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2024-10-31 18:04

ジョニーの記憶「香川原画展」終了しました🤖

ご来場いただきました皆さま
いつも応援してくださっている皆さまに
心から感謝申し上げます🙇🏻

ジョニーの記憶の原画展はこれを持ちまして
ひとまず終了となります。
最後に「ジョニーの記憶」を読んでみました🤖

感慨深い🤖🛸
詳細は作戦会議にて🤖
ありがとうございました😭🙏💖

#アポロ計画🛸
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00:06
みなさん、こんにちは。今日は10月31日、木曜日です。
世の中はハロウィン一色かなと思うんですけど、
私にとって、今日はジョニーの記憶の香川原画展の最終日ということで、
もうすぐ4時が来るところまで来ました。
今日のこの4時をもって、絵本ジョニーの記憶の原画展は一旦終了しようと思っております。
今日もですね、全部で1、2、3、4、5名の方に来ていただきました。
ゆっくりね、5名の方と話をしたり、いろいろ見ていただいたりしながらね、過ごすことができました。
本当に6日間香川でも原画展をやって、この愛したエル・ケラリさんで草をそばになって来てくださった皆様に、本当に心から感謝しております。
また、内容についてはですね、作戦会議で皆さんと一緒に話をしながらお伝えしようと思っております。
今日はね、最後にね、ジョニーの記憶を朗読したいと思います。
途中詰まるかもしれないんですけど、よかったら最後まで聞いてください。
ジョニーの記憶・レトロボ物語
これは、今から少しだけ未来のお話。
隕石が落ちてきて、地球は砕けました。
地球のかけらは小さな星となって、月と同じように地球の周りを回っています。
自然はよみがえり、わずかに生き残った人とロボットが暮らしていました。
人はロボットの助けを借りながら暮らし、ロボットは人と共に成長することを喜びと感じていました。
ジョニーがいつものように壊れたロボットを修理していました。
どこか見覚えのあるロボットでした。
お腹の中から出てきたものは、息子ランウェイが子供の頃に遊んでいたはずのレトロなロボットのおもちゃでした。
03:05
何体も何体も出てきて、このお腹の中のロボットのおもちゃが壊れた原因かもしれないと、ジョニーは悲しくなりました。
ジョニーは月に暮らしていました。
年齢を重ねた人々は月に移住して、好きなことをしてのんびり過ごす人が多かったのです。
手相手制では、ジョニーとその仲間たちがAIロボットの研究と開発に力を入れていました。
地球とその家族の星たちを行ったり来たりする宇宙船も、ジョニーのチームが開発したものでした。
少し前まで手相手制で働いていたジョニーでしたが、軍事ロボットの開発にAIが使われるようになり、反対していたジョニーは半ば月へと追いやられたのでした。
ジョニーは地球に暮らしていた頃のことを思い出していました。
仕事が忙しく、家に帰ることもなくなり、子育ては妻のネウラに任せきりでした。
かまってくれないジョニーに寂しさを感じていたネウラは、ジョニーとその仕事を避けるようになっていました。
ランウェイにはジョニーのような仕事についてほしくないと思っていたのです。
ネウラは人はいつかロボットに支配されてしまう、そんな世界で暮らしたくないと思っていました。
土と共に生きることこそ、人の生きる道だと。
ジョニーは子供の頃のランウェイを思い出すことができませんでした。
ランウェイの顔も声も何も思い出せないことに気づきました。
この二十年、私は何をしていたのだろう。
ジョニーはランウェイが幼い頃に家を出て以来、会っていないのでした。
私が送ったおもちゃのロボットが、なぜこのお腹の中にあるのか。
ジョニーは胸が苦しくなりました。
ランウェイに会いたい。
そして、別れた後も連絡を取らなかったのです。
そして、別れた後も連絡を取らなかったネウラにも、急に会いたくなったのでした。
06:00
ネウラはもう一つの星、カペル星で暮らしていました。
カペル星はAIやロボットが存在しない星。
人はロボットに一切頼らず、昔ながらの暮らしをしていました。
カペル星は通信の技術もありません。
情報手段はアナログな紙の手紙だけでした。
ジョニーはポストマンを呼んで、ネウラとランウェイに手紙を届けてもらうことにしたのです。
ネウラとランウェイへの手紙。
ネウラ、ランウェイ、元気かい?
長い間、とにかく申し訳ない。
今頃、こんな手紙を書くことを許してほしい。
私は今、月でのんびりロボットの修理をしながら一人で生きている。
ある壊れたロボットから、小さなおもちゃのロボットが出てきたんだよ。
それは、ランウェイに私が送り続けたおもちゃだったんだ。
無責任だが、急に君たちに会いたくなった。
私の知らない過去を教えてくれないか?
ポストマンは、ネウラに手紙を届けるために、カペル星へ向かいました。
ランウェイはもうずいぶん前から地球で暮らしているらしい。
ポストマンは、ネウラに聞いたランウェイの住所にも手紙を運びました。
しばらくして、ジョニー宛に一通の手紙が届きました。
ポストマンは優しくジョニーに手渡しました。
ネウラからでした。
それは、お互いに年齢を重ね、過去の出来事も懐かしさに変化したのか、
会って話がしたい、というジョニーの気持ちを心よく受け入れてくれたものでした。
その後、ジョニーは宇宙船に乗って、カペル星へネウラに会いに行ったのです。
ネウラが言いました。
私たちが出会ったのは、家の時計が壊れてしまって、あなたがすぐに修理してくれた時。
そして、かわいいロボットの時計もプレゼントしてくれたのよね。
