WEBVTT

00:00:10.930 --> 00:00:15.330
おはようございます。蜜のあじ子です。

00:00:15.330 --> 00:00:31.220
お正月の我が家の風物詩。 取りためたドラマを一気見するというやつですが、早くも昨年度の大河ドラマ

00:00:31.220 --> 00:00:35.860
「光る君へ」 全48話

00:00:35.940 --> 00:00:42.060
完結しました。 源氏物語の作者と言われている

00:00:42.060 --> 00:00:51.100
紫式部を主役にしたこのドラマ。 文学少女だった頃を思い出し、

00:00:51.100 --> 00:01:00.140
楽しく見ることができました。 もちろん出てきた香りの話。

00:01:00.140 --> 00:01:05.540
今回のテーマは、平安の香り。

00:01:05.540 --> 00:01:21.260
大河ドラマの一気見は、 3年前の

00:01:21.260 --> 00:01:32.700
「鎌倉殿の13人」からだったと思うんですが、 そもそも歴史に詳しくないので、

00:01:32.700 --> 00:01:42.060
戦国時代とか、幕末とか、 人の名前がぜっんぜん覚えられなくて、

00:01:42.060 --> 00:01:49.340
1週間開くと、 前の週のあらすじ忘れちゃうんですよね。

00:01:49.340 --> 00:01:58.470
まあ、単に物覚えが悪いといえば、 それまでなんですが、

00:01:58.470 --> 00:02:05.230
それにしても今回は、 4日間で見終わった。

00:02:05.230 --> 00:02:10.790
なかなかの入り込みぶりだったと思います。

00:02:10.790 --> 00:02:17.830
一つは、大石静さんが 脚本を書いていて、

00:02:17.830 --> 00:02:26.390
ズバリ恋愛ファンタジーなんです。 だいたい平安時代の

00:02:26.390 --> 00:02:34.350
女性たちの生活って、 ほとんど記録が残ってない。

00:02:34.350 --> 00:02:40.830
もちろん、物語として、 源氏物語とか、

00:02:40.830 --> 00:02:50.180
枕草子が残っているとはいえ、 文字だけなんですよね。

00:02:50.180 --> 00:02:58.020
ドラマを見てて思ったのは、 まず女性たちの名前。

00:02:58.020 --> 00:03:05.820
主人公の紫式部は、 まひろさんという名前なんですが、

00:03:05.820 --> 00:03:12.940
これはどこにも残っていないので、 創作ですし、

00:03:12.980 --> 00:03:21.820
私が学生時代は、 紫式部が仕えた女御の名前も、

00:03:21.820 --> 00:03:27.940
中宮彰子（しょうし）と覚えてたんですが、

00:03:27.940 --> 00:03:36.230
ドラマでは和風に、 あきこ様と呼ばれてました。

00:03:36.230 --> 00:03:43.790
そう、文字しか残ってないから、 読み方がわからないってことですよね。

00:03:43.790 --> 00:03:55.350
もちろん写真や映像はないし、 せいぜい絵巻物が残っているとして、

00:03:55.350 --> 00:04:02.110
衣装や髪型の再現はできるとは思うんだけど、

00:04:02.390 --> 00:04:06.870
そもそもがファンタジーの世界。

00:04:06.910 --> 00:04:13.750
ドラマにありがちで、演出も各回違うので、

00:04:13.870 --> 00:04:22.390
急にロックな音楽が流れてきたり、 ラブシーンの演出、これでいいの?

