WEBVTT

00:00:00.000 --> 00:00:01.640
FMヨコハマ

00:00:02.220 --> 00:00:03.220
PODCAST

00:00:04.720 --> 00:00:12.040
コミックアトラス。 皆さんには耳なじみがない言葉じゃろう。

00:00:13.120 --> 00:00:27.780
これは様々な漫画家先生の巡ってきた道のりをお聞きし、現在までの地図をノルオブとあなたが、ほんのちょっとだけ覗き見させてもらう番組じゃ。

00:00:27.780 --> 00:00:49.760
彼らが紡ぐ物語のように辿ってきた道のりの面白がり方を知れば、あなたの世界の見方が変わるかもしれんぞ。ノルオブと共に様々な世界の地図を収集し、自分だけの地図帳、アトラスを作るのじゃ。

00:00:50.280 --> 00:00:58.220
今回のゲストは、映像研には手を出すな、の著者大童澄瞳先生。

00:00:59.800 --> 00:01:05.000
彼らの地図を覗き見する旅へ、さあ行くもじゃ。

00:01:08.120 --> 00:01:12.600
本日は大童先生にゲストにお越しいただきました。よろしくお願いします。

00:01:13.160 --> 00:01:15.780
よろしくお願いします。大童澄瞳と申します。

00:01:15.880 --> 00:01:16.560
よろしくお願いします。

00:01:17.520 --> 00:01:20.920
今回リモートでお話しさせてもらってるんですけど、

00:01:20.920 --> 00:01:24.220
大童先生、最近なんか感動したことあります?

00:01:25.800 --> 00:01:27.540
感動したこと。

00:01:27.640 --> 00:01:31.500
心が動いたものって、最近なんかありました?

00:01:32.300 --> 00:01:37.380
そうですね。結構、心動かされがちなんですけど、

00:01:39.260 --> 00:01:46.900
頭のいい人というか、冷静な人に出会ったりとかすると結構感動しますね。

00:01:47.160 --> 00:01:47.900
冷静な人?

00:01:50.020 --> 00:01:58.860
感情がバーッと盛り上がってしまうというよりは、ちょっと引いた目線を持っててみたいな。

00:01:58.980 --> 00:02:01.380
物事を冷静に捉えられるなみたいな。

00:02:01.460 --> 00:02:07.300
誰かが怒ってたとしても、その人がなんで怒ってるんだろうみたいなことにちゃんと注目できるとか。

00:02:07.620 --> 00:02:07.980
なるほど。

00:02:08.620 --> 00:02:14.240
社会が結構混乱したりとかすることを最近目につきやすくなってると思うんですけど、

00:02:14.240 --> 00:02:18.360
その総量は変わってないかもしれないけど目につきやすくなってる中で、

00:02:18.660 --> 00:02:25.020
SNS上とかでも結構冷静でいられる人っていうのを見ると、なんか嬉しいなみたいな。

00:02:25.480 --> 00:02:25.820
確かに。

00:02:25.840 --> 00:02:26.940
そういうのありますね。

00:02:27.280 --> 00:02:29.980
最近ちょっと目につきますよね。

00:02:31.120 --> 00:02:33.500
そうですね。触れる機会は多くなって、

00:02:33.780 --> 00:02:39.500
なんか今まで繋がらなかったタイプの人同士が繋がったりとかすることで、

00:02:39.660 --> 00:02:42.020
そこでちょっとトラブル起きたりとかあると思うんですけど、

00:02:42.020 --> 00:02:45.280
知らないものに触れたときでも冷静でいられる人とか、

00:02:45.580 --> 00:02:48.200
そういうのにちょっと感動しちゃうみたいな。

00:02:48.620 --> 00:02:49.560
そういうのありますね。

00:02:49.640 --> 00:02:58.340
ちゃんとその相手というか、意見とか実証に対してフラットに見てるって感じる人ってことですかね。

00:02:58.860 --> 00:02:59.220
そうですね。

00:03:01.060 --> 00:03:03.100
それはSNS上でですか?

00:03:04.300 --> 00:03:09.060
僕自身、直接人と触れ合うみたいなのがおっくなタイプなので、

00:03:10.600 --> 00:03:13.680
結局SNS上になっちゃいがちですけど、

00:03:13.960 --> 00:03:16.800
でもやっぱりそれは人としてあんまり変わらないかなっていう。

00:03:18.620 --> 00:03:24.520
直接会ってもそうだし、SNS上でも分かるかなっていう。

00:03:24.880 --> 00:03:30.440
逆に極端に見えますもんね、そのSNS上と。言葉も短いですし。

00:03:31.280 --> 00:03:35.520
そうですね。その難しさも分かってる人多いのかなって、僕が。

00:03:35.780 --> 00:03:37.380
すごいな、こんな人って思う人。

00:03:37.380 --> 00:03:40.800
具体的にどんな人とかっていうのはいらっしゃるんですか?

