00:08
TAPROOM
東京は東中野にあるCRAFT BEER BARポッドキャストスタジオ
雑談からライブでお届けするトークイベントTAPROOM
TAPROOMでは毎回ゲストの方にお持ち寄りいただいた
今個人的に最も旬なコンテンツを軸にトークをお届けします。
なおこの模様はXのスペースでも同時生配信中
現在スペースでこれをお聞きのあなたはぜひリアルタイムで
右下にあるコメントボタンよりメッセージをお寄せください。
ということで普段勝手にドキュメント72時間をしゃべる
ラジオというポッドキャストをやっております本田です。
同じく山口です。
はい、ではTAPROOM早速なんですけれども
本日ゲストはこの方に来ていただいております。
やさしい民俗学の岸澤です。よろしくお願いします。
お願いします。
ついに岸澤さんに来ていただいた。
ついになんですかね。
同じこと思っちゃった。
普段ポッドキャストされていて、僕も非常に楽しく聞かせていただいています。
ありがとうございます。
普段どんなポッドキャストをやっているのでしたっけ。
普段は身近な物事から民俗学を優しく紹介するというテーマで
一応私が民俗学の研究をしているので
その研究をしている立場からいろいろなことを取り上げて
民俗学の視点で話してみるというようなことをやっています。
とにかく狸がいつも可愛いんですよね。
狸が毎回出てくるポッドキャストじゃないですよね。
アイコンが狸がすごい可愛いんで。
狸で釣るようにできています。
そういう仕組みなんですか。
昨年の12月に行われたポッドキャストウィークエンドで
僕らお会いしたのが初めてで
実際にスペースでの配信でも話しくださって
めちゃめちゃ楽しかったんですけれども。
私はちょっと訳がわからないまま
じゃあちょっと喋ってっていう。
急に連行されましたもんね。
絶対大丈夫だよラジオの。
アイさんと萌恵さんと一緒にウロウロしてたら
急に連行されましたね。
出てもらいますか。
急でしたけれども。
その時にもいろいろお話しさせていただいたところから
今日はですね。
ちょっとその続きが聞けるんじゃないかなっていう感じで
ちょっとワクワクはしてるんですけれども。
そんな形で始めていければというふうに思います。
ではタップルームこのトークライブでは
ゲストの方に今個人的に最も旬なコンテンツを
持参いただくようにお願いしております。
岸田さんそれでは本日のタップルをお願いいたします。
私が選んだのはカロリーの艶ごとという漫画作品です。
03:07
僕ら結構ね今回初めてっていう形で
漫画も実際に読ませさせていただいてっていうところなんですけれども。
これ岸田さんどれくらい前からこの漫画って読まれてたんですか。
私も知ったのは最近ですね。
今年になってからだと思います。
結構今年じゃあバーって一気読みしてみたいな感じで。
知って一気読みしましたね。
自分一巻一気読みした。
連載も続いてるしっていうところで結構ね続きも気になるところなんですけど
ヤモヤさんも今回初めてでしたね。
そうですね。
今回何にしますかみたいので
いろいろあげていただいたじゃないですか。
その中で初めて知ったっていう感じですね。
もう一気読みして結構その少女漫画というか
結構甘酸っぱい恋愛みたいなのも描かれるので
もうなんかもじもじしながら
久々に甘酸っぱいなと思ってやってたんですけど
まあそういうところもありつつ
今回ね岸田さんこれについて話したいっていうところの
テーマみたいな部分とも結構関連してるなあというようなところがあったので
あげていただいてるんですけども。
でもそもそもこのカロリーのつやごとってどういう漫画なんですか?
簡単に紹介というかもしれない。
はいお願いできます。
ありがとうございます。
一応カロリーのつやごとって公式にはどういう説明がされてるのかなって検索すると
ちょっと読むんですけど
食べることが幸せそれでいいと思っていました。
男の人に興味がないわけではないのだけど私こんなだし
でもあんなことやこんなこともちょっとはしたいなって心のどこかで思ってるんです
っていう作品紹介なんですよね。
どう思いましたお二人?
結構それだけの導入じゃなんかこの漫画ってなんか構成要素としてはめちゃめちゃ一部だなと思ったんですけどね。
そうですよね。
引きとしては確かにうんって思うんですけど
展開されているところはなんかそこだけで終わらないみたいないうところありますよね。
ね。
なんか実態としてはなんか私もうーんとはやっぱり思って
なんか私が最初に読み始めたきっかけが
まあ表紙かわいいなみたいなところで
どういう系かなーみたいな感じで読み出したので
こういうタイトルと説明文見ずに読み始めたんですよ。
なんとなくかわいいって読み始めたから
読み進めていった内容の感覚とこの説明文だいぶ違うぞっていう違和感が大きくて
でも自分なりにこう一言で紹介すると
06:02
この奥手な女性主人公と男子大学生の日常と
まあそれに付随する恋愛が書かれている漫画っていう風に説明するのが一番平たいかなーって思ってますね。
まあそこのある食堂でのねあの出来事っていうか
そこに来てたお客さんのカロリーさんとそのアルバイトで
配信止まってる。
あれ止まってます?
はい。
アルバイトであのやっている男の子大学生の男の子っていうところの出会いがあって
ここからまあ2人がこうどういう風にコミュニケーションというか時間を紡いでいくのかみたいなところが
漫画の大間かな。
はい、そうですね。
そういう中であのそのカロリーのツヤ事について
どういったところがこう岸田さんの近世に触れたのかというか
なるほどって思った部分ってどういうところですか?
あのまあもうちょっと説明の部分がなっちゃうんですけど
このカロリーってタイトルにもあるように
カロリーさんっていう女性が
まあ主人公主軸で話展開されていってますけど
まあその高校生の時に両親が急に事故死しちゃったために
そのちょっとまあメンタルが普通の人より弱いというか
なかなか人付き合いに苦手意識をそれから抱くようになっちゃって
今は親が残してくれた家で一人で
あのあんまりこう人とも付き合わず
ただ子供向けの英語塾をやって生活してる
でまあ親のいさんもまああるから
まあそれでなんとかこういうとこにが生きてるみたいなところで
なんかこうすごい内向きだった彼女が
どんどんこうまあそのもう一人の主人公の大学生の青井くんと
会うことによってこうもうちょっと自分は何ができるかもとか
人にこう関わっていくみたいなところで
どんどんこう世界が広がっていく感じが書かれてるのが
結構なんかストレートにいいなって思って
はいっていうところで
まあどんどんこれどういう感じに話が着地していくんだろうなって
思って一気読みしましたね
思ったより結構ね
カロリさんの確かにその生い立ちとか
あのちょっと引っ込み事案なところが最初とかもあったり
っていうところが心配ではあったんですけど
思ったよりちゃんとみんな前に進んでいくっていうか
そうですよね
こんないい人ばっかりで
そうそういい人しかいないですよね
そうですよね
すごく話が前向きに進んでいくっていうところはあって
さっき言った通りそのカロリさん自身も
結構そのあのなんていうか
自分が変えなきゃみたいに思うところは
割となんかその壁なく越えていくようなところもあって
09:02
そうですね
なんか羨ましいなみたいな
端的に思ったっていうところがありますね
山口さんとか読んでみていかがでした?
