十二月の空とミノムシ
窓を開く。桜間中央。これが十二月の空であろうか。
風は北極に流れて行ったらしい。この空の青さはどうだ。
ミノムシ、ミノムシ。
ミノムシだと思ったのは、アカシアのミノオ・サヤであった。
ミノムシ、ミノムシ。
風に吹かれて、ミノを着たまま飛んでったと歌った童謡詩人を思い出す。
子供たちの遊びと語り手の心境
家のそばの坂道を子供が三輪車を走らせている。
その妹が後から追いかける。
二人とも、ただもう訳のわからない環境の声を青空に投げつけながら、
私は久しぶりに落ち着いている。
新宿への決意
新宿へ出かけよう。そして、ツバメの特別急行券を買ってこよう。