00:03:42.340 --> 00:03:47.020
そうですね。でも結構各社全般というか、いろんな人いますけど、

00:03:47.680 --> 00:03:56.080
データに基づいてとか、あとは僕最近生物とか生き物とか昔から好きなんですけど、

00:03:56.200 --> 00:04:00.020
最近そういうの学術方面に触れる機会があって、

00:04:00.020 --> 00:04:04.420
本とかもそういうビオトークとかを家で作るみたいな、

00:04:04.460 --> 00:04:07.240
そういう本を手伝わせてもらったりとかしてるんですけど、

00:04:07.360 --> 00:04:14.640
そういうところだとやっぱり環境問題って人の社会の問題でもあるので、

00:04:14.760 --> 00:04:19.500
そういうところで結構いろんなところのすり合わせみたいなものを

00:04:19.500 --> 00:04:23.820
大切にしないといけないって実感してる学者さんたちが多いんですよね。

00:04:24.740 --> 00:04:27.420
例えば農薬とかっていうのはすごい分かりやすいですね。

00:04:27.420 --> 00:04:29.300
森林伐採とかそういうのって、

00:04:29.560 --> 00:04:33.440
お昔から結構そういう環境問題のワードとしてありますけど、

00:04:33.600 --> 00:04:36.400
そういうのをイメージしてもらえると分かりやすいかもしれないですね。

00:04:36.900 --> 00:04:40.300
そういうので木は切らないほうがいいとか、例えば。

00:04:40.860 --> 00:04:43.360
あとはもうちょっと手入れをしたほうがいいとか。

00:04:43.880 --> 00:04:50.560
農薬の使用であれば、農薬使わないとみんなの植生復活守れないよとか、

00:04:51.120 --> 00:04:55.920
農家さんの経済的な問題負担が増えるよみたいなことと、

00:04:55.920 --> 00:05:02.500
一方で虫とかにたくさん影響を与えてしまうよみたいなことが、

00:05:02.620 --> 00:05:04.580
やっぱり競合するところが少しあるんですよ。

00:05:04.640 --> 00:05:08.360
そういう競合してしまうけど、みんなの価値観とか、

00:05:08.580 --> 00:05:13.280
みんなの幸せのために調整していかなきゃいけないっていう学者さんたちは、

00:05:13.800 --> 00:05:17.820
やっぱりフラットに物事を見ないとやっていけないっていう。

00:05:18.520 --> 00:05:20.980
そういうのに最近触れる機会が多いですね。

00:05:23.180 --> 00:05:28.100
本当に俯瞰して物事を捉えるというか、バランサーなのか。

00:05:29.680 --> 00:05:31.520
だから冷静にいなきゃいけない。

00:05:32.760 --> 00:05:35.000
そうですね。どっちの立場でもないというか、

00:05:35.140 --> 00:05:40.620
結構最近それはどうなのって思っちゃうような環境活動家みたいなっていますよね。

00:05:41.080 --> 00:05:44.320
なんかペンキで塗っちゃったりとか、手を絵画に貼り付けちゃったりとか。

00:05:45.320 --> 00:05:48.280
本当にそれがいいのっていうのもあるし、

00:05:48.280 --> 00:05:54.200
そういうどっちの過激さにもあまり肩入れせずというか、

00:05:54.860 --> 00:05:59.860
そういう視点があって、別にどっちかが勝つとかじゃないわけですよね。

00:06:00.200 --> 00:06:04.940
みんなご飯は食べたいし、でも生き物の多様性みたいなものがないと。

00:06:05.360 --> 00:06:08.720
今度は環境ではよく例えられるんですけど、

00:06:08.840 --> 00:06:11.200
お寿司のネタ1個ずつ減ってきますよっていう。

00:06:12.160 --> 00:06:16.820
いろんな生物が多様に生きていないと、お寿司のネタも1個ずつ減ってっちゃうんですよ。

00:06:16.820 --> 00:06:18.520
かなりわかりやすい例えですよね。

00:06:18.800 --> 00:06:22.260
そうなんですよね。やっぱりそういうところに行き着いてるっていうのもありますよね。

00:06:22.320 --> 00:06:26.940
いろんな人に説明する中で、そういう例えとかを。

00:06:26.940 --> 00:06:30.580
多様性が失われるだけじゃ、自然に入ってこないから、

00:06:30.940 --> 00:06:32.540
お寿司のネタなくなりますよって言うと、

00:06:33.160 --> 00:06:33.960
え?って。

00:06:34.840 --> 00:06:38.160
自分の体験に落とし込みやすいってことですよね。

00:06:39.260 --> 00:06:41.940
なんかビオトープ作ってらっしゃるじゃないですか。

00:06:43.020 --> 00:06:44.700
本も読ましてもらって。

00:06:45.640 --> 00:06:51.240
その中ですごく面白いなと思ったのが、エコトーンっていう場所だなって思ったんですよ。

00:06:52.020 --> 00:06:54.660
それは陸地でも、湿地でもない場所。

00:06:55.220 --> 00:06:56.760
ちょうど間の場所が。

00:06:56.800 --> 00:06:58.240
そうですね、中間層。

00:06:58.580 --> 00:07:04.820
それが多様性を作ってる場所で、読み進めていくと、

00:07:05.180 --> 00:07:07.760
3年くらいでやっぱり陸地化しちゃうんですよね、みたいな。

00:07:09.640 --> 00:07:11.600
それすごい面白いなって思って。

00:07:11.600 --> 00:07:17.160
それをキープすること自体が、維持ってことは難しくて、

00:07:17.360 --> 00:07:20.160
またその時は手入れをしなきゃいけなかったりとか、

00:07:21.340 --> 00:07:23.220
意図しない何かが起こることによって、

00:07:23.460 --> 00:07:26.220
エコトーンっていうのが守られていくじゃないですけど、

00:07:26.400 --> 00:07:30.300
形を変えて存在していくみたいなことを見て、

00:07:30.500 --> 00:07:32.360
これはすごく面白いものだなって。

00:07:32.600 --> 00:07:36.260
人間か自然かのどっちかみたいなことじゃなくて、

00:07:36.440 --> 00:07:38.480
両方影響し合ってるというか。

00:07:38.940 --> 00:07:43.460
自然界だとエコトーンっていうのは、台風が来て氾濫したりとかすると、

00:07:43.540 --> 00:07:50.340
川が一回溢れて、また元にシューッと一本の川になった時に、

00:07:50.720 --> 00:07:56.120
一回溢れた部分が湿地帯というか池になったり沼になったりするみたいな。

00:07:56.360 --> 00:07:58.780
そういうことで格乱を繰り返してるんですけど、

00:07:59.300 --> 00:08:01.820
人間が作ったエコトーンっていうのは、

00:08:02.720 --> 00:08:06.920
やっぱり自然の設備でいくと、だんだん陸地になっちゃうんですよね。

00:08:07.880 --> 00:08:10.000
それを人間がまた手に入れて、

00:08:11.300 --> 00:08:19.160
湿地帯のままというか浅瀬みたいなものをずっと維持していくみたいなことが必要っていうことですよね。

00:08:19.300 --> 00:08:22.260
それが自然の作用じゃないかっていうと、

00:08:22.400 --> 00:08:28.340
やっぱり人間もそういうところに自然の一部として介入していくっていうことがまだできる余地があるみたいな。

