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2024-08-21 17:18

第396回 樺島弘明氏(株式会社エル・ティー・エス代表取締役社長執行役員)【後編】

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今回は、株式会社エル・ティー・エスの樺島弘明氏にお越し頂きました。

金融やコンサルティングの業界を経験後、株式会社エル・ティー・エスの設立に参画し取締役に就任。
同年の12月に代表取締役に就任し、同社を上場まで導いたエピソードから、経営のヒントが得られます。ぜひ、インタビューをお聞きください。

なお、過去にこの番組で配信した内容は、経営者インタビューメディア「経営ノート」にも掲載しています。ぜひこちらもご覧ください。

■経営者インタビューメディア「経営ノート」
https://keiei-note.com/

■WizBiz社長塾
https://www.youtube.com/channel/UC16VkcI4PaUISDD4UL7pFvQ




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社長に聞く!in WizBiz
WizBizの新谷です。先週の続きをお聞きください。
その後、LTSさんを創業といいますか、なっていくわけですが、こちらの経緯は何かございましたでしょうか。
Learning Technology Consultingでプロジェクトをやりきったものの、当時の代表がやっていきたいことと、
他のメンバーがやっていきたいことにちょっとずれが出てきたので、大手企業向けのコンサルティングをさらに広げていく、
そういうことを我々はやりたいから、一つの一番いいタイミングのときに我々出ていきますねということで、円満に話して出ていったと。
それを出ていったときに支援してくださったのが、大手の外資系のIT企業の関連会社さんがオフィスの提供だったり、
一部出資もしていただいて、ある程度お金に苦労しない形で企業ができたというのがあります。
ここからがある意味本当の企業というか、形ですかね。
なるほど。当初取締役で途中から代表取締役の社長にすぐになられた社さん、これ何がございまして、経緯がそうなったんでしょうか。
当時の社長は、ある意味出資を引っ張ってきた、私よりも20歳ぐらい上の方だったんですけれども、
その方が途中、体調をすぐ崩してしまって、出社ができないというか、仕事がなかなかしづらいと。
なおかつ、プロジェクトはやりきったものの、業績的には出資していただいた会社さんに、
7,000万、8,000万という仮入金を起こしながら、何とか半年、1年過ごしていたので、
そのようなものもあったから、トップもちゃんと変えて、その仮入金をどう返済するのかもかもの一つ目。
我々はどういうビジネスで、これからどうするのかということも社内で話さなきゃいけないということもあってですね。
2002年3月に設立して、2002年の10月、11月にはそういう意思決定をして、私が途中で社長になったということになります。
社長をやるにわたって、怖さとか不安とか、そういうのはございませんでしたか?
当時は社長をやるイコール、配線処理もちょっとあったんですね。7,000万で債務超過でもあったので、
これどうするんだと。だから前向きなというよりも、少しその責任とか、自分は逃げれなくなってしまうなと。
その怖さがあったので、他の役員、今も全員残っているんですけれども、他の役員と話して、
私だけ取り残されて、みんな外資系の元板会社に戻るとか、そういうのは絶対やめてよと。
あとちょっと資金繰り的に大変になったら、給料思いっきり下げようねと。そんなことを何度も約束して、私が社長になるというふうになりました。
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私が社長になった後、どんな感情だったかというと、急に楽しくなってきた。
就職活動の時からそうだったんですが、ベンチャーキャピタリストになりたい。そのために今これを経験している。
つまり本番は次のフェーズで、今は修行であるという、そんな感覚で20代ずっと仕事してたんですよね。
でもいざ自分が社長になり、借金もあり、債務超過でもあり、大丈夫かいというときに、今ここで頑張るしかないという、
そんなスイッチが入って、周りからは大変そうってすごい言われた。
ゼロから始めたほうがふさいもないからいいのに、何でわざわざ引き受けるのって言われたんですが、やっぱり何か責任。
ここで私たちがいなくなっちゃうと、出資先、株主の方やお客様にも迷惑かかるし、4,5人でしたけど社員もいたので、そこも申し訳ないなと。
自分が1回ここの責任拾うことで、全体がハッピーになる道があるんだったら頑張ろうみたいな。
修行とか言ってるんじゃなくて、今ここで頑張ろうみたいな、そういうスイッチが押されて、結構ワクワクしたっていうのはあります。
そうすると今までの人生のやっと本番が来たぐらいの感覚でいらっしゃいますよ。
そうですね。やっぱりベンチャー・キャピタル人になりたい。つまりベンチャー。
ちっちゃい会社が大きくなるとか、歴史がない会社が歴史を作っていく。そういうのはやっぱり昔から好きだったんですよね。
