ブラッドオレンジの魅力
こんばんは、蜜のあじ子です。
ここ数日の黄砂の飛来、つらいです。
花粉症が悪化して、頭まで痛くなるような、ここ数日なんですが、
黄砂が飛ぶと、あー春だなーって感じる一面もあったり、
毎年春楽しみにしている果物があります。 今回のテーマは、
ブラッドオレンジ。 イチゴが苦手です。
なので、 春のスイーツが、
ちっとも楽しくないです。
定期的に行っているアフタヌーンティも、 この季節はイチゴしか出てこない。
そんなイチゴだらけの中で、 楽しみにしているのが、
ブラッドオレンジ。 2月から4月にかけては、春の、
赤い果肉を持ったオレンジです。 農業系のポッドキャストをお聞きの皆さんには、おなじみの、
ノウカノタネ。 そのパーソナリティである、コッティのご主人が運営している、
久保田農園さんからのお取り寄せです。 福岡市の能古島というところで、
柑橘類をたくさん育てている農園なんですが、 実は昔私が住んでいたところが、
その島へ行く船着き場の近く、 一度だけですけれども、
香りをとるためのオレンジの花を摘みに行かせていただいたことがあります。 そもそも能古島は、
福岡市民、特に西寄りに住んでいた私にとっては、 小さな頃から、
遠足やレジャーによく出かけていた島でもあります。 毎年この時期に手に入れるのは、
ブラッドオレンジ。 その中でも、
赤みが強くて、香りが濃厚な、 モロという品種が、
私のお気に入りです。 届いて2週間ほど、
ちょっとずつ味わっています。 生でいただくのも美味しいんですが、
その色と香りを生かして、 先週はケーキを焼いて、
今日はマーマレードを作りました。 精油でもブラッドオレンジの精油、
取り扱っているとこ結構あります。 現在、10%オフで大にぎわいの無印良品でも、
通常のオレンジとは別に、 ブラッドオレンジという精油が置いています。
通常のオレンジと、香りを嗅ぎ比べてみると、 確かに違う。
オレンジをはじめとする、 柑橘系の精油成分、
そのほとんどがリモネン。 スイートオレンジ精油には、90%以上この
リモネンが含まれています。 ただ、
ブラッドオレンジと何が違うか、 と言われるとうまく表現できないので、
ちょっと文献を探してみました。 そうすると、長谷川香料株式会社さんの
研究学会発表のページで、 「ブラッドオレンジの重要香気成分を初めて解明」
という論文を見つけました。 それによると、
通常のオレンジの香りとの違いを生み出している成分は2つ。
香りの成分と健康効果
エチルシンナメート。 日本語だとケイヒ酸エチル。
もう一つはエチルサンフェニルプロピオネート。 ケイヒ酸エチルというのはその名の通り、
ケイヒ、つまりシナモンに含まれている成分です。
たとえると、いちごや 赤ぶどうのような
フルーティーで少し濃厚な香りは、 このケイヒ酸エチルの
特徴のようです。 いやぁ、まさかのここで苦手ないちごが登場です。
まあ、たとえて言うなら、というとこです。 この2つの成分、普通のオレンジからは検出されないようなので、
ブラッドオレンジの特徴成分とも言えると思います。 それから、
その名の通りブラッドと呼ばれる 赤い色。
あの赤さの秘密は、 アントシアニン、
ブルーベリーやナスの色素として有名です。 本来は青紫に発色するんですが、
pHが酸性に傾いているからでしょうか。 綺麗な赤色。
まな板が赤く染まります。 健康食品としても注目されるホリフェノールの一種。
香りとともに自然の恵みを得られるブラッドオレンジ。 残念ながら私がお気に入りのモロ、
今年の収穫は終わっちゃったようです。 それ以外にもたくさんの品種を育てていらっしゃるので、
久保田農園さんのホームページ概要欄に貼っておきます。 アロマテラピーを教えていて、
オレンジの精油が苦手という方はとっても少ないです。
要は、みんなに好かれている香り、 初めて精油を買うという方に、
最初の1本としてもおすすめです。 手に入ったらブラッドオレンジとのかぎわけも、
ぜひ試してみてください。 爽やかで少し甘みのある香りは、
寝る前にもいいですよ。 ハジメテアロマは、香りのサブスク連動型ポッドキャストです。
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お相手は蜜のあじ子でした。 イチゴの出てこないアフタヌーンティ情報をお持ちの方、
ぜひ教えてください。
