-
-
伊藤謙三
あと、お子さんをお迎えの時間に聞いてくださっているところに親近感がありますしね。
西東美智子
そうですよね。
伊藤謙三
いいね。俺らやっててよかったですね。
西東美智子
本当ね。妙利に尽きるってやつだね。
伊藤謙三
特命さんですけどね。この方の背中を押せるような話ができたらいいなと思います。
それでは、これライターさんの目線と意味で、特にフリーライターで独立されていると4年目かな。
かなり斉藤さんを心当たりある話なんじゃないか。
斉藤さんって今何年目ですか?独立。
西東美智子
何年目だろうね。9年目か10年目くらいじゃないですか。いつの間に。
伊藤謙三
じゃあ、数年前、それこそ5、6年前にはこういう時期がもしかしたらあったのかもしれないですね。独立し4年目とか。
西東美智子
どうでした?振り返って。
だから、3、4年目に一回私はやっぱりありましたよ。本当に。
さらに言うと、別に3、4年目に乗り越えたからといって、それで終わりじゃなくて、やっぱり結局定期的に成長してない、止まってるみたいなのは感じるんでね。
すごくわかります。本当にこの方のリスナーさんの気持ちわかるなと思って読んでましたよ。
伊藤謙三
じゃあ、例えば斉藤さんも3、4年目に行ったら、そういう同じような葛藤を抱えたことがあるっておっしゃってますけど、1、2年目とかではなぜ感じなかったのか。
それ実は成長してたからなのかもしれないですけど、なぜこの時期なのかなっていう気になりましたね。
西東美智子
なるほどね。会社員の寝方とかも同じかもしれないんですけど、1、2年目って全てがチャレンジというか、毎日が挑戦だし、新しいことの連続だから、成長の実感みたいなのを簡単に得やすいみたいなところはありますよね。
できないことができるようになったとか、新しくこういうことをできるようになったみたいなのの繰り返しだし、
あと最初だからさ、こう元気いっぱいっていうかさ、何でもかんでも、やります!やります!何でもやります!みたいな感じで、まだちょっと年齢問わず気持ちが若いと思うんだよな。
それが多分3、4年目になると、ちょっと本当に落ち着いてきて、要は慣れてきてというか、落ち着いてきて何でもかんでもやります!っていう感じじゃなくて、
やっぱりこういうふうにやった方が自分は働きやすいなみたいなのも踏まえながらやってくると、あれ?本当にこれでいいんだろうか?になってくるんじゃないかなと思いますけどね。私はそうだったかな。
伊藤謙三
なるほどね。ある意味立ち止まって振り返る余裕ができたというかね。
西東美智子
そうですよ。
伊藤謙三
それまではもしかしたらガムシャラでそんなこと考えてる余裕もなかったのかもしれないですね。
西東美智子
そうそう。ガムシャラって言葉がまさにそうですね。
伊藤謙三
そうですよね、これは。だから、成長が止まったというかね、成長を感じられないといつも成長していないわけじゃなさそうな気がするんですよね、それってね。
西東美智子
いや、そうそう。
伊藤謙三
認識できてないみたいな話でもあると思う。
西東美智子
確かにね。だから要は成長、実際に成長してるかどうかと、成長している実感みたいな話が2つきっとあるんだろうなって、今けんぞうさんの話聞いてたから思って。
成長の実感みたいな話で言うと、なんかね、フリーランス、私自身フリーライターだけど、得にくいなみたいなのは確かにあって、普段から。
西東美智子
例えばさ、学生時代ってさ、大学1年生、普通にちゃんと単位取ったら2年生になるとかさ、何もしなくても1年に1回成長するじゃん、わかりやすく。
伊藤謙三
そうですね。
西東美智子
そうそう。で、会社入って、私は純公務員だったんですけど、でもなんとなく毎年昇給したりとか、ちょっとずつ昇給したりとか、結構昔ながらの私の組織だったんで、割とこう何年か経つと順当に昇進していくみたいな環境だと思うんですよ。
だからわかりやすいっていうか、普通にやってれば成長実感得られるんだけど、フリーライターになってから普通にやってるとずっと再放送してるみたいな、毎日が再放送みたいな人生のね。
