今回は2本とも素晴らしい映画をご紹介したいと思いますので、最後までゆっくりと聞いてくださいね。 さて1本目の映画です。1本目がレンタルファミリーですね。こちらは2026年日本アメリカの映画です。
監督がヒカリ、出演がブレンダーンフレイザー、榎本アキラ、平竹博が出ております。 この映画ですね、たまたま飛行機の中で見たんですけれども、とても心温まる内容でした。
ストーリーなんですが、日本で活躍していた現在は忘れられているアメリカ人俳優フィリップ、彼はレンタルファミリーという家族を演じて報酬を得るという仕事と出会います。
最初は抵抗感があったものの、次第にその仕事に理解を示し、そして彼の心にも変化が訪れます。 レンタルファミリー会社で彼はどんな役を演じ、どんなことを感じていったのか…という映画です。
たまたまですね、飛行機の中で見つけて面白そうなので見てみたんですが、とても心温まる感動する映画でした。
日本の事情をあまり知らないアメリカ人が、レンタルファミリーという世界的に見てもちょっと変わったシステムに触れながら、彼が少しずつ日本人という人種、そして性格や考え方を理解していく過程が、とても分かりやすく温かく描いていたと思います。
その面白さは、主役のブレンダー・フレイザーが適役だったと思います。 彼の顔も優しそうで、繊細で傷つきやすいけれど、基本的に優しいという魅力が十分に出ていたと思います。
日本という国を好きになって、だんだんと日本の文化に浸っていく演技も上手だったし、彼と日本人との交流、特に川崎美亜という女の子役との交流は、とても優しい気持ちになれた気がしました。
最初はこの女の子はフィリップのことを嫌っていたんですが、だんだんと家族のような思いになってきて、心が通じ合ってくる過程は非常に心温まって、見ていてこちらも幸せな気分にさせられました。
この映画はレンタルファミリーというちょっと奇妙な日本のシステムを描きながら、そのテーマは孤独や人間の繋がりを描いていて、日本人はみんな不自由のない生活を送っていて幸せそうに見えるけれど、心の底にある寂しさや孤独感、焦燥感を描いていて、非常に共感できました。
きっとずっと長い間知っていた人よりも、見知らぬ人の方が自分を理解してくれるのかもしれないということを言いたいのかもしれないというふうに思いました。そんな繋がりをこの映画は描いていたのかもしれません。
海外でのこの映画の評判も良く、やはり孤独や寂しさというものは世界共通のものなのかなというふうに思いました。
あと、日本独特の風景がたくさん出てきて、個人的にはとても懐かしい思いで見ました。
また、自分も海外に住んでいて、日本以外の環境や人を理解しようと努力してきたので、この主役のアメリカ人男性のフィリップの日本人は理解できないとか、それでも日本の文化を理解していこうとする努力とか、そんな日本人との交流の中で心が通じ合っていく様子は、まるで自分のことのように感じてしまい、何度も涙してしまいました。
そんな表には現れない人のマイナスな面をわかりやすく描いた監督のヒカリさんは、非常に素晴らしい目線でこの映画を作ったなというふうに思いました。
そして、この映画を通してたくさんの人が出演者の演技に共感をしたと思います。
ただ、ちょっと違和感を感じたのは、出演している日本人全員が英語が達者であるということなんですね。
日本人はそんなに英語を話せる人はたくさんいないと思うし、何なら日本語で押し通してしまう人もいると思うのに、みんな流暢な英語を話せたのは、ちょっと違和感を感じました。
でもそんな細かいことを忘れるくらい、とても感動した映画でした。星4.1をつけたいと思います。
さて、2本目の映画です。2本目がハムネットですね。こちらは2026年イギリスの映画です。
監督がクロエ・チャオ、出演がジェシー・バックリー・ポール・メスカルが出ております。
この映画ですね、見たいと思った時にはもう公開が終わっていたんですね。
でもちょうどですね、飛行機の中で見れたので、とても嬉しくなって夢中で見てしまいました。
ストーリーなんですが、16世紀のイギリスでシェイクスピアがアグネスと出会い、家族となっていく姿や、
幼くして亡くしてしまった息子、ハムネットに対する愛情、そしてその死をどう乗り越えたかという、
シェイクスピアを一人の夫、そして父親として描いた、とても内容の深い作品です。
さて彼はどのようにしてこの試練を乗り越えたのか、そして妻のアグネスはどのような気持ちでこの事実を受け止めたのか…という映画です。
この映画ですね、シェイクスピアを劇作家としてではなく、一人の人間として、その家族に対する愛情を描いたものとして、非常に素晴らしい映画だと思いました。
まず主演の二人の演技が素晴らしいです。
ジェシー・バックリーはアカデミー賞を取ったぐらいなので、非常に演技が素晴らしく、言葉には表せない演技の重さというものを感じました。
そしてシェイクスピア役のポール・メスカルも落ち着いた演技で、彼の感情や諦めがとてもよく伝わってきました。
シェイクスピアについてはよく知らないんですが、この作品の内容は本当かどうかわからないらしいんですね。
しかし、愛していた息子を亡くしたシェイクスピアの気持ち、そして彼が取り憑かれたように演技に没頭する姿、悲しみに暮れたアグネスの気持ち、そしてそれを乗り越えようとする彼女の姿、
詳しくは言えないんですが、それらの気持ちがダイレクトに伝わってきて、心に触れて涙なくしてはみれませんでした。
その演技力、そして表現力、とても素晴らしいなというふうに思います。
テンポもゆっくり気味で、一つ一つの場面を丁寧に描いており、そこに出演者たちの演技の良さも相まって、非常に心に残る映像となっています。
このシェイクスピアとアグネスの悲しみの表現が対照的でした。
アグネスは感情をむき出しにして、生々しいほどにその悲しみを表に出していました。
しかしシェイクスピアはその悲しみを内に秘め、心にしまい込み、それを言葉に変えて表現していました。
その言葉がアグネスの心に染み込んで、その悲しみを和らげていく姿、そしてその変化していくアグネスの気持ちが素直に伝わってきて、こちらも泣かずにはいられませんでした。
アグネスは感情的な部分が大きく、過去にも悲しみを乗り越え、絶えず生きる戦いをしながら心の痛みを乗り越えてきました。
しかしシェイクスピアは大人しく、常に自分を見つめ、内面と対話し、そこから湧き上がる感情を表現します。
非常に対照的で、しかしながら心に訴えるものが大きかった気がします。
そして何と言ってもハムネット役のヤコビ・ジュペンの演技も素晴らしかったですね。
兄弟の中で一番家族思いで、一一倍感受性が強く、双子の姉を思う気持ちがとても上手に演じられ、その気持ちが伝わってきました。
素晴らしい脚音、素晴らしい演技、そして落ち着いた演出、一人一人の出演者の感情がとてもよく伝わってきて、そして一気に感情を揺さぶられました。
これも監督のクロエ・ジャオの才能なのだろうというふうに思います。
個人的にはこういったヨーロッパ系の昔を描いた映画というものは苦手だったんですが、思った以上に感動してしまいました。
今年2026年、最高の映画の一つになりました。星4.5をつけたいと思います。