WEBVTT

00:00:00.000 --> 00:00:01.580
FMヨコハマ

00:00:02.120 --> 00:00:03.220
PODCAST

00:00:05.520 --> 00:00:06.560
のろぶです。

00:00:07.400 --> 00:00:10.360
漫画大好き芸人の吉川きっちょむです。よろしくお願いします。

00:00:12.160 --> 00:00:16.460
FMヨコハマの漫画ポッドキャスト番組COMIC ATLASでございます。

00:00:17.940 --> 00:00:20.900
ニョホホということでスティーブ・ウォールランアニメ化

00:00:20.900 --> 00:00:22.980
いやーそうですね。3月だっけ?

00:00:23.860 --> 00:00:29.880
あれいつだったかな?でも今年だよね。1話は結構さ、何十分もやってさ。

00:00:30.200 --> 00:00:30.760
で、あの

00:00:31.240 --> 00:00:33.500
一ステージ目丸ごとやるっぽいね。

00:00:35.080 --> 00:00:35.800
アーティスト

00:00:36.340 --> 00:00:40.340
サンドマン出てくる? 出てきますよ。ポコロコも出てくるし。

00:00:41.420 --> 00:00:46.120
アブドゥルも出てくる? 出てくるわ。サボテンに。一瞬だけ出てくるアブドゥルね。

00:00:47.300 --> 00:00:49.960
まあ一純した世界でございますから、スティーブ・ウォールラン。

00:00:51.440 --> 00:00:53.360
あのきっちょむさん、いいですか?

00:00:53.580 --> 00:00:56.040
これの呼びかけしてもらっても。

00:00:57.840 --> 00:00:58.680
冨樫先生

00:00:59.720 --> 00:01:01.780
見てますかー

00:01:02.260 --> 00:01:05.020
さすがにもう、あ、加藤冨樫先生もね。

00:01:05.040 --> 00:01:06.720
あー手振ってくれてます。ありがとうございます。

00:01:08.740 --> 00:01:11.480
もうね、見ててほしい。そろそろ。

00:01:11.680 --> 00:01:15.120
いや僕はちょっと見ないでほしいまであるかも。どうなんだろう。

00:01:15.400 --> 00:01:16.160
あのー

00:01:16.160 --> 00:01:17.500
見ててほしい。これは

00:01:17.880 --> 00:01:18.720
ラブレターです。

00:01:19.620 --> 00:01:23.420
僕たちから先生のね。 ラブレターでございますから。 読書感想文でございます。

00:01:25.180 --> 00:01:26.860
なんかいよいよコミックアトラス

00:01:26.860 --> 00:01:29.560
俺気づきました。感想文です。

00:01:31.320 --> 00:01:32.260
普通に。

00:01:32.260 --> 00:01:32.880
そうだね。

00:01:32.980 --> 00:01:36.900
あのー考察などではなく感想文であり。

00:01:36.960 --> 00:01:42.160
いかに自分が感じて、自分の人生にとってどうでっていう話をしてるよね。

00:01:42.800 --> 00:01:45.060
俺これ大学生の時の部室みたいな気持ちだわ。

00:01:45.500 --> 00:01:46.580
あー気持ちいいね。

00:01:46.920 --> 00:01:49.440
俺あったわけよ部室が。大学の時に。

00:01:49.460 --> 00:01:50.520
何部室?

00:01:50.640 --> 00:01:51.820
写真美術部。

00:01:51.880 --> 00:01:52.880
へー

00:01:52.880 --> 00:01:54.860
なんか写真部と写真美術部があって。

00:01:55.660 --> 00:01:58.400
写真美術部は部室があったから入ったの。

00:01:59.880 --> 00:02:06.220
だから雨の日とかさ、空きコマの時にそこに行って、みんなで喋ったり、音楽聞いたり、漫画話したりしてた。

00:02:06.220 --> 00:02:07.400
確かに弁当持ち込んだり。

00:02:07.580 --> 00:02:08.260
あーそうそうそう。

00:02:08.280 --> 00:02:08.560
いいよね。

00:02:09.220 --> 00:02:09.740
それです。

00:02:10.000 --> 00:02:11.160
あ、これ。それでした。

00:02:11.400 --> 00:02:14.020
はい、ということでみなさん一緒に部室で話していきましょう。

00:02:14.160 --> 00:02:14.280
はい。

00:02:14.500 --> 00:02:16.080
早速今回もよろしくお願いします。

00:02:16.120 --> 00:02:16.320
お願いします。

00:02:18.500 --> 00:02:20.500
カミックアトラス

00:02:20.500 --> 00:02:24.000
ヒーチャムさん、今回取り上げるハンター×ハンターの紹介をお願いします。

00:02:24.000 --> 00:02:31.840
はい、今回はキメラアント編、宮殿突入後から話していきたいんですけれども。

00:02:32.400 --> 00:02:32.660
はい。

00:02:32.880 --> 00:02:44.240
気づけばとてもシームレスに今回取り上げるハンター×ハンターのカラー、キッチンも違和感なく、今回ですねってなってるので、我々にとって準備はできてます。

00:02:44.540 --> 00:02:47.360
今回は東橋佳代先生のハンター×ハンターを取り上げます。

00:02:48.100 --> 00:02:48.760
4回目。

00:02:49.160 --> 00:02:52.880
いやー、逆に4回でよくここまで来れたね。

00:02:53.820 --> 00:02:55.040
まだ途中からだもんね。

00:02:55.140 --> 00:02:56.180
グリダイランドからだから。

00:02:56.420 --> 00:02:57.740
そうそうそう。あれかな?

