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続いてのご質問です。
かいこさんからのご質問です。
山口先生、こんばんは。質問です。
フィブラスト入りのPRPによる膨らみが目立ち、脱脂と薄めたケナコルトも何回もしましたが、
ぷよぷよした膨らみが収まりません。
修正をお願いしているドクターは身長がドクターなので、ケナコルトの濃度が薄すぎるのかな?
などと思っていますが、山口先生はケナコルトの注射はどのように対応していますか?
よろしくお願いします。というご質問をいただいています。
かいこさん、ありがとうございます。
えっとですね。
これはですね、フィブラスト入りPRPというのもですね、
今度サウの方でPRPの取材に行こうと思っているんですけども、
実は打ち方でいろんなガプレッションが起こるようなんですよ。
それこそ、どういうカルシウムを入れている、入れていないとかですね、
フィブラストとPRPの濃度の比率がどうだろうとか、いろいろあるみたいなんですね。
この辺は詳しくは取材で聞いてこようと思うんですけども、
山口さんはまずあまり信用していないんですね。
なぜならPRPというのがですね、ヒアルロン酸の場合、
1入れると組織の量が1増えるって分かっているわけですよ。
で、死亡の場合は1入れると増える量が0.5とか少なくなるから、
これもう分かりやすいんですよ。
で、PRPは1入れて何歩増えるか?なんですよ。
めっちゃ増えることもあったり、全然増えへんこともあったり。
で、要はその生態の反応を利用しているので、
その組織の反応の仕方っていうのは人によって違うよねっていうのが、
当然花粉症がありなしっていうのもあったりとか、
辛いもの食べれる人食べられへん人みたいな体の反応ってやっぱあるじゃないですか。
なので、読めないっていうのがベースとしてあってですね、
この読めない治療っていうのがちょっと怖いなというのが僕は思っているところなんですけども、
実際にそのフィブラストPRPを使ってボコついている方の修正っていうのがやっぱりあってですね、
うちのクリニックにも来られる方っていうのはおられるわけですけども、
その場合にこのケナコルトの注射っていうのが一つの選択肢になってくるわけです。
ただ、このケナコルトは外部さんが診察してもらっている先生が
慎重なドクターなのでよかったんですけども、
高濃度いきなりバシッと打ったりとかですね、繰り返し打っているとですね、
本当に怖い合併症がやっぱりあってですね、
その減らしたいPRPの膨らみをここにバシバシ打っていくんですけど、
このお薬が周りに浸透していくと周りの正常な組織がガボッと凹んでしまって、
結局ですね、膨らみのところだけ残っているみたいな構造になっている人とかですね、
何やったらえぐれるくらい組織がガッと凹んでいる方とかですね、
っていう風なケナコルトによる組織の萎縮っていうのがやっぱり起こる可能性があるんですよ。
なので決して焦ったらあかんよっていう風には思います。
何回も打つのってやっぱりね、患者さんからしたら
いやもう一発で決めてくれよと思うかもしれないですけど、
一発で決めてくれよっていうのが行き過ぎて凹んでしまった場合、
本当に可哀想な方とかね、いろんな方おられるんですけど、
PRPやりました、膨らみました、ケナコルト打ちましょう、
バーン打ちました、ガーン凹みました、もう一回PRP入れましょう、
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増やしました、また膨らみました、じゃあもう一回ケナコルト打ちましょう、
バーン凹みましたっていうのを3回くらいやってですね、
最終的にその組織のところにだけ、組織のところにだけですよ、
入れたところだけが盛り上がって周りがゴッと凹んでいるみたいな方もあるんですよね。
ちょっと怖いですよね。だから山口は初回注射、2回目注射、3回目注射、
ちょっと濃度の調整とかですね、反応を見ながら微調整というふうにしてますけども、
これは一定の方程式があるかというとそれはないと思いますね。
ということで決してヒアルロン酸を溶かすヒアルロニダーゼですね、
ヒアルロン酸を溶かす酵素という関係とPRPとケナコルトで全然同じ関係じゃないですからね。
ヒアルロン酸を溶かす酵素はヒアルロン酸しか溶かしてませんけど、
PRPを溶かすケナコルトは、このケナコルトはいろんな組織を減らしてしまいますからね。
はい、気をつけてください。以上、参考にしてみてください。
じゃあね、またね、See you!