00:08:28.700 --> 00:08:30.180
そういうのが面白いですね、本当に。

00:08:31.240 --> 00:08:35.580
なんか先生の漫画の中で、映像研の中で、

00:08:35.780 --> 00:08:42.640
7巻?8巻?映像研に突入してこられて、

00:08:44.100 --> 00:08:51.180
関連する部が、とか同好会が周りに集まるシーンがあるじゃないですか。

00:08:51.360 --> 00:08:52.820
あるじゃないですかっておかしいんですけど。

00:08:54.920 --> 00:09:04.100
それは自分はなんとなくその感覚に近い現象だなって思ったんですよ。

00:09:04.440 --> 00:09:08.000
今回作品を見ていく中で、

00:09:08.600 --> 00:09:11.960
先生のある意味人同士の関係としても、

00:09:12.580 --> 00:09:16.620
そのエコトーンみたいな考え方っていうのがあるのかなと思って。

00:09:18.260 --> 00:09:21.520
決してウェット過ぎずドライ過ぎずというか、

00:09:21.520 --> 00:09:25.820
もちろん利害関係があったりするから集まってるのかもしれないけど、

00:09:27.120 --> 00:09:33.940
必ずしも利害関係だけでシーンが生まれたわけじゃないんだろうななんて考えたりしたんですよ。

00:09:34.960 --> 00:09:35.320
そうですね。

00:09:38.020 --> 00:09:43.840
映像研を描く中で、最初期からあるキーワードとして、

00:09:44.000 --> 00:09:46.640
友達なんか別にいらないっていうのがあって。

00:09:48.120 --> 00:09:51.060
僕、あんまり友達がいなくて。

00:09:51.060 --> 00:09:53.520
最近友達必要だなって思い始めてるんですけど。

00:09:59.120 --> 00:10:05.560
漫画とかってポジティブなものを伝えたりするシチュエーションが多かったりとかして、

00:10:05.720 --> 00:10:09.320
もちろんネガティブなものをテーマにしたりとかもちろんあるんですけど。

00:10:10.820 --> 00:10:14.800
学園物っていうとやっぱりポジティブな方が多いのかなみたいな中で、

00:10:14.980 --> 00:10:17.320
それに反発する意識みたいなのがあって。

00:10:17.320 --> 00:10:20.200
自分はそんな友達とかいないし、

00:10:21.460 --> 00:10:26.300
確かに友達が欲しいと思うこともよくあるけど、それでも友達ができないみたいな。

00:10:26.340 --> 00:10:29.140
その中でもなんとか生きてきたし、

00:10:29.560 --> 00:10:34.880
それ自体を否定することなく肯定したいみたいな気持ちもあって、漫画を描いてて。

00:10:36.980 --> 00:10:39.880
主人公の浅草氏とか友達いないし、

00:10:40.760 --> 00:10:46.440
友達がいないとか友達を必要としないキャラクターは1人いればいいかっていうと、

00:10:46.540 --> 00:10:47.760
そうでもないなと思って。

00:10:48.060 --> 00:10:52.840
それで同盟騎士っていう恩教部の子を作って、

00:10:52.920 --> 00:10:55.680
その子も別に友達を必要としてないっていう、

00:10:56.080 --> 00:11:02.260
別にそういう関係性みたいなのも必要としてないよみたいなキャラクターを複数出してもいいじゃんみたいな、

00:11:02.320 --> 00:11:04.800
そういうベースがまずあって。

00:11:06.320 --> 00:11:11.580
それでも関係し合ってるというか、

00:11:12.220 --> 00:11:18.140
友達同士じゃないけどお互いに影響を与え合ってるみたいな、

00:11:18.160 --> 00:11:23.040
そういうのはだんだん描き始めてるっていう感じがするんですよね。

00:11:23.400 --> 00:11:25.920
書いていくうちに育っていったっていう感じなんですかね。

00:11:25.980 --> 00:11:26.440
そうですね。

00:11:26.440 --> 00:11:35.440
別にそれぞれキャラクターが仲間とか友達みたいなことで、

00:11:35.640 --> 00:11:41.880