なんかこういうそのいわゆる少女漫画的なものを
結構久しぶりに読んで
まあやっぱり本田さんと結構感想は近いんですけど
その漫画を読めば読むほど
そのやっぱ現実との乖離が気になるというか
やっぱ世の中こんないい人がいないみたいな
なんかその一方この世ではみたいな感じが
なんかめちゃくちゃ読めば読むほど
その感じはすごいしたんですよね
それが別に良い悪いとかじゃなくて
なんか一方で比較するとみたいなのはすごく感じましたね
そうですよね
作者の小田祐和さんが
多分すごい有名なところだと
フレナバオチンって漫画も書かれてますけど
もうお子さん2人が成人
社会人になるまで育て上げてるお母さんっていうこともあって
いろんなたちは女性の視点と
母親としての視点と
あと息子の観察もしてる中で
生きている中で
こういう人間関係あったらいいよねみたいなものが
実体験から詰め込まれてる感じを受けて
だからすごい良い世界が描かれてるよなって感じを
私は受けてるんですよね
お母さんの願いが入ってますよね
さっきもおっしゃった通り
息子さん2人いらっしゃってみたいなところで
息子さんがこれから進みゆく社会の中で
こういう出会いでこういう人間関係で過ごしていってくれたら
いいなっていう願いみたいなのも込められてるんで
一応漫画の展開として
何回か不穏な展開になりかけるじゃないですか
それこそコミュニケーションの行き違いとか誤解みたいなところで
あれって思うんですけど
普通漫画だったらもうちょっとそれによる崩壊みたいなところも
描いてドキドキさせるはずなんですけど
多分そういうお母さんとしての願いみたいなのもやっぱ入っちゃってるから
そこの2、3歩手前ぐらいで上手く着地できるから
毎回読んでて
危ない危ないって思って
やっぱそれの話で言うと
青井くんのお母さんパートじゃないですか
田舎からお母さんが会いに来てっていう
でもやっぱ年頃の息子はあんまり
邪見にしちゃうっていうか
あんまり会いたくないというか
そんなにベタベタはみたいな
そうするとバイト先のみんなと逆に仲良くなったお母さんが
息子関係なくそっちの家で
12:03
ガールズトークじゃないですけど
仲良くなって東京の見物行ったりとか
そういうのもあるっていうのが
あそこまで人と人の関係性がうまくいくと
やっぱり都会に来て
一人にならずに
青井くんはね
やっぱり一人にならずに住んでよかったなっていうのは思いますよね
そうですよね
バイトしてるお店が七つの子っていうお店ですけど
朝定食朝食定食みたいなのをやって
夜は居酒屋ってめちゃくちゃいいお店ですよね
欲しいですよね
この店すごいいいじゃんっていう
家の近くに一軒欲しいタイプのお店ですよね
個人店だから稼働どうなってんのってやっぱ思いますよね
朝と夜やってるって私もそう思った
でもやっぱ雑誌とかで取り上げられて
途中行列できちゃうって
大変な回も挟まったりするって
昼間に寝てるのかなとか
いろいろ考えちゃいますよね
でもそこがねチェーン店じゃなくて
あの大将とおかみさんがいる
あのバイト先だからこそ
カロリさんも来ていてほっとする場所っていうところにどんどんなっていくし
青井くんも本当にここが
好きで働いてるって感じですよね
繋いでいくっていうところは
漫画のひとつの核となっているというところですよね
そうですよね
なるほど
その中でやっぱりカロリーが変わっていくわけですけど
なんか最初はその
なんだろう
嫌なこと言われたりしても
自分が悪いんだとか
自分が我慢すればいいみたいな
すごい内向きに自己完結させて
ずっと抱えて生きていくみたいな
タイプだったのが
やっぱ人との関係の中でちょっと外向きになっていく
ところがなんかね
読んでて
気持ちも上がるというか
こういう人間関係いいよなっていう
風にできてますよね
岸田さんの中であのカロリさんの成長というか
変わっていく感じって
どうやってあれが実現できたのだろうみたいなところってありますか
あんなにトントン拍子じゃないですけど
カロリーさんは一人の力で
そういう風に自分の壁を乗り越えていったのか
それとも定食屋さんの力って多分結構大きいと思うんですけど
そうですよね
ただカロリーさん自身がすごいこう
お父さんもお母さんもめっちゃいい人で
いわゆるお嬢様じゃないですか
すごい育ちがいい人だから
人格もすごいいいし
15:00
仕事を一回やってみたけど
いじめられてやめちゃっているけど
仕事自体めちゃくちゃできるから
ただただ自分が内向きになってただけで
気持ちを変えてちょっと動き出したら
すごい好かれる人
本来的には好かれる人だから
どんどん周りの人からも好かれていくっていう
いい回転になっていったんだろうなっていうのは思うんですよね
これ漫画読んでると
割と青井くんと同じように
だんだん読んでるとカロリーさんのことが分かってくるし
好きになってくるような気がするんですよね
カロリーさん自身が成長してるっていうよりも
読んでる僕らの視点が増えてるっていうか
カロリーさんをもっと好きになる要素が
どんどん出てくるみたいなことはあるのかなと思ったんですよね
確かに最初太っちょのネガティブな人みたいな感じですもんね
そうなんですよ
うらやましすぎますからね
都内にあんな豪邸
そうですよ
英語もあんなに堪能で
かなり最初の印象とは全然違うぐらいに
もっと自信持とうみたいな感じの
そうですよね
意外といろんなもの持ってるっていう
とこもあるんですよね
そこが普通そんな人いないよって突っ込みたくなる人も
もちろんいるとは思いつつ
多分もうちょっと読んでる人たち自身も
もうちょっと自信持ってもいいんじゃないのみたいな
メッセージ性もあるようには思うんですよね
ただ自分でこう狭めてるだけの人も
カロリーみたいにいるんじゃないのかな
みたいなメッセージも何となく感じはするんですよね
なんかすごいカロリーの艶ごとの世界って
一言で言うと優しい世界じゃないですか
全員が全員ってわけじゃなくて
トータルすると優しい世界じゃないですかまとめると
なんかああいう世界って
さっき最初僕現実との帰りみたいな話しましたけど
岸田さん的にはああいう世界ってどう思われてるのかなと思って
自分も要はあそこに行きたいのか
入り込んで暮らしたいのか
なんかあそこまで僕とかはあそこまで優しすぎると
逆にこうなんか
そうなんですね
疑心暗鬼じゃないけどひねくれてるから
ちょっとなんか息苦しい気持ちになっちゃうんですよ
自分がよく行く定食屋で座って椅子壊したからって
自分専用の椅子が出てくると
ちょっとやっぱさすがになんか厳しくないかみたいな気持ちになって
ちょっと行けなくなっちゃうんですよ
なるほど
結構ストーリーの中でもね
なんか割とちょっとやっぱり過干渉なのではってやっぱ思うような
おかみさんと旦那さんというか
18:01
バイト仲間のめぐさんとか
めぐさんとか結構グイグイくるじゃないですか
あのグイグイくることで状況はどんどんよくなってるからいいんですけど
とはいえやっぱりその現実っていうところになってくると
ちょっとグイグイくるなって
僕もちょっと確かに思う部分があって
そうなんですね
