1. 朗読 de ポッドキャスト
  2. #260【青空文庫】漬物の味〔扉..
#260【青空文庫】漬物の味〔扉の言葉〕
2026-08-17 01:40

#260【青空文庫】漬物の味〔扉の言葉〕

spotify

種田山頭火「漬物の味〔扉の言葉〕」

------------------------------------------------

Taneda Santohka title:The flavor of pickles [ Words on the Cover ]

感想

まだ感想はありません。最初の1件を書きましょう!

サマリー

種田山頭火は、長い間漬物の味を知らなかったが、近年その美味しさをしみじみと味わうようになった。白菜の塩漬けや大根の味噌漬けなど、様々な漬物を挙げ、特に浅漬けの淡白さを好むと述べている。彼は、まずい漬物を出す女性や、漬物の味がわからない者は日本人ではないと断言し、漬物と俳句には共通点があると考察している。

漬物の味への目覚め
漬物の味 扉の言葉
種田三桃花 私は長い間、漬物の味を知らなかった。
ようやく近頃になって、漬物はうまいなぁとしみじみ味わっている。 精神そのものとも言いたい白菜の塩漬けも嬉しいが、
べっ甲のような大根の味噌漬けも悪くない。 からし菜の香味
茄子の色彩 キュウリの快活
糸菜の優美 しかし私はどちらかといえば
漬物と日本人、そして俳句
かす漬けの濃厚よりも浅漬けの淡白をすいている。 良い女房は定主の前にうまい漬物を絶やさない。
私は断言しよう。 まずい漬物を食べさせる彼女は
必ず良くない細菌だ。 山のもの、海のもの、どんな御馳走があっても最後の転生は美味しい漬物の一皿でなければならない。
漬物の味がわからない限り彼は全く日本人ではありえないと思う。 そしてまた私は考える。
漬物と俳句との間には 一味、相通ずるところのあるものがあること。
01:40

コメント

スクロール