お互いに本当に近い位置関係で支え合ってるとかではなくて、

00:11:42.120 --> 00:11:47.500
知らんけどあいついるから仕事来てるみたいなこととか、

00:11:50.260 --> 00:11:52.700
遠く離れててもそうですよね。

00:11:52.700 --> 00:11:59.520
別に新宿駅の駅長さんに直接感謝の気持ちが湧いたことはないですけど、

00:12:00.500 --> 00:12:06.780
駅長さんいないとやっぱりなんか困ってるんだろう、困ることあるんだろうなみたいな、あるじゃないですか。

00:12:07.280 --> 00:12:14.680
駅長がいらなくて、ただ各電車に運転手さんいればいいかっていうとそういうこともないみたいな。

00:12:14.820 --> 00:12:21.540
遠く離れた誰かに助けられてるとか、やっぱり自分の生活に影響を与えてる人っているんですよ。

00:12:21.540 --> 00:12:29.500
そういうのと別に友達じゃないし、だから生物のお互いの支え合いというかつながりみたいなものも

00:12:29.500 --> 00:12:32.960
別に生き物同士友達なわけじゃないですよね。

00:12:33.740 --> 00:12:39.420
っていう感じになぜか自然と漫画の中ではなってきてるのかなっていう。

00:12:40.460 --> 00:12:48.280
だから映像研八巻の映像研の中に教師たちが突入してきたりとか、

00:12:48.280 --> 00:12:54.640
生徒会が突入してきた時もありますけど、なんかそういう風に映像研のピンチみたいなものを

00:12:54.640 --> 00:13:01.680
なんとなく別に友達でも仲間でもないような周りの部活の人がなんとなく気にしてるというか、

00:13:02.120 --> 00:13:09.440
周り回って自分たちの部活動にも映像研の活動っていうのが影響してるってみんなわかってるみたいな、

00:13:09.500 --> 00:13:13.940
そういうシチュエーションを描いてる数年もあるかもって考えた。

00:13:15.660 --> 00:13:23.340
なんかそんなに描いていく中での変化っていうのは、先生自身が関わる人も増えてきてると思うんですよ。

00:13:23.800 --> 00:13:32.560
実際に制作する現場に人がいるとかじゃなくて、この作品にいろんな形で関わる人が増えてきて。

00:13:32.560 --> 00:13:45.980
そうですよね。グッズ制作の部職であるとか、実際の個々のグッズを制作販売してるメーカーさんとか、そういうところも含めてですね。

00:13:46.260 --> 00:13:49.780
そうなってきてるっていうことなんですかね、その流れに。

00:13:51.320 --> 00:13:51.760
そうですね。

00:13:53.640 --> 00:14:04.980
なんか桜田っていうキャラクターがすごく自分は読んでいて、結構ハッとすることが多かったんですね。

00:14:06.260 --> 00:14:17.140
それは映画では当たり前にその3人と仲間たちでやってきた世界を、一人のキャラクターがこれ何やってんだみたいな視点で見始める。

00:14:18.340 --> 00:14:26.940
特にその場に人たちで想像することを一緒に共有している場面っていうのが特徴的な場面だと思うんですけど。

00:14:28.940 --> 00:14:32.360
そこだけ桜田だけ何やってんだみたいな。

00:14:32.960 --> 00:14:34.760
この人たち今何やってんだみたいな。

00:14:35.020 --> 00:14:44.520
なんかそこがすごく印象的で、彼女はなんでそこに参加できなかったんだろうって最初思ったんですよ。

00:14:45.620 --> 00:14:48.780
意図的に桜田は参加できなかったんですか、あれは。

00:14:49.640 --> 00:14:57.040
そうですね。作品の製作の骨組みを作る上で結構ドライな視点ですけど。

00:14:57.560 --> 00:15:04.540
例えば1個目分かりやすい話で言うと、その熱い映像研オタクの方々気づいてくれてるんですけど、

00:15:05.360 --> 00:15:08.600
金森氏なんで参加できるのかっていう話があって。

00:15:08.600 --> 00:15:15.140
金森氏ってクリエイティブ側の人間というよりはプロデュース側の人間なんですね。

00:15:15.440 --> 00:15:22.860
それでも浅草市の妄想みたいな、その妄想する世界みたいなものに一緒に登録する形で参加してくれてるんですよね。

