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詩吟の魅力を発信する、【詩吟ch】
おはようございます。こんばんは。詩吟chのheyheyです。このチャンネルは、詩吟歴の長い長い私、heyheyによる、詩吟というとてもマイナーな日本の伝統芸能の魅力を、分かりやすくお伝えしていくチャンネルです。
ということで、いつも通り、漢詩や和歌、俳句など一つご紹介して、吟じていって、吟じ方や楽しみ方を話していきたいかなと思っております。
ということで、今日もいきますね。昨日は石壁ということで三国志にちなんだ詩を選んでみましたけれども、
今日もその続きですね、せっかくならということで三国志に関わるものをご紹介したいと思います。
義語色の中の義ですね、曹操の三難坊、三難が作った詩、曹治ですね。
曹治、治っていうのは植えるという感じですね。
曹治による七歩の詩、七歩の詩ということになります。
こちらはですね、三国志知っている方なら有名なエピソードなんですけれども、
曹操が亡くなった後ですね、この次男の曹飛という方がですね、なかなか冷酷な性格の持ち主であったということで、
なかなかその後継者争いと言いますか、兄弟を信用することができなかったんですね。
そこで難癖をつけて、この三難坊曹治を呼び出してですね、今から七歩歩くうちに一つ詩を作らねばお前を死刑にするというふうに無茶苦茶なことを言い渡して、
実際にその七歩歩いている間にこの詩を作ったというエピソードがあります。
本当かどうかはわからないですけれども、そういうエピソードのある詩になっております。
では七歩の間にあなたはこの詩ができるかなという視点でですね、考えてみてください。
では読んでいきたいと思います。
七歩の詩 曹治
豆を煮るに豆殻を炊く
豆は腐虫にありてなく
もとこれ同婚より精通
相煮る何ぞ花肌急なる
どういった意味か。豆を煮るに豆殻を炊く。豆を煮るのには豆殻を燃やす。豆は腐虫にありてなく。
豆は釜の中で泣きながら言うんですね。もとこれ同婚より精通。
もとはといえば同じ根から育ったものではありませんかと。相煮る何ぞ花肌急なる。
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どうしてそんなにひどく入りつけるのですかということですね。
まさに今この七歩の間に自分が試されている悲しい状態をですね、この豆に間接的に表現しているということです。
直接本人を非難するわけでもなく、自分の悲しさをですね、豆に例えて詩を作るということで文才は本当に確かだったんじゃないかなと思います。
僕なら絶対できないですね。そもそも頭が回らないと思います。
ということでそういうエピソードのある詩、これから吟じていきたいと思います。
詩の形態としては五言絶句。漢字が5つですね。五言絶句になります。
ただ難しいところは本当にないので、初心者向けかなと思います。
節回しでちょっとこの悲しい気持ちをちゃんと表現できるようにしていけばいいのかなと思っております。
それでは。
七歩の詩 草地
豆を煮るに
豆笑う豆は
宇宙にありて
無くもと
これ
どこにより
上手
藍にる
なんぞ
花はだ
急なる
いかがでしたでしょうか。あなたは七歩でこの詩を作れますか。
すごいですね世の中。
適当なまとめですけれども今日は以上となります。
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詩吟の魅力を発信する詩吟チャンネルどうもありがとうございました。
バイバイ