00:02:57.900 --> 00:02:58.720
じゃあ、ヨークシンから。

00:02:58.720 --> 00:02:59.520
ヨークシンからでね。

00:02:59.660 --> 00:03:05.720
ヨークシン、グリダイランド、キメラアント全編で後編ってことか。

00:03:06.200 --> 00:03:09.120
ここから選挙編とかもやっていきたいと思うんですけども。

00:03:09.140 --> 00:03:10.240
早速コミックス持ってきますか。

00:03:10.260 --> 00:03:10.980
はい、持ってきましょう。

00:03:11.200 --> 00:03:16.680
はい、ということでね、ハンター×ハンターはキッチンもおそらくこの地球上で一番好きな作品です。

00:03:16.680 --> 00:03:24.200
はい、さあさあさあさあさあさあさあ、どれを置きましょうかという感じなんですけども。

00:03:24.200 --> 00:03:30.180
そうだね、まあでもこれか、一応、いや、むずいな。

00:03:30.260 --> 00:03:36.460
いやー、ちょっとここからのね、後半はもう迷信尽くしですよ。

00:03:37.080 --> 00:03:39.600
そうだね、やっぱりね。

00:03:40.780 --> 00:03:46.520
ちょっとすごい、もう漫画史に輝く面白漫画だよね。

00:03:46.600 --> 00:03:47.360
面白漫画を。

00:03:47.360 --> 00:03:49.120
このキメラアント編単体だけでも。

00:03:49.140 --> 00:03:49.980
面白パートだよね。

00:03:50.040 --> 00:03:50.840
面白パート。

00:03:51.400 --> 00:03:52.640
ちょっとさあ、どうでした。

00:03:53.540 --> 00:03:56.140
いやもう、手が止まらない。

00:03:56.640 --> 00:03:56.920
手が止まらない。

00:03:58.380 --> 00:04:03.780
っていうか、なんだろう、ほんと、なんだろうな、すごい涙が出たな。

00:04:04.120 --> 00:04:04.560
うーん。

00:04:04.560 --> 00:04:08.700
なんか、涙の種類の中でもすごい涙が出た。

00:04:08.700 --> 00:04:09.900
すごい涙ね。

00:04:10.260 --> 00:04:10.820
濃ゆい。

00:04:10.880 --> 00:04:11.480
濃ゆい涙でしょ。

00:04:12.720 --> 00:04:15.480
なんか、相当濃ゆいポチャ。

00:04:16.180 --> 00:04:16.800
スローでね。

00:04:16.840 --> 00:04:17.560
そうそうそうそう。

00:04:17.740 --> 00:04:19.460
波紋がもう出るようなやつね。

00:04:20.500 --> 00:04:26.140
その涙を受けたら、なんか何か回復しそうなくらいの濃ゆい涙が出たな。

00:04:26.440 --> 00:04:30.060
ちょっと古いアニメだよな、古いアニメは涙で染まりがちだから。

00:04:30.680 --> 00:04:37.940
なんかさあ、今回ですね、私読んでみまして、やっぱり前回も触りましたが、

00:04:37.940 --> 00:04:39.880
やっぱキルアのこと見ちゃうな。

00:04:40.300 --> 00:04:42.520
あー、そこ。

00:04:42.680 --> 00:04:49.560
やっぱキルアが変わっていってるな、が一番僕は目についたというか。

00:04:49.600 --> 00:04:51.660
うーん、キルアの変遷ね。

00:04:51.860 --> 00:04:52.200
そう。

00:04:52.360 --> 00:04:52.820
いいよね。

00:04:53.160 --> 00:04:59.160
で、なんかちょっと俯瞰してみたときに、このキメラント編の期間って、

00:04:59.600 --> 00:05:03.620
ここのね、ハンターハンター世界に流れてる期間って、そんな長くないじゃん。

00:05:04.160 --> 00:05:04.780
そうだね。

00:05:06.140 --> 00:05:06.620
そうだよね。

00:05:06.620 --> 00:05:07.020
そうだね。

00:05:07.480 --> 00:05:12.740
そんな長くないんだけど、むちゃくちゃ濃い時間を過ごしてる、彼らは。

00:05:13.600 --> 00:05:21.040
だからゴンとキルアが、このキメラント編を通して、ものすごい速度で成長してるって話をしたじゃん。

00:05:21.140 --> 00:05:21.600
そうだね。

00:05:21.820 --> 00:05:22.820
実践を通して。

00:05:22.820 --> 00:05:39.800
で、それって一番最後、ゴンとキルアが、なんか言ったら、ゴンがピトーと行くところで、一緒に行かなくていいのかみたいな話になる瞬間あったじゃん。

00:05:39.800 --> 00:05:42.080
あー、そうだね。キルアは一緒に行くのかどうかっていうね。

00:05:42.080 --> 00:05:51.500
そうそう。だからキルアが、キルアとゴンの判断、シュンジの判断が、すごい調査棒をくぐってきた人間しかできない判断をする瞬間があったじゃん。

00:05:51.500 --> 00:05:54.240
だからイカルゴたちがビビってるもんね、それに対して。

00:05:54.240 --> 00:06:06.640
そう、ナックルがビビってるじゃん。これって異常な話だと思ったの。だってそもそもナックルの方が実践通しまくってるし、むしろゴンとキルアを導く側だったじゃん。

00:06:06.680 --> 00:06:07.580
うん、本来ね。

00:06:07.800 --> 00:06:13.220
で、今回のこのキメラント編のいろんなことを通して、彼らがそこまで進化してしまってるっていう。

00:06:13.220 --> 00:06:16.420
そうね。その、ウェルフィンじゃないけども。

00:06:16.420 --> 00:06:18.580
あー、そうだね。そうなんだ。

00:06:18.660 --> 00:06:24.400
こう、短い期間ですさまじくこう、成人年齢とかも上がっていってるというね。

00:06:24.400 --> 00:06:26.860
上がっていってる。もう、ふけまくってシワシワになるウェルフィンね。

00:06:27.620 --> 00:06:28.280
小麦?

00:06:28.580 --> 00:06:29.540
小麦?あれ最高だよな。

00:06:29.560 --> 00:06:30.180
よかったね。

00:06:30.520 --> 00:06:35.280
なんかそれ見てて、やっぱこれ時間の密度って本当にあるなと思ったの。

00:06:35.340 --> 00:06:35.920
はいはいはい。

00:06:36.260 --> 00:06:42.740
まあ結構このキメラント編での描写ってさ、あの1秒をさ、ものすごい密度で描くじゃん。

00:06:42.740 --> 00:06:43.420
そうだね。

00:06:43.580 --> 00:06:46.440
あのナレーションっぽいのがずっと入って、モノローグが。

00:06:46.460 --> 00:06:48.840
コンマ何秒、表示をずっとしてるよね。

00:06:49.080 --> 00:06:53.280
それって、俺めちゃくちゃこのキメラント編において品質すると思ってたの。

00:06:53.380 --> 00:06:54.000
うんうんうん。

00:06:54.420 --> 00:06:55.560
時間の凝縮の話。

00:06:55.680 --> 00:06:55.880
うん。

00:06:56.560 --> 00:07:01.920
で、それがなんか、人との関係とか成長にも同じこと言えるなって思ったの。

00:07:01.980 --> 00:07:08.600
うーん、それこそその、ゼノ、ね。ジンちゃんもすごい時間がね、ぎゅーとしたんじゃよみたいなのも言ってるしね。

00:07:08.600 --> 00:07:14.200
で、キルア自身が、友人を獲得したって話したじゃん。前回。

00:07:14.240 --> 00:07:14.700
うーん、そうだね。

00:07:14.700 --> 00:07:15.380
イカルゴみたいな。

00:07:17.240 --> 00:07:24.340
でも、この後パームとかにもそうだし、メレオロン、メレオロンもそうなんだよな。

00:07:24.680 --> 00:07:25.780
聞かねえよみたいな。

00:07:26.060 --> 00:07:27.560
言わねえし聞かねえよみたいな。

00:07:27.920 --> 00:07:30.480
これってお前らと会ったばっかじゃんみたいな。

00:07:30.520 --> 00:07:31.140
そうなんだよな。

00:07:31.140 --> 00:07:44.140
関係だけど、命を賭して、お互いもう、まるはなかで、信頼関係を結ぶしかないやつらの、この時間の凝縮っぷり、これって俺すさまじいものがあるなと思ったの。