00:15:23.360 --> 00:15:27.840
で、それって実は金森氏の中にそういう能力があるというか、

00:15:27.900 --> 00:15:35.160
そういうところに一緒に乗っかってあげられるだけの余力があるみたいな、そういう描写なんです。

00:15:35.160 --> 00:15:42.060
で、それをより明確にするのが、桜田氏が逆に乗れないっていう描写でもあって、

00:15:42.380 --> 00:15:49.000
乗れない人もいるんだ、乗れない人もいる中で金森氏は乗れるんだっていうようなそういうことにもなるし、

00:15:49.600 --> 00:15:58.040
桜田が乗れない理由っていうのは、やっぱりその桜田の人生に何かあるっていうことなんですよね。

00:15:58.760 --> 00:16:07.840
親が天才とされるような映画監督で、結構金持ちの家みたいなのが描写されてて、

00:16:08.440 --> 00:16:13.380
そういうのは若干水崎氏と似てる境遇ではあるものの、

00:16:13.880 --> 00:16:19.620
自分は小説家志望だけどあんまりうまくいってないみたいな描写があって、

00:16:20.540 --> 00:16:27.000
なんかこうちょっと拗ねちゃった人間としてキャラクターを作ってるんですよね。

00:16:27.420 --> 00:16:31.360
そういうところで、やっぱり自分の中に抵抗があると、

00:16:31.660 --> 00:16:36.280
そのはしゃいでる人たちとかにあんまり乗り切れない気持ちとか、

00:16:36.500 --> 00:16:40.000
そういうのがあるのかなみたいな感じでキャラクターを作ってるので、

00:16:40.660 --> 00:16:42.500
あのシーンは明確に乗れてない。

00:16:42.660 --> 00:16:48.060
ただ、あのシーンで若干その救いみたいな部分になってるのは、

00:16:49.120 --> 00:16:55.760
乗り切れてない桜田の脇に桜田用のヘルメットがポコンって置いてあるっていうシーン。

00:16:55.760 --> 00:17:01.040
そういうカットがあって、あれは明確にお前も来いよってことなんですけど。

00:17:01.500 --> 00:17:04.080
準備されてるし、自分用のヘルメット。

00:17:05.220 --> 00:17:07.980
世界にトリップしてるときは必ず全員ヘルメット買ってるんですけど。

00:17:08.520 --> 00:17:14.060
そういう招かれてることや、自分の中にもちょっとした準備みたいなものがあるっていうことを

00:17:14.060 --> 00:17:15.960
ちょっと描写したりとかしてるんですよね。

00:17:16.140 --> 00:17:19.120
あのシーンはハッとされましたね。

00:17:19.620 --> 00:17:20.200
本当ですか?

00:17:20.900 --> 00:17:23.480
あれってみんなができることじゃないんだって。

00:17:23.480 --> 00:17:28.120
なんか変な、読んでる側からするとそう思っちゃってた部分があって、

00:17:28.500 --> 00:17:34.440
まさに金森氏がなんでじゃあできるんだって考えるようになって、

00:17:34.640 --> 00:17:39.980
もう一回読んでみると、あれこの人やりたいことが決まってるかなとか、ある意味。

00:17:40.980 --> 00:17:46.060
なんかそんな勝手な推測も生まれてきて、すごい楽しめました。

00:17:48.600 --> 00:17:55.440
そうですね、金森氏はちゃんと奴らがやることについて把握しておこうという気持ちがあるんですよね。

00:17:56.040 --> 00:17:56.400
なるほど。

00:18:07.110 --> 00:18:11.390
桜田っていうキャラクターが、これはかなり推測なんですけど、

00:18:12.090 --> 00:18:17.050
映像研を書いてメディア化もして、いろんな人が見ていく中で、

00:18:17.750 --> 00:18:19.970
俺もやりたいよって本当は思ってるけど、

00:18:21.190 --> 00:18:23.790
俺も作ってみたいなとか思ってるけどっていう、

00:18:23.790 --> 00:18:30.170
もう一押しがない読者みたいな存在なのかなって勝手に解釈をしたんですよ。

00:18:30.810 --> 00:18:31.130
なるほど。

00:18:31.530 --> 00:18:34.990
ある意味、すげー映像研めっちゃ面白いって言って、

00:18:36.190 --> 00:18:47.650
やりたいことをまだ表に出してない人みたいな存在なのかもっていう風にちょっと考えながら見てて。

00:18:48.790 --> 00:18:49.590
なるほどね。

00:18:50.050 --> 00:18:53.230
これはかなり推測なので、あれなんですけど。

00:18:54.630 --> 00:18:55.530
なくはないと思います。

00:18:57.650 --> 00:19:09.510
それが先ほど先生が話してた、こうやっていく中で関わっていく人が増えていく中の関わってるうちの一員なんじゃないかなっていう風に思って、

00:19:10.390 --> 00:19:15.970
関わる人たちへの責任までいかないと思うんですけど、

00:19:17.170 --> 00:19:28.790
自分のことだけじゃなくて、その次とかちょっと広い所への気持ちというかがあるのかなっていう風に想像したんですね。

00:19:30.190 --> 00:19:41.810
なんかその映像研書室で結構彼女たちと同じようなことに参加できる人ばっかり書いてるなっていうのがあって、

