1. 国際情勢を解説・飯田和郎のCatch Up
  2. 太平洋戦争開戦84年 「同じ景..
2025-12-08 11:30

太平洋戦争開戦84年 「同じ景色」を繰り返さないために

元RKB解説委員長 福岡女子大学副理事長 飯田和郎
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この時間は日替わりコメンテーターが独自の切り口で、
多様な視点を提案するキャッチアップ。
月曜日は元RKB開設委員長で、福岡女子大学副理事長の飯田和夫さんです。
飯田さん、おはようございます。
スピーカー 1
はい、おはようございます。
スピーカー 2
さて、今日12月8日ということで、84年前の今日12月8日は、
日本がアメリカ海軍の基地があるハイワイの新地湾を奇襲した日ということですよね。
そこから太平洋戦争へと突入していくということで、
今回は改めてその戦争、そして隣国との付き合いについて考えるということですね。
スピーカー 1
昭和16年、1941年12月8日のことでした。
新地湾攻撃はよく知られているんですけど、
日本はイギリスの植民地だったマレー半島、現在のマレーシア、またシンガポールも同時に攻撃しました。
そもそも太平洋戦争っていうのは、中国やアジアへ軍隊を進めた日本、
一方、中国から軍を引くように求めたアメリカ、イギリスの対立によって起きた戦争でしたね。
スピーカー 2
やっぱり中国への侵略戦争っていうのがきっかけだったわけですよね。
スピーカー 1
そういうことだと思います。
太平洋戦争開戦のちょうど10年前、日本軍は中国の東北部を占領しました。
その後、中国とは度々武力衝突が起きて、1937年に中国との全面戦争。
そしてその4年後に太平洋戦争の開戦に至ったわけですね。
テレビ、もちろんインターネットもない時代でした。
当時は新聞が影響力を持っていました。
この太平洋戦争なんですけど、日本の花話、戦火は長く続かなかったですね。
新聞社に勤める人間は、戦争が悪化することは知っていたんですけど、
03:00
スピーカー 1
一方で政府や軍部による言論統制が仕掛けていたということですね。
スピーカー 2
日本が置かれている厳しい状況、その戦況の悪化は知ってはいたけども、
米を撃退したとか、連戦連勝とか、
そういう事実とは違う報道をせざるを得なかったということですか。
スピーカー 1
そうですね。
そういう中なんですけど、1944年です。
すでに敗色が濃厚になっていた。
当然報道観世はさらに厳しさを増していました。
そんな時に、ある新聞記事が大きな騒動を招きました。
これは昭和19年2月23日付、東京日日新聞の現在の前文ですが、
長官の一面された記事にしたいと思います。
スピーカー 2
長官に載っていた記事を紹介してくれるんですね。
スピーカー 1
はい。ご紹介します。
スピーカー 2
今こそ我々は戦争の実装を直視しなければならない。
戦争は果たして勝っているのか。
スピーカー 1
戦争の実装、つまり戦争の今起きている本当の情勢と言えると思います。
例えば日本軍は南太平洋の島々で撤退に次ぐ撤退、また全滅。
北に目を移すと、アリューシャン列島のアッツ島では日本軍の守備隊が虐殺しました。
そんな状況の中で、この問題の記事はさらにこのように続いています。
敵が飛行機で攻めに来るのに竹槍を持っては戦えないのだ。
スピーカー 2
アメリカ軍の戦闘機が日本本土に飛んできたら、
市民が竹槍を手に敵の飛行機を撃退するという訓練があったわけですけど、
当時日本国内では広く行われていたわけですよね。
これを皮肉っているということですかね。
スピーカー 1
そうですね。一言で言うと精神論だけでは勝てないという軍部批判の記事ですよね。
ちょっと参考なんですけど、その後原爆が落とされる長崎に住んでいた歌手の三浦昭洋さん。
この方が少年時代を開講している記事が今から2年前、2023年の5月に朝日新聞に載っていました。
スピーカー 2
もう思い出したくないことばっかりでした。
だって竹槍の練習をしていたんですよ。原爆に竹槍、叶うわけがないでしょう。
スピーカー 1
東京日新聞の記事に戻りますけど、時の総理は陸軍出身の東条秀樹。
東条はこの記事に激怒しました。書いた記者はこの時すでに37歳だったんですけど、
招集礼状が届いて二等兵として入隊させられました。
明らかな懲罰的な招集ですよね。竹槍を持っては戦えない。
06:04
スピーカー 1
この記事が発端になった一連の出来事は、後に竹槍事件と呼ばれてきました。
スピーカー 2
これが世に広まってしまうと、政府に対する反対運動が起こるんじゃないかとか、
