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こんばんは、蜜のあじ子です。

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前回お話しした、ココ・シャネル。

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その、シャネルが初めて発表した香り。

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100年を超えて、販売され続けている、この香水。

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そこには、いろんな物語が存在しています。

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今回のテーマは、N°5。

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その香りを知らなくても、名前ぐらいは聞いたことあるんじゃないかな、と思います。

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シャネルの香水、その名もN°5。

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この香りを作った調香師、エルネスト・ボー。

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彼は、旧ロシアからフランスへと亡命した調香師です。

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亡命先は、映画祭でも有名な、カンヌ。

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フランスでは、全く無名だったこの調香師を、シャネルに紹介したのは、

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同じく、ロシア革命の波から逃れ、パリへと亡命していた、ディミトリー・ロマノフ大公だったと言われています。

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シャネルから依頼を受けたエルネスト・ボーは、10種類の試作品を完成させて、シャネルに提示したと言われています。

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その小瓶には、1番から5番、20番から24番までの番号が振られ、

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その中から、シャネル自ら5番の小瓶を選びそのままN°5と名付けたんだそうです。

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この5という数字、シャネルにとってはラッキーナンバー、

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世界的なロングセラーとなる香水の誕生です。

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今までの香水になかった特別な要素としては、人工の香料、アルデヒドが使われていること。

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今までも人工の香料は使われてたんです。

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例えば、桜餅に含まれている、とご紹介したことのあるクマリン。

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これはすでに、当時から人工香料として香水に使われていました。

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ただ、このN°5に使われているアルデヒド、

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今までとは桁違いの量が使われているんです。

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それまでは、せいぜい0.3から0.4%程度。

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それに比べ、このN°5には1%以上ものアルデヒドが加わっているんだそうです。

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アルデヒド、今までも香りの成分として何度かご紹介してきたんですが、アルデヒドというグループがあります。

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その中でも香水に使われているのは、炭素原子が7個から12個程度の小さなサイズの分子。

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その分子の配列によって、少しずつ個性は変わるようなんですが、

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炭素原子が奇数個連なったものは、ロウソクに似たような油脂のような香りがし、

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炭素原子が偶数のアルデヒドは柑橘系の芳香を放つと言われています。

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N°5が画期的だったのは、それまであまり使われていなかった炭素数11個、奇数のアルデヒドを用いたこと。

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それ自体は油脂のような油っぽいにおいなんだけれども、フローラル系の香料と一緒に使うと、その香りを一層柔らかく変える効果があるんだそうです。

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そんなアルデヒドをなぜ大量に使ったのか、その理由についてエルネスト・ボーは最後まで、はぐらかし続けたんだそうです。

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私が思うに、ただ何か間違っていっぱい入っちゃった、なんてことだったりするんじゃないかと思います。

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さて、このN°5、店頭でお願いして腕につけてもらいました。

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肘の内側から手首にかけて、最初はジャスミンとイランイランのお花に包まれたような香りがふわっと立ち上り、

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そこから、これぞN°5と言えるような少しスパイシーで濃厚なアルデヒドがやってきます。

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最後はバニラとサンダルウッドの本当に甘い香り、変化しながら一日楽しむことができました。

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若い頃は濃厚すぎて、うーんちょっとと思っていたんですが、私も大人になったんでしょう。

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あ、こんなにいい香りだったんだなぁ、と再認識することができました。

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ただ、やっぱりおばあちゃんの世代が使ってた香水だな、というのは否めなかったです。

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懐かしい香りという意味でね。

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N°5が発表されたのは1921年。

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100年以上たっても手に入れることができる香水、そしてその隣にはシャネルの最新作が置かれていました。

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その名もガブリエル。

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このガブリエルシリーズの中でも、とっても爽やかで軽いローと呼ばれる香水が最新の香りだそうです。

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女性らしい優しさを残したまま、爽やかで、この夏の湿気が多い日本でも愛されるいい香りだなって思いましたよ。

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ハジメテアロマは香りのサブスク連動型ポッドキャストです。

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厳選した精油とアロマクラフトのキットが届くサブスクリプションサービスです。

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詳細は概要欄をチェックしてみてください。

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1年続けるとオリジナルの香水も作れるようになるかもしれないですよ。

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そうそう、香水作った時はシャネルのN°5のように必ず名前をつけてくださいね、と私の講座ではお願いするようにしています。

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InstagramとThreadsにて情報発信しています。

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ご意見ご感想お待ちしております。

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お相手は蜜のあじ子でした。

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いつか言ってみたい。

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マリリン・モンローの名言。

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「眠る時はシャネルのN°5を5滴

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身にまとっています。」