00:19:43.090 --> 00:19:46.570
そうじゃない人もいると思うんですよね。

00:19:46.670 --> 00:19:50.390
天才肌が結構集結してるみたいに書いてますけど、

00:19:50.870 --> 00:19:53.290
努力家とかもいてもいいし。

00:19:55.870 --> 00:20:01.110
僕の人生の経験というか、別に大した人生を送ってないような気もする。

00:20:01.170 --> 00:20:03.010
いや、大した人生だなとは思いますけど。

00:20:04.370 --> 00:20:08.190
驚きですけど、まさか自分が漫画家になるとは思ってないです。

00:20:09.910 --> 00:20:14.670
人生経験豊富ではない、ちょっと偏ってるなっていう視点で。

00:20:17.590 --> 00:20:21.770
僕は絵画家で絵画を勉強してたんですよね。

00:20:22.250 --> 00:20:28.490
18から20か21かそのくらいまでやってたんですけど、

00:20:29.190 --> 00:20:37.990
それをやる時点でも自分は絵を描く人間にならなくていいと思ってたんですよ。

00:20:37.990 --> 00:20:40.810
思うようにしてたというか。

00:20:41.650 --> 00:20:48.850
全ての経験は自分の糧になるし、何か少しでも絵画を描けるようになれば、

00:20:50.090 --> 00:20:55.450
例えばスーパーマーケットの店員になったとしてもポップを担当できるんじゃないかとか、

00:20:56.790 --> 00:21:02.950
ポスターを発注する時にそのラフとかで結構的確なラフを作れるんじゃないかとか、

00:21:02.950 --> 00:21:08.650
本当にいろんなことがあるなと思って、それで人生はいいんだと思ってたんですよね。

00:21:08.810 --> 00:21:14.410
なので、イフのルート、自分がそうだった場合、絵に携わらなくても、

00:21:14.510 --> 00:21:18.590
なんとなくそういうところを掠めてきた人生だったとしたらみたいな。

00:21:18.950 --> 00:21:27.610
そういうのを考えた時に、そうじゃない人も、自分の中にいるそうじゃない自分も救いたいみたいなのはちょっとあって。

00:21:27.610 --> 00:21:34.370
そうすると、僕はずっとアニメ業界とかを志してたことがあるんですけど、

00:21:34.650 --> 00:21:40.410
未だに別に諦めてるとかではなくて、アニメっていうのは一人で作れると思ってるのでやりたいなと思いますけど、

00:21:41.230 --> 00:21:49.610
そういうところで、漫画とかアニメとかが好きで、でも自分は絵を描く力はあまりないとか、

00:21:50.290 --> 00:21:54.830
お話を作るということではあんまり参加できそうにないけれども、

00:21:54.830 --> 00:22:01.710
グッズのデザインはしたいとか、とにかく業界に携われたらそれで幸せみたいなこととか。

00:22:02.390 --> 00:22:04.510
あれは消去法でもいいんですよ、もちろん。

00:22:04.990 --> 00:22:09.950
どれもあんまり興味ないけど、働くんだったらアニメとか好きだし、

00:22:10.370 --> 00:22:13.890
それに近ければちょっと面白いかなみたいな、もちろんそういうのでもよくて。

00:22:14.330 --> 00:22:16.730
そういうので参加してきてる人たちのことも、

00:22:16.910 --> 00:22:23.010
やっぱりあんたたちは映像研とは違う人間だよみたいなことはしなくないというか、

00:22:23.010 --> 00:22:28.730
やっぱりみんなこの世界にいてほしいっていうのはあるっていう感じですね。

00:22:29.830 --> 00:22:35.230
6、7、8巻が特にその感覚があって、

00:22:36.290 --> 00:22:45.810
その自分が今感じていることとかをダイレクトに作品に込めているということなのかなと思って。

00:22:48.670 --> 00:22:55.370
自分の葛藤、今まさに自分の中にある葛藤を映像研の中に描いていることはありますね。

00:22:55.470 --> 00:22:56.570
しょっちゅうですね。

00:22:57.890 --> 00:22:59.930
描きたいものを描けみたいな。

00:23:02.890 --> 00:23:09.970
今その瞬間自分が映像研で直面している問題だったりしてるっていうのは本当にありますね。

00:23:11.290 --> 00:23:20.190
浅草氏が特に自問自答して解決をするシーンって2、3度あると思うんですけど、

00:23:20.830 --> 00:23:25.170
すごくそれは関係の中で気づきがあって、

00:23:25.750 --> 00:23:27.790
あれもしかしてこれこういうことなのかって言って、

00:23:29.130 --> 00:23:37.470
その浅草氏自身が自問自答してこうだって行き着くタイミングがすごく気持ちいいなと思うんですけど、

00:23:37.470 --> 00:23:40.470
あれは大村先生自身みたいな感じなんですかね?

