WEBVTT

00:00:00.000 --> 00:00:02.440
MARSのひとり映画館

00:00:14.300 --> 00:00:15.600
皆さん、こんにちは。MARSです。

00:00:15.700 --> 00:00:17.200
今日もお聞きいただきありがとうございます。

00:00:18.000 --> 00:00:24.140
MARSのひとり映画館、この番組は、MARSが見た映画をネタバレなしでご紹介している番組です。

00:00:24.620 --> 00:00:27.800
よろしかったら、フォロー、いいね、コメントをいただけたら励みになります。

00:00:28.340 --> 00:00:30.500
では、さっそく今回の映画をご紹介したいと思います。

00:00:30.700 --> 00:00:34.000
今回は、話題のホラー映画2本をお届けしたいと思います。

00:00:34.460 --> 00:00:38.480
1本目が、バックルームズですね。こちらは、2026年アメリカの映画です。

00:00:38.480 --> 00:00:43.580
もう1本が、オブセッション 災愛ですね。こちらも、2026年アメリカの映画です。

00:00:44.140 --> 00:00:49.700
今回は、話題沸騰のホラー映画2本をお届けしたいと思いますので、最後までゆっくりと聞いてくださいね。

00:01:17.810 --> 00:01:22.130
さて、今回は、話題沸騰の低予算映画2本をお届けしたいと思います。

00:01:22.450 --> 00:01:26.710
1本目が、バックルームズですね。こちらは、2026年アメリカの映画です。

00:01:27.270 --> 00:01:34.770
監督がケインパーソンズ、出演がキュエテル・イジョフォー、レナーテ・レインスウェイ、フィン・ベネットが出ております。

00:01:35.730 --> 00:01:39.530
世界的に話題沸騰のこの映画、楽しみにして見てきました。

00:01:40.290 --> 00:01:47.590
ストーリーなんですが、売れない家具屋を経営しているクラークは、ある時、地下の壁に隙間があるのを発見しました。

00:01:48.150 --> 00:01:55.190
その壁の付近を調べてみると、なんと壁をすり抜けて、見たことのない黄色い壁紙の空間があったんです。

00:01:55.770 --> 00:01:59.970
その奥を探索してみると、体の知れない存在が近づいてくるんですね。

00:01:59.970 --> 00:02:06.350
さて、この部屋は一体何の部屋なのか、そして部屋に入ったものはどうなってしまうのか…という映画です。

00:02:08.560 --> 00:02:15.780
この映画、前半はですね、地下の壁を見つけるための過程なので、あまり面白くないなぁというふうに思ったんですが、

00:02:16.260 --> 00:02:24.920
クラークが壁をすり抜けて黄色い部屋に入ったあたりから、恐怖感と異様な雰囲気に心臓がずっとバクバクしていたのを感じました。

00:02:25.360 --> 00:02:31.560
その様子は、まるで異次元へのポータルをすり抜けたようで、非常にワクワクさせられる部分もありました。

00:02:32.380 --> 00:02:37.840
そして黄色い空間が明らかに普通と違うのは、その空間の雰囲気なんですね。

00:02:38.340 --> 00:02:45.000
ただの大きな空間というのではなく、何かしら異常な空間、異様な雰囲気を感じさせられるんですね。

00:02:45.540 --> 00:02:48.300
この雰囲気作りがとても上手だなというふうに思いました。

00:02:48.840 --> 00:02:59.860
単純に真っ暗な部屋でもないし、異様な壁紙でもない、むしろその空間は明るくて恐ろしいものが出てくるような場所ではないというのも特徴的だなというふうに思いました。

00:03:00.720 --> 00:03:07.760
そして壁紙は特に変哲もない黄色い壁紙なんですが、黄色だからこそ異様に感じるところがあって、

00:03:08.220 --> 00:03:15.140
そういう空間の雰囲気、そしていろんなオブジェがあちこちに並んでいる様子などが非常に異様さを感じさせるんですね。

00:03:15.800 --> 00:03:22.040
そしてその異様な空間に何かしらの存在を感じさせます。そこに大きな足音が近づいてくるんですね。

00:03:22.640 --> 00:03:27.860
自分の予想が当たってしまって、戸惑いと恐怖感に緊張感は最高潮に達するんです。

00:03:29.120 --> 00:03:34.540
その空間は部屋というより通路というより、だだっぴろい空間なんですね。

00:03:34.540 --> 00:03:40.660
しかも決まった感覚で壁があるのではなく、まばらで不規則な壁が続いていたり、

00:03:41.120 --> 00:03:48.420
時には階段があったり、時には四角い穴もあったり、どこをどう動いたら出口にたどり着けるのか、それがわからないんですね。