そういうことを早めに封じ込めるっていう感じだったんですかね。
スピーカー 1
そうですね。メディアは、アメリカ、イギリス、米、何するものぞと世論を書き立て、
また世論に迎合して戦争に突き進みました。
そして統制下にあったにせよ劣勢だと知りながら、事実と異なることを報道してきたと。
今日紹介したこの竹槍事件の記事は、
メディアで働く人たちがこれまで自分たちがやってきたことへの後悔や反省、
また心の葛藤の中で決断したものだと思います。
だけど今言ったように、総理の東条秀樹は激怒して、記事を書いた記者を軍隊に送ったわけですよ。
権力っていうのは暴走するわけですよ。
84年前の今日、太平洋戦争が開戦しました。
そして今年は戦後80年の節目の年でした。
問題は、これはもう80年も昔の話。
もうこんなことあり得ないと言い切れるかどうか。
私は言い切れないと思います。
スピーカー 2
その太平洋戦争、中国との戦争が最初だったわけですけども、
今日、台湾有事をめぐる高市総理の答弁をきっかけに、
今中国との関係というのは冷え込んでいるわけですよね。
スピーカー 1
そうなんですよ。
中国は日本に対して、過去の歴史に関する戦い、
いわゆる歴史戦を仕掛けてるんですよね。
先週の動きを見ても、国際社会に向けて、
日本の軍国主義復活を宣伝して回ってるわけですよ。
それは、過去に日本の侵略を受けた被害国として、被害者として、
一方で戦争に勝った方の戦勝国としてってことなんですよ。
つまり同じ被害者だったアジアの国々に対して訴え、
また同じく戦勝国だった米、そしてロシアなどの国々に対しても訴えていますね。
スピーカー 2
その答弁をした高市総理ですけども、
自身の発言を修正はしたものの、撤回はしておりませんよね。
スピーカー 1
弱腰だと批判されるのを避けたいって思いがあるかもしれません。
一部の世論は、中国はけしからんといい、
一部のメディアは、中国の脅しにくすんなと総理に応援してますよね。
だけど七時台にタバタのアングルで紹介されたように、
相手の土俵に乗っちゃいけないわけですよ。
スピーカー 1
トップに立つ人は、世論に票をつけることもできるし、
世論に迎合することもあるわけですよ。
ただ80年前と違うのは、
今日の中国は、昔の弱い中国じゃないってことですね。
当時は新聞とラジオだけだったんですけど、
09:01
スピーカー 1
今はインターネットに代表されるように、
伝える手段は数限りなくあるわけですよ。
メディアまでが極端に走り、
また80年前と同じように、
売れるからとか、ページビューが稼げるからという理由で、
極端な方向に走ればどうなるかも明らかですよね。
スピーカー 2
危険な方向が見えてくるってことになりますよね。
スピーカー 1
80数年前の教訓が示すように、
事実を知っていても報道できなかった。
その反省から今日紹介した、
滝原では戦えないと書いた、
滝原事件の記事が生まれたわけですよ。
だけどその時は、
すでに取り返しがつかない段階に来てしまっていたわけですよね。
そして1945年の敗戦に至る、
日本は全てを失ってしまったわけです。
スピーカー 2
ただそこから80年経って、
今はインターネット、SNSを通じて、
誰もが意見を発信することができる時代になっているわけですよね。
スピーカー 1
そして気になるのは、
外国人に対する排他的な風潮、
そして他の国を軽蔑する、蔑視する風潮ですよね。
一部にそんな声があります。
過去の戦争の起きる前、
戦争の前夜も同じような風景がありました。
影響力のあるリーダーやメディアが、
世論に迎合したり、また世論を煽ればどうなるか、
過去の教訓が明確に語っています。
太平洋戦争は日本の転落を加速させました。
84年前の今日がその改善日なんですよ。
やっぱり改めて考えたいです。
その日が二度と来ないように、私はそんな思いですね。
スピーカー 2
そうですね。
今年は戦後80年、来年は戦後81年、
ずっと戦後であり続けるために考える契機にしたいと思います。
飯田さん、ありがとうございました。
スピーカー 1
はい、ありがとうございました。
スピーカー 2
元RKB開設委員長で福岡女子大学副理事長の飯田和夫さんでした。
スピーカー 1
これから始まる新生活。
スピーカー 2
悩みに悩み抜いた。
スピーカー 1
そして今、やってきた。
ワクワクする大特化。
僕たち。
私たちは。
スピーカー 2
山田の家電で充実した新生活を送ります。
スピーカー 1
山田へ急げ。
スピーカー 2
山田へ急げ。
11:30

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