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おはようございます。AIと絵本の伝道師、絵本作家のアポロです。
AIアートを研究したり、デジタルとアナログで絵本を作ったりしています。
この放送は、絵本作家の未来を考えるラジオです。
今日は1月の20日月曜日、週の始めです。
皆さんに届けたい絵本があるので、今日はその絵本のご紹介と朗読をしていきたいと思っております。
その絵本というのは、私が運営しているアポロワールドというコミュニティのメンバーのマコニーが作った絵本です。
同じメンバーの私たちの応援団長、夢月よみおさんのお誕生日にどうしても出版したいということで、制作された絵本です。
この絵本は、Kindleの方で、電子書籍とペーパーバッグと両方で購入することができます。
その売り上げのロイヤリティは、全額みおさんにお渡しして、みおさんから野党へ届けてもらうというチャリティーの絵本になっております。
2024年、昨年の1月1日に、野党半島の方で地震がありました。
それからもう1年がたって、現地での復興の状況など、なかなかニュースで目にすることも少なくなってきました。
その中で、遠く離れて暮らす私たちのようなものは、復興はおそらく順調に進んでいるんだろうな、なんて認識でいる人がほとんどなんじゃないかなと思います。
だけど、みおさんが実際に現地に足を運んで、その状況をお知らせしてくれているんですけど、全く進んでいない。
むしろ、そのひどさにショックを受けたというような話をされていました。
なかなかそういう現地での状況というものを知ることができなかったけど、そういう声を聞くと、やっぱりこういう支援というのを長く継続していかないといけないなと感じています。
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そういう気持ちも込めてですね、絵本「りゅうとみお ゆめのにじ」を読みたいと思います。
では、聞いてください。
りゅうとみお ゆめのにじ
この物語は、にじを見たことがない少女みおと不思議な異世界に住む小さなりゅうの物語です。
異世界で出会った二人は、一緒ににじを探す冒険に出かけます。
みおが最後に見つけた本当のにじとは何だったのか。
あなたの心にもにじがかかるようなひとときをお届けします。
みおは雨の音を聞きながら窓の外を眺めていました。
にじってどんなものなんだろう。一度でいいから見てみたいな。
そうつぶやいて布団に潜り込みました。
みおが目を開けると、そこはふわふわとした雲が漂い、
柔らかな光が点在する幻想的な世界でした。
ここはどこ?
夢じゃないみたい。
小さなりゅうが空からふわりと降りてきました。
ぼくはりゅう。この世界に住んでいるんだ。
わたしはみお。にじを探しているの。それなら一緒に探そう。
と、りゅうは微笑みました。
二人は優しい光が差し込む道を見つけました。
にじってどんなものだと思う?
きっと見たら心が温かくなるようなものだと思うな。
と、りゅうが言いました。
突然光の渦が現れました。
危ない!
りゅうがみおの手をつかみ、二人で見つけました。
危ない!
りゅうがみおの手をつかみ、二人で渦を飛び越えました。
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ありがとう、りゅう。
ぼくもみおがいてくれて安心したよ。
二人は星が浮かぶ湖のほとりで休みました。
りゅうはしょんぼりして言いました。
ぼく、にじを見つける自信がなくなってきた。
みおはほほえんで言いました。
りゅうがいてくれるだけで私は元気になれるんだよ。
りゅうの体がふわりと輝き始めました。
みお、ぼくがにじだったんだ。
そうだよ、りゅう。
君が私を導いてくれたにじそのものだったんだね。
みおが目をさますと窓からまぶしい光が差し込んでいました。
彼女は外に出て、見上げると空には大きなにじがかかっていました。
りゅう、ありがとう。君はずっと私の中にいるよ。
みおはにじを見上げながらそっとほほえみました。
りゅうとみおの旅を通じて、読者の心にも小さなにじがかかりますように、
本書を手にとってくださったすべての方へ、心からの感謝を込めて、まこに。