00:00
スピーカー 2
YouTubeでね、あの、レコメンドされてきた動画が、パラドックス全部集めてみた、みたいな。
そういうやつが出てきたんですよ。僕そういうの好きなんですけど、まあまさに列挙しただけで、消化不良みたいなところがあったんですよ。物足りないというか。
ただ、ただただ集めて、ただただウィキペディア的な知識が語られている、に留まっていたので。
いかにもね、一個一個がショート動画みたいなものの寄せ集めみたいな感じなんだけど。
まあ例えば、なんだろうね、嘘つき村のパラドックス。
スピーカー 1
なんか聞いたことある気がする。
スピーカー 2
嘘つき村の人が、「私は嘘つきです。」って言った時に、その言葉を信じられる、信じられない、みたいなね。
嘘つき村の人が、「私は嘘つきです。」っていうことは、これは正しいことを言っていることになるんじゃないか、みたいなね。
でも嘘なんだよな、みたいな。こういうのをパラドックスと言うんですけど。
なんかでもそれ見ながら、その説明を聞かされても不運だし、なんかね、しっくりこないというか、そうじゃねえんだよな、みたいなところがあるんですよ。
もうね、僕たちもいつも言ってるような気がするけど、もう40前にしてさ、しゃらくせえみたいな気持ちが常にあるわけじゃん、どっかに。
矛盾とか言ってんじゃねえよ、みたいな。やるしかねえんだよ、みたいな気持ちがあるわけじゃん。
そういうので全部突破できねえかな、みたいなね。
まだ志半ばなんですよ。別にどんな突破をしたという話ではなくて、めんどくせえなあ、みたいなので突破したいなあ、みたいな。
こういうふんわりした感じなんだけど。ちなみに、うーん、そうだな。たげし君は何か有名なパラドックス、飛んじゃげてる?
スピーカー 1
たげし≫なんかそれを聞いてパッと毎回思いつくのは、アキレスとカメなんだよね。
樋口≫アキレスとカメね、ゼノンですよ。アキレスっていう英雄がいたわけですよ。
スピーカー 1
たげし≫アキレス権の語源になった人だからね。
スピーカー 2
樋口≫今の日本で言うと誰なんだろう、ムロフ氏。
スピーカー 1
たげし≫アキレスさん自身に詳しいわけなんかないんだけど。
スピーカー 2
樋口≫詳しいわけではないんだけど、アキレスとカメは、そんなわけねえじゃん、で済む話じゃん。
たげし≫アキレスはものすごく足が速いわけでしょ、でカメは歩みが遅いと。
でカメがちょっと先にいるとね、いる時にアキレスさんはカメを追いかけますと。
カメがいた場所から、カメもまた少し前に進んでいるので捕まえられないと。
要するにこれがずっと続くと。差はどんどん縮まっていくんだけど、同時に動いている分アキレスはカメを捕まえることができない。
03:00
スピーカー 1
樋口≫永遠に追いつけないっていうね。
スピーカー 2
たげし≫永遠に追いつけない、そこに無限があるみたいなね。そんなわけねえじゃん、という一言で終わらせてしまいたいんだけど、プログラム世界の話だよなとは思うよね。
だから設定がアキレスっていうね、カメの位置まで移動するっていうプログラミングが生まれてるわけでしょ。
プログラミングを走らせて、カメのいた位置に行くけど、カメは動いてると。だからイコールの地点にはならないと。
このパラドックスを見破ると、プログラミングの中だけの話ねみたいな。そういうプログラミングをしてるのねみたいな。
スピーカー 1
樋口≫どういうとバグだよね。
スピーカー 2
たげし≫バグだよね。
スピーカー 1
樋口≫無限ループだからね。
スピーカー 2
たげし≫そういうバグというかミスコーディングの話をしてる、設計のミスの話をしてるんだなというとこだよね。
っていうツッコミを全部に入れていけたらなとは思ってるわけ。心差し半ばなんだけどね。
いやいい例がいきなり出たね、アキレスとかね。
あと何言ってたかな。
えっとね、テセウスの船。なんかドラマにもね、ドラマのタイトルにもなってましたけど、漫画ドラマの。
どういう内容かっていうと、テセウスさんっていう人の船の話で、何だったかな、どっかに荷物を届ける商売の船なわけだ。