だから、なんていうか、こう、それこそライターとしてやる気出ないと思うんですよ、毎日同じことの繰り返しだと。
だから生きていく実感みたいなのもね、どんどん薄れていくんだよね。
なるほどね。
すごい辛いと思いますよ、本当苦しいですって抱えてますけど。
伊藤謙三
そうだよね。なんかふわふわしてますもんね、周りに同じ境遇の人がいるかって言われるとそうでもなかったりしますしね。
西東美智子
そうそうそうそう。
伊藤謙三
今自分はどこにいて、どこに向かってんのかみたいなね、なりますよね。
うーん。
なんかね、僕が聞いてて思ったのは、成長してる実感がないとか、要は成長したいとか、その考えがすごいなって思う。
西東美智子
確かにね、意欲があるってことだもんね。
伊藤謙三
そうなんですよ、僕と比べてもうね、全然偉いですよ。
西東美智子
偉いとか言ってね。
伊藤謙三
もう僕が恥ずかしくなるぐらいですよ、今喋ってて。すみませんって感じですもん。
僕なんかが偉そうに喋ってすみませんって思いながら。
だからもうね、いつしかね、そんな成長したいなんて気持ちさ、ほとんど言ったら消えちゃいますからね、普通ね。
西東美智子
あー、そうですよね。ほんとだよね。
伊藤謙三
僕なんてもうなんかもうね、ヘラヘラ生きてますから、もうずっと停滞してますよ。逆に焦ってないみたいなね。
西東美智子
いやいやいや。
ずっと同じだからね。
伊藤謙三
あとなんかね、ちょっと僕もね、興味本位でこの成長ってものについてね。
仕事とかね、ビジネスの成長みたいなのを調べてみたところ、グロービズさんのメディアでちょっとね、聞きかじったというかね、見た情報ですと、
ビジネスパーソン1万人に聞いたアンケートで、成長したいと考えている30代の方。
仮に30代としてますけど、78%の人が成長したいと考えていると。
で、そのうちの52%は成長を実感できてないらしいんですよ。
だから、その半分はね、実感できてないんだなっていうのを見て思いまして、その成長してるか否かは関係なくね。
どうであれ成長はもう50%しか実感できないんだなと、どうわかりても。
まあまあまあ、そんなもんなんじゃないの?っていうのもありますよね。
西東美智子
成長、確かにそうだよね。みんながみんな成長を実感できてたらさ、それはそれでなんかすごい世の中だもんね。
ねえ、ギラギラだよ、みんなが。怖いよ、もう。
みんなモヤモヤしてるんだな。半分以上の人がさ、成長したいと思ってさ。
伊藤謙三
だから僕もこれ見て、ああ、そんぐらいなんだ。
まあそうそう、78%は成長したいと思ってるんだって時点で、みんなすごいなって思いながらね。
で、50%は成長したいけどその成長を感じられてない。うわ、そりゃ苦しいねと思っちゃいましたね。
成長ってことは僕の持論みたいな話なんだけど、成長したいって思うとやっぱり色々と勉強するとかさ、練習するとかね。
いろいろ修行を積んでみたいな話になりがちかなと思うんですけど、やっぱり突き詰めると練習では成長してないんだろうなと。
結局本番、実践本番をやらないと、研修じゃなかった、成長はしないんだなって自分に言い聞かせてるみたいですけど。
西東美智子
いやあ、そうだよね。
伊藤謙三
なんか振り返っても、結局実践しない限りはあんまり成長するかどうかもそうですし、実感できるかどうかという点でもね。
西東美智子
確かにね。
伊藤謙三
実践して振り返らないとダメなんだなとはね、よく思っちゃいました。
西東美智子
そうですね。料理の本ばっかり読んでも料理上手にならないし、実際に料理が上手にできるようになったみたいなのは、やっぱりやるからこそ、実践するからこそね。
見てさ、見栄えを見て食べるからこそ実感できるわけだもんね。
今僕はね、ちょうどランディングページ、まとわるサービスのランディング、あ、そっか、テキストコミュニケーションに関するね、サービスのランディングページです。
伊藤謙三
全然、僕はもう下手っぴでね。
西東美智子
作ってんの?