00:23:42.290 --> 00:23:44.890
そうですね。卵が先か鶏が先かみたいな。

00:23:44.950 --> 00:23:47.950
本当に意味わかんねえなと思いながら描いてる。

00:23:48.870 --> 00:23:52.570
自分で作り上げた問題じゃないかと思いながら描いてるんですけど。

00:23:52.790 --> 00:23:54.310
でも本当にそうですね。

00:23:55.030 --> 00:23:58.250
やりたいことをやりたいようになるっていうのもそうだし、

00:23:58.770 --> 00:24:02.630
新規くさい話は嫌だって新規くさくなっちゃうみたいな。

00:24:02.850 --> 00:24:04.390
自分の話だし。

00:24:06.030 --> 00:24:08.570
伝わらないものになってるんじゃないかみたいな。

00:24:08.670 --> 00:24:10.350
伝えなきゃいけないんじゃないかみたいな。

00:24:10.750 --> 00:24:12.530
これも自分の話だっていう。

00:24:16.710 --> 00:24:21.210
それがもしかすると作ってる人間だとか表現してる人間だとか、

00:24:21.710 --> 00:24:23.470
もちろんそれに留まらず、

00:24:24.310 --> 00:24:29.890
社会生活してる人に共感されてるポイントなのかもしれないなとも思いつつ、

00:24:31.610 --> 00:24:38.950
先生自身は一時期休載、お休みされてた時期があったじゃないですか。

00:24:39.390 --> 00:24:40.470
そうですね、今もそうです。

00:24:41.190 --> 00:24:43.710
一回休んで、また今休んで、

00:24:43.890 --> 00:24:45.650
そろそろ明日からすぐ。

00:24:46.270 --> 00:24:49.230
明日からまた再度準備していったんです。

00:24:51.270 --> 00:24:54.930
自分が描いてる世界っていうものがどんどん広がってきて、

00:24:55.190 --> 00:24:57.950
想定してないことがたくさん起こるわけじゃないですか、

00:24:57.950 --> 00:24:59.210
メディア化とかすると。

00:24:59.470 --> 00:25:06.770
その時に先生はもうそれを考えられないくらいの状態になったって感じなんですかね。

00:25:07.830 --> 00:25:17.690
作品でこの自分に織りかかってる問題とかを消化するにもちょっと難しいかもしれないっていう。

00:25:19.550 --> 00:25:24.570
そうですね、直接的には単純な忙しさでしたね。

00:25:24.570 --> 00:25:29.650
自分のキャパシティーをまだ分かっていないっていうのがあって、

00:25:29.850 --> 00:25:36.790
それでキャパ越えて元から結構忙しさとかに弱いタイプだったので、

00:25:36.870 --> 00:25:42.230
その自覚はあったので、予定がバタバタっと入って、

00:25:42.370 --> 00:25:46.250
やっと休めるっていう頃に歯が痛くなっちゃって、

00:25:46.730 --> 00:25:50.930
むしばら病院に行かなきゃ、予約しなきゃみたいなので、

00:25:51.570 --> 00:25:55.650
ぶっ倒れちゃったというか、動機と吐き気みたいなので、

00:25:56.150 --> 00:26:00.830
数日間横になって、5日間ぐらいは一切動けないみたいなので、

00:26:01.610 --> 00:26:07.430
どこの寝床にいたら自分が一番精神的に安定するかみたいなので、

00:26:07.530 --> 00:26:12.790
本当に数分おきに2階行ったり1階行ったりとかして、

00:26:13.450 --> 00:26:19.710
各部屋に寝られる場所を作って、いろんなところで自分の気分転換してみたいなのが、

00:26:20.890 --> 00:26:22.810
それでなんとか乗り切った感じですね。

00:26:22.950 --> 00:26:28.810
幸い、ちょっと浴室状態とかに関する知識はあったので、

00:26:29.110 --> 00:26:32.750
それで乗り切って、その後精神科行ったりとかして、

00:26:33.610 --> 00:26:37.570
治療始めたりとか、そういうこともできたんですけど、

00:26:38.330 --> 00:26:40.810
無理やりこじつけ入れるわけじゃないですけど、

00:26:40.810 --> 00:26:44.990
自分に降りかかってくるいろんな事柄で、

00:26:45.030 --> 00:26:49.570
自分の知らないところまで作品の影響がいくっていうのは、

00:26:51.110 --> 00:26:54.130
ストレスの一つにあったといえばありますかね。

00:26:54.190 --> 00:26:58.190
本当に自分が想定しないような人まで届いてて、

00:26:58.930 --> 00:27:07.250
その人たちの文化で批判されるみたいなこととかは受けたりしたので。

00:27:08.490 --> 00:27:14.270
自分は先生が自分自身のことを別の生物として見てるというか、

00:27:15.310 --> 00:27:17.550
メタ認知っていうやつですかね。

00:27:18.750 --> 00:27:23.570
自分自身の心境の変化とか、これが原因なのかなっていう分析が、

00:27:24.190 --> 00:27:27.490
すごく丁寧な印象があるんですよ。

00:27:28.390 --> 00:27:28.710
なるほど。

00:27:29.950 --> 00:27:36.550
特に変化とかに対して物語をつけすぎないというか、

00:27:38.170 --> 00:27:41.890
冒頭でおっしゃってたように学者的見方をしてらっしゃるのかなと思ってて、

00:27:44.190 --> 00:27:47.650
病棟簿を作っていくことにも1個つながる感じもするというか、

00:27:48.350 --> 00:27:55.030
それが世界の捉え方、自分自身の生き方の軸というか、ベースになってるんですかね。

00:27:55.030 --> 00:27:57.410
そうですね。それ間違いないですね。

00:27:59.750 --> 00:28:06.190
例えばビオトープの話でいくと、なぜビオトープかっていうと、

00:28:06.430 --> 00:28:10.530
僕はビオトープを管理しなきゃいけないものの、

00:28:10.610 --> 00:28:14.290
水槽とか結構管理できないタイプなんですよ。

00:28:14.930 --> 00:28:18.950
生き物の世話とか本当に苦手で忘れちゃったりとか、

00:28:19.250 --> 00:28:22.070
バイスタイルの忘れるとか、水の交換できないとか、

00:28:22.070 --> 00:28:25.150
水減ってきてるみたいな、水が濁ってるみたいな、

00:28:25.250 --> 00:28:28.330
いちいちなんかやるっていうのは結構苦手なタイプで、

00:28:28.730 --> 00:28:33.590
ある程度自然環境任せだったらたまに覗いてみたりとか、

00:28:34.310 --> 00:28:38.650
あるいは雨水溜めてるタンクの蛇口ひねるだけで水が追加されるみたいな。

00:28:40.010 --> 00:28:42.050
からくり作ったりとかするのが好きなので、

00:28:42.370 --> 00:28:47.990
ホースでタンクから池まで引いてみたいなことはもうすでにやってあるんで、

00:28:48.630 --> 00:28:50.910
そういうのちょっといじればいいだけみたいな、

00:28:50.970 --> 00:28:55.270
そういうシステムを組むっていうのは結構できるみたいなことで、

00:28:55.430 --> 00:28:58.030
そもそも自分が管理が卒位だからっていう、

00:28:58.970 --> 00:29:02.910
年出から始まってたりとかすることもありで、

00:29:04.930 --> 00:29:09.090
そうですね、ちょっとそれがまた医学的な話になるんですけど、

00:29:09.410 --> 00:29:13.970
精神療法みたいなものの中に認知行動療法っていうのがあって、

00:29:14.790 --> 00:29:17.910