00:07:44.380 --> 00:07:45.020
うーん。

00:07:45.140 --> 00:07:49.660
その中で人っていうのは成長するし、この密度がいかに大事かみたいな。

00:07:49.840 --> 00:07:54.200
ね、もう命を預け合った仲だから、一生もんなんだよね。

00:07:54.220 --> 00:07:54.640
そうなんだよな。

00:07:54.640 --> 00:07:55.640
完全に、戦友。

00:07:56.620 --> 00:08:02.820
これってさ、部活動の3年間、これ例えがあれかもしれないけど、に近ええなと思ったの。

00:08:03.820 --> 00:08:04.800
そうなんだよな。

00:08:04.800 --> 00:08:05.600
密度の濃さ。

00:08:05.780 --> 00:08:06.100
そうね。

00:08:06.180 --> 00:08:09.240
自分らの人生にさ、彼らほど命を賭つ瞬間ないじゃん。

00:08:09.280 --> 00:08:12.900
ないから、確かに部活ぐらいしか、出せなくない?

00:08:12.920 --> 00:08:15.860
自分の命を賭けるってつもりでやってたわ、当時。

00:08:15.940 --> 00:08:16.380
そうなんだよ。

00:08:16.860 --> 00:08:19.340
あの時の繋がりってさ、強ええじゃん。

00:08:19.420 --> 00:08:19.900
確かにね。

00:08:19.980 --> 00:08:21.340
あれに近いんだなと思ったの。

00:08:21.500 --> 00:08:22.400
あー、なるほどね。

00:08:22.400 --> 00:08:23.780
ベンチャー企業とかもそうじゃん。

00:08:24.020 --> 00:08:24.340
あー。

00:08:24.740 --> 00:08:30.680
ベンチャー企業ってさ、朝晩なくさ、やっぱり働き方、価格なんか関係なくさ、やるしかねえって。

00:08:30.680 --> 00:08:32.300
全てを賭けて、そこにね。

00:08:32.300 --> 00:08:32.800
働くじゃない。

00:08:33.160 --> 00:08:36.360
そこにいる人らの信頼関係の厚さって、やっぱりちょっとあるじゃない。

00:08:37.020 --> 00:08:39.920
みたいなものなんだなっていう解釈しかできない。

00:08:40.540 --> 00:08:42.420
命賭けてこなかったからさ、別に。

00:08:42.420 --> 00:08:46.940
そうね。だからもう、仲間になったら礼はいらねえみたいな感じだったりとかもね。

00:08:47.000 --> 00:08:47.640
礼はいるけどな。

00:08:48.300 --> 00:08:50.320
そうそう。だから認め合う関係。

00:08:50.320 --> 00:08:54.040
だからまだそこは、キルはもう、ちょっと中二病っぽさはあるというか。

00:08:54.560 --> 00:09:00.140
なんか仲間とか友達に対しての憧れみたいなのが、ずっとやっぱ山にこもってて。

00:09:00.360 --> 00:09:02.340
山にこもってて。

00:09:02.400 --> 00:09:02.980
そうそうそう。

00:09:03.700 --> 00:09:04.680
ソルディック家の。

00:09:04.740 --> 00:09:10.960
ソルディック家の山で囲われてさ、友達なんかいらないってさ言われてさ、作れなかったわけじゃん。

00:09:11.080 --> 00:09:12.380
あそこを山とらえんなよ。

00:09:13.120 --> 00:09:14.200
ゴンドは違えんだからさ。

00:09:14.200 --> 00:09:15.280
そうね。違う山だわ。

00:09:15.460 --> 00:09:16.080
違う山。

00:09:16.960 --> 00:09:17.520
面白いよね。

00:09:17.520 --> 00:09:24.960
だからやっぱ友達に対しての憧れとか、そういうものがかなりあって、結構美化してる部分もあると思うの。

00:09:24.980 --> 00:09:25.480
確かに。

00:09:26.000 --> 00:09:33.580
でもそれはやっぱりリアルのゴンドの関係を経て、リアルの友達っていうものを知っていって、仲間っていうものを知っていって、

00:09:33.960 --> 00:09:40.460
そこでイカルゴだったりとか、パームだったり、メデオロンだったりとかに、なんかいろんな肩と繋いでいく。

00:09:40.520 --> 00:09:43.660
あれが俺一番好きかもと思った。もう何回も読んでるから。

00:09:44.220 --> 00:09:47.800
今回の闇の中では、キルアのあの感じがとにかく良かったんだよね。

00:09:47.900 --> 00:10:00.320
そうなんだよな。泣きポイント、僕いくつかあるんだけど、キメラ・アントに改造された後のパームに出会った後のキルアね、ここがさ、たまんないじゃん。

00:10:00.320 --> 00:10:01.440
たまんないね。

00:10:01.520 --> 00:10:11.020
だってさ、最初は視線を感じてみたいな、ロジックのやり取りなんだけど、ロジックのやり取りの中で、時間稼ぎのために、

00:10:11.020 --> 00:10:19.580
自分を演出してさ、ゴンに会ったらまずはゴンと呼んでくれって言ってさ、で、言い始めたら、

00:10:19.700 --> 00:10:20.000
分かる。

00:10:20.200 --> 00:10:25.780
俺ではできないんだっていう、要はその言語化をしたんだよね。

00:10:26.200 --> 00:10:38.340
その、フリをするために、フリをしたために言語化をした瞬間に、それがあまりにも本当の自分の心情だっていうことに気づいて腑に落ちてしまって、

00:10:38.520 --> 00:10:39.160
こっちでね。

00:10:39.160 --> 00:10:52.620
崩れ落ちるように、俺じゃダメなんだよって言ってさ、崩れ落ちて、うわーってなるのはさ、まだ子供なりの幼さみたいなのが出た瞬間でさ、

00:10:52.820 --> 00:10:56.340
あそこまでさ、我慢してたもんな、キルアって。

00:10:56.360 --> 00:11:05.880
世紀を切ったように、うわーってなってさ、その感情に当てられて、パームさんは、その感情と記憶、その切られてたのがバッて繋がるわけじゃん。

00:11:06.680 --> 00:11:15.320
これってさ、僕、戸垣先生すげーなって思うのが、結構ハンターハンターってロジックで描かれていくことが多いのよ。

00:11:15.760 --> 00:11:26.680
このどういう経緯で、どういう心のロジックでここでなっていくかっていうところを、感情の物語の側面でもここで描いてくれてて、

00:11:26.680 --> 00:11:40.560
で、キメラアント編って、実は感情の側面というのがすごく大きい話になってて、だからこそ人間らしさとかの話でもあるし、人間の複雑さっていうのを描いてるし、

