2022-11-19 10:09

2021-05-17 - ニキビ治療の飲むビタミンA誘導体イソトレチノインの効果と怖さ

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2021-05-17 - ニキビ治療の飲むビタミンA誘導体イソトレチノインの効果と怖さ

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はい、やまぐちでございます。それではですね、本日のご質問は、質問、チュアープからのご質問ですね。
ニキビ治療について、先日伺ったクリニックから、ロアキュタンを半年以上内服するに勧められました。
ニキビができなくなることはとても魅力的に感じましたが、体質を根本から変えることのデメリットを教えてもらえず、そんなに良いことだけなのと、疑心暗鬼になってしまいました。
こういった内服へのニキビ治療についてどう思いますか?というご質問をいただいています。
ちょっと前にこれ回答できてなかったらしいんだけど、このアキュテインについてのご質問もチュアープから来ています。
合わせてご回答したいと思います。ご質問ありがとうございます。
それではですね皆さん、ロアキタンとかイソトレチノインっていう物質の話って聞いたことあります?
ニキビの治療で飲むやつ。ニキビもですね、グレードっていうのがあるんですけども、
日本でいうところでいくと、軽症、中等症、重症みたいなのがあるんですけども、
いわゆるちょっとニキビができてっていう風なブツブツっていうやつからですね、
重度のニキビっていうとボコボコになってですね、炎症でですね、常に真っ赤っ赤で、真っ赤くなってボコボコになっていくようないろんなパターンがあるんですよ。
この治療には実はガイドラインっていうのがあってですね、ニキビ治療も保険治療の中でできるものも当然あります。
なので皆さんがまずニキビで困ったらですね、皮膚科さんを受診していただいて、皮膚科の方でニキビ治療って言うとですね、保険診療の中でやってもらえるというのはもちろんあるんですね。
一方で、保険治療で治らないようなケース、中等症から重症になってくるとですね、お肌を治療していくっていう時に、レチノイドっていうビタミンA誘導体を使っていくってことになってくるわけですね。
ここで、レチノイドといえば、ピーンとくる方いますよね。
山口よく光廊下の話、レチノールとかトレチノインとかゼオスキンとかバクチオールもそうですね、みたいな話をしてますよね。
このレチノイド、実はこのレチノイドの中の一つにノムレチノイドっていうのがあってですね、このノムレチノイドがイソトレチノインだったりとかロアキタンだったりとかいうものになってくるわけですね、ビタミンA誘導体のノムってやつ。
塗るやつ、トレチノインとヒドロキノンを併用して塗るやつ、あれも実はですね、ニキビ良くなります。
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ただ、塗って良くなっていくっていうのはですね、中等症までですね、残念ながら。
中等症を超えていって、いわゆる重症化していくとですね、塗り薬ではどうしようもなくなってくるというわけですね。
ビタミンA誘導体のお肌を良くしていくっていう場合に、どちらもレチノイドなんですけど、塗るレチノイドとノムレチノイドでちょっと違います。
こっちの塗るやつはですね、オールトランストレチノインってやつなんですね。
で、こっちはですね、同じような構造物なんですけど、磯帯っていって直線、化学構造がですね、ちょっと曲がってるんですね。
磯トレチノインっていうのがあります。
で、こっちの塗る系のトレチノインっていうのはですね、いわゆるアンチエイジングとしてもいろいろ使えるんですね。
お肌のシミがとか、ハリがとかっていう話になってくるんですけど。
磯トレチノインの方になってくると、この若返り効果は全然ありません。
これは飲んだからって言って若返りますぜとかそういうのは全然なくて、やってることで言いますと、
この磯トレチノインを飲むことによって、このお肌のですね、毛穴にくっついてるですね、その皮脂腺っていうのがあるんですよ。
で、この皮脂腺で油をガンガンガンガン作っていきましょうっていうのがこのニキビの大元になっててですね。
この皮脂腺のとこで培菌が増えたりとか炎症が増えたりとかいうことになって、
皮脂腺の炎症がこのニキビとして発症していってしまいますよということなんですよね。
その磯トレチノインを飲みますと、一般名ですね、磯トレチノインっていうのは、
その化学構造のことです。これの商品名がいろんな商品として出てきてますけども、
ラピュタンだったりとか、今回の質問のヨビデインだったりするわけですね。
この作用として何をしているのかというと、皮脂腺の油を作るところを萎縮させる効果なんかがあります。