その辺は全然じゃあそうなんですねってことは
なんか意外とそれがOKっていう感じの
それでいいんだみたいな
なんかなんだろうな
私自身
まあその今豊島区に住んでて
まあ豊島区ってなんだろうな
自分が関わってる人がそういう人たちが多いからかもしれないんですけど
結構みんなこうつながっていきたがる人が多いというか
それでやっぱりこう
都市部だけど
ちょっとこう近所コミュニティみたいなものになってる
あのあれだけ人のいる
あの池袋の駅のところで
どうもみたいな人もできてきているっていうところで
なんか私はこう
ある種あれはおせっかいだと思う人もいると思うけど
やっぱり一歩踏み込んで
なんか気にしてくれるとか
してくれる人がいることは
なんかいいことだなっていうのはすごい思うんですよね
それはあのかるりさんたちもそうですし
豊島区でっていう話もそうなんですけど
ある程度のその都市部の中での社会とか孤独っていうことを考えると
そういう場所があったほうがいいんじゃないのっていう
そんな感じですかね
そうですね
あとやっぱり孤独を抱えてるとか
あと職場とか学校とか
なんかただ働くだけの場所とか
ただ勉強するだけの場所で
人間関係は最低限みたいなのって多いと思うんですよ
で職場とか特にそうかなって思うんですけど
その中でよりおかみさんとか
ほんとちょっとほんとにお母さん的な部分あるじゃないですか
あんたちゃんとするのよみたいな
ご飯食べてる
そこまでちょっとそのウエットな
そのなんかのりしろみたいな部分があるから
みんな優しくつながっていけるかなって思うんですよね
なんかあの僕このカロリーのツヤごとを
今月のタップルもこれですって言われて
で11巻あるじゃないですか
最初の方はマンガ読んでたんですけど
そのやっぱ一気読まなきゃいけないってなって
マンガ喫茶に行ったんですよね
でマンガ喫茶に行って
でまあ11巻だからそこそこ時間かかるじゃないですか
読むのに
で結構夜遅くなったんですよ
21:01
もう21時とか22時とかぐらい
にまあまあそもそも入った時間遅かったんですけど
なって
でまあとはいえずっと読んでたからお腹空いたなと思って
でマンガ喫茶に行ったのがあんまり行ったことない駅だったんですよね
で僕とかまあ今回のマンガもそうなんですけど
あんまりそのチェーン店に行くっていうよりも
せっかく来たことない場所だったら
なんか行ったことない個人店じゃないけど
そういうお店に行こうと思って
でちょうどカロリーのつやごとなんて読んでたもんだから
定食屋に行きたいみたいな
行きたくなりますよね
行きたい気持ちがすごい高まりすぎてて
もう定食屋を血まなこになってきたわけですよ
焼き魚とかね
でもそのちょうど22時とか21時半とかのタイミングって
もうラストオーダー終わってるんですよ
だいたいもうまあそれは都会のね
大都屋とかそういうとこだったら
弥生県とかってやってるかもしれないですけど
でもちょうど終わってる
個人の定食屋さんとかだとね
終わってるんですよ
ですっごい調べて
なんか住宅街の中に一軒だけある居酒屋が定食を出してるらしいみたいな
でそれ探して行ったんですよそこに
で行って行ったらなんか居酒屋ってそのグーグルマップ上書いてあったんですけど
結構ちゃんと定食をやってて
その焼き魚とかいわゆるもうオーソドックスな
本当にこのカルビンスやごとに出てくるみたいな
佇まいで本当にこう素朴な定食
で僕はそこで味フライ定食を食べたわけなんですけど
でそこが大将を一人でやってるタイプのお店だったんですよね
あの男の大将一人で
で本当に住宅街の真ん中にあるし
そんな栄えてる駅でもなかったんで
もう地元の人とか顔なじみしか行かないみたいな感じの個人商店
で個人のお店だったんですよ
で入るともう別にチェーン店のような
こう明るいらっしゃいませみたいなのもなく
おおみたいな感じで
初めて来たみたいな
で兄ちゃん何するのみたいな言われて
でまあなんか定食いろいろメニューあったんですけど
まあなんか味フライかなと思って味フライで言って
でまあしばらくして
ワンオペだからやっぱ出てくるのは遅いわけですよ
でまあその流れている野球中継みたいなのも
音声をうっすら聞きながら待って
でまあ出てきて
でまあ美味しくて
で食べて
で美味しかったですって言って帰って
で僕はそのままごちそうさまでしたって言って
まあお金払って出たんですよね
で僕がそのお店に行って
お店を出るまでに試作会話って
味フライ一つお願いしますとごちそうさまでしたの二つなんですよね
それってなんか難しいんですけど
今回のカロリーの艶ごとのお店に行った場合って
信じられない量話しかけられる気がするんですよ
カウンターに座ったが最後
なんかすごい量話しかけられる気がしてて
なんかどっちの魅力もあるなと思うんですよね
そういうおって言われるだけで
24:01
単に定食を食べて帰れるみたいな
それって一見ぶっきらぼうだけど
でも心のよりどころにはすごいなり得ると思うし
僕が行った時も誰かと食べて飲んでる人もいれば
一人で本当に僕みたいに定食食べに来てる人もいたんですよね
なんかその地域のコミュニティとか
そういう街で愛されるお店みたいのって
なんかそれ二つあるんじゃないかなと思ったんですよね
そういうカロリーの艶ごと的なにぎやかなお店と
もう本当にシンプルな接客しかないんだけど
ベタに美味しいみたいな
でなんか僕はどっちが家にあったらいいかなって
もちろんどっちもあっていいんだけど
僕は校舎の方に結構惹かれるんだなと
いわゆる深夜食堂的なものじゃないですけど
深夜食堂
っていうのはすごい今回のカロリーの艶ごとを見て
僕がもうちょっと別の視点で思ったことなんですよね
そうですよね
なんか多分その大正さんも
多分常連さんとかになったら
多分心開くタイプなんじゃないかなっていう
今話を聞いてて
でもこう相手が話したがんないんなら
まぁそっとしておこうっていうので
まぁ山口さんのこう雰囲気を見て
そっとしておくっていう
話しかけるなおらレストランですかね
そういうことじゃなくて
まだ1回目だからね
まだ1回目
話したい感じでもないから
まぁそっとしておくっていう判断で
やってくれる
てる優しい大正なのかっていう
イメージで聞いてました
なんか今回のカロリーの艶ごとの中でも出てくるんですけど
カロリーさんって元気ないときこのお店行けないんですよ
そうですよね
それって結構今回の
今の僕の話につながってくるなと思ってて
このカロリーの艶ごとに出てくるお店って
結構こう元気で表向きの自分っていうか
みんなと喋れるオープンな自分
喋りたいとき
喋りたいときに来れるみたいな
お店な気がするんですよね
ほんと僕が行ったその深夜直堂みたいなところは
割ともう必要の職場ために来てるんだけど
とはいえあったかいみたいな
ちょっと違ったあったかさみたいなのが
あるなっていうのは思ったんですよね
ここでも
そうですね
それがなんか
お客の側というか
お客としていく分には
それが選べるし
今日はどっちに行こうっていうことも
選べるわけだし
行く回数とか頻度とか
そういうのもなんか選べるから