00:11:40.880 --> 00:11:48.620
だからこそ人間を取り込んだキメラアントが、いかにシンプルじゃないのか、人間の複雑さ、残酷さとかを、

00:11:49.360 --> 00:11:50.440
虫としてのね。

00:11:50.820 --> 00:11:59.300
だって本来キメラアントっていうのは、上からの直接の命令で軍隊として描かれていく話だったのに、それが、

00:11:59.680 --> 00:12:00.460
自我を持ってね。

00:12:00.540 --> 00:12:09.920
自我を持って、人間ぽさを描くことによって複雑さを獲得して、ありえないことが起こり続ける話になってるんだよね。

00:12:09.920 --> 00:12:14.760
確かに確かに。本来のキメラアントでは起きえなかったことが、人間が混ざったからね。

00:12:14.760 --> 00:12:18.240
そこで僕は今回このキルアのそこでめっちゃ感じたんだよね。

00:12:18.700 --> 00:12:20.920
確かに。そうだね。

00:12:21.600 --> 00:12:33.360
なんかさ、その人間が混ざったっていうところで言うとさ、このウェルフィンに対して言ったメルエムのセリフがさ、

00:12:33.880 --> 00:12:41.280
あっち側に、人間側に、として生きろみたいなことを言うシーンがポッとあるんだけど、

00:12:41.300 --> 00:12:41.660
あるね。

00:12:41.660 --> 00:12:44.880
なんかその感覚、メルエムあったんだと思って。

00:12:45.160 --> 00:12:46.180
うんうんうんうん。

00:12:46.400 --> 00:12:49.840
自分が揺らいでるってことを理解したんだと思ったの。

00:12:49.920 --> 00:12:52.760
ね。揺らぎの中にちゃんとあるっていうね。

00:12:52.760 --> 00:12:52.860
ね。

00:12:53.260 --> 00:12:58.760
たぶんその、ネテロ会長と戦うまでは会長は気づいてたんだよね。

00:12:58.900 --> 00:13:00.000
うん。いつだね。

00:13:00.020 --> 00:13:03.700
キメラアント側とその人間側の揺らぎの中にある。

00:13:04.200 --> 00:13:10.780
でも本人は気づいてなくて、で、戻ってきてから、なんかだんだん気づいてきてるというか、

00:13:11.600 --> 00:13:13.480
その夫婦の能力を得てさ、

00:13:13.880 --> 00:13:14.420
そっか。

00:13:14.540 --> 00:13:19.720
そう。凜ぷんというか、オーラとかで感じるようになって、

00:13:19.780 --> 00:13:20.160
はいはいはい。

00:13:20.180 --> 00:13:24.660
より他者性みたいなものをより感じるようになってるんだよね。

00:13:24.700 --> 00:13:25.240
確かに。

00:13:25.440 --> 00:13:26.720
そこもあるんじゃないかなと。

00:13:26.800 --> 00:13:28.920
なるほどね。取り込んだもんね。

00:13:29.140 --> 00:13:29.740
そうそうそうそう。

00:13:30.000 --> 00:13:33.140
あー確かに。なんかそれすごいおもろいなーと思って見てたの。

00:13:33.400 --> 00:13:36.860
読み返したら、なんかそういうふうに思ってたんだ自分のことみたいな。

00:13:37.180 --> 00:13:42.500
てか自分たちはその、どっちも混在してるから、どっちを生きるかを選べるってことで、

00:13:42.680 --> 00:13:45.640
そっち選びなよって言えてる。メレはすげーなーと思ったし。

00:13:46.000 --> 00:13:48.480
あの時点でメレも選んでたんじゃないかっていう。

00:13:48.780 --> 00:13:49.420
うーん。

00:13:49.460 --> 00:13:53.620
あのセリフの裏には。小麦によって思い出した後だから、

00:13:54.640 --> 00:13:59.520
自分がこの後すべきこと、この後の残りの時間を過ごし方っていうのを決めてんだみたいな。

00:14:00.620 --> 00:14:02.260
なんかあそことがすげーよかったよね。

00:14:02.480 --> 00:14:04.460
よかったよねー。

00:14:05.120 --> 00:14:10.620
すごいさ、やっぱり漫画とかさ、もちろん映画とかもあるけどさ、

00:14:11.020 --> 00:14:16.520
ものすごく誰もがわかる当たり前のこととかを、いかに描くかってのがあるじゃん。

00:14:17.540 --> 00:14:22.780
みんなが知ってる、愛は大事だとか、人との関係はこうだ、みたいな。

00:14:23.040 --> 00:14:27.880
なんか授業で道徳で習えそうなことっていうのを、ものすごくドラマチックに描いていって、

00:14:28.580 --> 00:14:31.960
これがいかに大事かってことを、感じさせるものでもあるじゃん。

00:14:32.020 --> 00:14:33.080
そうだねー。

00:14:33.080 --> 00:14:36.660
この漫画とかの物語という装置は。

00:14:37.220 --> 00:14:42.800
この中で生まれてきてよかった、この瞬間のために生まれてきたっていうとこに、

00:14:43.280 --> 00:14:47.340
この決め難題がたどり着くとは、誰一人思わなかったよな。

00:14:47.360 --> 00:14:48.080
思わなかったよー。

00:14:48.120 --> 00:14:49.440
思わなかったよな。

00:14:49.660 --> 00:14:51.640
思わなかったよー。

00:14:51.700 --> 00:14:53.140
いやもう、そうねーよ。

00:14:53.340 --> 00:14:59.400
というか、ハンター×ハンターがその概念にたどり着くとは、予想だにしなかったよな。

00:14:59.400 --> 00:15:06.980
普通の少年漫画の、面白すぎる少年漫画の延長として考えて読んでたのに、ここまでいくんだっていう。

00:15:07.300 --> 00:15:07.660
そうだよ。

00:15:07.820 --> 00:15:08.480
すごいよ。

00:15:08.580 --> 00:15:15.320
だって、爆発、ミニチュアローズの後にボロボロになったメルウェームを抱きかかえてさ、

00:15:15.700 --> 00:15:20.920
それで自分を液体にしたりとか粉にして食べてもらうっていうので、

00:15:21.020 --> 00:15:26.560
慈愛、母親のような感情を獲得してさ、二人が、

00:15:26.560 --> 00:15:28.180
ホワァーってなってるね。

00:15:28.320 --> 00:15:29.600
ホワァーみたいなさ。

00:15:31.280 --> 00:15:32.060
涙が流してる。

00:15:32.060 --> 00:15:36.260
あれ、当時大学生の時にコンビニで8読みしてさ、おしっこ漏らしそうになっちゃってさ、

00:15:37.860 --> 00:15:39.000
あれを読んでさ。

00:15:39.220 --> 00:15:40.000
湿菌を?