中学・高校の時もサッカー部は急に弱くなったんですけども、やっぱり練習試合では強いチームに思いっきり勝ったりとか、とにかくそういうのが好きだった。
ただ、自分で起業するっていうイメージが持ててなくて、支援するって勝手に自分のことを思い込んでた。
それがいろんな事情があって、自分が社長になって当事者になっていった時に、なんかこれがこれで自分がやりたかったことなんじゃないかっていう思いもありました。
なるほど。ありがとうございます。社長になってからご苦労とかございませんでしたか?
最初はもう資金繰りですよね。とにかく借金返しながら、7000万円以上の借金を1年半で結局返したんですけれども、本当に土日含めて仕事をしまくっていたというのがあります。
あとは途中でベンチャーキャピタルさんとかに出資を募って、仮利益を返すためだけに仕事するんじゃなくて、夢とか目標に向かって仕事をしたい。
早く借金を返したいし、財務状態も良くしたいし、採用もしたいし、投資もしたいということで、そういうことをやっていくとステークホルダーが増えますので、
そこの期待に応えるという意味では、当時は多少苦労はしたかなとは思いますが、それが後々上場後に対して大株主で創業者で上場する方に比べたら、
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いろんな期待を背負って、その方たちの期待に応えながら会話しながら経営していくというのは、比較的若い時からやらざるを得なかったので、後々いい経験になったなというふうに振り返ってますが、当時は苦労しました。
なるほど。ありがとうございます。上場は最初から狙っていらっしゃったんでしょうか。
2002年12月に私が社長になり、2003年の秋にはベンチャーキャピタルさんから資金を調達して、それを調達するということが将来的にはエジット、上場なのか何なのかということを考えなきゃいけないと。
上場というのは当然視野にあったんですが、実際リーマンショックで株主を入れ替えるという作業をしまして、ベンチャーキャピタルさんから事業パートナーさんに株主が変わると、逆に上場してほしいというプレッシャーはなくなるんですよね。
そうなってくると、我々としては上場することで事業が伸びるのか、会社にとってどんなポジティブがあるのか、ここをはっきり指してから上場しようというふうに決めまして。
なので、会社が設立15周年の2017年にコンサルティングとかプラットフォーム事業が一定の基盤が整ったときに上場して、信用力を上げて採用と営業をさらに加速させていこうみたいな、そんな形でやったと。
なので、上場は視野に入れていたんですが、本当の意味で位置づけを変えたり決めたりしたのは、リーマンショック後に株主入れ替えた後というところですね。
なるほど。ありがとうございます。上場に向けてのご苦労というのはございましたでしょうか。
苦労はないですね。やっぱりもうそのとき会社10年以上経ってて、私の場合兄も上場企業の創業者だったり、友人とかもたくさん上場していたので、
上場準備とか、上場後2、3年っていうのがすごく疑似体験してきたので、こういう準備をすれば上場はできると。
しかし、本質的なところで管理体制とか整えていかないと、上場後大変だと。なので、上場準備を最短距離でやるというよりも、
事業規模と組織規模が大きくなっていく過程で必要な管理体制だったり、上場後適切な適時開示ができる体制だったりをちゃんと整えようということを計画してやっていったっていうのがあるというところですね。
苦労はしたんですが、比較的総勢をしたとおりの苦労だったっていうところです。
なるほど。ありがとうございます。そうしましたら、事業内容をぜひ宣伝がてらご説明いただきたいんですけども、どんな事業をなさっていらっしゃいますでしょうか。
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2つ手がけておりまして、1つは一社一社の企業変革やDXを支援するプロフェッショナルサービス事業。これはコンサルティングを中心にした事業です。
もう1つがプラットフォーム事業。IT業界のプレイヤー、事業会社だったりIT企業だったりフリーランス。この方たち向けの仕組みを提供するようなプラットフォーム事業を2つ保管関係を持ちながらやっています。
ありがとうございます。そうしましたら、別のご質問もさせていただければと思います。事前に好きなものを好きなことでお答えをいただいてるんですが、これちょっと素晴らしいんでちゃんと読ませさせていただきます。
家族1人で読書する時間、コーヒー、優秀で人間的に素晴らしい人たちと仕事をすること、サッカーとお答えいただきまして、大変素晴らしい答えなんですが、
ちょっと前から仕事ばっかりの話を今まで聞いてしまいましたんで、ちょっと違うところに行きたいんですが、先ほどもサッカーの話が出てますが、サッカーは今もなさるんですか?それとも見るんですか?
サッカーはしてないですね。フットサルは1年あれば2回ぐらい社員とともにやると。
サッカーは見ていますし、会社としても個人としてもJFLのクリアソン進捗とか、地元だとJ3のチームがあったりとか、そこは応援したりしているという形で、そんな関わりです。
なるほど。ありがとうございます。財務の目も聞きました。これも本当に素晴らしいんですが、ビジネスは結果が全てだが、人生はプロセスイコール結果ということで、こちらの財務の目を選ばれた理由を教えていただけませんでしょうか?