アポトーシスって言って、細胞をぶっ殺すみたいな感じでですね、元気なくなるみたいな感じにして油の分泌が減ったりとか、
炎症自体をそもそも抑えたりとか、っていう反応が言われているわけですね。
じゃあめっちゃいいじゃんっていうふうに思うと思うんですけど、
やっぱり強いお薬で、最低だいたい半年間飲まないといけないですね。
容量の調整なんかも必要なんですけど、半年間は飲まないといけない。
かなり長い期間飲まなきゃいけないんだよっていうのは知っておかないといけないところです。
さらに副作用がやっぱりありまして、
イソトレチノインはですね、まず、再期形成といってですね、
もしイソトレチノインを飲んでいるときに妊娠をすると、30%近く再期形成、
赤ちゃんに問題が起きちゃう、血損が起きちゃったりとかっていうのはあるというふうに報告をされているので、
イソトレチノインをナイフしている期間というのは、男性の場合は1ヶ月、
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女性の場合は半年間、否認をしないといけないというのが前提としてあります。
それをした上でも、副作用として他にもあるのはですね、
乾いてくる。口とか粘膜が乾いてくるよっていうのでパキパキとした感じが出たりとか、
いわゆる皮脂腺の分泌が悪なるわけですから、油の分泌を減らしてニキビを抑えようという作戦だから、
乾燥感が出たり、一部鼻血が出たりとかですね、
そういうふうなものが出たりすることもあります。
炎症を抑えるはずなのに、血膜炎で目が真っ赤になったりとかですね、
ある種、発疹、ブツブツが出たりとかっていうこともあり得ます。
さらにちょっと怖いのは、鬱病になっちゃったりとかですね、自殺起動で死にたいみたいになっちゃうっていうのも一応報告はあったりしてですね、
それだけ聞いてもちょっと怖いなと思うと思いますけども、
やっぱりビタミンA誘導体っていうのはむちゃくちゃ強い遺伝子のスイッチなんですよ。
お肌に塗るときもですね、トレチノに塗ってもらうとボソボソに皮がめくれるのがわかりますけども、
あれを体内に入れるってことはですね、いろんなところに問題を起こしていくわけですね。
なので、お肌だけを良くしたいのに飲まなきゃいけないというのは、あくまでも重症の患者さんたちに限定して使うべきだというふうに言われています。
もし使う場合にはですね、アメリカのガイドラインにも重症の患者さんには推奨という形で出てるんですけども、
使う場合にはですね、どういうふうにして使ったらいいよっていうところでいくと、定期的なチェックはやはり必要とされています。
肝臓の機能だったりとか、血中のコレステロール、トリグリセイドなんていうのを定期的に血液検査をしてチェックしないといけませんよっていうふうに言われてたり、
主治医の方もですね、患者さんの状態というのをですね、大体月一遍ぐらいはチェックした方がいいんじゃないのというふうに推奨としては言われています。
かつてですね、アメリカは一旦こういうイソトレチノインに関して訴訟が起きたというのがあってですね、
イルタルバーベルシンドロームという腸の炎症接触患とこのイソトレチノインが関係しててっていうので、
実は配送してて、一旦販売を中止になったという歴史があったりもします。
ただこれは後で調べると、どうやら弁護士がお金を得るために党とという集団訴訟をしてやったから、
後で調べたメタアナリシスではその因果関係は示されなかったというふうにはされてるんですが、
実際に炎症と関係がある可能性というのは完全には否定はできてないので、
調子が悪い方の場合は注意して使いましょうとか、そもそも検討しましょうというふうにはなってますね。
なので、いろんな歴史もそうですし、注意事項を把握してみても、実はこの飲むビタミンA移動体というのはかなり影響が強いので、
あんまり安易に飲むべきではないですね。ただそのお花の状態があって、やっぱり調子悪いねという場合は、
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一つの最後の取り出としてそういうのがあるんだなというふうには知っておけばいいのかなというふうに思います。
ということで、悩んでるんやとするとですね、そこまでひどいニキビなのかという検討があると思いますので、
あんまり安易には飛びつかないほうがいいのかなというふうに思います。
あくまでもだから、主治医からですね、経験値がしっかりあるのっていうのを聞いた上で、
安心できる先生に見てもらいながら診療中を続けていったほうがいいかなと思います。
ということで、今日は内服のビタミンA移動体、イソトレチノインについてのお話でした。参考にしてみてください。
じゃあねー。
またねー。
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