お店とかっていう形態だとやっぱり
結構ありがたいなって思うときはありますよね
それこそカロリーさんも
元気なときだったら行くし
なかなかちょっと落ち込んじゃってるときは
行けないっていうのもあるし
それでも別に変なことにはならないっていうか
もちろんそれがさっき言ったように
会社だったら
どんなコンディションでも行かなきゃいけないわけだし
学校とか
27:00
逆に言うとお家
家族というときも
その気分によって
なかなか難しいところがあるっていうところはあるので
そういう意味では
お店っていうところで
変化点を作れるっていうところがあるっていうのは
さっき山口さんが言った
味フライ定食のパターンでも
カロリーさんが言っている
あそこの定食屋さんでも
どのパターンでも
いろいろ持っておけられることは
自宅だなと思っていて
それがある程度の都市
都会的な場所じゃないと
作れないから
それもそれで難しいなと
自分は結構思ったりとか
ありますかね
そうですよね
いわゆる
ちょっと古いですけど
サードパーティーみたいな
サードプレイス
サードプレイス
的な立ち位置ですよね
家でも
職場とか
学校じゃなく
第三の交流を持てる
これも定義はいろいろ
踏み込むと
めんどくさそうだなと思って
ちょっと調べても
いわゆる
でもカロリーに出てくる
7つの子ってお店は
やっぱそういう
サードプレイスの立ち位置では
あるんだろうなっていうのは
ちょっと思って
読んでましたね
サードプレイスって
もともと
出てきたときに
言われてる定義って
今言われてる
スタバがサードプレイスです
みたいなこととは
全く違ってて
イメージで言うと
よう兄ちゃん何してんの
みたいなこととか
誰でも打ち解けられるし
いつでもみんな話しかけていいし
めちゃめちゃハイタッチするし
みたいな
結構ベタベタな場所のことを
割とサードプレイスっていうのが
初期の定義ってか
もともとの原理は
それなんですよね
そのヨーロッパの
パブみたいな
パブとか
そうですよね
それを何かスタバによって
ちょっと知的なイメージというか
クールなイメージっていうか
に今なんか
なっている結果
サードプレイスって
そういうものになってるんだけど
もっとなんかベタベタ
なんかハブで
スポーツ観戦のときに
外国人が絡んでくるみたいな
なんかそういうある種の
ちょっとしためんどくささも
含んでいるものっていうのが
でもそういうめんどくささこそが
実は都市の生活の中には
欠けていて
家と職場の往復だけではなくて
そういう
ある種めんどくさいものも
あったほうが
人生豊かになるっていうか
生活が豊かになるみたいな
すごくこう
ぐわっとまとめるとですけど
みたいなことなんですよね
やっぱりもともとのところで言えば
特にアメリカとかヨーロッパだと
チャーチというか
いわゆる教会っていうのも
やっぱあれが
サードプレイスなわけじゃないですか
いわゆるなんか宗教って
いろいろ言われますけど
やっぱそういう側面もあって
そういう意味合いでは
やっぱり教会とか行くと
もう本当に結構
どうしたの?みたいな
かなりみんなオープンなんで
他のなんかジロリみたいなことって
あんまりなくて
結構オープンで
みんなウェルカムなことを
話しかけてくれるし
30:01
自分を自己開示していくことが
普通みたいなのが
サードプレイスには
なってきているけれども
っていうところですね
結構忠実に
割とカロリーの伝え方って
サードプレイスなんじゃないかな
と思ったんですよ
その言葉の意味に
忠実なサードプレイス
そうですよね
なんか他の常連さんも
名前とか出てこないけど
このおっちゃんたち
なんかおっちゃんたち同士で
挨拶してる感じだし
なんかちょっとこう
お客さん同士も
なんか認識してるし
お店の人とも
なんかすごいこう
打ち解けてる感じの
描写があるから
やっぱりその
ご飯を食べる場でもあるけど
ある種のよりどころとして
来てますよね
なんとなくここに来ると
ちょっとこう
気持ち上がるぐらいでも
なんかちょうどいい
七史観みたいなのが
ありますよね
特命観っていうか
なんかなんとなく
名前は知らないけど
顔は知ってるのか
ぐらいの感じ
ドコドコ家の何々さんとか
まるまる工場の
町工場で働いてる
まるまるさんまでの
特定がないっていうところは
多分あの定食屋さんも
そうなのかなと思うんですけど
だから特命戦だから
グラデーション結構大事だから
割とあのコミュニケーションが
さっき言った
まるまる産地の
誰々さんというか
いわゆるじゃあ
葵くんの例で言えば
田舎のほんとに
町の中に
あの定食屋があったら
多分葵くんはちょっと
たぶん畳まれないというか
いれないと思うんですよね
話してくると
全部お母さんに
多分伝わってるし
なんか最新刊でも
そんなのあったじゃないですか
山口さん連れてこようとしたら
近所中のおばちゃんが
どの子だどの子だ
でやってくるみたいな
やっぱりその特命制の
がもうほぼゼロになってしまう
みたいなところに
振っていくと
さっき山口さんが言ってたところの
ベタベタなコミュニケーションの
ちょっと煩わしい部分は
少し出てくるかな
っていうところはあるんで
結構だから自分が都会にしか
都会にしかないというか
都会だからこそ結構
成り立つみたいなのは
自分もやっぱりそういう側面
結構大きいかなとは思いますね
そうですよね
今田舎の話が出たので
あれなんですけど
やっぱその
本来地域社会とかが
持ってるつながりって
超ベタベタなんですよね
特命制なし
全てつつぬけ
じゃないですか
いわゆる恋愛とかも
全部つつぬけなんですよね
だからいわゆる
駆け引きのある恋愛
っていうものは存在してなくて
みんながつながって
生きる上で
つながらざるを得なくて
生きてきた部分がある
今都市社会になって
各自がお金を
稼げるようになった結果
つながらなくても
生きていけるようになったから
もうその超ドライに
こう降っている
33:00
でもなんかその
お互いないものねだりで
ウエットな田舎社会にいる人は
もうちょっとこう
距離を置きたいって思うし
超ドライな社会にいると
いやもうちょっと
SNSとかもいいけど
もうちょっとつながりが
欲しいとも思うし
たぶんもう
この高度経済成長を経て
2極はあるけど
たぶんこれからはその中間を
たぶんつくっていくと
心地がいいんじゃないかな
っていうのは思うんですよね
なんか上京する若者
移住する企業家
みたいなことだと思うんですけど
すごい比喩的に言うとね
そうだと思うんですけど
その中間がって話は
おっしゃる通りだと思ってて
でもなんかここ
数年の動きで考えてくると
なんか場所みたいなことが
どれぐらい鍵になってくるのかな
っていうのを一方で
思ってるんですよね
それはそのインターネット上とか
メタバーステーマ
何でもいいんですけど
なんかそういう
場所に由来しない
コミュニティってものが
生まれてきてるじゃないですか
でもとはいえ
カロリーの艶ごとみたいな
定食屋さんとか
そういう場所性も
実はまだ残ってくる気はしていて