財務の目というのがなかったので、よく社員や友人たちに伝えている言葉として選びました。ビジネスは結果出してなんぼですし、結果が出なかったらなぜ出なかったんだということを学んで、次に活かして結果を出すと。
でも、人生は結果が出たから幸せということはなくて、結果が出なかったから不幸せということでもない。やっぱり目標とか夢とかに向かって、いろんな出会いとか感動経験があって、その思い出が人生を豊かにする。
しかも、その思い出っていうのは、その瞬間だけじゃなくて、5年後、10年後、30年後を振り返っても、やっぱり楽しい気分、幸せな気分に浸らしてくれるっていうのもあるので、やっぱり仕事やってると結果、結果ではあるものの、パッと一人の人間として立ち返ったら、今日も今年もいろんな思い出作れて、いろんな経験があって大変だったけど、いい仲間とこんなことができてよかったななんていうのはとても大事だと思ってるんで、
その言葉を、座右の銘ではないけど、なんかちょっと紹介しました。
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大変素晴らしいお言葉でございました。最後のご質問なんですが、この番組は経営者向け、全国全世界の社長様向け、もしくはこれから起業する方向けの番組でございまして、もしよろしければ、社長の成功の秘訣を教えていただけたらなと存じます。
一つは、やっぱり志だと思いますね。やっぱり自分が儲けたいとか、こういうふうに思われたいっていうことで、仲間とか応援団が増えるってことは絶対にない。やっぱり自分は世の中を、あるいは周囲の人に対してこういう貢献をしていきたいんだっていう思い、それを志っていうレベルまで育てていく。
ここがやはり大事だし、それがあれば、いろんな仲間や応援団っていうのが増えてくるし、辛い時でもそこの志に向けて学んでいけるだと思います。
もう一つは、やっぱり諦めない。周りのアニメも含めて、いろんなベンチャーとか、お客様としては大手企業の経営者さんもたくさん素晴らしい方と出会ってきていて、いろんなタイプがいらっしゃるんですよね。
本当に人間関係の中ですごく上手な方もいれば、そこは少し下手なんだけれども、純粋な動機で思考の深さとかで人を束ねていく人もいたりすると。
皆さん、成果を出す人は諦めてない。絶対に何とかするっていう。なので、志の大きさと諦めない。
この2つが経営だったり事業だったりを成功に持っていく上でのポイントだと思っています。
なるほど。ありがとうございます。志と諦めないということね。ぜひ、私も志を持って諦めないで、頑張って社長をやりたいなと思っております。
リスナー皆さまも本日はお親しい中、お聞きいただきまして誠にありがとうございました。ぜひ皆さまの参考にしていただければと存じます。
かばしま社長様、本日はどうもありがとうございました。
ありがとうございました。
本日の社長に行くインウィズビズは株式会社LTS代表、社長執行役員、かばしまひわわき様でいらっしゃいました。
当初、プライム上場企業の上場企業社長様ということで、やっぱりすごく聡明でいらっしゃるし、全てに論理的というか、全て理由があってそうなさっていて。
本当に社長になるべくして社長になった方、上場企業の社長になるべくしてなった方という感じがいたしました。
また、お兄様も上場企業の創業者ということですので、ご両親は大変嬉しいんだろうなというふうに、ちょっと収録後お話しかけしてしまいましたが、大変素晴らしいですね。
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素晴らしい息子さんたち2人を育てになったという感じで、本当に素晴らしい社長様だなと思います。
特に優秀で人間的に素晴らしい人たちと仕事をすることとか、ビジネスや結果が全てが人生を暮らし続ける結果というのは、ちょっと私も心にも響いてそうだなと思いました。
心出すと諦めないという話もございましたので、私もぜひかわしま社長様を真似して、私も頑張っていきたいなと思った次第でございます。
ぜひリスナーの皆さん方もですね、心出し諦めないなどなど、いいおことはいっぱいありましたので、ぜひかわしま社長様を真似していただけたら嬉しいなと思います。
本日は社長に聞くinwithではここまで。また来週。
本日も社長に聞くinwithbizをお聞きくださり誠にありがとうございました。
この番組は2017年1月から毎週配信を続けております。
これまでにたくさんの生光社長、生光経営者のインタビューをお届けしてまいりました。
この内容はすべてテキスト化いたしまして、私どもwithbizが運営するウェブサイト、経営ノートでも閲覧いただけるようにしております。
音声だけでなく文字で読み返すことで新たな発見や気づきがあり、皆様の会社経営に役立つヒントがきっと見つかるのではないかと思いまして、サイトの方にもさせていただいています。
ぜひネット検索で経営ノートスペース社長インタビューと入力いただき、経営ノートのサイトをご覧になっていただければというふうに思っております。
本日の社長肉inwithではここまで。また来週!
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