自分がどういう認知をしているか、

00:29:18.010 --> 00:29:22.410
物事をどういうふうに捉えてるのかっていうことを客観的にまず見つめ直す。

00:29:22.530 --> 00:29:25.470
それに対してちょっとアクションを起こしてみるみたいな。

00:29:25.630 --> 00:29:27.790
一番わかりやすいのだと、

00:29:27.910 --> 00:29:34.310
僕は車の免許の供収所に行くのが怖かったっていう時期があって、

00:29:34.410 --> 00:29:36.730
19歳ぐらいの時に免許を取ろうとしてたんですけど、

00:29:36.850 --> 00:29:42.890
その時に受付に行って何を言われるのかわからないみたいなことがすごい怖いんですよ。

00:29:43.890 --> 00:29:45.870
例えば僕の頭の中では、

00:29:46.230 --> 00:29:51.970
受付に行きます、免許取りに来たんですけどって僕が伝えると、

00:29:52.090 --> 00:29:54.090
受付の人が、は?みたいな。

00:29:54.370 --> 00:29:58.830
あ、もう免許は合格されたんですか?みたいなこと言われたらどうしよう。

00:29:59.010 --> 00:30:00.330
いや、違うんですけど。

00:30:03.730 --> 00:30:06.230
自分が何を言ったらいいのかわからない。

00:30:06.310 --> 00:30:09.630
相手が自分に何をしてくれるのかわからないみたいなことが怖いっていう。

00:30:09.630 --> 00:30:13.530
自分が知らないことが怖いみたいなそういうのがあって、

00:30:14.110 --> 00:30:19.050
それってなぜなんだろうって考えるのが、まず認知の部分なんですよね。

00:30:19.690 --> 00:30:24.630
自分が怖がってるのは、客観的に見れば、

00:30:25.810 --> 00:30:31.650
受付の人はそういう人を今まで何百人何千人と対応してきたんじゃないか。

00:30:32.290 --> 00:30:35.670
だとすれば、自分が行ったところで、

00:30:35.670 --> 00:30:40.470
え?この人何言ってんの?みたいなこと思われるはずはないみたいなことを

00:30:40.470 --> 00:30:45.350
冷静に分析して、とりあえず行ってみて、わからなかったらすいません、

00:30:45.530 --> 00:30:49.190
じゃあまた来ますと一言だけ言って帰ってきちゃえばいいじゃないかみたいな。

00:30:49.530 --> 00:30:53.910
そういうところまで自分の逃げ道とかも考えながら、

00:30:53.930 --> 00:30:59.850
徐々に調整していく、慣らしていくみたいなことをするっていうのがあって、

00:30:59.850 --> 00:31:06.550
うちの母親とかも含めて、うちの一家4人なんですけど、

00:31:06.730 --> 00:31:10.410
全員障害者手帳を持ってて、確定診断っていって、

00:31:10.550 --> 00:31:12.770
ちゃんと医者に診断されてるのが3人で、

00:31:14.150 --> 00:31:18.710
一般的に家庭的に見れば、4人全員そうなのかと思う。

00:31:19.030 --> 00:31:24.570
母親は片足の欠損で身体障害者なんですけど、

00:31:24.610 --> 00:31:27.010
そういう障害者に触れる機会とかすごく多くて、

00:31:27.010 --> 00:31:30.210
自分たちがどうやって生きていけばいいのかみたいなのを、

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常に考えながらじゃないと生きていけないような過程だったんですよね。

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そういうので、学校に行けない不登校の時期とかもすごく、

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うちの兄弟もそうだし、僕自身もそうだしあって、

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そういうところでいろんなところで医者にかかったりとか、

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親もそういうことについて本を読んだりとか、

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医者に聞いたりとかしながら勉強する中で、

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そういうことにだんだん詳しくなってきたという土台があって、

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そこで自分がどうやったら、

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いわゆる普通の人というか、平均とされる数字の値だと思うんですけど、

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普通の人というのはいない、結局いないとしても、

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これが平均という数字に自分が当てはまらない場合、

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どうやって生きたらいいだろうみたいなことはずっと考えてたので、

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同時に相手のことも知らないよねっていう、

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相手がどんな人かも知らないよねっていうことで、

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とにかく客観的に見る、相手がすごく不安定でも、

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その人が悪い人かどうかとか、

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あるいは本当に相手が犯罪を犯してたとしても、

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それは何でなんだろうね、みたいなことまでちゃんと考えなきゃ生きていけないよって、

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そういうのが確実に土台なので。

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なるほど、なるほど。

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いわゆる頑張るとかで解決できる問題じゃないから、

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これを解決するには自分で考えて考えて行動していく。

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場合によっては逃げましょうみたいな。

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その道は自分はいけませんみたいな構図とかもですね。

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習慣としてあるからってことなんですね。

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インタビュー前半はここまで。後半は次回更新いたします。

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ハッシュタグコミックアタラスでぜひ感想を待っています。

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チャンネル登録してお待ちください。

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次回更新もお楽しみに。
