蜃気楼への道のり
蜃気楼。てく、てく、てく。 今日も蜃気楼の方へ歩いていく。
幻想的な街の輪郭は曖昧で、 角度によっては見えなくなる。
くっきりと見える日もあるけど、数えるほど。 たまたま人と出会って一緒に歩く時間もあるけど、
目指す景色は違うみたい。 心強くて早く進む気がするけど、
後で少しだけ軌道修正する。 きっと重なり合った隣の家か隣の街を見てるのだろう。
自分の蜃気楼へは 一人で歩くしかない。
道のりの果てと自己認識
てく、てく、てく。 いつか道の途中で果てる時、
自分も霧でできた存在だと思い出すだろう。