それもどっちもあるなと思うんですけど
そういう木澤さんのおっしゃる
真ん中の感じというか
今地方でも都市でもないような
そういう
仮に優しい世界としましょう
優しい世界みたいなものって
どういう環境だったら
実現するんですかね
いろんな場所は
実現してないんで
なかなか答えを求めるのは
難しいなんですけど
考えるイメージというか
どういうとこだったらありそうかな
っていうのは
どんなイメージなんですかね
なんか
私たちの体が
実体としてある以上は
やっぱり
ある程度の距離感の中で
作られていくものだとは思っていて
一言で言えなくて
あれなんですけど
オンラインベースとかは
インターネットと電気があることを
前提につながっている社会って
脆弱だと思うんですよ
もし電気使えなくなったり
インターネット切れたりしたら
簡単に切断されてしまうし
あとこいつうざって思ったら
ブロックできるみたいなので
長い目で見た
つながりの形成は難しい
そうなってくると
ここで生きているっていう肉体がある中で
やりとりができる距離の中で
どうやって人間関係を作っていくか
っていうことだとは思っていて
かつ
その中で
各人がつながり続ける
自主的な動きをしていくっていう
36:00
必要はあると思うんですよね
やっぱり
何のために
つながりたいかっていうのはあるわけですけど
でも少なからずの人が
人とつながりたいって思う気持ちがある以上は
その欲求を満たすだけの
何か行動をしないといけない
その行動っていうのは
思いやりかもしれないですけど
その思いやりを持ち寄ることでつながり続ける
仕組みとかコミュニティを作っていくっていうのが
山口さんの言う優しい世界には必要かなとは思うんですよね
岸澤さんが人とつながりたいとか
しゃべりたいって
ご自身どういう時に思うというか
思ったりするんです
きっかけもそうですし
方法もそうですけど
どういう時に思ったりします?
例えば新しいコミュニティに
ここに入ろうと思う動機というか
探すきっかけもそうですけど
そういうとこも含めてですけど
ありますか?
そうね
割と自己的に巻き込まれるってケースもあるじゃないですか
環境性的にね
それもそれで面白いですね
それこそ地域のなんかみたいなのって
割と自己的に巻き込まれる感じあるじゃないですか
そういうのもあれば
割と探しに行くっていうのもあると思うんですよね
地元の将棋サークルとか
適当に言ってますけど
将棋したいとかそういう目的があって
そういうのいろいろあると思ってるんですけど
岸澤さん個人的にはどうなのかなと思って
そのあたりって
そうですね
でも私もともと結構
飲み屋さんとかで
話しかけられるの大丈夫なタイプなので
全然
話しかけられて
空気感が合う場所だったら
何回も行きたくなるみたいな感じなんですよね
最初は話したくてその店に行ったわけじゃなくても
この店にいる店主さんとか
お客さんの空気感が結構いいなみたいな
いわゆるバイブス合うなみたいな感じだと
今日時間あるから行こうみたいな感じになって
行くとまた会いましたねみたいな感じになって
よりその居場所感が強まっていくみたいな
中で生きてる気がします
自分の知り合いがそこに最初からいるかどうかみたいなのは
あんまり重要じゃないみたいな感じなんですかね
そうですね
割と私はじめました
そうですね
民族学やってるっていうのもあるかもしれないんですけど
39:01
初対面の人と話すの全然苦じゃないので
別に話してみて
微妙だなって思ったら
それはシューッと消えていいみたいなのもあるので
全然知り合いなくても大丈夫ですね
結構さっき山口さんも言ってましたけど
すごい目的をセットしてこれがやりたから行くんだとか
もしくは完全に巻き込まれるっていうのを
グラデーションっていう話があった時に
多分今岸田さんが教えてるのって
偶発性ある程度のフィルターみたいなのはかかってるかもしれないけれども
そういう偶発性とか
その時のご縁みたいなものの中で
ある程度一緒になっていくとか
一緒にいると楽しいなとか楽だなとかっていうのを感じながら
過ごしていくっていうところはあると思うんですけど
そこ結構絶妙な
多分自分それぞれのやり方ある中で
自分も結構近いんですよ
縁を感じてとか
偶発性が本当にたまたまその日に会った人とか
離島とかに行って隣に座ってた人とか
そういうのでも全然大丈夫なんですよ
私も
めっちゃそれわかります
前、どこだっけ
金沢行った時に
ちょっとそれ半分研究の意味合いで行って
でも夜なんか地元の人が飲んでる的なところで
食べたいなって思って入ったら
めっちゃ横にいた人と仲良くなって
2時ぐらいまでカラオケ行きました
わかりますけど
ありますよね
旅ってそういうところが醍醐味だったりするっていうのもあるんですけど
結構目的を決めるとか
こうのはずだ
ここにはこれがあるはずだ
みたいなことがあると
結構その期待感だけあっちゃって
それを超えれなかった時の
ちょっと裏切られ感とか
逆に相手もその人がそこまで求めちゃってるっていうのは
結構プレッシャーだったりもすると思うんですよね
受ける側というか
っていうところで行くと
変な意味じゃなくて
あんまり相手に期待しないとか
こうであるはずだって決めつけないことって
結構やっぱ大事なんじゃないかなと思っていて
それがさっき言った
オンラインコミュニティみたいなところで行くと
さっきの電気とかインターネットの話も確かあるんですけど
それ以上にやっぱり検索して検索して
もうスペックみたいに
こっちよりこっちのコミュニティの方が
さらにコミュニケーションが10倍のはずだとか
そういうのでやっていくと
やっぱり結構裏切られ感っていうのも
出ちゃうんじゃないかなっていうのは
なんとなく思う部分もありますよね
あと肉体がある以上って話もさっきしましたけど
もし地縁、土地の縁みたいなつながりって
42:01
それもたまたまそこに生まれただけだから
やっぱそれも群発的なものじゃないですか
本来的には
なんか選んでその土地に生まれたわけじゃないけど
ここで一定のつながりの中で生きてるっていうものの
あり方があったことを考えると
別に都市に置き換わっても
おかしくはないあり方だよなっていうのは思いますね
これあえて言うんですけど
今のお話だと岸澤さんと行ったときに
まりと巻き込まれて
それで仲良くなってできていくみたいなのが
今多い
ご自身の体験的には多いのかなと思っていて
でもこれ無理だなって
もちろんもちろんシューってなる前もね
フルタリングがしっかりしてる
そこはねしっかりしてるんですけど
でもなんかちょっと過激な方向の話をすると
じゃあなんか生きるため生活するためには
コミュニティっていらないんじゃないのっていう話もあるかなとも思うんですよ
要は食べて寝て働いてみたいなだけであれば
特にコミュニティってもうなくてもいいんじゃないのっていう話も
一方である気はするんですよね
そういうのってなんかどう思われてます
そういうのってその方向が多分都市になればなるほど強くなるし
っていう杉澤さんの先ほどの話もつながってくるんですけど