で、これが何日も何ヶ月もかけて、その目的地まで荷物を運んでいくんだけど、それまでに船はいたんで、部品を取り替えていってると。
で、現地に到着した頃、もう何ヶ月も経って到着した頃、その船はもう全部パーツが入れ替わっていて、テセウスさんの船と言えるのかどうかみたいな。
なんていうか、その人間の細胞が7年ぐらいで全部入れ替わるみたいな、そういう話だよね。
それは7年前と7年後で同じ人なのか、みたいな、そういう話なんだけど、これをさ、すげえ雑にやっぱ論破していきたいよね。
この話って権利の問題じゃないの、みたいな。パーツの問題じゃないでしょ、みたいな。権利の問題でしょ。
テセウスさんに所有権があるでしょ、みたいな、そういうところで終わらせたい。それが今一番気持ちいい。
いっぱいあるんだよね、パラドックスでウィキペディアを調べるだけでも、いろいろあるんだけど、ちょっとなんか、もう目が滑って、何だろうな。
今からこっちを一個一個やっていこうって話じゃないよね。
ラインだよ。でも、これ有名なやつだよね、みたいなのだけはやれたらいいかなと思ったんだけど、もう全部目が滑って、今ね、どうにもならない。
これも有名なやつじゃないですか。量子力学関連。シュレディンガーの猫ね。これもパラドックス扱いなわけだね。
06:09
スピーカー 1
へー、そうなんだ。
スピーカー 2
そうなんですよ。要するに箱の中の猫が50%の確率で、6月の発生により死んでしまうと。生きてるか死んでるかは、箱を開けてみるまでわからなくて。
量子力学的には、生きてる猫と死んだ猫が重なった状態で、波のように粒子が漂っていて、箱を開けた瞬間、誰かが観測したらそれが確定すると。
というシュレディンガーさんの説。これもパラドックスだね。両方ありえない。両方重なってることはありえないわけじゃん。
これも面白いのは、シュレディンガーさんはそんなことありえないじゃんっていうつもりで、この説を出したんだけど、思いのほか、いや、これが正解なんじゃないかみたいなことに後々になって、シュレディンガーさん自身は苦しんでたっていうのがちょっと面白いっていうね。
これちょっとどうなんだろう。どうも。量子力学に一切入らずに、猫が両方の状態で箱の中にいるっていう。一般のサラリーマン的な観点から、ちょっと回答を出してみようよっていうとこなんだよね。
なわけねえじゃん。 なわけねえじゃんだよね。今一番気持ちいい答えは、なわけねえじゃん。じゃあ猫はどういう気持ちでそこにいるのよと。
いや、じゃあ猫じゃなくていいじゃんっていうね。人だったらどうするの、その中にいる人がね。
スピーカー 1
言わんとしてることはわからんでもないけど、とはいえ、もう既に結果としては確定してる状態であるっていうのが、まあ、量子力学をかじってないからね。
スピーカー 2
そうそうそう。僕たちは何も知らないで今喋ってるんですけど。 うん。箱を開けなきゃわかんないわけねえし、ガス吹いたかどうかぐらい見れるでしょって思うし。
環境的要因を完全に観測しない状態でここだけポンと置かれて、じゃあこの中の犬は生きてる死んでるみたいな話の時に、なんかそれ力学なのかって思うけどね。
量子力学なのか? そういう、そっちの方の中での深い深い話だと、やっぱりその両方存在するっていうのがどうやら確からしいとなるっていうのはまあ、それはもうね、宇宙の不思議っていう感じだけどね。
それが矛盾なんでしょ。 うん。それが矛盾なのか、まあ人間の限界なのかはもうわからないんですけど。
ただ、まあね、凡人化するとね、そこと、んなわけはねえじゃんっていう。
もう一個だけいいですか。これもでも、たけしくんも知ってるやつです。SFなんですけど。親殺しのパラドックス。
タイムマシンで過去に行き、自分が生まれる前の自分の親を殺したとき、自分は生まれてこないことになる。またそうなると自分がいないために親が殺されない。
09:07
スピーカー 1
さらに親は殺されないため、自分は生まれてくるっていう循環が生まれると。ということで、まあそもそも成立しないというか、どうなるの?みたいな。
スピーカー 2