00:03:48.940 --> 00:03:53.500
そんな迷宮をさまよう映像は、まるでゲームをしているかのような感覚でもありました。

00:03:54.060 --> 00:03:57.680
この世界観は非常に面白く、また恐ろしくもあったと思います。

00:03:58.960 --> 00:04:04.020
一番印象に残ったのは、恐怖感よりもその空間にあるもののデザインなんですね。

00:04:04.440 --> 00:04:11.640
どこにでもある家具などが並んでいるんですが、それらの配置や大きさ、組み合わせなどがとても新鮮で、

00:04:12.100 --> 00:04:18.380
デザイナーがデザインしたものかと思うぐらい、どこかの美術館で芸術作品を見ているような感覚に陥りました。

00:04:19.720 --> 00:04:27.260
これはホラー映画なのかわからないんですが、この映画もお化けが出るわけでもなく、殺人が行われるわけでもないんですね。

00:04:27.260 --> 00:04:33.620
ただ単に異様な空間に入り、何があるかわからない不安、何がいるかわからない恐怖、

00:04:34.120 --> 00:04:39.300
どこに行けばいいのかわからない焦りが、見ている人の不安感を増大させているんだと思います。

00:04:39.900 --> 00:04:46.340
そしてその空間にいるものの正体は何か、この空間にそれを持ってくるのは考えつかなかったなというふうに思います。

00:04:47.280 --> 00:04:50.680
ただ、結末がちょっとおろそかだったかもしれないというふうに思いました。

00:04:51.100 --> 00:04:57.280
あのまま恐怖感が残ったまま終われば良かったのに、ちょっと終わり方が中途半端な感じだったと思います。

00:04:57.920 --> 00:05:04.340
はっきりとした原因を示すより、理由がわからない状態のまま終わっても良かったかもしれなかったというふうに思いました。

00:05:04.960 --> 00:05:12.140
そのせいか、途中まであった緊張感が最後の方で突然切れてしまったような、そんな感覚で終わってしまった感じでした。

00:05:13.020 --> 00:05:20.900
それでも、この映画の不気味さ、空間の異様な雰囲気さは感じられて、そこに迷い込んだものを恐怖に陥れてしまうところ、

00:05:21.380 --> 00:05:33.540
そして異様な空間なのに、異様にデザインが素晴らしかったり、そこにいる何者かはそこで一体何をしているのかなどわからないことだらけで、それが一層恐怖感を与えてくれたことは確かです。

00:05:34.480 --> 00:05:44.040
思ったのは、あのバックルームに入れる人、入る人は何かしら精神的に病んでいたり、トラウマを抱えている人だけが入れるのかもしれないというふうに思いました。

00:05:44.900 --> 00:05:52.580
恐怖感の中に人間の真相心理も描かれていて、今までにない感覚で、そのコンセプトは非常に見応えがある映画でした。

00:05:53.300 --> 00:05:57.560
監督のケインパーソンズはこれからもっと磨かれて良い監督になっていくと思います。

00:05:58.060 --> 00:05:59.360
星3.9を付けたいと思います。

00:06:04.140 --> 00:06:07.680
さて次の映画も話題沸騰の低予算映画です。

00:06:07.940 --> 00:06:09.220
オブセッション最愛ですね。

00:06:09.400 --> 00:06:11.780
こちらは2026年アメリカの映画です。

00:06:12.320 --> 00:06:17.980
監督がカリー・パーカー、出演がマイケル・ジョンストン、インディ・ナバレッテが出ております。

00:06:18.900 --> 00:06:27.700
この映画もですね、海外での評判も良く、ここオーストラリアでも週末は全ての上映でほぼ満席で非常に人気の映画でした。

00:06:28.660 --> 00:06:30.060
ストーリーなんですが、

00:06:30.500 --> 00:06:36.060
栽培店員のベアはカフェで働く同僚のニキに密かに恋心を持っていました。

00:06:36.780 --> 00:06:44.420
彼はある怪しいスピリチャーのお店でワンウィッシュウィローという小道具を使ってニキが自分を好きになるように願いました。