00:15:40.480 --> 00:15:46.080
もう、なんてすごいんだって、漫画表現の極致に至ってる。

00:15:46.720 --> 00:15:47.760
なんてことだって。

00:15:48.320 --> 00:15:49.600
どうしたどうしたってね、幸せ。

00:15:49.920 --> 00:15:52.540
でもなんか、もう笑いの向こう側にいたんだよ。

00:15:52.560 --> 00:15:53.040
確かにね。

00:15:53.160 --> 00:15:54.160
すごすぎてさ。

00:15:56.200 --> 00:15:58.360
あの記憶を一生忘れないと思う。

00:15:59.340 --> 00:16:02.260
なんかさ、今話しながらふと思ったけどさ、

00:16:03.080 --> 00:16:08.540
グリードアイランドまでさ、人間ドラマ的なことって濃く描いてないよな。

00:16:09.580 --> 00:16:10.340
そうだね。

00:16:10.360 --> 00:16:10.860
濃ゆめには。

00:16:11.960 --> 00:16:12.560
そうね。

00:16:12.820 --> 00:16:14.960
はしばしに出てきてはいるが、

00:16:15.100 --> 00:16:21.480
そのキャラクターごとのちょっとした感じ、人間関係とかはあるけども。

00:16:21.480 --> 00:16:25.540
なんかここまで内面、さっき感情の話って言ったけど、

00:16:26.660 --> 00:16:31.740
内面の成長とかを描くことなかったんじゃなかったもんな。

00:16:32.100 --> 00:16:34.340
壮大な愛の物語じゃない?

00:16:34.700 --> 00:16:37.800
で、ちょっと思ったのよ。

00:16:38.980 --> 00:16:43.180
これ今の現代の我々から読むことによって、

00:16:43.880 --> 00:16:46.800
これが愛でありAIの話だなと思ったの。

00:16:48.240 --> 00:16:50.740
アルファベットで愛、おなじみAIですけど。

00:16:51.480 --> 00:16:57.460
なので、これキメラアントっていうものがそもそも人間から大量に学習してるんだよね。

00:16:57.980 --> 00:16:58.520
取り込んで。

00:16:59.040 --> 00:17:04.820
で、さらにそれを全部吸い上げた存在っていうのがメルエムなんですよ。

00:17:05.100 --> 00:17:10.500
で、メルエムが人間性とか愛情を獲得していく話になっている。

00:17:11.140 --> 00:17:17.520
これがなんか今のAIにちょっと重なるものもあるんじゃないかっていう気がしてくるんですよね。

00:17:17.520 --> 00:17:18.040
そうですね。

00:17:18.580 --> 00:17:20.300
まあ、というとこの3人だよな。

00:17:20.460 --> 00:17:21.540
はいはいはい。そうだね。

00:17:21.940 --> 00:17:28.820
この3人が一番それぞれの場所で、それぞれの人間を対峙してもらってるもんな。

00:17:28.940 --> 00:17:29.580
そうそうそうそう。

00:17:29.700 --> 00:17:33.800
それで言うと、ピトーが一番関わってないかもね。

00:17:34.160 --> 00:17:35.220
あ、そうだね。

00:17:36.060 --> 00:17:36.520
そうだわ。

00:17:36.580 --> 00:17:37.000
人と。

00:17:38.100 --> 00:17:40.500
プフとユピか。

00:17:41.020 --> 00:17:43.200
ユピが一番関わって変わってるもんな。

00:17:43.500 --> 00:17:44.140
確かに。

00:17:44.420 --> 00:17:45.040
ナックル。

00:17:45.240 --> 00:17:46.660
ナックルたちのね。

00:17:47.700 --> 00:17:48.900
かっこいいよ。

00:17:49.900 --> 00:17:54.040
やっぱあれはさ合理性を一番描いてる行動じゃん。

00:17:54.180 --> 00:18:02.040
ナックルでやっていくことって冷静に判断すればとか、もう結果を求めたらこの判断絶対しないでしょって判断を全部してんじゃん。

00:18:02.780 --> 00:18:04.460
で、おーいって瞬間もあるじゃん。

00:18:05.340 --> 00:18:06.900
もうモラはさ、おーいって感じじゃん。

00:18:07.500 --> 00:18:12.160
でもそれがユピにとってのニューなことっていうか。

00:18:12.160 --> 00:18:22.780
なんか、それを認めてしまうと負けてしまうかもしれないゆえにこいつらの尊敬、敬意を表するみたいな感じだったりとかね。

00:18:22.780 --> 00:18:23.820
ことがあったりしてとか。

00:18:24.060 --> 00:18:25.000
確かにそうだね。

00:18:25.060 --> 00:18:30.200
プフもものすごい、一番さ、頭でっかちくんじゃん。

00:18:31.100 --> 00:18:37.400
策略家であり、その3つ切り分けた感じがあるとしたら、一番その人間的であるじゃん。

00:18:37.520 --> 00:18:39.060
そうだね。一番ね。

00:18:39.600 --> 00:18:41.340
ユピが一番動物的というか。

00:18:41.340 --> 00:18:43.720
魔獣を一番取り込んでるみたいなね。

00:18:43.720 --> 00:18:47.620
その対局にある2人がそれぞれ関わったことによって。

00:18:47.880 --> 00:18:50.460
でピトーはなんか、それで言うともっとシンプルだもんな。

00:18:50.680 --> 00:18:51.940
そうなんだよなー。

00:18:52.520 --> 00:18:56.560
かなりずっとクレバーというか冷静なんだよね。

00:18:56.740 --> 00:18:58.140
まあちょっと自分勝手でもあるじゃん。

00:18:58.240 --> 00:18:59.940
そうだね。やっぱちょっと猫っぽさ。

00:18:59.960 --> 00:19:01.320
猫っぽさがあってっていう。

00:19:01.800 --> 00:19:10.900
だからなんか今回のこの後編は特にプフとユピがそういうふうに関わっていって変化してるさも描く。

00:19:12.080 --> 00:19:21.280
ことによって人間たちのキャラクターもなんか表出するというか、やっぱナックルのピュアさ。

00:19:21.520 --> 00:19:25.800
ピュアさね。ナックルが絡むとヤンキー漫画になっちゃうなと思ったんだけど。

00:19:26.820 --> 00:19:32.540
っていうそのヤンキー漫画の中にユピが入っちゃってるんだよね。

00:19:32.660 --> 00:19:35.340
はいはい、あーなるほどね。世界観にね。

00:19:35.360 --> 00:19:38.720
そう。これってさ、マジですごくない?

00:19:38.780 --> 00:19:39.260
確かに。

00:19:40.500 --> 00:19:51.840
もうだってシュートがボロボロになって、それをさ、でももうやることもないってことで、ユピはさ通り過ぎちゃったりするわけじゃん。

00:19:52.020 --> 00:19:58.720
一回チラッと見てさ、それに対してもうナックルをめちゃくちゃ怒り狂ってさ、一発顔面に入れてやるーっつってさ、わーっつって。

00:19:59.040 --> 00:20:08.960
でもなんかあまりにも強くてわーって逃げたりとかしていく中で、でも結局殴って入れたりとかして、でも拳で殴り合うことで要は語り合うんだよね。

00:20:08.960 --> 00:20:15.240
それってめっちゃヤンキー漫画の文化だと思うの。河原で殴り合ってわかり合って仲良くなるみたいな。

00:20:15.480 --> 00:20:37.180
で、今回それによってそのユピとナックルが最終的にどっかわかり合って尊敬し合って、で、そのモラウさんを殺さないっていう選択をしてくれてさ、念を解いてっていう、わかり合ってる、うわ、めっちゃヤンキー漫画だってなるんだよね。

00:20:37.180 --> 00:20:43.340
樋口 ってことは、コロキベランド編、ロクデラシュ・ブルースとハチクロと、みたいな感じで。

00:20:43.340 --> 00:20:43.800
深井 あ、そうだ。

00:20:44.160 --> 00:20:45.180
樋口 そういうこと?