親を殺したら自分は生まれない。生まれないから親を殺す、さかのぼって殺すことはできない。
そこは分岐だと思うけどね。 ああ、分岐ね。いろんな未来があっていいっていうね。
さっきのシリーズに絡めちゃうかもしれないけど、その時点で、殺した彼が存在しない世界が確定するっていう。
スピーカー 1
だからその時点、親が生きてて、まだ殺した人が生まれる前の時点では、いくつか分岐の、これもSFだな、並行的にいろんな可能性の未来っていうのがあったけれども、
ある一点を除いてのそのすべての未来がなくなるっていうところで、確定するっていうだけの話かなと思う。
そしてその影響は測り知れないっていう。
スピーカー 2
あれはどうなんだろうね、ターミネーターとか。だって陽光炉に落ちてくシーンしか覚えてないじゃん。
スピーカー 1
いや、ターミネーター、何が厄介ってさ、革命軍のリーダーの父親が部下なんだよ。
スピーカー 2
未来のジョン・コナーが、サイボーグとの戦争のリーダーとして活躍していますと。だからこのターミネーターたちは、過去に戻って、その母親を殺して、ジョン・コナーが生まれない世界線にしようとしたんですよ。
スピーカー 1
で、それを阻止すべく、ジョン・コナーの部下の人が同じように過去に行って、サラ・コナーと出会って、年頃な関係になって生まれたのがジョンなの。
スピーカー 2
そんな話だったんだ。ただ追いかけられてる映画じゃなかったんだね。
スピーカー 1
だからあれがね、一点ややこしくしてる。未来の人ともできた子供だから、子供なんだけど、ここがさっき言ったパラドックスになるわけ。その2で、ターミネーターが生まれないようにしたでしょ。ターミネーターのパーツとかチップとか全部抹消して。つまり、あの世界には行かなくなるんだよ。
っていうことで言うと、ジョンは生まれてこないことになるの。なぜならば、過去に送る必要がなくなるから。
スピーカー 2
そうだね、そうだね。
スピーカー 1
ターミネーターを題材にすると、まさしくパラドックスの話になる。
スピーカー 2
そんな話だったんだね。全くそんなつもりで見てないよね。
12:01
スピーカー 1
まあ大人になって改めて見ると、SFとしても面白いし。
スピーカー 2
これやっちゃったらまずいよねっていうことをやっちゃってるから。
スピーカー 1
だから2の時点で、あの世界にもジョンがいるから、そこで確定はしてるんだけども。
スピーカー 2
つまり存在するっていうことは確定してると。
スピーカー 1
確定してるはずなんだけど、このミライのお父さんがいなかった世界線も同時に生まれてしまうかな。
スピーカー 2
だからジョン・コナーが存在しない世界線も同時にその時点で生まれてしまったからって感じ。
そこで分岐してんじゃないかと。
まあある意味ジョンは生まれるかもしれないけど、遺伝子的には違うジョンになるって感じかな。
スピーカー 1
だからコナーも普通の女の子として、普通に出会った男性と結婚して子供を作って、
生まれてくるのがジョンではあるけれども、2に似たようなジョンではないっていう感じかな。
スピーカー 2
そんな話だったんだな。SFのテーマみたいなところあるよね。親殺しのパラドックスつってさ。
ただ、なんだろうね。他の人が自分の親を、っていうのももちろんあるけど、
たぶん自分の親を、子がね、子自身が自分の親を殺すタイムマシンで戻ってみたいなニュアンスなんだよね、これ自体は。
何があったよっていう。何があったんだろうな。
スピーカー 1
今殺せよって思うけどね。
スピーカー 2
そうそうそう。戻ってまでする必要あんのか。生まれたくないっていうことなのかな、それを紐解くと。
スピーカー 1
まあ遠回しの自殺なのかね。
スピーカー 2
そうだね。なんで生んでくれなんて頼んでもいないだろうみたいな。思春期なのかな。
スピーカー 1
でもまあそもそもの目的がね、ちょっとね、なんかちょっとわからないよね。
よくわかんないね。そこをやっぱり、そうだね、サラリーマン的な解決すると、やっぱタイムトラベルする必要ねえだろうっていう回答でいいですか?