伊藤謙三
いや、もうお願いしてるんですけど、いろいろね、こうしたい、ああしたいって。だからその依頼スキルが低すぎて、もう眼内ですよ。
なんですけど、まあまあ、これをね、通して、ある種、成長を感じられるでしょうと、これをね、完成させたわけですよ。
なんかこうね、コーディングとかの勉強をしているよりも、こういうなんかね、実際に何か作ってるほうが、何か学びが多いんだろうなとは思いますね。
西東美智子
なるほどね。なんかこの方もさ、そのもどかしさが足を引っ張っているみたいなふうに書いていただいてるから、なんかもしかしたら考えすぎみたいなところもあるのかもね。
なんか成長してない、自分は成長してないって考えてるから、なんかどんどんドツボにはまっていくけど。
意外と手を動かせば気にならなくなる説も。
伊藤謙三
まあまあ、それもありそうですよね。めちゃめちゃ忙しかったらとかね。あるかもね。
西東美智子
脳筋っぽい感じになっちゃったけど。
伊藤謙三
確かにね。ちょっとね、気合い根性論みたいな感じでね。
あとね、思ったのは、なんでこの成長している実感が欲しいのかな。なんだろうね、やっぱりモチベーションとかそういう話なのかなと。
そうですね、さっきも言ってたね。
伊藤謙三
成長している実感ってモチベーションにつながるけど、じゃあ何が実感できない理由なのかと考えているときに、やっぱりね、フリーランスという環境、褒めてもらえないですよね。成長だの、実績、努力も全ての。
自分で自分を褒める以外、あんまないのでね、褒められるって。
西東美智子
そうですよね。分かりやすく褒められないもんね。
伊藤謙三
褒められたら成長って実感しやすいですよね。
西東美智子
簡単なことのようなあれだけど、そうだよね、やっぱね。
伊藤謙三
すごいって言われてさ、これすごいんだみたいなね。
西東美智子
そうそう。
伊藤謙三
ってのがあって結構実感するパターン、僕は多いので、それがないとやっぱ辛いですよね。
西東美智子
そうね、そうですよね。
伊藤謙三
それが成長を実感できない理由の一つなのかなと僕は思います。
西東美智子
なんかそうですね、それこそ卵か鶏かみたいな話かもしれないですけど、
単価、フリーライターってさ、単価と成長みたいなのが結構結びついてる気がするんですよ。
で、なんていうかこう、成長実感が持てないから、なんかすごく単価もお見積み出してくださいって言われて、単価高くも上げられないし、単価が上げられないから成長実感も得られないしみたいな。
不のループにも陥りがちかなとかちょっと思ったりした。
伊藤謙三
確かに、単価っていうね、またね、ある種戦闘力みたいなね、扱いもされるじゃないですか、ちょっとね。
依頼単価、発注単価とかね、文字単価とかね。
そういうのでちょっと疲弊しますよね。
そういうこと、人と比べたりするとどんどんそれがね、疲弊します。
自分だけ成長してないみたいな。
西東美智子
結局そうだよね、きっとこの成長実感が得られないっていうのを噛み砕くと、自分だけ成長してないって言って遅れてるのでは?っていうところもありそうですよね。
伊藤謙三
これは多分僕も斎藤さんも同じ見解だと思うんですけど、この投稿してくれた方絶対頑張ってますよね。
西東美智子
いや、そうだと思います。
伊藤謙三
もうね、投稿してくれたって自分でもすごい勇気ですよ、実はね。
西東美智子
確かにそうですよね、本当にね。
伊藤謙三
アクション起こしてるっていうね。
西東美智子
そうだよね、私だってこうやっていつも気軽に投稿お願いしますとかさ、読んでる、言ってるけどさ、なんか自分投稿する勇気ないもん、なんかそういうラジオとか。
伊藤謙三
そうだよ、すごい勇気だよ、これは。
ね、第一歩をね、しかも四年ね、今ライター続けられてるっていうような話ですけど、もう四年続けてるっていうだけでももうさ、すごい勇気ですよ。
そうだよ、四年って長いぜ。オリンピックもう一回来ちゃうぞ、だって四年って。
西東美智子
そう、だって私も定職、今ライターの仕事を十年ぐらい続けてるけど、会社、いろんな会社点々として三年、四年続いたことないもん、だって。
だから本当に大変ですよ、四年。
伊藤謙三
そうだね、斎藤さんからしたら、もう四年ってええ?みたいな感じですよ。
西東美智子
そうそうそうそう。
伊藤謙三
ちなみにね、僕もね、よく考えたら、僕フリーランスの時代があって、途中で今のね、ヨスカーという会社に入ったわけなんですけど、なんかね、調べてみたら、僕今の会社入ったら四年目らしいんですよ。
ウケる、え、四年?