00:20:45.360 --> 00:20:45.600
深井 うん。

00:20:45.640 --> 00:20:49.300
樋口 いろんな要素が、いろんな漫画が入ってたってこと?

00:20:49.440 --> 00:20:50.180
深井 そういうことです。

00:20:50.200 --> 00:20:58.780
樋口 アハハハハハッ。前回ハチクロが入ってますよねって言うので、キッチンも言ってますけど、今回はロクブル入ってますか?

00:20:58.800 --> 00:20:59.580
深井 ロクブル入ってます。

00:20:59.700 --> 00:21:01.240
樋口 アハハハハハッ。大したことだ。

00:21:01.340 --> 00:21:01.880
深井 ヤバい。ヤバいっす。

00:21:02.160 --> 00:21:04.200
樋口 アハハハハハッ。で、そういうことだよね。

00:21:04.280 --> 00:21:04.820
深井 そういうことですよ。

00:21:04.820 --> 00:21:25.660
樋口 だから、やっぱり人間を描くっていう時に、ヤンキー的なある意味、拳で語り合うって話もあれば、恋愛的な男女、心を通じるっていうものを描くもあればっていう、とにかく人間ドラマを描きまくろうっていうショーなのかもしれないね。

00:21:25.660 --> 00:21:46.380
深井 そうそうそう。だから本当、いろんな漫画文脈の、いろんなジャンル漫画をこのストーリーに乗せて、それのある種最高峰の表現みたいなのを引き出そうとしてる感じをすごく感じてる。

00:21:46.460 --> 00:21:53.240
樋口 確かにね。ドラゴンアッシュだ。ミクスチャーだ。

00:21:53.240 --> 00:21:57.780
深井 だから今までトガシさんが吸い上げてきたものを、全部ここに。

00:21:57.780 --> 00:22:01.780
樋口 全身全霊でぶち込んでるという作品だ。

00:22:01.840 --> 00:22:03.820
深井 それこそ、しぐるいの語り口なのよ。

00:22:03.820 --> 00:22:07.480
樋口 うわ、確かに。手法そうか。確かに。

00:22:07.800 --> 00:22:10.120
深井 うん。すごくない?

00:22:10.340 --> 00:22:11.640
樋口 激光仮面も大好きです。

00:22:11.640 --> 00:22:34.140
深井 もうやっぱそのいろんな、多分トガシさんが本当に好きで吸い上げてきたもの。それこそやっぱ念能力っていうのはジョジョから来てるんじゃないかとかも言われてるけど、それのいろんな本当に吸い上げてきたものを全部最高峰のものとして全部表現してるなっていうのは思ったんだよね。

00:22:34.140 --> 00:22:44.600
樋口 これでもさ、そっか、なんかさっきグリードアイランド編とか考えたら別に深く人間ドラマを描いてないんじゃないかみたいな話を俺知ってたじゃない。

00:22:45.280 --> 00:22:58.400
それってもしかすると人間的成熟の話もあんのかなっていう、トガシ先生の人生的な話を描けるようになったというか、人として。

00:22:58.660 --> 00:23:01.720
深井 確かに。連生中に子供二人目生まれましたとかね。

00:23:01.720 --> 00:23:17.540
樋口 なんかその豊かさ、自分が感じたいろんな感情、もちろん良いことも悪いこともあったはずだし、だけどこれを全部ひっくり返って落とし込んだ。この瞬間しか生まれなかった作品なのかもしれない。

00:23:17.780 --> 00:23:20.080
深井 そうだね。樋口 完全に狙ってかけないっていうか。

00:23:20.080 --> 00:23:30.700
深井 今そう言って思ったけど確かに子供ができたっていうのはかなりでかいと思ってて、キメラアンとかそもそも女王アリが子供を産む話なんだよね。メルエムという。

00:23:30.980 --> 00:23:44.400
樋口 確かに。 深井 そのメルエムに対して今回プフとユピが自分の体を分けてあげて、それも母性みたいなさ、親子みたいな。

00:23:44.400 --> 00:23:51.900
樋口 確かに、その循環だしな。 深井 それってやっぱ人の親になった人にしか結構欠けないものでもあったんじゃないかっていう気がするよね。

00:23:51.900 --> 00:24:05.900
樋口 確かにね。しかもその最後、この瞬間のために生まれてきたとメルエムと小麦が思うじゃない。あの感動って多分それに近いんじゃないかっていう。

00:24:05.900 --> 00:24:26.540
深井 そうだね。 樋口 なんかもう理性とかでは理解しきれないものが全身に広がってるって感覚ってあるわけよ、生きてて。この瞬間のために生まれてきたかもしれないとか、やべえみたいな感動って。それをものすごいちゃんと漫画表現に渡し込まれたなっていう。

00:24:26.540 --> 00:24:40.540
深井 そうなんだよね。だからあのさ、夫婦が、そのメルエムが小麦って聞いた瞬間、聞いちゃった瞬間に広がる感情を全部感じ取ってたじゃん。共有してるから。で、ああもうこんなにも、こんなにも。

00:24:40.560 --> 00:24:52.400
樋口 こんなにもっていうね。そうなんだよ。 深井 いかにやっぱ愛っていうものがすべてを凌駕するでかい感情なのか、すべてを投げ打ってても、それを獲得しに行きたいもの。

00:24:52.900 --> 00:25:03.080
だから、こそその小麦を獲得するためにパームの元に行くじゃない。行って、もう頭を下げようとすらする。土下座しようとしてたよね。

00:25:03.100 --> 00:25:13.840
樋口 これそうなんだよ。土下する感じがあって、それをパーム止めんじゃん。自分もありの、はいっていうかさ、もう無理だと。それをしちゃいけない。

00:25:13.840 --> 00:25:17.460
深井 受け入れらんない。 樋口 らんないよっていう。いやあそこちょっと痺れたね。

00:25:17.500 --> 00:25:19.200
深井 痺れたよ。 樋口 土下しようとしてるみたいな。

00:25:19.200 --> 00:25:27.120
深井 でももうさ、直感的にわかってんだよね。その残り少ないって寿命、もうこの毒でやられてるってさ。

00:25:27.120 --> 00:25:30.580
樋口 そうね。 深井 だからもうなりふり構ってないんだよ、愛の前で。

00:25:30.820 --> 00:25:36.660
樋口 でもさ、やっぱあそこでさ、ずっと淡々としてるメリエムが王だよね。

00:25:36.740 --> 00:25:45.240
深井 王だね、結局。待つ輪ができや。 樋口 絶対躊躇ないじゃん、いろんなことに。もうやること決まってるから、そこに向かっていくので別に土下はしますみたいな。