スピーカー 2
うん。今解決しろよ、つって。そのことによって過去が変わってしまって、君の思いは遂げられるかもしれないけど、それ以外のことに発生したらどう責任取るんだ、というのがやっぱりサラリーマンの意見ですかね。
スピーカー 1
なんかどう責任取るんだって話じゃねえんだよな。
スピーカー 2
あの関係閣議に根回ししてんのかそれは、つって。
スピーカー 1
いやそういう話じゃないよな。
スピーカー 2
そういう話でもないね。
スピーカー 1
サラリーマン的に言うんだったら段取りをしっかりしろっていう話じゃん。
スピーカー 2
段取りをしっかりしろよ。お前消えちゃうよ、いいの?それでみたいな。考えてないだろうみたいな。やり直し、つって。
15:01
スピーカー 1
まず目的を明確にね。
スピーカー 2
そう、ポンチエにまとめろ、つって。
スピーカー 1
まずこれをやる目的を教えて。
スピーカー 2
目的を教えて。次にメリット・デメリットをね、あげましょうと。
スピーカー 1
問題点は何?課題は何?その対策ってこれでいいの?
スピーカー 2
それは真の原因なのかと。
スピーカー 1
であれば、過去に行く必要はないよねみたいな感じ。
スピーカー 2
そうじゃないよね。今果たせばいいよねと。
親殺しのパラドックスに対しての俺たちの答えは、検討が足りないと。突き返す感じですね。反抗は押せねえと。
スピーカー 1
まあそもそもで、現代サラリーマンって言うんだったら、人を殺すのは罪だよっていう話だから。
スピーカー 2
罪だね。あとまあそのタイムトラベルするにはやっぱり費用がかかるわけだよね。
タイムトラベルとかいいよ。
そこじゃねえよ。親を殺すこと自体がそもそもアウトじゃんって。何言ってんの。バカじゃん。
スピーカー 1
辻複はダメだよっていう。
スピーカー 2
コンプラ違反。
スピーカー 1
なんで会社の金でやろうとしてるのって話。
スピーカー 2
それによって会社が受けるダメージ考えてる?新聞に載りますよこれ。やめてからやってくれってことだね。
スピーカー 1
だから違うんだよ。そういう結論じゃないじゃん。
スピーカー 2
やりたいなら元会社員とかになってから、所属してる段階でやるなってことか。
スピーカー 1
いや、親を殺すなんていいんだよ。結論は。サラリーマン運動もう一回。
スピーカー 2
だいたいはそこで止まる話だね。
スピーカー 1
親を殺すなんて悪い話じゃん。
スピーカー 2
考えろよちゃんと。保険金おりないよそれじゃん。
パラドックスだもん。
あの手この手で止めてあげる必要が出てくるわけだね。