それはでもやっぱりでもあった方がいいっていう方向だと思うんですよね
それってどんなイメージなんですかね
なんか今の現代社会の中では
つながりっていうものはなくても必ずしも生きていけるんですが
その代わりに必要なものはお金なんですよね
お金とサービスと五条
お互いに助けるの五条を天秤にかけて
どっちで暮らすかっていうことなんだと思ってて
例えば都市でインフラ調整ってて
何でも食べられる何でも買えるっていう中で
お金ももうめちゃくちゃもう100歳ぐらいまで生きるのに
って人は本当に何のつながりもいらないとは思うんですけど
ただみんながみんなそうじゃないじゃないですか
でその中で生きるためのつながりっていうのは一定数必要だし
あとなぜかはわからないけど
みなさん寂しいと思う気持ちはあるらしいっていうことは
事実ではあると思うんですよね
それはまあこれはわかんない
心理学とかの世界ではわかってるのかもしれないですけど
動物も群れになって生きるというか
一定数のつながりっていうかその個体が生存するためには
45:03
ある程度の等数群れた方が生存率が上がるみたいな
生存本能で多分そうやって群れになったりしてるので
人間がなんとなく集まりたいっていうのも
そういったところから流れてきてるのかなとは思いますが
っていうところで私たちはつながりたいと思うんじゃないかな
っていうのは思ってますね
本能です本能です
いやわかんないです
一応そのコミュニティの話もしていきたいですねって打ち合わせでやってきていたので
ちょっと民族学的な話をしていこうと思って
コミュニティのことも調べてきたわけですけど
コミュニティっていう言葉って
一人歩きしていて
みんな認識が一つの言葉ではないと思ってるんですよ
みんながふんわりコミュニティってこれでしょって思ってるものが
いろいろあるので
一応ここで話すときの定義ってどうすればいいのかなって
改めて言葉を調べると
英語でコミュニティって調べると
共同体地域社会市町村などの自治体みたいな意味合いなんですよね
だからコミュニティは日本語だと共同体に置き換えるのが
良いと認識されてるらしいということで
共同体を調べると
家族や存落など
血縁や知縁に基づいて自然的に発生した閉鎖的な社会関係
または社会集団っていう風な事情なんですよね
なので共同体っていうのは
血縁、血のつながりや土地のつながりに基づいた関係や集団を指す言葉
っていう認識
そうすると
一旦このコミュニティっていうのは共同体であって
土地や血縁に基づいた関係とか集団っていう風に置いて
考えていくのが分かりやすいのかなっていう前提で話していくと
じゃあそもそもなんで血とか土地の縁が大事だったのかっていうことを
やっぱ確認する必要があると思ってて
そこで民族学を使って
そのコミュニティ共同体っていうのを説明していくと
この日本列島だと
これ話長くなってないじゃないですか
その説明を多分みんなでしないと
前提として
じゃあなんでつながりたいのかっていう説明も多分できないと思って話すんですけど
この日本列島で長い年月をかけて需要してきた稲作
お米を作ることは
ただただ個人が生きるためにやってきてるわけじゃなくて
48:02
その政治からすると
お米を税として国の仕組みを作っていくときには
みんなが毎年お米を作って教室してくれる仕組みを作ることが
国家として大事だったので
整えられてきた
それが厳密な年代は置いといても
弥生時代
古代国家って言われる頃から
律令国家って言われるような時代に
大本の形が整えられていった中で
それの前の狩猟採集と
ある程度の栽培生活をしてた頃の
規模の集団生活よりも
稲作を続けていくことによって
集団が大きくなっていった
村とかそういったものになっていくわけなんですけど
稲作を始めると毎年同じ場所で
決まった労働をするっていうことが
必要になっちゃうんですよね
それが生活パターンになって
1年のサイクルもできてくる
それプラス稲作は
今の人たちって
どうやってやるかあんまりイメージがないかもしれないんですけど
田植えと収穫は人手がすごいいるんですよね
育てる中で波があって
あんまり人手いらないときもあるけど
人手がいるときに
たくさん人はいないといけないから
みんな一緒にひとまずは暮らさなきゃいけない
しかもそれで収穫したお米は
村ごとに納税、いわゆる年貢にして渡すので
村でこれだけ出さなきゃいけないっていうのが決まっているから
生きていくために地域でまとまって
協力していく必要があった
これないと生きていけない
っていうところで結びつきを強くもたざるを得なかった
歴史がある、社会がある
だからその頃のコミュニティって
選ぶ、選ばないじゃなくて
前提だったんですよね
それが歴史的にあった
少なくとも日本列島の歴史ではあった上に
戦後になって
農産村に機会が入ってきて
必ずしも同じ親戚とか隣人間で
一緒に作業しなくても良くなっていった
で、サラリーワークも増えてきた
今までは家と職場がすごい近い距離で生活していたのが
バラバラになっていった
職場には車で通うみたいな
働き方、家には寝に帰るだけみたいな
農ができてきた中で
コミュニティっていうものは
切れても良いというかなくても
繋がりが緩くなってきたっていうのが現在
51:04
っていう歴史の動きがある
っていうことなんですよね
すごい簡単に説明すると
だからある意味では私たちは
コミュニティはいるのかいらないのかっていう話が
できるっていうのは
ある種、幸せな社会かもしれない
っていうことなんですよね
に生きているかもしれない
ただ、選べるようになったものの
一定のコミュニティというか繋がりを
求める気持ちっていうのは
結構たくさんの人が持っているからこそ
良いところ、良い心地のところを考えると
きっと良いよねっていう時代になってきてるんだろうな
っていうのは思うってところですね
なんかこう今そういう目的があったというか
何か一つの達成をするための
稲作をやりますとか
お祭りをやりますとか
別にそれは地域のお祭りだけじゃなくて
学園祭でもいいんですけど
そういうコミュニティとは
なんか別の
今回カルリーのツヤ言で言って話もそうなんですけど
そういう一定の目的を何か
みんなで達成するっていう形ではない
コミュニティ像みたいなことな気がするんですよね
結局別に
あのお店に来る人たちって
あのお店が潰れないように
必死に定食食べに通ってるわけじゃないじゃないですか
頑張って支えようと思って
もちろんその気持ちあると思いますよ
でも本当に今日俺が行かなければ
あのお店は潰れてしまうみたいな
危機感を持ってカロリーさんとか言ってるわけじゃないし
そういう定食屋ではないじゃないですか
だからなんかコミュニティの
選べるコミュニティと選べないコミュニティ
みたいなのってあるような気がして
選べるコミュニティっていうのは割と目的が
そういう何か一つの大きい目的をやるっていうことでは
なくなってると思うんですよね
なんですけどあの漫画面白いところは
カロリーさんにとって最初はそうなんですよ
街の定食屋さんなんですよ
でも途中から青井くんに会いに行くっていう