00:25:45.240 --> 00:25:52.660
深井 うん土下。 樋口 ね。で最後の最後、やっぱりあの、もう歴史に残る演出。

00:25:52.860 --> 00:26:01.900
深井 いやすごいよ。黒バッグにさ、セリフだけが浮かんでさ、ポンポンポンってさ、小麦いるか?ってさ。

00:26:02.480 --> 00:26:11.480
樋口 これで30巻変わるって。 深井 あれ、そこの考察だけちょっと話。 これもう有名な話。有名な話ですけど、

00:26:12.140 --> 00:26:20.760
小麦いるか?で最後の方にさ、あの手を握っててくれるか?ってさ、でそこから小麦が一回返事しないんだよね。

00:26:21.200 --> 00:26:28.880
樋口 うんうんうん。 深井 で、てんてんてんが続いてるんだよ。そこで小麦を初めて知るんだよ。

00:26:29.640 --> 00:26:33.000
人間じゃないって。 樋口 おお! 深井 初めて、

00:26:33.640 --> 00:26:37.860
樋口 あ、ほんとだ! 深井 王様にくれるのよ。

00:26:38.840 --> 00:26:43.200
樋口 すごっ! 小麦いるか?って聞くもんね。

00:26:44.520 --> 00:26:54.400
深井 そこで初めて触って、手を握って、指の本数が違って、体の構造が違って、人間が違う、人間じゃないんだ。

00:26:54.420 --> 00:27:00.080
樋口 ないんだって気づくわけね。 深井 で、僕ここでさらに気づいたの。小麦がなぜ鼻水垂れてるか。

00:27:01.620 --> 00:27:04.910
気づいちゃった。これは、

00:27:06.170 --> 00:27:13.790
このキャラクターを作る上で、目が見えないキャラクターは耳と鼻が良いのが定石なんだよ。

00:27:14.050 --> 00:27:21.350
樋口 ああ、なるほど。確かに。 深井 で、鼻水を垂らしてる、要はマンセイビエンによって、匂いがわからないんだよ。

00:27:21.550 --> 00:27:26.930
樋口 ああ。 深井 つまり、人間じゃないものの匂いっていうのに気づけないんだよ。

00:27:26.990 --> 00:27:30.770
樋口 ああ、すげえ。 深井 っていう業者なんだよ、これおそらく。

00:27:31.650 --> 00:27:34.910
樋口 すげえ、確かに。 深井 だからずっとこの鼻水垂らしてる。

00:27:34.910 --> 00:27:42.970
樋口 ずっと鼻水なんだ。ああ、すげえ、確かに。 深井 っていうとこを、僕はここに来て、読み返したことによって気づいてさ。

00:27:42.970 --> 00:27:46.890
樋口 確かに。うわ、本当だわ。 深井 そういう仕掛けだったんだよ、これ。

00:27:47.130 --> 00:27:49.330
樋口 なんで鼻垂れなんだって話だよな。 深井 そう。

00:27:49.930 --> 00:27:55.950
樋口 うわ、すげえ。 深井 なんだ、なめさせるためというか、キャラとしてさ。

00:27:55.950 --> 00:28:00.510
深井 っていうのかなと思ってたの、最初は。なんか鼻垂れのバカみたいな人間が。

00:28:00.570 --> 00:28:06.190
樋口 吉川さん、これ一番最後のところ、もう垂れてませんね、鼻水。

00:28:06.390 --> 00:28:09.210
深井 はい。 樋口 ってことっすよね。 深井 ってことかもしれないです。

00:28:09.210 --> 00:28:14.030
樋口 これまで、本当このシーンの前まで、鼻垂れなのよ。ここまで。

00:28:14.290 --> 00:28:18.230
深井 そうだね。 樋口 最後もう、理解している、鼻垂れてね。

00:28:18.890 --> 00:28:24.250
樋口 おめえさ、目も開いててさ、あっぱれだね。

00:28:24.270 --> 00:28:28.270
深井 あっぱれだよ。軍儀の時にしか目開いてなかったんだよ。

00:28:28.730 --> 00:28:33.530
で、なんで目開くのかって、なんかそっちの方が見えてる気がするみたいなこと言うじゃん。

00:28:34.250 --> 00:28:37.750
最後も、メルエムに対しては目開いてる。 樋口 開いてる、ずっと。

00:28:37.750 --> 00:28:40.150
樋口 すごっ!

00:28:41.530 --> 00:28:42.390
あっぱれ!

00:28:42.870 --> 00:28:44.590
深井 ちょっとさ、とがし先生。

00:28:44.590 --> 00:28:45.810
樋口 とがしよしひろさん!

00:28:46.510 --> 00:28:48.690
深井 すっごすぎるぜ!

00:28:49.170 --> 00:28:52.890
樋口 確かに、なぜ鼻垂れなのか。

00:28:52.890 --> 00:28:53.230
深井 うん。

00:28:53.690 --> 00:28:55.970
樋口 あー、ありがとう。 深井 この秘密。

00:28:56.150 --> 00:28:57.090
樋口 気持ちがいいね。

00:28:57.550 --> 00:28:59.730
深井 そこにたどり着いてしまいました、我々は。

00:28:59.830 --> 00:29:01.050
樋口 そういうことだな。

00:29:01.630 --> 00:29:06.270
でも本当、ハンター×ハンター、何度読んでも新たな発見があり、新たな喜びがあります。

00:29:06.270 --> 00:29:13.870
樋口 このあと、選挙編に入りまして、ここから、キルはライジングです。完全に。

00:29:13.890 --> 00:29:15.230
深井 俺が助ける。

00:29:15.790 --> 00:29:16.930
深井 あー、しびれるね。

00:29:17.870 --> 00:29:22.490
樋口 かつ、本当に、イルミが怖いです。

00:29:22.830 --> 00:29:29.330
深井 そうですね。弟のために。家族を助けるために。

00:29:29.870 --> 00:29:32.190
樋口 とんでもないです。激愛。

00:29:32.190 --> 00:29:36.730
樋口 というか、イルミって何なんだと思ってきちゃうね。選挙編見ると。

00:29:36.730 --> 00:29:40.110
深井 そうね。イルミは別の形で愛がでかいんだよな。

00:29:40.250 --> 00:29:41.510
樋口 愛なのか。

00:29:41.950 --> 00:29:44.130
深井 盲修というか何なのか。

00:29:44.150 --> 00:29:54.670
樋口 何なのか。だって、キルを愛してる理由って何なんだろうって思ったら、ゾルディック系をよくする最善だからってことなのかな?

