかなかちょっと難しいですよね。

00:16:01.810 --> 00:16:03.050
<v Speaker 2>相当良い作りですね。

00:16:03.250 --> 00:16:06.630
<v Speaker 2>良い作りっていうかね、みんな見るべきだと思うし。

00:16:07.130 --> 00:16:11.170
<v Speaker 2>じゃあこれからの広がりとか、そういう面白いものが出てくるのを楽しみですね。

00:16:11.450 --> 00:16:12.270
<v Speaker 2>はい。ありがとうございます。

00:16:12.990 --> 00:16:14.550
<v Speaker 2>さあ、ということでいよいよ本編に入っていきたいと思います。

00:16:14.730 --> 00:16:18.350
<v Speaker 2>その前に、発売9月11日かな?

00:16:18.670 --> 00:16:20.110
<v Speaker 1>もうちょっと前だね。

00:16:20.690 --> 00:16:26.530
<v Speaker 2>衣良さんの最新作、池袋ウエストゲートバーグ22 乙女ロード スカウト狩りということでまたリリースになっています。

00:16:26.710 --> 00:16:27.490
<v Speaker 2>衣良さん一言だけ。

00:16:27.490 --> 00:16:32.330
<v Speaker 1>はい、先週池袋の純駒堂でサイン会をしてきたんですが、

00:16:32.370 --> 00:16:37.370
<v Speaker 1>やっぱりちゃんとその読者の人と顔を見て話をするって大事だね。

00:16:38.430 --> 00:16:40.810
<v Speaker 1>ちょっとやっぱり本だけ書いてるとよくわかんないので、

00:16:41.430 --> 00:16:43.070
でもなかなか楽しかったですよ。

00:16:43.390 --> 00:16:45.810
<v Speaker 1>もうみんなね、すごいムチャゴリをしてくるので。

00:16:45.950 --> 00:16:46.330
<v Speaker 2>勝利?

00:16:46.630 --> 00:16:48.810
<v Speaker 1>そう、みんなサイン会のことがよくわかってるんで、

00:16:48.910 --> 00:16:50.550
<v Speaker 1>僕サイン会芸人みたいになってるんですよ。

00:16:51.190 --> 00:16:53.410
<v Speaker 1>なのでサインで相手のお名前を書いて、

00:16:53.410 --> 00:16:57.570
<v Speaker 1>手書きをして、僕のサインをした後、真ん中の空いたスペースに一言入れるんだけど、

00:16:57.930 --> 00:17:00.470
そこにいろんなことをリクエストしてくれるんです。

00:17:00.490 --> 00:17:01.830
<v Speaker 2>常連組は逆によくわかってくれるんですか?

00:17:01.830 --> 00:17:05.390
<v Speaker 1>そうそう、衣良さんの本に私が登場するとしたら、

00:17:05.470 --> 00:17:07.030
<v Speaker 1>最初の台詞は何ですか?とか。

00:17:07.290 --> 00:17:09.250
<v Speaker 2>え?すごいフリですね。

00:17:09.470 --> 00:17:10.390
<v Speaker 1>いや、本当だよ。

00:17:10.610 --> 00:17:14.330
<v Speaker 1>でもその場で考えないといけないから、この人はこうかなみたいなのを書くわけ。

00:17:14.710 --> 00:17:16.450
<v Speaker 2>衣良さんだから成り立つけどね。

00:17:16.730 --> 00:17:18.590
<v Speaker 2>他の逆さにやったらいきなりもう…。

00:17:18.630 --> 00:17:22.370
<v Speaker 2>その出す方もすごいハイクオリティな、めっちゃ面白いじゃないですか。

00:17:22.590 --> 00:17:25.270
<v Speaker 1>現場では大爆笑みたいなことが何回もあるからね。

00:17:25.270 --> 00:17:26.190
<v Speaker 2>お題がいい。

00:17:26.590 --> 00:17:28.850
<v Speaker 1>いやでもさ、本当によく続くよね。

00:17:29.070 --> 00:17:30.890
いや、すごい。22ですからね。

00:17:31.310 --> 00:17:34.130
ぜひご紹介を求めいただけたらと思います。

00:17:34.530 --> 00:17:37.310
<v Speaker 2>ということで、いよいよこの後本編に入っていきたいと思います。

00:17:37.490 --> 00:17:38.850
<v Speaker 2>続きは4通りご視聴ございます。

00:17:39.090 --> 00:17:44.910
YouTube、アプリ、ポッドキャスト、オーディブック.jp、そしてニコニコ動画、お好みの方法でご視聴ください。

00:17:45.430 --> 00:17:46.470
<v Speaker 2>それでは本編で。