急に目的が登場するわけですよ
定食屋さんが
それであの話って面白いのが
最初は何の定食屋さんなんですけど
その途中どんどん進んでいくと
青井くんとカロリーさんの声を成就させるっていう
目的のもとにのコミュニティになってくるんですよ
全員のコミッションが育ってきますよね
それでその感じも含めて優しいなって思うと思うんですよね
だから実はそういう目的のないコミュニティから
目的のあるコミュニティになった瞬間に
優しさって生まれるというか
僕らが優しさと感じるものが生まれる何かがあるんじゃないかなっていうのは
この漫画を11巻読み進めてると思ったんですよね
確かに
そうなんですよ
でもある種
古いコミュニティなんですよね
54:03
今聞いてて
昔に今読み返すとすごい雑な文章なんですけど
恋愛と結婚について小さい文章を書いたときに
村の恋愛ってほんとツツ抜けなんですけど
それプライバシーがないっていう嫌な面もある反面
告白とかしなくてもツツ抜けなので
アシストがあるんですよね
情報開示されてるわけですから
みんな知ってるから
あいつ好きらしいぞみたいな
そうするとすっと受け入れられて成就するみたいな
だからその辺は都市だけど古いつながりなんですね
いきなり物抜け姫持ち出す
物抜け姫だってそうじゃないですか
最初アシタカがいたアシタカの村では
石を渡しに来る女の子
渡しに来る女の子とは
そういうツツ抜けのみんなが知ってますよみたいな感じで
いい仲になってると
ただそのコミュニティというところで一歩出た瞬間に
アシタカ君はさんに出会い
いきなり駆け引きじゃないけど
好きなのかそうじゃないのかの切った旗をしていくっていうところが
完全にあれが地元から出た若者みたいな形になっているんで
そこがねああいうのもちょっと古代国家みたいなところと結びつけられてるんで
分かりやすくあるなっていう風に思っていて
そのもともとあるコミュニティであったりとか
カロリーさんのあの定食屋さんも
やっぱ自分としてはとはいえ
11巻頃の状態今最新巻ですね
になると新しく入れないな自分はって思う部分もあるんですよ
もう応援隊になれない
いわゆる内輪官っていうのがやっぱり出てしまう
それはさっき山口さんが説明してくれたように
ある日突然そのコミュニティに目的ができた
その目的のプロセスっていうのが発生してしまった
せいでっていうところはあるんですけど
やっぱりその文脈が生まれてこれは歴史とか伝統文化とかそういうことだと思うんですけれども
そういう文脈が生まれてきて
いわゆるちょっと排他的になっていくっていう部分は
多少あるなっていうところはあると思っていて
でも都市コミュニティでもありますよね
もちろんもちろん
そういうコミュニティの中の文化っていうとか
歴史が積み上がれば積み上がるほど
そこの文脈ができてくるので
そこがいかに排他的になりすぎないか
途中参加もしても乗れるし
乗りたいなと思う魅力的なそのコンテクスは必要だけど
だって僕だってカロリさんの声を応援したいですからね
そうですよね
57:00
信山モロでも
そう信山モロでも
なんだけどそこを排他しないっていう乗りやすい環境みたいなのも
多分作っていかないといけなくて
結構そのコミュニティというところが
できては消えできては消えを繰り返してしまうところの
一つはやっぱりそういうところがあるのかなっていうところは思うので
立ち上がっていくときはわーっと集まるけど
その後固定されると新しい人入りにくくなって
その構成員の切り替わりとか流動が
継承が難しくなって
入りにくくなって終わっちゃうみたいな
なんかこう祭りの乱立みたいなことですよね
できてなくなりできてなくなりみたいのが
いわゆる地方でずっと何十年続いてますみたいな祭りじゃなくて
今年しかやりませんこの祭りはみたいなのが
いっぱい立ち上がるみたいなこと
それが今で言うとフェスみたいなことなのかもしれないんですけど
言葉的なアヤですけどそういうものかもしれないけど
それは何かともすると
それこそSNSとかワイドショーじゃないけど
炎上じゃないけどそういう何か一つ誰か叩くとか
何かの目的にもあれも言い方あれですけど立派なコミュニティというか
悪口言うコミュニティみたいなことだと思うんですよね
それも団結していると
火がくべられ続ける
なんかそれは別にどっちがいい悪いっていう
例えばなんだろうなあとはこう
ヤンキーマンガとかでもよくあるのが
大体先生と戦うためにクラスの人たちが一致団結するとか
ヤンキーマンガそういう流れあるんですか
大体まず同じ学校内で交渉するんですけど
大体他校の第三の敵が出てきて一致団結するんですよ
とかやっぱりそういう目的が出た瞬間にコミュニティの結束力が高まるし
何かその中にさっき言う優しさじゃないけど
みたいなのはめちゃくちゃ生まれるなと思っていて
で本田さんが言うように子さんが偉いだけじゃないみたいなこと
もう何か重要だなと思うと
カロリーの艶ごとってこの後どうなるんだろうみたいな気にはなるんですよね
結局だってあの二人の恋って
ほぼ成就してるというか
ネタバレになっちゃうけど
ほぼ別に何かどうなるかっていうのね
逆にどう終わらせるのかとかもそうなんですけど
それはすごい気になってるんですよだからこそ
そういう乱立する祭りに
祭りの終わらせ方っていうか後の祭りにならないため
後始末みたいなことをどうするんだろうなっていうのは
漫画の進行も気になってるんですよね
そこは浅村教授じゃないですか
急に壊しに来た浅村教授が
やっぱり教授の第三の勢力みたいなね
教授の存在が教授はだから多分
単純な恋がたきじゃないと思うんですよやっぱり
1:00:01
あの感じっていうのは
教授の登場によってカロリーさんも青井くんも
どうここからその好き好きっていうことだけじゃない
大人にお互いになっていくのかっていうところの
一つの試練じゃないけど
なんかそういう部分があるところがあるので
たぶんそこがねこの漫画の結構進化問われる部分だな
というふうに思いますねやっぱ
すごいな浅村先生
みんな私よりすごい読み込んでる
めちゃくちゃ読み込んでますよね
そうね
どうなってこれはもう予想なんで
何でも言えると思うんですけど
どうなってあの漫画って終わるのがいい
なんかハッピーエンドになるかバッドエンドになるかも含めてですけど
どうなって終わるのがいいと思いますあの漫画って
いいんですよ浅村先生エンドでもいいんですよ
浅村先生エンドって
なんかあの漫画は個人的には
それこそ優しい世界のままでいてほしいので
普通になんか結婚するんだろうなっていう
あの葵くんとねとは思うんですけど
そうね
でもなんかたぶん
まあまだカロリさんって
あの朝
朝井くん
浅村先生
浅村教授
のなんか恋心って
まあ認識しないようにしてるのかもしれないけど
たぶん私なんかがみたいな気持ちがやっぱあるから
あの認識してないと思うんですよ
しようとしてないんじゃなくてしてないと思ってて
でたぶん認識したときに
あの選択する側になるわけじゃないですか
そのそれまで
あの恋愛の主役になるとも自分は思ってなかった
恋愛偏差値ゼロっていうね意思の