00:29:54.790 --> 00:29:57.310
深井 まあ、やっぱりコマとして見てる感じもあるよね。

00:29:57.410 --> 00:30:00.490
深井 だから、そういう形でのいびつな愛。

00:30:00.490 --> 00:30:05.610
樋口 愛だよな。これはね、やります。選挙編も。

00:30:05.610 --> 00:30:06.370
深井 選挙編やりましょう。

00:30:06.450 --> 00:30:25.670
樋口 やりましょう。これはやっぱりここからというか、連載再開に向けて、吉川キッチョウさんが丁寧に皆さんにこの連載再開タイミングで気持ちよく読めるように構造を教えてくれます。

00:30:25.670 --> 00:30:30.290
深井 多い継承線のところまでどうにかみんな連れてきたいよね。

00:30:30.310 --> 00:30:36.250
樋口 私、やっぱりその、複読本として吉川キッチョウも持ってますので。

00:30:37.130 --> 00:30:48.270
樋口 本当だと連載してるときの、一緒にジャンプ配信をしてるときに、マジでわかりやすくて、確かにそうだったなとか、あれがあるかないかで全然違うんで。

00:30:48.770 --> 00:30:51.390
樋口 選挙編からは若干その縁が強くなるじゃない。

00:30:51.510 --> 00:30:53.630
深井 そうだね。結構複雑になってくんだよね。

00:30:53.630 --> 00:30:55.570
樋口 うん、話が悔やかなってきますし。

00:30:55.590 --> 00:30:57.090
深井 青年漫画っぽくなってきますね。

00:30:57.110 --> 00:31:09.990
樋口 まさにこのキメラント編が人間ドラマ感情の話だったところから、すごく複雑なんだが、複雑でいて人間ドラマを描くという、より複雑な形に。

00:31:10.010 --> 00:31:11.490
深井 またすごい挑戦だよね。

00:31:11.490 --> 00:31:23.950
樋口 うん。とんでもなく濃密な時間になるので、そこに向けてのまずは選挙編。レオリオが出てきますし、レオリオが後悔します。

00:31:24.110 --> 00:31:24.410
深井 うん。

00:31:24.670 --> 00:31:25.930
樋口 あのね。

00:31:26.130 --> 00:31:26.930
深井 だし。

00:31:27.050 --> 00:31:30.870
樋口 センズリこう言ってることを後悔します。そうなんすよ。結局。

00:31:30.870 --> 00:31:35.710
深井 そこはね。まさか、そう、やっぱセンズリって。

00:31:35.890 --> 00:31:38.070
樋口 センズリって言うことが出てくるとは思わなかったか。

00:31:38.090 --> 00:31:41.510
深井 ね。やっぱその後に、あのー。

00:31:41.510 --> 00:31:41.910
樋口 そうよ。

00:31:42.150 --> 00:31:43.330
深井 ね。やっぱ秘かが。

00:31:43.330 --> 00:31:43.810
樋口 マスベー。

00:31:43.850 --> 00:31:47.010
深井 マスベーが出てくるぐらいだから、そういうワードが出てくるんだったね。

00:31:47.010 --> 00:31:48.690
樋口 だからだいぶ青年史の方に寄ってきますからね。

00:31:48.690 --> 00:31:48.810
深井 はい。

00:31:48.990 --> 00:31:50.070
樋口 ということで。

00:31:50.210 --> 00:31:50.410
深井 はい。

00:31:50.590 --> 00:31:54.850
樋口 こっからね、また楽しみになっていきますが、キメラント編その2でございました。

00:31:56.370 --> 00:31:57.630
深井 はい。

00:31:57.630 --> 00:32:01.510
樋口 毎週金曜12時頃YouTubeポッドキャストで最新回を配信しています。

00:32:01.870 --> 00:32:04.810
スポーティファイではビデオポッドキャストも楽しみます。

00:32:04.890 --> 00:32:04.950
深井 はい。

00:32:05.250 --> 00:32:11.610
樋口 過去回では話題作、人気作届けてますから、もちろんハンター×ハンターもよく新から届けてますんでね。

00:32:11.830 --> 00:32:13.410
樋口 ぜひこちらもチェックしてみてください。

00:32:13.490 --> 00:32:13.770
深井 お願いします。

00:32:13.770 --> 00:32:16.630
樋口 チャンネル登録、高評価、そしてコメントお待ちしています。

00:32:17.230 --> 00:32:22.250
樋口 この場所、東京都三原前ございます。マンガの図書館ガリレオマンガキッズでございます。

00:32:22.250 --> 00:32:27.710
樋口 非常に広くて清潔感があって楽しくて安いです。

00:32:27.830 --> 00:32:28.350
深井 すごい。

00:32:28.390 --> 00:32:29.150
樋口 ぜひ来てください。

00:32:29.150 --> 00:32:30.290
深井 何秒しかわからなかった。すごい。

00:32:30.570 --> 00:32:32.890
樋口 お昼12時から営業中。

00:32:33.490 --> 00:32:35.430
樋口 とかで次回、やりましょう。

00:32:35.610 --> 00:32:35.990
深井 はい。

00:32:36.230 --> 00:32:37.410
樋口 進撃の巨人。

00:32:37.570 --> 00:32:38.390
深井 来ました。

00:32:39.570 --> 00:32:43.310
樋口 ちょっとね、巨人はすごすぎるからね。

00:32:43.330 --> 00:32:45.050
深井 ちょっとアタックオブタイタンしていきましょうよ。

00:32:45.050 --> 00:32:47.950
樋口 アタックオブタイタンさ、マチって面白いよね。

00:32:47.990 --> 00:32:48.990
深井 すごいよね。

00:32:49.150 --> 00:32:50.770
樋口 うん、巨人の話しましょう。

00:32:50.770 --> 00:32:53.450
樋口 はい、ということでコミカーターズ、ここまでの相手はノルウェブと、

00:32:53.450 --> 00:32:55.310
深井 漫画大好き芸人の吉川きっちまでした。

00:32:55.790 --> 00:32:57.390
深井 ありがとうございんマンガー。

00:32:57.870 --> 00:32:58.830
樋口 いやなんか、

00:32:58.990 --> 00:32:59.210
深井 うん。

00:32:59.410 --> 00:33:01.770
樋口 ありがとうございんマンガ、油断してるね最近ね。

00:33:02.690 --> 00:33:08.210
深井 いやそうなんかさ、僕が言おうかなと思った時に結構こう入ってくるから、

00:33:08.330 --> 00:33:09.390
樋口 おい、多席すんなよ。

00:33:09.410 --> 00:33:10.230
深井 うん、なんかちょっと、

00:33:10.490 --> 00:33:11.330
樋口 あったか今。

00:33:11.550 --> 00:33:13.110
深井 うん、ちょっと今不安だったよ。

00:33:13.310 --> 00:33:15.870
樋口 あれ、入られるかと思った。

00:33:16.830 --> 00:33:17.470
樋口 待って。

00:33:17.830 --> 00:33:18.110
深井 はい。

00:33:18.110 --> 00:33:19.190
樋口 はい、ということでまた来週。

00:33:19.290 --> 00:33:19.690
深井 ありがとうございます。