00:06:45.040 --> 00:06:50.120
その願いは見事に叶いニキはベアに強く惹かれるようになるんですが…

00:06:50.740 --> 00:06:55.140
さてニキの異様なほどの行為に対してベアはどう対応していくのか、

00:06:55.140 --> 00:06:59.260
そしてベアとニキは最終的にどうなってしまうのか…という映画です。

00:07:00.840 --> 00:07:04.700
この映画のストーリーは特にひねったところもなかったんですが、

00:07:05.020 --> 00:07:08.360
誰もが興味を抱くような内容で興味をそそられました。

00:07:09.160 --> 00:07:14.160
そしてニキ役のインディーナバレッテは新人ながら演技が非常に素晴らしく、

00:07:14.600 --> 00:07:17.300
この映画は彼女の演技力に支えられたと思います。

00:07:18.140 --> 00:07:23.040
彼女の異常なほどのベアに対する情熱、何かがおかしくなっていく様子、

00:07:23.040 --> 00:07:25.960
普段のニキがガラッと変わってしまう雰囲気、

00:07:26.380 --> 00:07:30.940
頭がおかしくなったのではないかと思われるような異常な行動や顔の表情、

00:07:31.420 --> 00:07:34.060
そしてそれに相反する静けさの演技など、

00:07:34.360 --> 00:07:37.400
非常に才能がある演技の達人だというふうに思いました。

00:07:38.160 --> 00:07:42.080
きっと彼女はこれからあちこちの映画で引っ張り高になるはずだというふうに思います。

00:07:42.980 --> 00:07:48.380
そして監督のカリーパーカーも初めての映画監督をしたYouTuberと聞いて、

00:07:48.680 --> 00:07:50.460
その才能の素晴らしさを感じました。

00:07:51.160 --> 00:07:55.380
特に撮影方法では影を上手に使っているなというふうに思いました。

00:07:56.040 --> 00:08:02.860
例えばニキの姿を映す時に背景の光を強くしてニキの姿がシルエットになっている姿とか、

00:08:03.500 --> 00:08:06.080
夜に話すニキの顔が暗すぎて見えないとか、

00:08:06.500 --> 00:08:09.560
そういう心理的不安感を煽る方法を使っていて、

00:08:09.920 --> 00:08:14.120
見ているものを不安にさせる要因となり、さらに恐怖感を煽っていたと思います。

00:08:15.200 --> 00:08:20.300
男性のベア役のマイケル・ジョンストンもとても上手な演技をしていたと思います。

00:08:20.580 --> 00:08:24.960
どんどん状況が悪くなっていき、手のつけられない状態になっていく様子、

00:08:25.360 --> 00:08:29.500
崩れ落ちていく展開、そして何をしても執着してくるニキに

00:08:29.500 --> 00:08:33.740
自分だったらどう対応していくべきなのかを考えさせられるような

00:08:33.740 --> 00:08:37.920
そんな不安感を与えてくれて、それもまた不安定さを与えてくれたと思います。

00:08:39.160 --> 00:08:43.540
この映画はホラー映画ですが、幽霊や斬殺シーンがあるわけでもなく、

00:08:43.540 --> 00:08:49.460
ひたすらこのニキの異常性を見せられて、普通のホラー映画とは違った恐ろしさを感じました。

00:08:50.260 --> 00:08:55.520
また恐ろしい場面だけではなく、異常な行動の中に面白く感じるおかしさがあり、

00:08:56.000 --> 00:08:58.880
恐ろしいのだけれど笑ってしまうというような場面もあって、

00:08:59.320 --> 00:09:02.920
映画館で見ている若い女性たちもキャーキャー言いながら見ていました。

00:09:03.860 --> 00:09:06.760
そういうシーンは正面から恐怖感を煽るのではなく、

00:09:07.220 --> 00:09:10.680
人間味を失った異常な行動で恐怖感を煽るという、

00:09:10.680 --> 00:09:13.760
今までにあまり見たことがなかった恐ろしさを感じました。

00:09:14.820 --> 00:09:17.120
この映画のタイトルオブセッションとは、

00:09:17.320 --> 00:09:20.780
執着とか取り憑かれることという意味があるんですが、

00:09:21.280 --> 00:09:26.320
このニキが取り憑かれたようにベアに執着するという、本当に恐ろしい映画でした。

00:09:27.060 --> 00:09:30.860
ベアの願いは叶ったものの、あまりにも執着が強すぎて、

00:09:31.220 --> 00:09:35.400
想定外の方向に向かっていってしまい、手が付けられなくなってしまうという、

00:09:35.400 --> 00:09:41.280
見ている方も早く何とかしなくちゃという焦燥感にも似た感情を感じざるを得ませんでした。

00:09:41.820 --> 00:09:45.320
そして、こんなストーリーだと結末がどうなるのか分からなくて、