フリーランス時代からずっとお付き合いしてる会社なので、付き合えばもっともっと長いんですよ、倍ぐらい長いんですけど、今僕入社四年目なんで、この方と同じですね、今。
西東美智子
そっか、四年か、けんぞうさん。
伊藤謙三
で、そうですよ。で、その同じ四年で、僕はヘラヘラと生きてる中、この方はこんなに真剣に考えてらっしゃるの、もう本当申し訳ないですね、僕ね。
西東美智子
しっかり意欲があって、しかもこうやって一歩もね、踏み出して、何かしなきゃいけないって思うだけじゃなくて、なんか踏み出されてるってことで。
伊藤謙三
気が引き締まりましたよ。
西東美智子
そうだよね、なんか、私もなんか、やっぱこう、同業の仲間として頑張ろうなって、なんか触発されたもんな。
そうそうそう、いや、超ありがたい。では、そうですよ、最初冒頭に言ったように、子育てをしてらっしゃるというところで、僕とね、環境、境遇似てるのかなと思ったんですよ。
伊藤謙三
なんか、子育て関連でちょっと思ったことがありまして、さゆりさん、メンタルリープって言葉知ってます?
西東美智子
わかんない。
伊藤謙三
なんかね、最近、ここ10年ぐらいで言われてることなのか、子供の0歳、1歳ぐらいの子供が、本当にずっと泣き続けてわけわかんない、もう理由もなく泣き続けて、なんだこれ、何が原因なんだ、わかんないわかんないってみんな困るわけなんですけど。
調べると大体、あ、それはメンタルリープじゃないですかっていう話になるんですよ、最近よく。最近の子育ての界隈は。
っていうのは、メンタルリープって、10回ぐらいメンタルリープという時期が来るらしくて、メンタルリープと言われる瞬間に、いろいろ語感とか感性が急成長してる瞬間。
西東美智子
赤ちゃんの方がね。
伊藤謙三
それで、それが理由でいろいろこう、違和感とかが生じて泣いたりしてる。
だからなんか、そのわけのわからない、泣き止まないとかの原因が、そのなんかもう成長してる瞬間だと。
だからこのね、今の4年目のこの、なんか焦燥感、不安感みたいなのも、なんかそのメンタルリープ的なものなのかもなとか思ってね。
急成長であったりしたら、なんか次のステージ行くためのね、何か準備じゃないけどね、あるべき姿なのかもなとかね。
西東美智子
いやそうですね、逆にそう、悩まないと次のステップ行けないからね。やっぱりこう。
伊藤謙三
そう。
西東美智子
まあじゃあ、ねえ。
伊藤謙三
なんかその子育てじゃないですけどもね、知人の例えば子供が今1歳の子とかがいた場合に、僕にね、そう泣くんすよ。
なんかもう夜全然寝なくて、すごいもう泣き止まなくて。
俺がそれ毎回、え、それメンタルリープじゃね?って言うと、大体みんなね、何それ?って調べて、あ、そうかもっていうね、っていうあるあるがね。
もう俺10回くらい言った気がしますね。
もう有識者じゃん。
そう、それメンタルリープじゃね?って。
西東美智子
本当に。
伊藤謙三
2、30回言ったかもしれないな。
西東美智子
語感がいいよね、メンタルリープって。
伊藤謙三
この方もメンタルリープじゃね?っていうね。
西東美智子
ねえ、じゃあちょっと最後に、せっかくなんでね、苦しいって思われてるんで、どう克服するかみたいなところも最後ちょっと話せればなと思うんですけど、