00:04:22.390 --> 00:04:30.350
って思うようなシーンがあったり、 セリフも完全に現代の言葉なので、

00:04:30.350 --> 00:04:37.820
ちょいちょいツッコミを入れながら、 楽しく見ることができました。

00:04:37.820 --> 00:04:44.580
香りを思わせるシーンは、ちょくちょくあったのですが、

00:04:44.580 --> 00:04:54.340
具体的に出てきたのは、 中宮彰子様が御懐妊されたシーン。

00:04:54.340 --> 00:05:00.700
仕えている女房が、 「荷葉でございます。」

00:05:00.700 --> 00:05:06.300
と香炉を差し出した時に、 お決まりの

00:05:06.300 --> 00:05:11.940
口を押さえて、「うっ!」 というあのシーン。

00:05:11.940 --> 00:05:21.740
荷葉ってなんだ?と思って調べてみると、 平安時代に調香された、

00:05:21.740 --> 00:05:27.900
6つの香りの1つとわかりました。

00:05:27.900 --> 00:05:39.060
六種の薫物と呼ばれるんですが、 平安時代の香り、大人気TOP6

00:05:39.060 --> 00:05:45.820
というところでしょうか。 そのうち、荷葉というのは、

00:05:45.820 --> 00:05:51.980
夏にふさわしい、 ハスの花の香りに似た

00:05:52.020 --> 00:05:58.540
お香のようです。 配合を見てみると、

00:05:58.540 --> 00:06:05.660
使われているのは、 沈香、安息香、白檀、丁子

00:06:05.660 --> 00:06:11.740
甘松香、 藿香、甲香、鬱金。

00:06:11.740 --> 00:06:20.510
現在、漢方薬にも、精油にもなっている 植物があります。

00:06:20.510 --> 00:06:30.150
中心となっているのは沈香。 東南アジアで採れる沈丁花の仲間。

00:06:30.150 --> 00:06:39.870
この木に傷がつくと、樹脂が出てくるんですが、 これが長い年月を経って、

00:06:39.870 --> 00:06:49.150
この香りになるので、 簡単に作るというわけにはいかないようです。

00:06:49.150 --> 00:06:58.830
この沈香の中でも、 ベトナム産の最高峰の香木のことを、

00:06:58.830 --> 00:07:04.430
伽羅と呼びます。 これらの

00:07:04.430 --> 00:07:10.030
香の材料を、 蜂蜜や酒で、

00:07:10.030 --> 00:07:17.310
まとめて丸く、 お薬のようにしたものを、

00:07:17.310 --> 00:07:23.710
香炉で温めて、香りを楽しんでいたようです。

00:07:23.710 --> 00:07:32.190
ドラマの中でも、衣に香を薫きしめる 伏せ籠と呼ばれる、

00:07:32.190 --> 00:07:42.540
籠を使っているシーンも出てきました。 実は高校生の頃、

00:07:42.540 --> 00:07:50.860
源氏物語の、 光の君のところだけではありましたが、

00:07:50.980 --> 00:07:59.700
3年間かけて、古典の授業で、 みっちりやったんです。

00:07:59.700 --> 00:08:05.220
なので、意外と詳しいんです。

00:08:05.340 --> 00:08:13.700
源氏物語にも、香りの話がたくさん出てきます。

00:08:13.740 --> 00:08:19.060
千年以上も前から伝わる香り。

00:08:19.060 --> 00:08:25.590
うーん、本当にファンタジーです。

00:08:25.590 --> 00:08:34.950
ハジメテアロマは、香りのサブスク連動型ポッドキャストです。 毎月厳選した精油と、

00:08:34.950 --> 00:08:46.240
アロマクラフトのキットが届くサブスクリプションサービスです。 詳細は概要欄をクリックしてください。

00:08:46.240 --> 00:08:55.880
InstagramとThreadsにて情報を発信しています。 ご意見ご感想お待ちしております。

00:08:55.880 --> 00:09:07.170
なんと次回100回です。 ぜひ、ねぎらいのお言葉をお待ち申し上げております。

00:09:07.170 --> 00:09:17.290
お相手は蜜のあじ子でした。 香木の話でいろいろ思い出したので、

00:09:17.290 --> 00:09:24.890
平安時代の香り、深掘り編もやりたいと思います。