00:09:45.580 --> 00:09:50.060
この2人の状態をどう解決していくのかがずっと気になっていたんですが、

00:09:50.440 --> 00:09:53.020
その結末は何とも言えない想定外でした。

00:09:54.200 --> 00:09:58.100
誰かに願いをかけるときは気をつけろというセリフもあったんですが、

00:09:58.520 --> 00:10:03.440
叶わない願いを叶えるためには何かしらが犠牲になってしまうんだろうなというふうに思いました。

00:10:03.860 --> 00:10:08.540
つまり、結局は現在の状態が一番あらゆるものが釣り合っていて、

00:10:08.920 --> 00:10:12.840
心地よい状態なんだということをこの映画は描いているのかもしれないと思いました。

00:10:13.340 --> 00:10:19.600
叶わない願いを叶えようとせず、今の現状に満足し、感謝し、流れに身を任せていくのが、

00:10:19.860 --> 00:10:23.320
人生をうまく乗り越えていくことなのかもしれないというふうに思いました。

00:10:24.860 --> 00:10:31.300
誰もが憧れる題材を利用し、そこから突き落とされる恐怖を描いた非常に優秀な映画だと思いました。

00:10:31.700 --> 00:10:36.720
何億ドルもかけた映画よりも低予算のこの映画の方が断然面白いと思いました。

00:10:36.980 --> 00:10:38.320
星4.2をつけたと思います。

00:11:25.230 --> 00:11:32.210
はい、ということで今回はバックルームスそしてオブセッション最愛をお届けしましたが、いかがでしたでしょうか。

00:11:32.690 --> 00:11:39.610
この2本はですね、低予算ホラー映画として世界中で非常に人気のある映画ですのでね、ぜひ見てほしいなというふうに思います。

00:11:40.150 --> 00:11:43.190
バックルームスはですね、まだ日本公開は未定なんですが、

00:11:43.190 --> 00:11:51.910
オブセッション最愛の方はですね、2026年7月17日に日本公開だそうですのでね、ぜひ見に行ってほしいなというふうに思います。

00:11:52.430 --> 00:12:00.290
さて裏話なんですが、このバックルームスの裏話なんですが、監督曰く本当に恐ろしいのは怪物ではなく、

00:12:00.750 --> 00:12:11.370
現実世界よりもあの不穏な空間の方が居心地がいい家に帰ってきたみたいだと感じて、正気を失っていく人間の真理なんだというふうに言ってます。

00:12:11.370 --> 00:12:16.010
この歪んだ安心感の描写が映画に深い心理的恐怖を与えています。

00:12:16.670 --> 00:12:26.330
この映画バックルームスはですね、天才ケインパーソンズ監督の異常なこだわりと映画的な美しさをあえて排除したリアルな蛍光灯ライティング、

00:12:26.870 --> 00:12:37.290
そして空間が人間を間違ってコピーするという深い精神的恐怖の構築によって、A24最高記録を叩き出す傑作へと昇華されました。

00:12:38.430 --> 00:12:46.870
そしてオブセッション最愛の裏話なんですが、製作費100万ドル未満という低予算で作成された映画ということでね、話題になりましたけれども、

00:12:47.370 --> 00:12:57.630
CGをほぼ使わない90%生身の顔芸ということで、ヒロインのニッキーが徐々に狂気に染まっていく姿は本当にトラウマ級なんですが、

00:12:57.630 --> 00:13:07.630
あの微妙に不気味な表情は主演のインディ・ナバレッテの90%生身の演技とメイクの陰影だけで作られているということなんですね。

00:13:07.970 --> 00:13:17.310
悪魔的な顔にしすぎるとホラー映画のテンプレになってしまうため、あえて人間らしさを残したまま顔のパーツを強調するメイクを施したんだというふうに言われています。

00:13:17.750 --> 00:13:21.830
インディ・ナバレッテの役者としての凄みが光るポイントだというふうに思います。

00:13:23.090 --> 00:13:25.410
ということで今回はこの辺で終わりにしたいと思います。

00:13:25.490 --> 00:13:26.890
今日もお聞いていただきありがとうございました。

00:13:27.510 --> 00:13:29.910
このポートキャストではフォローそしてお便りをお待ちしています。

00:13:30.050 --> 00:13:31.930
概要欄のメールフォームからお送りください。

00:13:32.490 --> 00:13:36.150
Spotifyのコメント欄、Appleポートキャストの評価もよろしくお願いいたします。

00:13:37.030 --> 00:13:39.570
皆さんのいいね、フォロー、お便りがあればモチベーションになります。

00:13:39.750 --> 00:13:41.530
ぜひ応援よろしくお願いいたします。

00:13:42.130 --> 00:13:43.590
ではまた次回お会いしましょう。

00:13:43.810 --> 00:13:45.570
お相手はMarsでした。

00:13:46.050 --> 00:13:46.850
Have a good day.