その上で選んでもらえたという
その選ばれる
自分は選択肢そんななくて
やっとつかみ取ったって思って
まあ今ハッピーなわけですけど
なんかさらに
たぶんその選択できるんだって思った瞬間に
その自分が彼を選んでる理由みたいなものを
より考えると思うんですよ
彼女はあの真面目な性格だから
でたぶんそれでもきっと
まあ彼がいいというふうに判断するんだと思うんですけど
たぶんなんかそこでまた彼女は一歩こうなんだろうな
成長できるというか
っていう描写があるんじゃないかなって思うんですよね
なんか恋愛から結婚みたいなのに近いですね
こうなんか選ぶっていう行為じゃないけど
一回恋愛してる中でもその後
この人に決めたっていう選ぶ行為
それはなんか理由が伴う場合もあれば
伴わないその流れとか雰囲気もあるんだけども
1:03:03
決めるっていう行為が発生するっていうことですよね
あとその選ぶっていうのは
全員を傷つけないっていうことできないじゃないですか
その選ぶっていうのを選ばれなかった人が
彼女は傷つきますよ
彼女ってすごくその
まあ葵くんをめぐってもいろいろありましたけど
自分のせいで傷つけてしまう人がいるっていうのを
これまで彼女めちゃくちゃ気にしてきているから
でもその意図的に傷ついてしまう人を出さざるを得ない状況を
まあでも人生絶対あるじゃないですか
仕事してたってあるじゃないですか
絶対やりますよ
それを多分経験していくことで
彼女ってその親御さんが亡くなってから
そういう付き合いをどんどん減らしてきていた過去があるので
本来はたぶん10代とかのうちに
ちょっとずつ経験していくことを
あの年になって実体験していって
なんか人間としてもっと大きくなっていくんだろうなみたいな
ぼんやりした想像です
でもハッピーエンドで終わってほしいなっていう感じですね
ハッピーエンドで終わってほしいですよね
もちろんですよね
個人的には色んな作品の中で
バッドエンド全然大丈夫な人なんですよ
なんかもう結構気持ちが擦れてるところがあるので
あんまり綺麗すぎる結末は
なんとなくもうけってなっちゃうところがあるんですけど
作品に関しては最初からずっと優しい世界なので
優しく終わってほしいなっていう感じですね
なるほど
何をもってハッピーエンドとするかっていうところもあると思いますしね
必ずしも結婚するということがゴールみたいなのは
それを提示してしまって逆にいいんだろうかみたいなところもあるので
このご時世的に
彼彼女らの中でのハッピーエンドっていうところが
どういうふうに描かれるのかっていうところは期待ですし
そうなってほしいっていうのはあるでしょう
急にだって教授が海外赴任とかって言って数回いなくなる可能性ありますからね
強制退場
急に
そうですよ
どっか大学海外行かなきゃいけなくなってみたいな
多分ありそうですよね
急な強制退場
でもそうなったらやっぱ先生は言っとかなきゃっていう行動になるんじゃないですか
追い込みをかけるかもしれないですね
ついてきてください的なこと
切符渡しちゃうみたいな
あるかもしれないですね
ちょっとびっくりするけど
急にね
そうね
はい
というところで
そんなこんなで1時間ぐらい
1:06:00
なかなかこう今日はですね
こうだっていう
ズバリなくないっていうのはもちろんもう
いやいや出すつもりもないですね
いろいろこう
現代においていろんな人の悩みもあるので
そこの一つ一つのちょっとなんか
助かる部分もあるかもしれないけれども
まだまだ我々は悩む部分があるんだなっていうのが
すごくよくわかった
1時間だったなというふうには思うんですけれども
今回岸田さんいかがでしたか
全然一応用意してきたけど全然まとまって話せなかったなっていう感じではありますけど
まあこれ優しい民族音楽とか
いろんなここで話させてもらった
ノットスクールとかでも話していることなんですけど
やっぱり考え続けることが大事で
今すごいハッピーな人もいると思いますけど
みんながみんなやっぱハッピーではなくて
もうちょっと自分の生活がこうなったらいいな
ああなったらいいなって思う気持ちって
どこかしらみなさん持っていて
その上でもっとよくするためには
自分がどうやって動いていくべきなのかとか
社会がもうちょっとどうなったらいいのかっていうことを
考えることってやっぱ無駄じゃなくて
一人一人が考えてちょっとずつでも動いていくっていうのが大事
私の中ではカロリーの艶ごとは
結構いい世界、いい社会だなって思うので
これを読むことで何かちょっと刺激になったり
考えるきっかけになったりしたら
書いてる作者さんはそうは思って
そんなとこまでは考えてないと思うんですけど
一個きっかけになるといいかもなっていう風に思って
選んで話させてもらいました
カロリーの艶ごとの優しい世界と
優しい民族学をぜひって感じですね
そうですね
告知みたいになっちゃう
最後にお願いします
ありがとうございます
何か告知があればお願いします
毎月やっているんですけど
優しい民族学のトーク会も
リアルのイベントもやっていて
毎月最終木曜日の19時半から
富島区の金目町の東花草というカフェで
優しい民族学 暮らしをひも解く二人話というタイトルで
東花草のオーナーさんと一緒に話しています
2月は2月29日の木曜日
来週の木曜日ですね
うるう日ですね
にお話しします
テーマはカレンダーですね
カレンダーについて話しますので
1:09:12
ご興味ある方は
オンラインでも店内でも参加できるので
詳しくは岸沢のツイッターを見ていただければ
情報載ってますのでお願いします
ちなみに3月とかって日程決まってたりするんですか
3月は28日ですね
テーマとかはこれからって感じですかね
3月これからです
多分配信は3月になると思うので
配信される頃には3月の分を
もしあれば
詳しくはツイッターをチェックでも全然
PXで申し込みページ毎月作ってるので
PXのグループをフォローしてもらうと
申し込みページができると毎回連絡いくので
それが一番安心かもしれないですね
これを聞いている3月のあなたも4月のあなたも
登録してもらえるといいかなって感じですかね
では時間もなりましたので
時間となります
スペースでお楽しみの方は
このままお聞きいただきつつ
今これをポッドキャストでお聞きいただく方とは
ここでお別れとなります
毎月雑談にて開催中
公開収録イベントタップルーム
次回はぜひ直接雑談へ足を運びください
ここまでのお相手は
前中コンビニ駐車場でより
本田と山口と優しい民族学の岸川でした
ありがとうございました
はいありがとうございます
この番組は東京東中野にある
クラフトビアバー雑談で収録しています
厳選されたクラフトビールと
こだわりのスパイスカレーを楽しみながら
世な世な繰り広げられる雑談に参加したい方は
概要欄をチェックしてください
では次回の更新をお楽しみに
店内にいらっしゃる方は
私を含め
ステージにいる場合は
よろしくお願いいたします
タップル
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