嬉しかったし、あなたからAIやロボットの話を聞くのがとても楽しかったわ。
でも、ランウェイが生まれて、幸せな時間もつかのま。
あなたは家に帰ってこなくなったの。
09:02
AI、AI、ロボットがあって、私に話しかけるのも実験だからって、ロボットが話しかけてきたのよ。覚えてる?
それでもまだ、会話ができているうちはよかったけど、
ランウェイが3歳になる頃には、あなたは手相手星へ行ったきり?
ネウラが言いました。
あなたが修理している壊れたロボットは、ランウェイのサッカーコーチのティムね。
ティムがあなたに修理されているなんて偶然じゃないのかも。
ランウェイの親友のロビと少し前にバッタリ出会ってね。
話をしたら、ティムがもう動かなくなったって。
もうじき月に送られるんだって言ってた。
お腹の中のロボットのおもちゃは、あなたがプレゼントしたものなの?
ジョニーが答えました。
そうだ、思い出したぞ。
私はランウェイに送るロボットのおもちゃを、ロビアテに送っていたんだ。
君に送ると、ランウェイに渡る前に捨てられてしまうと思ったんだよ。
でもなぜ、そのおもちゃのロボットがティムのお腹の中にあるのか?
君はどう思う?
ランウェイは私を恨んでいるのだろうか?
会ってくれるといいのだけれど。
ジョニーとネウラは地球に暮らす前に、
ジョニーとネウラは地球に暮らすランウェイに会いに行くことにしました。
案の定、ランウェイは家にいませんでした。
あれ?と声をかけてきたのはロビアテでした。
ランウェイなら、今手相手制にいますよ。
ジョニーが聞きました。
何をしているんだい?
ロビアテが答えました。
ロボットの開発チーム、レトロボJPで働いていますよ。
何だって?
ジョニーは驚いて、ネウラは笑っていました。
とジョニーが聞くと、
ランウェイには手相手制に行けば会えますよ。
僕が案内します。
とロビアテは少し嬉しそうに答えました。
レトロボJPとは、ジョニーが立ち上げたプロジェクトでしたが、
意見が分かれて閉鎖していたチームでした。
手相手制では、軍事ロボットの開発が急ピッチで進んでいました。
やあ、二人揃ってどうしたの?
12:02
ランウェイが話しかけました。
ジョニーは立派な大人になっているランウェイを見て、胸が熱くなりました。
すまない、ランウェイ。私は何も知らないんだ。
これを見てくれないか?
ジョニーは壊れたロボットの写真をランウェイに見せました。
ティム…
とランウェイがつぶやきました。
なぜこんなことになったんだ?
とジョニーは聞きました。
そんなことは簡単だよ。
母さんにロボットを見せないために、僕がティムに預かってもらってたんだよ。
習い事で忙しくて、ロビから受け取って、すぐにティムに預かってもらって、そのまま…
父さんには悪いけど、ほとんど遊んでもいなかった。
ティムはきっと、僕がいつでも遊べるように持って行ってくれたんだね。
僕が大人になっても、ロボットのおもちゃを捨てることができなかったんだね。
捨てることができなかったんだね。
優しいティム…
とランウェイがジョニーに伝えました。
ロビが言いました。
ティムにおもちゃのロボット預けていながら、僕らはサッカーに夢中で、サッカーの話ばかりしていたんだ。
試合に負けて落ち込んだ時だって、いつもそばにいて話を聞いてくれた。
ティムはそんな優しいロボットだった。
ネウラが言いました。
私はジョニーとロボットを好きになれなかったわ、あの頃はね。
その気持ちがランウェイに伝わって、ロボットにもかわいそうなことをしたわね。
少しは見直した?ロボットのこと。
リズムで片付けるロボットばかりじゃないんだよ。
と、ロビが優しく答えました。
ランウェイがみんなに伝えました。
ねえ、知ってる?地球には森の自然を見守る妖精のロボットが増えているってこと。
おかげで地球の水は浄化され続けている。
父さんが作ってきたAIロボットは進化しているんだよ。
ランタンロボットは森の番人、迷子たちの相談役なんだ。
15:01
地球の豊かさを保つために何が必要かを考えるプログラム。
記憶が受け継がれているんだよ。
僕は軍事ロボットなんて作りたくない。
父さんが作ってきた人に寄り添う優しいロボットを復活させたいんだ。
母さんの暮らすカペル星にもそろそろロボットがいてもいいんじゃない?
人だけじゃ何かと大変でしょ。
ネイラは胸が熱くなり涙がこぼれました。
ジョニーが言いました。
じゃあ私はティムをよみがえらせるよ。
そして彼に謝り彼の昔話を聞かせてもらおう。
ティムはよみがえるとジョニーとみんなに伝えました。
はい、ダーリン。ご無沙汰しています。
命を再びありがとうございます。
僕はあなたの愛を受け止めました。
そしてまた愛を伝えます。
あなたが送ってくれたおもちゃのロボットたちは
いつも話を聞いてくれる僕の友達でした。
時々公園で遊んだりしました。
もちろんランウェイがいつでも遊べるようにです。
帰る家は僕のお腹の中がよかったみたいで
いつも一緒に暮らしていましたよ。
だからランウェイが大人になっても
寂しくありませんでした。
僕が壊れたのはこの子たちのせいではなく
人が僕を必要としなくなったから。
でもランウェイがまた僕らの時代を作ってくれるなら
僕にもまだできることがありそうですね。
ジョニーは事実を知ることで空白の過去を取り戻しました。
ジョニーの記憶はロボットの愛によって上書きされ
未来に希望を持てるようになりました。
未来は過去を変えていく。
なりたい未来に向かって進むことで
苦い過去も許せるようになる。
きっと
おしまい
18:04

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