画狂老人卍のテーマ（IRON PORK）

エフエム人間エピソード23より『画狂老人卍のテーマ』（IRON PORK）
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ーーー歌詞ーーー
静まりかえる裏長屋
行灯ひとつぼんやりと
戸をあけりゃ波がうねって
富士が静かに見おろしてる

六つのころから絵ばかり描いて
七十までは取るに足らぬと
己で定めてそれでもまだ
筆をにぎって夜をこえる

名をいくつでも着替えるように
北斎も宗理もみな脱ぎすてて
仏の胸の印を名乗り
画狂老人卍！ 卍になる

卍！色を解き放て
卍！年齢は置いとけ
紙切れ一枚 富士が立ちあがり
波と竜が叫びだす

卍！まだ未熟だと
卍！自分で笑いながら
八十九十 百百十まで
先の世界を見ている
画狂老人卍よ

赤も青も黒も白も
すべてが卍の言葉になる
富嶽百景 その高みさえ
遥かな道のまだ途中

八十九十 その先までも
骨になるまで筆を持つ
寒い夜でも暑い昼でも
白い紙さえあればいい

身を削っても筆を離さず
ただ絵のことしか見えない
もっと上手くなるその一年で
やがてこの世界を揺るがす

卍！線を走らせろ
卍！未来に投げつけろ
鮮やかな青い波となって
誰かの胸を揺さぶれ

卍！名前なんてもう
卍！いくつでもいいさ
北斎も卍もまとめてただの
絵をやめられない
画狂老人卍だから

サマリー

このエピソードでは、画狂老人卍の作品を通じて、創造の過程や内面的な葛藤が描かれています。

作品のテーマと背景

シズマリカエルウラナガヤ

アンドンヒトツボンヤリト

トアケリャナミガウネッテ

フジガシズカニミヨロシテル

ウスノコロカラエバカリカイテ

ナナジュウマデハトルニタラルト

オノレデサダメテサレデモマダ

ウデオニギッテヨルオ

ナオイクーツデモキガエルヨウニ

オクサイモソウリモミナヌギステテ

ホトケノムネノシルシオナノリ

画狂老人卍に卍になる

卍

IRON

噛み切れ一枚フジが立ち上がり

波と龍が叫び出す

卍

まだ未熟だと

卍

自分で八十九十百百十まで先の世界を見ている

画狂老人卍

白も白も全てが卍の言葉になる

古学百計その高みさえ

遥かな道のまだ途中

八十九十その先までも

骨になるまで

筆を持つ寒い夜でも

暑い昼でも

白い髪さえ

身を削っても筆を離さず

ただ柄のことしか見えない

唸るその一念

芸術にかける情熱

卍

イナミチョーナー